五條市地球温暖化対策実行計画(事務事業編)

計画策定の背景

・地球温暖化は人類の生存基盤に多大な影響を及ぼす極めて重要な環境課題であり、パリ協定に掲げられた長期目標「世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて2度より十分低く保ち、1.5度に抑える」の達成には、2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすることが必要です。
・我が国では、2020年10月に「2050年までに温室効果ガス排出量実質ゼロを目指すこと」を宣言し、2050年までに脱炭素社会を実現することが「地球温暖化対策の推進に関する法律」の基本理念に盛り込まれました。
・「地球温暖化対策計画」(令和3年10月22日 閣議決定)では、2030年度における温室効果ガス排出量を2013年度(平成25年度)比で46%削減することを目標とし、そのうち、「業務その他部門」については約51%削減するという高い目標が掲げられています。
・地球温暖化対策計画では、国、地方公共団体、事業者、国民といったすべての主体が参加・連携して取り組む必要があるとされています。この中で、地方公共団体の役割として、「地球温暖化対策実行計画(事務事業編)」に基づいて自ら率先的な取組を行うことにより、区域の事業者・市民の模範となることが求められています。

計画の期間

基準年度を、平成25(2013)年として、令和4(2022)年度から令和12(2030)年度までとします。ただし、社会情勢の変化や計画の進捗状況により、必要に応じて見直しを行います。

計画の対象範囲

五條市役所の事務事業を対象事業とし、出先機関、施設運営を外部委託している施設を含む全ての施設を対象範囲とします。

温室効果ガスの排出削減目標

目標年度(2030年度)に、基準年度(2013年度)比で、温室効果ガス(CO2排出量)の51%削減を目指します。

温室効果ガス削減目標
項目 基準年度(2013年度) 目標年度(2030年度)
温室効果ガス排出量 6,391 t-CO2 3,131 t-CO2
削減率 51%

 

五條市の事務事業による温室効果ガス排出量の推移について

温室効果ガス排出量の推移
  • 2021年度の総排出量は、ごみ焼却場の広域化、新し尿処理施設の開設、分散していた庁舎の新庁舎への移転・統合等により基準年である2013年度より大幅に減少し、3571 t-co2で44%の減少となりました。

 

  • 2022年度には、夢乃湯の休館により、A重油の使用量が減少している一方、全体的に電気使用量が上がったことにより、温室効果ガスの排出量は上昇し、4629 t-co2で、2013年度比で28%の減少となりました。

 

  • 2023年度は、前年度から施設の使用状況による大きな変化はなかったですが、全体の温室効果ガス排出量はわずかに減少しており、4532 t-co2で、2013年度比では、29%の減少となりました。

この記事に関するお問い合わせ先

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更新日:2025年01月31日