大塔町の交通と地図
大塔町の位置
五條市の最南部に位置する大塔町は、同じ五條市でも吉野川水系との分水嶺を越えた熊野川水系にあり、高い山と深い谷が織りなす急峻な地形の地域です。
東には大峯山、西には高野山があることから、昔は両聖地を東西に行き交う巡礼者が多かったそうで、北から南にかけても熊野川(十津川)に沿って西熊野街道が縦貫していることから、奥吉野地域の生活、経済を支える物資の中継地としても、参詣道中の宿場としても利用されてきました。
国道168号となっている西熊野街道は「五新街道」とも呼ばれており、現代も紀伊半島を縦貫する主要幹線として多くの利用をみています。
大塔町までのアクセス
電車・バスの場合
- 京都から 近鉄京都駅から近鉄八木駅下車バス
- 難波から 近鉄難波駅から近鉄八木駅下車バス
- 天王寺から 近鉄あべの橋駅から近鉄高田市駅下車バス
※いずれも十津川経由新宮行、または湯の峰・川湯温泉行の奈良交通バス
車の場合
- 西名阪郡山ICから国道24号。五條から国道168号を南へ。
- 阪和自動車三原JCTから南阪奈道葛城IC経由で五條へ。五條から国道168号を南へ。
- 河内長野方面から国道310号。五條から国道168号を南へ。
大塔町までの交通
大塔町までのアクセスには、公共交通機関としては奈良交通バスがご利用いただけます。ただ、自然の散策や観光には、自由に移動できる自家用車などが便利でしょう。
五條市の本陣交差点から大塔町に入るまでの距離は約27キロメートル。この区間の国道168号は峠道ながら、ほぼ2車線以上が確保されているため、自家用車でのアクセスは比較的快適です。 ただし、山間部のために霧が発生することも多く、冬季は積雪や凍結の心配があるため、チェーンや冬用タイヤは必須となります。また、落石にも注意が必要です。
大塔町を縦断する国道168号は整備が進み、一部区間を除き2車線となっていますので快適に走行できます。
大塔町を東西に通る県道「高野天川線」は拡幅工事が各所で実施されているものの、まだ1車線の区間も多く、カーブが連続しています。
大塔町の国道168号から高野山までは、野迫川村を通って20キロメートル足らずの距離ですから、ゆっくり走っても40分程度です。天川村役場までも同程度の距離です。
現在は交通量の少ない路線ですが、昔は徒歩で行き交う巡礼者で賑わった参詣道だったので、沿線には野川弁才天、天川弁才天ほか、弘法大師空海との関わりを伝える寺社や石仏などが多く残されています。
高野山から野迫川村に入る峠は「天狗木峠」といい、標高千メートルの高地を通るために、北には大阪、奈良の平野部が見通せ、東には大峯山脈までの雄大な山並みを一望できます。 雲海の名所としてカメラマンにも人気のスポットとなっています。
奈良交通バス詳細は下記のリンクをクリックしてください。
大塔町の観光マップ
大塔町周辺のご案内
平成17年、「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産に登録されましたが、吉野大峯、高野山、熊野の三霊場の中央に位置する大塔町では、世界遺産に登録された参詣道の一つ「大峯奥駈道」の一部が、大塔町の東に含まれています。
紀伊山地の豊かな自然に恵まれた大塔町には、大峯山脈や高野山方向への眺望に優れる「高野辻ビューポイント」や、美しい星空が楽しめる「星のくに」をはじめ、大塔温泉「夢乃湯」や「赤谷オートキャンプ場」など見どころ、遊び場も多く、大自然とのふれあいがたっぷりと楽しめます。
大塔宮や天誅組との関わりなど、歴史の味わいも深く、時間をかけてお楽しみいただける地域です。
(大塔町のちょっといいところです)
この記事に関するお問い合わせ先
五條市役所 大塔支所
電話:0747-36-0311
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更新日:2019年01月07日