北海道余市町と交流都市提携を締結しました

 五條市と、北海道余市町は、交流50周年の節目に交流都市提携を締結し、平成27年7月12日、余市町において締結式が開催されました。

北海道余市町での交流都市提携締結式典五條市と北海道余市の垂れ幕の前で、前方に花が飾ってある机に五條市長と余市町長が笑顔で並んで絞結書を見せている写真

 五條市と、北海道余市町は、交流50周年の節目に交流都市提携を締結し、平成27年7月12日、余市町において締結式が開催されました。 五條市と余市町との交流は、五條市立奈良県立五條高校賀名生分校の生徒が、余市町の農家で体験実習を受け入れていただいたことが始まりです。

 昭和41年から始まり、今年で50年の節目を迎えるこの体験実習は、4年生を対象に毎年7月、10日間の日程で行われます。生徒は1~2名ずつ余市町の果樹農家にホームステイして、サクランボの収穫、リンゴの摘果、ブドウの整枝などの実習をします。この実習は、働くことの大切さを知り、進路を切り開く基礎をつくる貴重な体験となっています。
 五條高校賀名生分校の父とも称される御勢久右衛門先生が、専攻のヒメマス研究調査のため、北海道の網走湖を訪れたのは、昭和41年4月のことでした。先生の胸にまず修学旅行の候補地として「北海道の自然」がひらめき、同時にこの広大な土地での果樹栽培、農業経営を実地に体験することは、生徒たちの将来に必ずプラスになる、との確信が生まれました。そして、北海道随一の果樹生産地、余市町が選ばれたのでした。余市町では、こうした実習生の受け入れは初めてでしたが、関係者が趣旨に賛同し、「実習兼修学旅行」という新しい試みが実現したのです。

 以来、実習生たちは受け入れ農家の園主ご夫妻を「お父さん、お母さん」とし、あるときは「師」として、農作業の手順や農業経営のノウハウを実際に肌で感じ、学ぶという貴重な体験を積み重ねてきました。

 平成25年7月には、当時48回目を迎えた体験学習の入町式にあたり、太田五條市長が余市町を訪れ、嶋余市町長と懇談を行いました。そして、平成26年5月には、余市町長が五條市を訪れ、両自治体間で災害時における相互応援協定を締結しました。

 そして平成27年7月12日、余市町において、太田五條市長、嶋余市町長はじめ両市町関係者列席のもと、交流都市提携の締結式が挙行されました。長きに渡る交流により築かれた五條市と余市町との信頼、絆を大切にしながら、共に歩んでまいりたいと考えております。

垂れ幕の前で、嶋余市町長と太田五條市長が握手を交わしている写真

交流都市を締結し、嶋余市町長と固い握手を交わす太田五條市長

50年にわたり絆を築いてこられた余市町と五條市の関係者の皆さんの集合写真

半世紀にわたり絆を築いてこられた余市町の農家のみなさんと五條高校賀名生分校のOBたちはじめ、関係者の方々

記念植樹を行いました 緑の中の看板の前で、嶋余市町長と太田五條市長が並んでいる写真

交流都市提携を記念し、北海道余市町の地で記念植樹を行いました

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更新日:2019年01月07日