No.186産地情報(来年に向けた柿づくりスタート)

来年の柿づくり準備スタート!~剪定講習会~
今年は例年よりも1週間程度早く柿の収穫が終了しました。
柿の収穫が終わっても休むことなく来年に向け、作業は続いていきます。
冬の作業の1つである剪定は長年の経験により技術を習得する難しい作業なので、基本的な作業方法について、柿生産団体が講習会を開催し、奈良県南部農林振興事務所の技術者などが講師となり、若手農業者などへ伝承されています。
剪定とは
柿の樹は自然な状態では上へと大きく成長します。
人が効率的に作業できるよう、柿を栽培するために枝を切り揃えることを剪定といいます。
剪定の目的は次のとおりです。
1.日当たり、風通しの良い園地、樹を作る。
剪定をしないと日当たりが悪くなり、果実の肥大や着色が不良となります。
また風通しが悪いと病気が発生しやすくなります。
2.実を付ける枝(結果母枝)を適正な数で配置する。
剪定せずにいると多くの実を付ける枝(結果母枝)から小さい実はつきますが、大きくておいしい果実をつくるためには枝の数を減らして果実の数を制限しなければなりません。
3.作業性の良い園地、樹を作る。
収穫にいたるまで、さまざまな作業をしなければなりませんが、枝が混み合っていると作業がしにくく効率が悪くなります。
4.樹を若く保つために枝を更新する。
枝も年をとっていきます。古い枝では生産性がわるくなるため、枝を切って若い枝に更新します。
(剪定講習会の様子)
JAならけん五條柿部会(平成30年12月8日実施)
JAならけんハウス柿部会(平成30年12月14日実施)
この記事に関するお問い合わせ先
農林政策課 柿振興室
電話:0747-22-4001
携帯電話:080-2119-8173
ファックス:0747-22-8210
メールでのお問い合わせはこちら
更新日:2019年01月07日