吉野川のプランクトン(水中の微生物)

川の中にある石などについている「藻」の中には、糸状のアオミドロや、あみ目状になったアミミドロなどいろいろな種類が見られます。小魚の隠れ家にもなっていますよ。石の表面には、ケイソウ類やアメーバの仲間などが暮らしています。小さいけれど、吉野川の生態系を支えるたいせつな仲間たちです。

石をブラシでこする写真

川の石を取ってきて、歯ブラシでこすって、表面に棲むプランクトンなどを観察しよう。

※このページで解説している微生物は、流れの緩い川で取ってきた石や水に見られたものです。

顕微鏡顕微鏡で見てみよう!

植物プランクトン 「川の命のつながりを支える生産者」

ケイソウ類の写真

珪藻(ケイソウ)類

川の生態系を支える生産者として、重要な仲間。石の表面など棲む。単細胞か、多数が連なった群体状になる。ケイ酸質の殻を持ち、たくさんの種類がある。ちなみにオタマジャクシなどの糞を観察すると、たくさんの殻が見られる。

ケイソウ類と藍藻類の写真

ケイソウ類(左)と藍藻類(右下)

藍藻類(らんそう)は、原始的な生物で、色素を持っていて、光合成ができます。シアノバクテリアの仲間です。

アオミドロ類の写真

アオミドロの仲間

川の中の石などに付いている緑色の藻類。顕微鏡で見るときれいです。

アミミドロの写真

アミミドロ

川の中の石などに引っかかっている緑色の藻類。よく見ると細かい網目状になっている。稚魚の隠れ家にもなっている。

クンショウモの1種の写真

 

クンショウモの1種

細胞が平面に並んで、勲章のような形の群体になる。

ツヅミモの1種の写真

ツヅミモの1種

細胞中央にくびれがあり,2つの半細胞がくっついたような形をしている。種類が多い。

ミカヂキモの1種の写真

ミカヅキモの1種

理科の教科書にも登場するおなじみの藻類。種類が多い。細胞は三日月形をしたものが多い。

動物プランクトン

ゾウリムシの1種の写真

ゾウリムシの仲間

細胞1つだけの単細胞動物。どこにでも見られる微生物で、池や水たまりの水、花瓶の中の水にだって棲んでいます。

ワムシの1種の写真

ワムシ類

代表的な動物プランクトン。種類が多い。

イタチムシの1種の写真

イタチムシ類

細長い体で、すばしっこい動きがイタチを連想させる。

有殻アメーバの1種の写真

有殻アメーバ類

石の表面などに、殻を持ったアメーバの仲間が見つかる。

カイアシ類

カイアシ類

小さいけれど、肉眼でも確認できるくらいの動物プランクトン。種類がとても多い。ケンミジンコ類と呼ばれることもある。尾部の横に付いているのは、たくさんの卵が詰まった「卵のう」。いわゆるミジンコ類とは違う仲間。

参考サイト

「やさしい日本の淡水プランクトン」電子図鑑

滋賀県琵琶湖・環境科学研究センター>プランクトン図鑑

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更新日:2019年06月20日