猿谷ダム・猿谷あいあい公園
五條市大塔町猿谷
花と展望のゾーン、猿谷ダム。
猿谷あいあい公園には、四季折々の花々が咲き乱れます。
※猿谷あいあい公園は、平成31年1月現在休園中


猿谷ダム(さるたにだむ)

猿谷ダムの築造は、昭和22年に経済復興計画の総合開発の一つとして十津川、紀ノ川総合開発事業が取り上げられたことに始まり、昭和32年に完成をみました。
これは、江戸時代よりの勘案となっていた奈良盆地における農業用水の不足を吉野川(紀ノ川上流)から分水することによって補う灌漑計画であるばかりでなく、奈良、和歌山両県にまたがる灌漑用水、上水道、工業用水、電源開発などを含む大事業であり、戦後の経済復興に大きく寄与する、わが国にとって画期的な試みでした。
これによって猿谷ダムを含めた新宮川水系の電力開発はクリーンな自然エネルギーで原子力発電所なみの出力を生み出すと共に、新宮川水系の分水を紀ノ川水系吉野川に送ることで、紀ノ川流域に悪影響を及ぼすことなく吉野川の分水を可能とし、奈良盆地の農産物増産をかなえました。
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更新日:2019年01月08日