がん患者アピアランスケア支援事業
アピアランスケアとは
アピアランスケアは、アピアランス(appearance:外見・人の容貌)・ケア(care:気にかける・手入れをする)という英語で、直訳すると「外見を気に掛けて手入れをする」という意味になります。
抗がん剤などをはじめとした薬物療法や放射線療法の副作用、外科療法により外見が以前より変化したことによる苦痛を軽減するために行われるケアです。
自分らしく元気に治療していくために
がんを治療された方の中には、一生懸命につらい治療を頑張ったが、外見が大きく変化したため「周りの人からどう思われるか気になる」「自分ではないような気がしてつらい」など、自分らしさが失われてしまったと感じ、社会参加をためらったりする人も少なくありません。
自分らしく人生を謳歌するため、その苦痛を少しでも軽減できるよう、五條市ではそのような苦痛や悩みを抱えている人に対して、医療用ウイッグ・乳房補正具の購入について助成金で支援を行います。
がん患者アピアランスケア支援事業について
対象者
次のすべての条件に当てはまる人
・申請日の時点において、過去1年以上五條市民であること
・がんと診断され、その治療を行った、又は行っていること
・抗がん剤の治療に伴い脱毛が認められる、または手術により乳房を切除していること
・医療用ウイッグや乳房補正具(左・右)などの購入に関し、他の法令等に基づく助成等を受けていないこと
助成内容
補正具の種類 | 助成対象経費 |
1 医療用ウイッグ | 医療用ウイッグ本体(装着時に皮膚を保護するためのネットを含む)の購入経費。ただし、本体価格に含まれない附属品やケア用品は対象としない。 |
乳房補正具 2 左側 3 右側 |
補正パット又は人工乳房(これらを固定する下着を含む)の購入経費。ただし本体には含まれない附属品やケア用品は対象としない。 |
補正具1種類(1~3)につき、それぞれ1回申請が可能。
助成金額
令和7年度より助成金額上限が2万円から4万円に変わりました。
医療用ウイッグ・乳房補正具(左・右)それぞれ1種類につき、対象経費の2分の1の額(ただし、上限4万円)を助成します。
(その額に1円未満の端数があるときは、その端数を切り捨てた額)
申請対象期限
申請日から過去1年以内に購入した補正具に対して申請ができます。
手続方法
以下の書類の必要事項を記入のうえ、健康推進課(カルム五條内)へ手続きの段階に応じて提出してください。
申請に必要な書類
・がん治療を受けた、または受けていることが分かる書類
(治療に関する説明書・診断書・治療方針計画書等)
・補正具等を購入した時の領収書又は明細書
・アピアランスケア支援事業助成金交付申請書 ( (様式1)申請書(PDFファイル:358.8KB))
請求に必要な書類
・助成金交付請求書 ((様式4)請求書(PDFファイル:250KB))
ご本人が申請に来ることが困難な場合は、代理人でも申請等ができます。その場合は、委任状が必要となりますので、委任状をダウンロードしてください。
委任状 (委任状(PDFファイル:104.9KB) )
アピアランスケア支援事業助成金交付申請書・委任状・助成金交付請求書の用紙はダウンロード可能ですが、健康推進課(カルム五條内)でも用意しています。
手続・制度に関する問い合わせ先:
健康推進課 健康推進係
電話:0747-22-4001(内線290)
アピアランスケアに関する相談が出来る医療機関
まずは、通院中の医療機関で相談ください。また、以下の医療機関窓口でも相談できます。
・奈良県立医科大学付属病院 がん相談支援センター (奈良県橿原市)
電話:0744-22-3051(内線1173)
時間:月曜日~金曜日(祝日除く) 9時~17時まで
・紀和クリニック(和歌山県橋本市)
・紀和ブレスト(乳腺)センター (和歌山県橋本市)
電話:0736-34-1255
時間:月曜日~金曜日(祝日除く) 13時~17時まで
・紀和病院 (和歌山県橋本市)
電話:0736-33-5000
時間:月曜日~金曜日(祝日除く) 13時~17時まで
この記事に関するお問い合わせ先
すこやか市民部 健康推進課
電話:0747-22-4001
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更新日:2024年04月01日