令和5年6月 所信表明
所信表明と議案説明
それでは、市長に就任して、最初の定例会に臨むに当たり、私の市政運営の基本的な考え方や所信の一端を申し上げ、議員並びに市民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。
この度、私は市民の皆様の温かいご支援をいただき、五條市長として市政運営に当たらせていただくことになりました。五條市政を担うことは、大変光栄であるとともに、その責任の重さを痛感し、本日この場に立ち、改めて身の引き締まる思いでございます。これまで9年間の五條市議会議員としての経験も生かし、五條市発展のため、全力で職務に当たる所存であります。
私は、市長選挙を通じ、多くの市民の皆様とお話をさせていただき、市政に対するご意見や、期待されること、また不安に思われていることなど、たくさんのことをお伺いしました。
特に、人口減少と市の活力の低下は、五條市のみに限った事ではなく、全国の多くの自治体が直面している課題でありますが、平成17年の1市2村合併の際には3万8千人余りいた人口も、令和4年度末では2万8千人と3万人を割り込み、特に高齢化率が高い山間地域においては過疎化が進み、地域力の低下やコミュニティの維持が懸念される状況も生まれています。
子どもたちが、生まれ育った故郷に誇りと愛着をもって住み続けられるまちづくりを進め、次の世代にしっかりと引き継いでいけるよう、地域活性化への取組は、喫緊の行政課題であることを、改めて痛感したところであります。
国においては先般、新型コロナウイルス感染症の5類への見直しが行われ、インバウンドの復活や民間企業の業績が向上するなど、3年間続いたコロナ禍から脱却し、日本経済の活性化が期待される一方、急激な円安等による物価高騰は、私たちの生活に大きな影響を与えています。
このような状況ではありますが、五條市の活気や元気が失われることの無いよう、市民の皆様が真に望んでいることを、一つ一つ実現し、市民の「満足度」をアップさせることで、人口減少に歯止めをかけ、活力ある五條市を復活させ、誰もが生き生きと、安心して暮らせるまちづくりの実現に向け、取り組んでまいります。
次に、私の市政運営に当たっての基本的な考え方について申し上げます。
まず、市民の皆様の声を広く聴き、常に市民のための仕事をしているという意識を持って日々の業務を進めてまいります。また、職員も五條市の将来に夢を描き、その実現に向け汗をかき、知恵をしぼり、積極的に業務に取り組むことで、市民から信頼され、市民にしっかりと寄り添った行政が実現し、福祉の向上が図れるものと考えています。全庁挙げてその意識の徹底を図ってまいります。
また、市民の声の代弁者である議員各位とは、市政にとって真に必要な政策等について常に議論を深め、市民の納得感が得られる市政運営に努めてまいります。
次に、子どもから高齢者まで誰もが笑顔になり、安心して日々の生活が送れるよう施策を推進してまいります。子育て環境の充実や高齢者支援施策など、生活に直結する行政課題は山積しております。本市の財政状況は厳しい中ではありますが、限られた財源を効果的に生かし、必要な施策を推進してまいります。
(以降省略。続きは、以下のPDFファイルをご覧ください)
ダウンロードファイル
この記事に関するお問い合わせ先
市長公室 秘書広報課
電話:0747-22-4001
メールでのお問い合わせはこちら
更新日:2023年06月01日