(重伝建地区内)やなせ屋及びまちなみ伝承館の運営に関する サウンディング型市場調査

「五條市滞在体験型観光施設 やなせ屋(以下、やなせ屋)」及び「五條市新町まちなみ伝承館(以下、まちなみ伝承館)」は、重要伝統的建造物群保存地区「五條新町」内にある市の公共施設です。五條新町は江戸時代初期に、五條藩が整備した城下町で、五條の歴史と共に発展した新町には、様々な年代に代表される建築様式が残されており、2010年(平成22年)に、重要伝統的建造物群保存地区に指定されました。しかし、五條新町の地区内では起業する事業者等も見られるものの、全体的には少子高齢化が進み、空き家の増加などの課題を抱えています。

市では地域の課題に対応し、観光振興、にぎわいづくりによる関係人口の増加及び、地域の住環境保護、地域コミュニティの活性化を目指して、これらの施設を宿泊、飲食やコミュニティ交流の場にリノベーションし、地域づくりの核としたいと考えています。

以下の手順で事業展開を考えています。

1.サウンディングにより公共施設の運用方法を見直し(条例改正を含む/令和7年度)

2.事業パートナー(改修、施設運営事業者)を決定(令和7年度)

3.必要に応じた改修を実施(令和8年度)

4.指定管理者制度等で運営(令和8年度または9年度から運営開始)

事業の実施にあたっては、PPP事業のEOI方式を採用し、設計、改修、運営を民間事業者で行い、公費で負担すべき部分に係る費用(自主事業及び民間営利のための改修を除く)を市が負担することを予定しています。なお、運営については指定管理者制度を導入する予定です。

この市場調査は利用希望者と直接対話することにより、民間事業者や団体の意見や、新たな提案の把握等を行い、市の条例改正、規制緩和、施設改修及び事業の検討を進展させるための情報収集を目的としています。

得られた活用案を参考に、管理運営について検討したのち、令和7年度に計画を策定、8年度に必要な改修等を実施し、令和9年4月ごろから施設の運営開始を目指しています。

※EOI(Early Operator Involvement)方式:公共施設の運営事業者を先行決定することで民間事業者が主体的に専門性や技術力を発揮できる公民連携手法

施設の概要

施設名称

所在地

構造

階数

延床面積

まちなみ伝承館

五條市本町2丁目14

木造

2

487.19

五條市滞在体験型観光施設(やなせ屋-住宅)

五條市本町2丁目7-3

木造

2

122.10

五條市滞在体験型観光施設(やなせ屋-蔵)

五條市本町2丁目7-3

木造

2

42.50

matinamidenshoukan

1.実施方針の公表

令和7年8月19日(火曜日)

2.サウンディング参加申込/実施期限

令和7年9月12日(金曜日)

3.施設説明会/サウンディング

申込に応じて随時調整します

4.実施結果概要の公表

令和7年9月19日(金曜日)

この記事に関するお問い合わせ先

総務部 行政経営管理課
電話:0747-22-4001
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更新日:2025年08月19日