五條の祭り・伝統行事

生活に根づいた年中行事や、人々の祈り・願を込めた祭りがあります

  • 五條地区
    • 陀々堂の鬼はしり
    • 流し雛
    • 御仮屋
  • 西吉野地区
    • 岳祭り
    • 賀名生秋祭り
  • 大塔地区
    • 篠原おどり
    • 惣谷狂言
    • 阪本踊り

五條地区

陀々堂の鬼走り(だだどうのおにはしり) 大津町 念仏寺

陀々堂の鬼走りの様子の写真

毎年1月14日夜、父・母・子の3人の鬼が、燃え盛る松明を手に茅葺き屋根の堂内を練り歩きます。阪合部の人々に福をもたらす「春来る鬼」として、少なくとも室町時代から500年以上続く行事です。重要無形民俗文化財。

流し雛(ながしびな) 南阿田町

流し雛の様子の写真

源龍寺の近くでは、旧暦3月3日の節句に、千代紙の着物を着せた雛を竹の皮の舟に乗せ、吉野川へ流します。雛は婦人病の平癒にご利益のある、加太の淡島へ流れ着くといわれます。現在は4月の第1日曜日の行事です。

御仮屋(おかりや) 阿太地域、北宇智地域の各町

御仮屋の写真

10月。村ではトウヤ(頭屋)を中心に、御仮屋と呼ばれる小さな社を造って神霊を迎え、神饌(しんせん)を供えて祀ります。神が戻った後の直会(なおらい)では、神と人の一体感を確認します。中世に始まる宮座の祭礼です。

西吉野地区

岳祭り(だけまつり) 西吉野町夜中 波宝神社

岳祭りの様子の写真

銀峰山の山頂、波宝神社で毎年9月の第2日曜日に行われます。西吉野では最も大規模な秋祭りで、古式にのっとった勇壮なお祭りです。

賀名生秋祭り(あのうあきまつり) 西吉野町大日川

賀名生秋祭りの様子の写真

毎年10月中旬、五穀豊穣を感謝し、翌年の豊作を祈って行われます。金の御幣を先頭に、老若男女がかついだみこし行列が練り歩きます。

大塔地区

篠原おどり 大塔町篠原 天神社

篠原踊の様子の写真

毎年1月第3日曜日に天神祭で奉納されます。歌も踊り方も種類が多く、太鼓踊りとして知られています。県無形民俗文化財の指定を受けているこの踊は、むかし獰猛なオオカミを退治するため、村中総出で氏神様に踊を奉納したところ願いが叶ったことから、以来踊り続けられていると言われています。

惣谷狂言(そうたにきょうげん) 大塔町惣谷 天神社

惣谷狂言の様子の写真

古くから惣谷地区で正月の神事初めに氏神の天神社と円満寺の境内で奉納のため行なわれてきました。昭和33年に復活されて以来保存会によって「鬼狂言」「狐つり」など8曲が伝えられており、毎年2曲が1月25日に天神社で奉納されています。県無形民俗文化財に指定されています。

阪本踊り(さかもとおどり) 大塔町阪本 天神社

阪本踊りの様子の写真

阪本天神社の盆踊りは、特に山村らしい風情を残すことから「阪本踊り」と呼ばれ、県無形民俗文化財に指定されています。悲しい物語を伝える政吉踊りをはじめ、大文字屋、豊年など20以上の踊りが伝わっています。毎年4月29日と8月15日に踊られています。

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教育委員会事務局 文化財課
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更新日:2022年03月31日