まちや館の概要

まちや館

※平成23年4月1日より指定管理者制度で運営しています。
(お問い合わせは直接まちや館まで)

 まちや館として生まれかわったこの建物は、かつては辻家住宅として実際に使用されていたものです。
 江戸時代の風情を今に残す新町通に面し、重厚な雰囲気の古い家屋が数多く残るなかでも、特に風格ある町家づくりの建物のひとつです。長い年月を経て今に残ったこの建物を復原修復し、往時の町家の様子をうかがい知るこのとできる施設となっています。

まちや館外観の写真

奈良県五條市本町2丁目6番6号
電話:0747-23-2203

施設概要

 建物そのものを展示物とする「まちや館」では、江戸時代の伝統的な町家建築の様式による家屋のほか、井戸やかまど、箱階段なども復原され、当時の暮らしを偲ばせています。
 また、このまちや館を生家とする文武の偉人『木村篤太郎』を紹介するコーナーでは、同氏ゆかりの貴重な資料が数多く展示されています。

建物の構造と特徴

 この建物は、新町通り北側のやや曲がったところに建っているため、道路沿いの室はやや不整形になっています。伝統的な町家建築の様式をとり、主屋はその様式から江戸末期頃のものとみられています。
屋根形式は本瓦葺で切妻造の平入、外壁は塗家造の白壁腰板貼りとなっています。平面形式は、桁行約3間(約5.4 メートル)、梁間3間半(約6.3メートル)前後の主屋に2間(約3.6メートル)四方の角屋(座敷)をつけたものです。室は6畳と8畳の2間からなり、土間にはもともと「つし」はなく、吹き抜けになっていました。
 なお、今は窯屋が後方へ下屋になって出ており、角屋の屋根は高く、主屋と軒先をそろえている点が古風です。

関連情報

この記事に関するお問い合わせ先

教育委員会事務局 文化財課 町並保存整備室
電話:0747-26-1330
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更新日:2019年06月27日