市立五條文化博物館

市立五條文化博物館

おしらせ

・市立五條文化博物館は令和6年4月1日から下記の指定管理者による運営となりました。
(指定管理者:一般社団法人日本文化資産支援機構・0747-30-4761)

・令和6年度秋季特別展「吉野の漆掻き用具」を開催します。
・図録・刊行物の通信販売をおこなっています。
・令和6年度秋季特別展『吉野の漆掻き用具』の図録販売を開始しました(2024年11月16日)

博物館の写真

市立五條文化博物館について

沿革

市の内外に伝わる文化遺産を収蔵・公開するとともに、新たな「五條文化」の発信基地をつくる目的で、平成3年度(1991)から平成6年度(1994)に博物館の建設事業が実施されました。事業当初は歴史資料館建設としての位置づけでしたが、やがて登録博物館を目指し、文化庁の指導を仰ぎつつ軌道修正を行いました。建築の設計・監理は、建築家の安藤忠雄氏に委託しました。そして、平成7年4月29日、県内初の地域の歴史を総合的に展示・研究する市立の単独施設として開館しました。また、平成9年(1997)11月には、本館の西隣に安藤氏が設計した別館が竣工しました。

開館までのあゆみ

開館までのあゆみの年表
できごと
平成3年(1991) 1月 資料館建設基本計画書の策定
6月 資料館建設委員会の設置
平成4年(1992) 1月 資料館展示等企画委員会の設置
平成5年(1993) 2月 本館の建築工事に着手
4月 資料館展示等実行委員会の設置
5月 起工式
平成6年(1994) 6月 建築工事完了
6月 展示工事着手
12月 市立五條文化博物館条例施行
平成7年(1995) 3月 展示工事完了
4月 博物館登録原簿への登録
4月 本館竣工式

施設概要

博物館は、五條市の北部に連なる金剛山地の南麓、標高約300メートルにあります。森に囲まれた館からは、東に三重県境の高見山、南に市街地と紀伊山地の山並みを一望することができます。

敷地面積

14,576.39平方メートル

本館

(建築面積715.11平方メートル 延床面積2,021.4平方メートル)

博物館の外観

本館の外観

円形広場

円形広場

円筒形の本館は、鉄筋コンクリート造で周囲の景観と調和するように半地下式に建てられています(地上1階地下2階)。外壁は亜鉛引き鉄板で覆われ、内壁は安藤氏独特のコンクリート打放しで仕上げられています。建物の中心に円形広場を配置し、内部には大きな吹き抜けが設けられています。
円筒形の形から、公募によって「ごじょうばうむ」の愛称がつけられています。

別館

(建築面積253.16平方メートル 延床面積225.62平方メートル)

別館の外観

別館の外観

別館和室

別館和室

別館は、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造り(地上1階地下1階)で、14畳(8畳・6畳の2間)の和室と休憩・多目的室が設けられています。
この別館は、市民の方の文化活動や研修活動の場としてご利用いただけます。

利用案内

所在地 〒637-0091 奈良県五條市北山町930番地の2
電話 0747-24-2011
ファックス番号 0747-24-2010

開館時間

9時から17時まで(入館受付は、16時30分まで)

休館日

月曜日、祝日の翌日と年末年始(12月29日から1月3日)
※五條市北部地域に暴風警報など気象警報発令時は休館いたします。

入館料

一般 300円(団体 240円) 高校生・大学生 200円(団体 160円)

  • 団体は20人以上です
  • 中学生以下は無料です
  • 障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料です。

展示案内

常設展示

常設展示は、「五條の歴史と文化」のテーマで構成されています。3階のエントランスから2階、1階へと大きな吹き抜けを下りながら、先史時代以来の五條の移り変わりを、考古資料、古文書、民俗資料、写真などによってたどります。

常設展示室の吹き抜け

常設展示室の吹き抜け

3階エントランス

3階エントランスでは、奈良時代に創建された榮山寺八角堂(国宝)の内陣(ないじん)を再現し、天平期の装飾画(重要文化財)を写真と五面マルチ映像で紹介しています。

2階展示室

2階展示室の写真

「五條文化の始まり」、「古墳時代の五條」、「都と五條」、「五條地域の荘園と武士」という通史に沿ったテーマで、旧石器時代から中世にかけての五條を紹介しています。また、「金石文」、「仏教美術」、「五條の万葉」というテーマに焦点をあてた展示もあります。
内壁に設置してある「五條歴史年表」は、先史時代から現代までの五條の歴史の流れをつかむのに便利です。

1階展示室

1階展示室の写真

「近世の五條」、「近代への胎動」というテーマで、地域で守り伝えられてきた古文書や絵図などの資料や映像を使って、この時代の五條を紹介しています。また「祭りと行事」では、現在に伝わる「陀々堂の鬼はしり」や「御仮屋」など五條の人々の信仰を紹介しています。

これまでの企画展・特別展

・令和5年度秋季企画展「五條で起こった大事件~天誅組の変160年」
・令和2年度秋季企画展「五條の古墳を掘る―奈良県立橿原考古学研究所・同附属博物館収蔵品の里帰り展」
・令和2年度夏季企画展「藤岡玉骨と与謝野寛・晶子」
・令和元年度秋季特別展「榮山寺」
・令和元年度夏季企画展「ちょっと昔の五條の写真」
・平成31年度春季特別展「天誅組兵糧方・郡方向役 林豹吉郎の姿~ある鋳物師の物語」
・平成31年度冬季特別展「追儺 五條の冬の行事」
・平成31年度秋季特別展「森田節斎」
・平成31年度夏季特別展「五條猫塚古墳発掘60年」

交通案内

アクセスマップ

アクセスマップのイラスト

電車・バスをご利用の場合

JR和歌山線五条駅下車、五條市コミュニティバス「五条駅・田園方面ライン」に乗車し、「田園1丁目」下車、北へ約1.5キロメートル
(JR五条駅北口から博物館まで3.7キロメートル、改札口から博物館まで4.1キロメートル)

※土曜日・日曜日・祝日のバスの時刻は下記の通りです。
五条駅発 9時16分、12時07分、15時30分(田園1丁目まで約15分)
田園1丁目発 10時02分、12時42分、16時02分(五条駅まで約15分)
※平日ダイヤについてはこちらを参考ください。

自動車をご利用の場合

大阪方面から

南阪奈道路葛城インターチェンジを降り太田南交差点を右折、県道30号御所香芝線・県道261号西佐味中之線(通称山麓線)を直進
(葛城インターチェンジから博物館まで約15キロメートル)

和歌山方面から

京奈和自動車道五條インターチェンジを降り五條インターチェンジ前交差点を左折、国道310号中之町北交差点を右折、県道30号西佐味中之線を直進
(五條インターチェンジから博物館まで 3.2キロメートル)

奈良方面から

国道24号、京奈和自動車道、県道30号御所香芝線・県道261号西佐味中之線などを利用

この記事に関するお問い合わせ先

教育委員会事務局 文化財課
電話:0747-24-2011
メールでのお問い合わせはこちら

更新日:2024年11月26日