平成24年五條市議会第2回6月定例会会議録(第3号)藤冨議員一般質問

日時 平成24年6月11日(月曜日) 10時 開議

議事日程

第1 一般質問

6 藤冨美恵子

  1. 市営住宅について                                                    
  2. みどり園の移転について
  3. 市長の政治姿勢について  
    1. 政治倫理条例について
    2. 斎場の指定管理者制度の導入について
    3. 使用済み核燃料中間貯蔵施設の県内設置の検討について
    4. 「官製談合」情報について

7 大谷龍雄

  1. 責任を果たせるごみ処理事業を目指した御所・田原本環境衛生事務組合への加入について                     
    1. 加入の妥当性について           
      • ア 地元との協定書の正確な解釈とその厳守について               
      • イ 建設費を始めとする諸費用の軽減について                      
    2. 解決の求められる課題について   
      • ア ごみの分別と収集について     
      • イ 中継施設の確保とその内容について          
  2. 台風12号豪雨災害に関連する猿谷ダム等の緊急放流防止対策等について 
    1. 常時満水位の引下げの要求について                            
  3. 五條市営住宅条例に基づく市営住宅の適正な管理運営について  
  4. 水道水の不正使用疑惑問題について
  • 第2 報第 3号 平成23年度五條市土地開発公社の決算及び事業の報告について
  • 第3 報第 4号 平成23年度財団法人大塔ふる里センターの決算及び事業の報告ついて
  • 第4 報第 5号 平成23年度五條市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について
  • 第5 報第 6号 平成23年度五條市一般会計事故繰越し繰越計算書の報告について
  • 第6 報第 7号 平成23年度五條市簡易水道特別会計繰越明許費繰越計算書の報告について
  • 第7 報第 8号 平成23年度五條市下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告について
  • 第8 報第 9号 平成23年度五條市介護保険特別会計繰越明許費繰越計算書の報告について
  • 第9 報第10号 平成23年度五條市水道事業会計予算繰越計算書の報告について
  • 第10 報第11号 専決処分の報告、承認を求めることについて(五條市税条例の一部改正)
  • 第11 報第12号 専決処分の報告、承認を求めることについて(五條市国民健康保険税条例の一部改正)
  • 第12 議第35号 五條市斎場条例の全部改正について
  • 第13 議第36号 五條市個人情報保護条例の一部改正について
  • 第14 議第37号 五條市職員定数条例の一部改正について
  • 第15 議第38号 五條市税条例の一部改正について
  • 第16 議第39号 五條市立公民館条例の一部改正について
  • 第17 議第40号 五條市立保育所条例の一部改正について
  • 第18 議第41号 五條市印鑑条例及び五條市手数料徴収条例の一部改正について
  • 第19 議第42号 五條市火災予防条例の一部改正について
  • 第20 議第43号 奈良県後期高齢者医療広域連合規約の変更について
  • 第21
    • 議第44号 市道路線の変更について
    • 議第45号 市道路線の変更について
  • 第22 議第46号 財産の取得について
  • 第23 議第47号 平成24年度五條市一般会計補正予算(第1号)議定について

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり

出席議員(13名)

  • 1番 福塚実
  • 2番 山口耕司
  • 3番 吉田雅範
  • 4番 堀川浩美
  • 6番 川村家廣
  • 7番 藤冨美恵子
  • 8番 池上輝雄
  • 9番 益田吉博
  • 10番 山田澄雄
  • 11番 峯林宏政
  • 12番 花谷昭典
  • 14番 大谷龍雄
  • 15番 田原清孝

欠席議員(1名)

  • 13番 土井康嗣

説明のための出席者

  • 市長   太田好紀
  • 副市長   丸谷昭典
  • 教育長  堀内伸起
  • 市長公室長  樫内成吉
  • 総務部長    竹田和彦
  • すこやか市民部長    山本邦美
  • あんしん福祉部長  櫻井敬三
  • 産業環境部長    辻信彦
  • 都市整備部長 森本敏弘
  • 消防長  窪佳秀
  • 教育部長    町口正治
  • 水道局長     中永充
  • 会計管理者  上孝男
  • 西吉野支所長     丸山勝秀
  • 大塔支所長     山田善久
  • 財政課長    和田剛明
  • 市長公室次長   新井健夫
  • 秘書課長    竹本勝治
  • ふるさと創造課長   河村康友

事務局職員出席者

  • 事務局長  乾旬
  • 事務局次長 藤谷光一
  • 事務局係長 笹谷豊
  • 事務局主任 片山仁美
  • 速記者    柳ヶ瀬五美

10時00分再開

議長(益田吉博)

ただいまから去る8日の延会前に引き続き本会議を再開いたします。

土井康嗣議員から欠席届が出ております。

議長(益田吉博)

ただいまの出席議員数は定足数に達しておりますので、会議が成立いたします。

議長(益田吉博)

本日の日程につきましては、お手元に配布済みのとおりであります。

配布漏れはございませんか。──。

これより日程に入ります。

議長(益田吉博)

日程第1、一般質問を行います。

この際申し上げます。議員各位の質問並びに理事者側の答弁は明瞭、的確にお願いいたします。

議員各位には申合せのとおり、一般質問は全て質問席から一問一答方式により行うことといたします。

なお、理事者側の答弁は全て自席からといたしますので、本趣旨を御理解いただき、議会運営に御協力くださいますようお願いいたします。

また、議員各位には一般質問の時間は質問と答弁を含めて90分以内といたします。

理事者側各位にも御協力をお願いいたします。

 

初めに7番藤冨美恵子議員の質問を許します。7番藤冨美恵子議員。

 

〔7番 藤冨美恵子質問席へ〕

7番(藤冨美恵子)

おはようございます。

それでは議長より発言の許可をいただきましたので、通告いたしましたとおり一般質問をさせていただきます。

まず市営住宅についてでございます。

五條市の市議会議員が、市の許可を得ず増改築をしていたことと、また収入超過者、高額所得者で市から市営住宅を明け渡すように言われていたにもかかわらず、15年間住み続けていたことが、新聞、テレビ等で大変問題になりました。

部長にお尋ねいたします。

今回、どのような経緯で通告書を送付することになったのか。

そして、市が送付した通告書内容、何に違反したかということですね。お尋ねいたします。

議長(益田吉博)

森本都市整備部長。

都市整備部長(森本敏弘)

7番藤冨議員の御質問にお答えをさせていただきます。

まず経緯経過等でございます。このことにつきましては、平成24年の2月の24日に匿名ですが、五條市の方に投書が入りました。それを受けまして関係課いろいろと協議をさせていただきまして、その内容等を検討した結果、最終的に通告書を出そうということで、通告書を出させていただきました。

その後、入居者の方につきましては、住宅を退去していただいております。しかし原状復帰というのが残ってございますので、その分につきまして、本人の方に撤去をしていただきたいと、原状復帰をしていただきたいということでお願いもしておるところでございます。

ただ、市もかなり10数年にわたって放置しておったという責任も当然あろうかと思いますが、本人の方にはすぐに伝えておりますし、本人の方もそういう形で努力していくということで、今現在に至っております。

以上でございます。

それと、何に違反したかということでございます。これにつきましては、五條市営住宅条例の28条、「入居者は、市営住宅を模様替し、又は増築してはならない。」こういったことに違反しておる、いわゆる条例の28条の違反でございます。

以上でございます。(「7番」の声あり)

議長(益田吉博)

7番藤冨議員。

7番(藤冨美恵子)

五條市の市営住宅の現状については、先日、福塚議員が質問されておりました。

旧五條市内で、現在入居している504戸のうち、何らかの増築をしている戸数は232戸で、そのうち居室の増築が147戸。147戸のうち、増築等、許可済みの住宅が10戸で、そして入居するときに、もう既に増築されていた住宅41戸を除くと、居室の増築違反は96戸になり、通告書送付対象者になるということですが、今回通告書は違反している96戸、全てに出しましたか。

議長(益田吉博)

森本都市整備部長。

都市整備部長(森本敏弘)

7番藤冨議員にお答え申し上げます。

今まだ現在通告書を出しておるのは、1件でございます。それは今現在、状況等を詳細に調査中でございまして、その調査後に必要とあらば、対象者に対しては通告書を出すということで予定をいたしております。

以上でございます。(「7番」の声あり)

議長(益田吉博)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

今回、1戸だけにしか通告書を出さなかったということでございますけれども、その理由を市長にお尋ねいたします。

議長(益田吉博)

太田市長。

市長(太田好紀)

7番藤冨議員の質問にお答えを申し上げたいと思います。

平成24年2月28日付けで送付いたしました通告書につきましては、2月24日、市民により匿名での投書があり、現状の確認及び調査を指示いたしました。

対象の市営住宅は、床面積28平方メートルの木造平屋建て住宅に2階部分の増築も含め70平方メートルを超える増築や門・柵・塀などの工作物もあり、社会通念上の範囲を著しく逸脱している悪質なものと判断するに至りました。

また、隣接の空き家住宅を無断使用していること、家賃算定基準による退去義務が伴う収入超過、高額所得を繰り返している状況など、総合的に判断の上、通告書の内容等、弁護士と相談し、増築部分の撤去並びに空き家無断使用の中止の通告を書面により行いました。

以上、答弁とさせていただきます。(「7番」の声あり)

議長(益田吉博)

7番藤冨議員。

7番(藤冨美恵子)

今市長から悪質であったということでございますけれども、これは委員会でも申し上げましたけれども、私はそういう投書が来た時点でほかにも悪質なところがないかまず調査をして、あれば、その悪質なところに、全て同時に通告書を出すべきであったのではないかと思います。

次に、部長、市営住宅の家賃をお尋ねいたします。

議長(益田吉博)

森本都市整備部長。

都市整備部長(森本敏弘)

7番藤冨議員の質問にお答えさせていただきます。

市営住宅の家賃でございます。家賃の算定につきましては、年間所得あるいは家族構成等々によって異なりますが、入居の際、入居収入基準を確認し、控除額、そういったものを差し引いた額を12箇月で割った額が、月の家賃ということで確定いたします。

現在の五條市の住宅の家賃の収入、収入分位で一で言いますと、最低が400円、最高が2万5,400円というような形になっております。

ただあと、所得によって別途加算をするということにはなっております。

以上でございます。(「7番」の声あり)

議長(益田吉博)

7番藤冨議員。

7番(藤冨美恵子)

収入超過者及び高額所得者、その判定基準についてもお尋ねいたします。

議長(益田吉博)

森本都市整備部長。

都市整備部長(森本敏弘)

7番藤冨議員にお答え申し上げます。

家賃算定年度の前年度、いわゆる2年前の10月1日現在の所得証明で算定をし、また公営住宅法が改正され、入居収入基準等が変わっております。収入超過者及び高額者の判定基準が平成20年度以前は収入超過者で20万円以上、高額所得者で39万7千円以上、平成21年度から23年度までは収入超過者で15万8千円以上、高額所得者で31万3千円以上、平成24年度以降は収入超過者で25万9千円以上、高額所得者で31万3千円以上となっております。

なお、平成21年4月1日現在、既に市営住宅に入居済みの方につきましては、制度改正後5年間は法改正前の収入基準により収入超過者及び高額所得者として認定をいたしております。

以上でございます。(「7番」の声あり)

議長(益田吉博)

7番藤冨議員。

7番(藤冨美恵子)

次に平成20年度から平成24年度までの収入超過者戸数、及び高額所得者戸数をお尋ねいたします。

議長(益田吉博)

森本都市整備部長。

都市整備部長(森本敏弘)

7番藤冨議員にお答え申し上げます。

平成20年度の高額所得者は4件、収入超過者20件、平成21年度高額所得者は4件、収入超過者は20件、平成22年度高額所得者は1件、収入超過者は20件、平成23年度高額所得者は1件、収入超過者は19件、平成24年度は高額所得者ゼロ、収入超過者は11件であります。

以上でございます。(「7番」の声あり)

議長(益田吉博)

7番藤冨議員。

7番(藤冨美恵子)

我々襟を正すべき市会議員が、市の許可なくして増改築をし、また収入超過者、高額所得者であるにもかかわらず市営住宅に住み続けていたことについては、大いに反省を促すところでございます。

しかしその一方、今日までの長きにわたり、管理者側の五條市の管理も非常にずさんであったと思います。

市の管理責任について、市長はどのように考えておられるのか。お答えください。

議長(益田吉博)

太田市長。

市長(太田好紀)

7番藤冨議員の質問にお答えを申し上げます。

管理責任ということ、当然これはあります。私も市長にならせていただきまして、こういうことに携わって本当に今までの流れ、過去の経緯は別としてこれは大変遺憾であると、そういうふうに思っています。

今回、これをきっしょにして、全てを整理したい。そういう形の中で、今回のことから全てに関して今調査をし、適正な判断をし、弁護士と相談しながら進めてまいりたい、そういうふうに考えております。

以上です。(「7番」の声あり)

議長(益田吉博)

7番藤冨議員。

7番(藤冨美恵子)

次に、みどり園の移転についてお尋ねいたします。

質問に先立ちまして、市長にお願いがございます。

関係のない話は控えていただき、私が質問したことに対してのみ、明瞭かつ的確にお答えください。よろしくお願いいたします。

5月28日、議会運営委員会が開かれ、御所・田原本環境衛生事務組合に加入するに当たり、五條市から3名の仮の議員が選出され、5月31日に御所市で行われた御所・田原本環境衛生事務組合の協議会に出席されました。

そして、6月4日の議員全員協議会でその報告があり、そこで市長、あなたがうそをついていたことがわかりました。

これまで資料を請求しても、市長は「ない。」、いろいろ質問しても、「まだ決まっていない。全ては御所・田原本環境衛生事務組合に五條も加入してから、その中で決めていく。」と言ってこられましたが、もう既に、いろいろ決まっていたことがわかりました。

いわゆる迷惑料、地元対策費の五條市の負担割合も、ごみの分別についても、御所・田原本の関係者の方から、「去年から決まっていて、五條市長に言うてある。なんで、知らんのや。」と言われたそうでございます。

市長、去年から決まっていたんじゃないですか。ずっとうそをつき続けてきたんですね。

市長、以前より知っておられたかどうか、お答えください。うそをついたり、ごまかしたりせずに、正直にお答えください。うそを言うと虚偽の答弁になります。お尋ねします。

議長(益田吉博)

太田市長。

市長(太田好紀)

7番藤冨議員の質問にお答えを申し上げます。

うそは言ったことはございません。

この金額につきましても、26日御所市長、田原本町長とその中において初めてそこで聞かされたということであります。

以上です。(「7番」の声あり)

議長(益田吉博)

7番藤冨議員。

7番(藤冨美恵子)

初めて聞かされたと言われましたけれども、これまで議会で全ては御所・田原本環境衛生事務組合に五條も加入してからその中で決めていくと言ってこられました。ところが、この前の31日に御所に行かれたときに、もう3人の議員はそこで出てきた、決まったのを見ているわけです。

これについては、いかがですか。

議長(益田吉博)

太田市長。

市長(太田好紀)

7番藤冨議員の質問にお答えを申し上げます。

先日の御所・田原本の協議会におきましては、その他の案件でこの件、負担率が出てきました。これに関しては、そこで上程をして、その中で今度は御所市・田原本さん・五條市に持ち帰って協議をしていただきたいとそういうことの中身があって、そこで決定したわけではありません。いったん、土台に乗せて、これから議会において皆さんで協議をしていくと、そういうことであります。

以上であります。(「7番」の声あり)

議長(益田吉博)

7番藤冨議員。

7番(藤冨美恵子)

私が聞いておる話と随分と違います。

そして全協でこの間も報告されましたけれども、そこで聞かせていただいた話とも全然違っております。

そして「話を聞くだけ」と言われて3人の議員の方々が5月31日に御所に行ったら、話を聞くだけではなく、規約の変更を、市長、する場であったそうですね。

それから、その会議の中で、山田議員、福塚議員は、益田議長から、同意せずに、持ち帰るように言われており、また資料についても、五條市議会全体で協議していないことから、「五條に持ち帰る。」と言い、規約の変更について「同意できない。」と御所・田原本環境衛生事務組合の方々にも説明されたと聞きました。ところが、その後ですが、太田市長は、「規約の変更に同意してほしい。」何も言わずに了承するように議員に言われたんですよね。

そのあと、議員が同意していないにもかかわらず、「規約に関しては、今3人の議員の了解を得た。」と発言したので、大変びっくりされたそうです。

このことについて、合っているか、間違っているか、お答えください。

議長(益田吉博)

太田市長。

市長(太田好紀)

藤冨議員の質問に答えさせていただきます。

間違っております。

以上です。(「7番」の声あり)

議長(益田吉博)

7番藤冨議員。

7番(藤冨美恵子)

私がこの間全協で聞かせていただいた話と全然違っております。またもや市長はうそをつかれたと。

その5月31日に市長がうそをつき、それがその場におられた関係者の皆さんにもわかってしまい、市長大変恥ずかしい思いをされたのではないのですか。

何が何でもみどり園を御所市に持って行きたいという市長の気持ちの表れかもわかりませんが、そのような場ですぐうそとわかるようなことを市長は言われたわけです。

山田議員も福塚議員も同意などされておりません。でも、市長はそんなふうに規約の変更に同意してほしい。何も言わずに了承するように言われたのではないのですか。

もう一度お尋ねします。

議長(益田吉博)

太田市長。

市長(太田好紀)

7番藤冨議員の質問にお答えいたします。

この質問に関しましては、前回の一般質問、福塚議員のときに答弁をきちっとさせていただいております。

以上です。(「7番」の声あり)

議長(益田吉博)

7番藤冨議員。

7番(藤冨美恵子)

はい、それでは話を変えまして、そして会議の結果でございますが、御所市に行った山田議員からは、「何も決めずに持ち帰った。」と益田議長に報告され、市長からは、「一歩も二歩前に進む話になった。」と議長に報告されたということで、山田議員と市長の話が全く異なることから、翌日、益田議長が御所に確認に行かれ、結果、山田議員の言っていることが本当で、太田市長がうそをついていたことが確認されました。

市長はいろいろ言われておりますけれども、市長たるものが、しらじらしいうそをつき、悲しい限りでございます。

そして市長は、金曜日の一般質問で、先ほどの話でございますが、「うそをついたのではなく、誤解があったのではないか。議員が誤解をした。」と言い切り、一生懸命ごまかそうとしておられましたが、うそをついているのは市長の方でございまして、五條の議会で幾らうそをついてごまかそうとしても、5月31日の御所市で行われた御所・田原本環境衛生事務組合の協議会に出席しておられた方々は、市長、皆さん御存じです。これはごまかせません。

そして「今後、五條市に不利益なことが起こった場合、2市1町の環境衛生事務組合から脱退することができるのですか。」と、これまで私は何度も市長に質問してまいりました。

市長は、「当然、それはあり得るということです。それはもう当然の話です。」これは、昨年の9月議会で言われております。

そして、この3月議会では、「2市1町の環境衛生事務組合のいろんな協議の中で、五條市の不利益となる場合は、五條市の3人の議員が反対すれば脱退することもできる。」と答弁されています。

しかしながら、御所・田原本の関係者の方は、「脱退するのであれば、損害賠償を請求する。」と言われたと聞きました。

一旦加入してしまえば、やっぱり脱退なんてなかなかできることではありません。これではっきりいたしました。

それでも市長は、五條市の不利益となる場合は脱退することができると、簡単にできると…、「当然それはあり得るということです。それはもう当然の話です。」と、この間言われたこの答弁についてお答えください。

議長(益田吉博)

太田市長。

市長(太田好紀)

7番藤冨議員の質問にお答え申し上げます。

当然御所市・田原本・五條市の中で協議を進めていく、その話の中で私も脱退は五條市の意思となればそういうふうにできると、ただし五條市から参入したいということで進んでいるのだから、それに前向きな形の中でできるような形で考えていただきたいということも付け加えさせていただきました。

いろんな形の中で今藤冨議員からもお話がありますけれども、これは本当に五條市の一番大事な問題であります。そういう状況の中で、後退するのではなく、今26年度に廃止が決定されます。それに向かってどうしていくのかという状況の中で、御所、田原本と組んでやるのが一番望ましいということで、いろんな議論はありました。臨時議会において議会の承認も得られました。そういう形の中で、後退というような、また違約金というような、同じでありますけれども、まだそんな話までいったとは言っていません。今までの藤冨議員の話を聞いていると、いろんな本題の議会とか、またいろんな形の中で決定権のあるところで話した話ではなく、ただいろんな個人的な話の中で右往左往しているのではないかなと、やはり正式な場所で決めることが決定機関でありまして、当然違約金というのはこれから事務組合が設立すればそういうことも規約の中に入るのかもわかりませんけれども、まだそこまで違約金がどうかって、それは個人的な議員の判断で言っているのかわかりませんので、そこらを私はどうこうということを申し上げることはできません。

以上です。(「7番」の声あり)

議長(益田吉博)

7番藤冨議員。

7番(藤冨美恵子)

それでは6月4日、議員全員協議会で、地元対策費、いわゆる迷惑料の2市1町の「負担割合」の資料が明らかにされました。

それによりますと、御所市の地元対策費は、協力金として1億円、栗阪、環境対策費として4億5,000万円、栗阪、小殿、朝町、その他、合計5億5,000万円のうち、御所市は、9,300万円、これは全体の17パーセントでございます。田原本町は、2億700万円、全体の38パーセント、五條市は2億5,000万円、全体の45パーセントとなっておりました。

地元に支払う迷惑料は、御所市は1億円、田原本町は2億円、五條市は3億円とうわさされておりましたが、御所市は、約1億円、田原本町は、約2億円、五條市は2億5,000万円、五條市に配慮してくれてこの金額になったそうです。それは聞かせていただきました。

地元に支払ううわさの3億円という迷惑料についてでございますが、市長は先の3月議会で、「2市1町の環境衛生事務組合が設立して、そして、議会から3名の議員が選出されて、その中でこれからの事業を全て決めていく。想定の中の3億円という話もその中できちっと整理をされていくという、そういう形に至っております。」と言っておられましたが、五條市は、今現在、御所・田原本環境衛生事務組合に、まだ加入していないにもかかわらず、5月31日に御所に行ったら、もう既に五條市の地元対策費の負担割合は決まっていました。

市長、これはどういうことですか。議会から3名の議員が選出されて、その中で決めていくのではなかったのでしょうか。説明願います。

議長(益田吉博)

太田市長。

市長(太田好紀)

7番藤冨議員の質問にお答え申し上げます。

正に藤冨議員が言ったとおりであります。ただ五條市はここに参入するということを議決で決定に至っております。そういう形の中で、御所・田原本の中でうちもそういう形で参画するという前提のもとでこれが決められた、この金額に対しましても、その他の案件で出てきましたけれども、これから議会に諮り審議をしてもらうということですので、決定したことではございません。

ただ、今言ったようにこのことに関しましては、議員が3名出てから進めていくんじゃないかと、そのとおりであります。ただ五條市としても議会の議決を得ているということの前提から御所・田原本の組合の中で、ごみ量でこの金額が決定しました。決定をしておりました。そこへ五條市のごみの量、これを入れて算出した金額がトータル2億5,000万ということで、これからそれに対して審議をしていただくということで、決定したことはありません。ただ御所・田原本の中で、ごみ量で決定したそのごみの金額に対して、量に対して、五條もそれに加算したと、それで出てきた金額が2億5,000万ということでありますので、今後審議の中でしていただくと、そういうことであります。

以上であります。(「7番」の声あり)

議長(益田吉博)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

決定したものではないと、案であるということでございますけれども、案であったとしても市長、議会から3名の議員が選出されて各3名ずつ議員が出て、その9名の中で決めていくと、全て決めていくと、私はそんなふうに理解していたのですけれども、それは間違いですか。案だけやったらそれはいいということですか。ちょっとお尋ねします。

議長(益田吉博)

太田市長。

市長(太田好紀)

藤冨議員の質問に答えさせていただきます。

当然今言ったように事務組合が、うちが加入して選出すれば、うちの3人が参画して、その中で決定するのは当然の話と思います。

以上です。(「7番」の声あり)

議長(益田吉博)

7番藤冨議員。

7番(藤冨美恵子)

だから3人の議員が決まって9人集まって案であってもその9人で決めるのではないのですかと、質問させていただいています。

この間、31日に五條から3人の議員が行ったら、もう既に案でございますけれども決まっていた。その中で、賛否を採るということで、まあ結果的には持ち帰るということで持って帰られたようですけれども、案を採るということで進んでいたのではないのですか。ですから、案であったとしても、五條市の3人の議員も入って、9人の議員、それから各市長、町長ですか、その方が入られて決められると、私はそんなふうに理解していたのですけれども、それは間違いですか、違っていますか。

議長(益田吉博)

太田市長。

市長(太田好紀)

藤冨議員の質問にお答えを申し上げたいと思います。

正にそのとおりでございます。当然それはそういう形の中で決定をしていくと、そしてこの間はその他の案件で出てきましたけれども、それは議決決定権ではございません。再度、この前の福塚議員のときもお話をさせていただきましたけれども、あれは御所・田原本の事務組合の規約変更案で議論をする場であって、五條市は御所市長の配慮として、これから参画をする、議会で議決をしているので、そこにも五條市が参画する中で五條市を入れる、そして議員を3名増やすということで配慮として呼んでいただいたと、だから規約変更に関しては当然議会がうちの五條市も賛成をしていますので、当然それに対して御所・田原本が判断するということであります。

その他の件に関しましての、今の金額に関しては、今後その協議をしていくと、そういう形の案を示しただけであって、決定したことは一つもございません。以上です。(「7番」の声あり)

議長(益田吉博)

7番藤冨議員。

7番(藤冨美恵子)

先ほども申し上げましたけれども、山田議員、福塚議員は一般質問の中で、同意せずに持ち帰るように議長に言われておったので、五條に持ち帰ると言い、規約の変更について、採決を採る場で賛同できないということで言われたのではないのですか。そして市長が、議員のところに行って規約の変更に同意してほしい、何も言わずに承認するようにと、こう言われたのですね。これは間違いありませんか。

議長(益田吉博)

太田市長。

市長(太田好紀)

いろいろお話をしたいのですが、御所・田原本の事務組合の規約変更案という一つの協議会の中でその会議が進められたということです。そしてその中に五條市が入ったというのは、御所市長の配慮で先ほども言ったように入れていただいたと、そういうことになりますので、今藤冨議員が言ったように、その内容につきましては、その中の決定することと、そしてその他の分は少し違うと思います。それだけは御理解をしていただきたいと思います。(「7番」の声あり)

議長(益田吉博)

7番藤冨議員。

7番(藤冨美恵子)

全く理解できません。

規約の変更の中には、「組合市町の負担金の額は別表に定める負担割合により算出するものとする。」というふうにうたわれております。

そしてその場でお2人の議員から聞いておりますのは、全協でも言われておりました。賛否を採るということで、その会議の中で進んでいたのですよ。それでもまだ市長はそんなこと言われるのですか。そんなん、御所の同意でちょっと顔合わせに行って、それは結果的に顔合わせになっただけでね、ここにこれ「規約変更案に関する協議会」ということで、御所も田原本もそれから五條市も全て皆さん、19人ですか、合計、出られておりますけれども、ちゃんとしたこれは協議会の予定だったんじゃないのですか。それが、市長はこの規約の変更に五條市の議員が賛同してくれると思われた。ところが五條市の議員は議長からも持ち帰るようにも言われていますし、それからこのことに関しては何の協議もしていないし、責任のある立場ということで、持って帰ると、こんなふうに言われたのではないのですか。

なんか、五條が御所市の配慮で座りに行っただけのように聞こえるのですけれども、違いますよね。決を採るということで、市長も賛成してくれって、議員に言われたのじゃないのですか。全く違いますやんか。

議長(益田吉博)

太田市長。

市長(太田好紀)

藤冨議員の質問に答えさせていただきます。

賛否を採るということで、賛否は採っておりません。(「結果的に」の声あり)結果的にということですが、議長がそういう形では進めておりません。ただ再度申し上げますけれども、これは御所・田原本事務組合の規約変更の案ということで、その協議会が開催されたということです。したがって、その規約変更は五條市を、御所・田原本・五條市を入れる。そして3名の議員を入れる。そういうことの議論でありましたので、当然それに対して五條の議会が賛成で議決を通っておりますので、当然その中で通ったということであります。

その後、うちも参画はしておりましたけれども、その後に対して山田澄雄議員、そして福塚議員、最後には田原議員からもまたお話もありました。そんな形で進みましたけれども、そのときに余りにも五條市の中のことに対して、不平不満の話が出ました。だからそういう形の中で、私はお話をしただけであって、別にそれをどうこうという意味じゃなく、その中で賛同していただきたいというお話はさせていただきましたけれども、議決決定権ではないということで、五條市は参画をする状況の中ではなかったという。ただ御所市長の配慮の中で決めていたと、そして今藤冨議員が言ったように、議長の方から持ち帰っていただきたいということは、当然金額的なものに関しては当然持ち帰るということになっておりましたので、その他の案件ですか。その会議の案件の中の分ではないと、その一つは基本的に規約変更案と、これに関しての協議であって、その他の件は持ち帰ってということで、これは議長が言うたとおり持ち帰って審議をするということになっておるので、それはそのとおりだと思います。

以上です。(「7番」の声あり)

議長(益田吉博)

7番藤冨議員。

7番(藤冨美恵子)

今ここで2人がやり取りをしていても、結果は出ません。食い違うばかりでございます。

全協で聞いた話と全く違い、結果的に採決は採らなかったと、ですけれども、市長と私の話は平行線でございますので、次の質問に移りたいと思いますけれども、いずれにいたしましてもいろいろ決まっているわけです。決められているわけでございます。

福塚議員が先日の一般質問で「議会も通っていない内容を市長が了承することもあり、職員から「それは議会に諮らないと」とたしなめられたことがあった。」と言われておりましたが、正にこのことについても、市長が先に御所・田原本と話をされたのかどうかわかりませんけれども、案としてあがっているわけですから、市長が認められたと、そういうことではないのでしょうか。

また、吉田議員が、環境対策費として4億5,000万円、栗阪、小殿、朝町、その他となっているが、「その他とは何か。」との質問に、部長は、「健康増進施設の建設費に回る。これはもう決まっている。」と答弁しておられましたが、市長、健康増進施設の建設、これはもう決まっているんですよね。いつ、どこで、誰が決められたのかお尋ねいたします。

議長(益田吉博)

太田市長。

市長(太田好紀)

藤冨議員の質問に答えさせていただきます。

まず、健康増進センターという話は当然過去の経緯からあったようです。もともとうちが参画する前に御所・田原本の中で地元対策費、そして地元に対して何か還元をするという形の中でパークゴルフ場とか、また健康増進施設とか、またお風呂とか、いろんなそういう案が出ていたのも事実であります。そんな状況の中で、最終的には栗阪地区の方からは健康増進施設がいいというような話をしているという話は当然聞いておりますけれども、それが全て決定ということではございません。今後の進めていく中において、決めていく、ただこれは事務組合がそれを経営するのか、事務組合がするのか、それとも地区に対して御所市がするのか、そういういろんな協議を進める中で今後どうしていくのかということも、県との地元対策として考えていくようになっております。

したがって、まだそこまでの中には至っておりませんけれども、栗阪地区からはそういうお話が出ているのも事実であります。

以上です。(「7番」の声あり)

議長(益田吉博)

7番藤冨議員。

7番(藤冨美恵子)

そしたら健康増進施設の建設というのは、まだ決まっていないと、そして内容についてもこれから決めていくということでよろしいですか、市長。

議長(益田吉博)

太田市長。

市長(太田好紀)

藤冨議員の質問にお答えさせていただきます。

栗阪地区においては、そういう形をしてほしいということではっきり出ております。でも、小殿、朝町、そこらの3地区に対しての皆さんの合意形成が必要でありますので、当然それに対しての皆さんの調整を図りながら、その地区にどうしたらいいのかということをこれから決めてやっていかなければならない、そういうように考えております。(「7番」の声あり)

議長(益田吉博)

7番藤冨議員。

7番(藤冨美恵子)

はい。栗阪地区の要望だということでございますけれども、6月4日に勉強会が開かれました。そのときに健康増進施設等の建設、もろもろ案が出ておりましたが、そういうこともやはり説明していただかないとわかりません。これらに関しての説明はいつものことでございますけれども、一切ございませんでした。6月8日の吉田議員の一般質問の中で初めて知ったわけでございますけれども。

いろいろこの健康増進施設の建設、負担金、ごみの分別等といろいろ市長は議会の同意、承認も得ずに市長が単独で勝手に決めてこられたと、ですから幾ら市長がいろいろ先ほどから言われておりますけれども、何をどのように言われても、このように既にいろいろ決まっているわけでございます。市長がうそをついているとはっきりしたわけでございます。

そしてまた、御所市への地元対策費4億5,000万円のうち、五條市は2億5,000万円、率にして全体の45パーセント、御所市の地元にいわゆる迷惑料として支払うわけです。

市長はみどり園の地元の3地区に5回行かれたと聞きました。みどり園の炉は、昨年4億3,000万円を掛けて修理を終えたばかりで、今後15年は使えるということでございます。

五條市とみどり園の地元3地区と交わした協定書には、「操業年限は基本的に20年(但し、施設良好な場合は5年延長する。)」と明確に書かれており、私の解釈は、操業後20年たった平成26年の時点で、施設が良好であれば自動的に5年延長していただけるというのが私の解釈でございます。つまり、平成26年の時点で、設備が良好であれば31年まで使わせていただけると解釈しています。

今、いわゆる迷惑料として、五條市のみどり園の地元3地区に、年間525万円支払われているわけでございますけれども、御所市に支払う地元対策費5億5,000万円は、現在、五條市のみどり園の地元3地区に支払われている地元対策費の約50年分にあたります。

御所に2億5,000万円も地元対策費として支払うのであれば、昨年4億3,000万円も掛けてみどり園の炉の修理を終えたばかりで、今後15年は使えるということでございますので、まだまだ使えるのに非常にもったいない。これは市民の皆様もそのようなことをよく言っておられますので、私もよく耳にしております。

例えばでございますが、525万円に幾らか上乗せをするというか、またほかの方法もいろいろとあると思いますけれども、これまでそのような話を持ってみどり園の地元3地区に市長、お願いに行かれたことはありますか。

議長(益田吉博)

太田市長。

市長(太田好紀)

藤冨議員の質問に答えを申し上げたいと思います。

まず、過去にもいろいろと藤冨議員には議員の皆さんにもこの話をしておりますけれども、20年という操業期間、そして延長が5年ということの、藤冨議員からの解釈を聞きました。それは勝手な個人的な解釈であって、私も議員当時はそのように思っておりました。これは事実であります。約4億3,000万円を掛けて、これだけの修理をしたので延長してもらっても当たり前じゃないかなという思いを確かに私もしておりました。しかしながら、市長にならせていただいて3地区にまいらせていただきました。そのときの内容というのは、もう皆さんにも過去からお話を何回もしておりますけれども、この炉を修理しなかったらその時点で操業は停止しているということが、地元の皆さんの意向です。そして20年という約束であって、5年延長というのは、当然炉を直したのは25年、当然いっても26年か31年までいけるという、それはそのとおりの話ですけれども、ただ地元の皆さんの解釈は違います。20年たって5年延長するのは、次の候補地、次の候補地が決まっていて、そして工事が遅れる、また何らかで遅れた場合は、延長はしてもよろしいという意味でありまして、全く炉を直したから延長してありきやということではないということがわかりました。

そして5回しか行ってない、いろいろなことを言われておりますけれども、行ける状態でなかったのも事実です。何回行っても無理だと、藤冨議員にも「そしたら一緒に行きましょうよ。」と言わせてもらったら、「行っても一緒やんか。」と藤冨議員も言ってくれたと思うのですけれども、(「言っていません。」の声あり)言ってくれましたけれども、(「言っておりません。」の声あり)そんな形の中で、何回も議員さんに行っていただきたい、藤冨さんにもそう言いましたけれども、言っても無理やろという解釈の話をしておりましたけれども、(「言っていません。」の声あり)現実的にそういう話の中で、地元の皆さんの意向がそういうことであったということは、私はその約束を守っていかなくてはならない、そういうことの中で、確かに市長にならせていただいてからその約束を守るということ、そして延長的にもそういう考え方なので、どうかその約束を守るとすれば、どうするのがいいのかということで御所・田原本とそれが一番最短で約束を守れるということの思いで進めてまいらせていただいたということです。

以上です。(「7番」の声あり)

議長(益田吉博)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

まず行っても無理ということは、言っておりませんので、はっきり申し上げておきます。

それから今の私の質問は、これまで例えば525万円に幾らか上乗せをするとか、またほかの方法いろいろあると思いますけれども、そのような話を持ってみどり園の地元3地区に、市長お願いに行かれたことはありますかというのが、私の質問でございまして、もう一度答弁をお願いいたします。

議長(益田吉博)

太田市長。

市長(太田好紀)

藤冨議員の質問に答えさせていただきます。

525万円に上乗せというような話は一切していません。それ以前の話で、一切約束を遵守してほしいと、それが向こうの意向でありました。

以上です。(「7番」の声あり)

議長(益田吉博)

7番藤冨議員。

7番(藤冨美恵子)

5月28日、五條市を守る会が、「ごみ焼却施設みどり園の移転を見直す要望書」を、市長、議長に再度提出されました。約7千名の署名が集まっており、署名活動は今も続いているそうでございます。

市長、ごみ焼却施設みどり園の移転を見直してほしいという、約7,000名の市民の皆さんの声、どうされるのですか。

議長(益田吉博)

太田市長。

市長(太田好紀)

藤冨議員の御質問にお答えを申し上げたいと思います。

まず、見直す、見直さないというよりも約7,000名の署名があるということに対しては、謙虚に受け止めたいと思っています。

その中で、まず市民の皆さんに御理解の得られるようにこれからも、今までもやっておりますが、今後も努力して理解をしていただく、そして今の現状を皆さんに知っていただいて、そしてその中で御理解をいただけるように今後も努力してまいりたい、そういうように考えております。

以上です。(「7番」の声あり)

議長(益田吉博)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

その7千人の皆さん、もうちょっと増えているかもわかりませんが、理解をしていただくための市長の努力でございますけれども、これも前から私言わせていただいておりますけれども、やっぱり五條市の各地区を回り、ごみ焼却施設というのは、市民の生活に直結した大切な問題でございますから、やはりこれは説明して、正確な資料を持って説明して回って理解を得ると、そういう方法をとられるのが一番いいんじゃないかと思っておりますが、市長いかがですか。

議長(益田吉博)

太田市長。

市長(太田好紀)

藤冨議員の質問に答えさせていただきます。

今言われたように7千人という人たちに対しては謙虚に受け止めて今後もその対応をしてまいりたい。

過去にもこの代表の方にも、どうかこういうことの誤解を招いていると、だから一遍こういう場を作っていただきたいというお話もさせていただきました。しかしながらそれには至っておりません。その後も5月の広報においてもこのことを書かせていただきました。そのときに、もっと市に対していろんな形の中で、このことに対していろんな意見が出るのじゃないかなと思っておりますけれども、ほとんどそういうこともなかったと、3件くらいと私は聞いておりますけれども、その後何があったのかわかりませんけれども、3件くらいであったということでありますけれども、それは理解していただいているのか、それとも関心がないのかわかりませんけれども、今藤冨議員が言ったように、今後その地区というよりも、まずこの間も新しく自治連合会の会長さんが決まりました。そのときにも今後この問題を皆さんに御理解していただくためにもそういう形の中で回らせていただきたいということもお話をさせていただきました。今後そういう形の中で、全てを回るというのは当然時間が掛かると思いますけれども、できる限り皆さんに御理解をしていただくように説明責任を果たしていきたい、そういうように考えております。

以上です。(「7番」の声あり)

議長(益田吉博)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

自治会等を回るということで、……要望があれば、要望がなくても回らなくてはいけません、これは。これは回らなくてはいけません。それから、そんなん要望があればって、要望があろうがなかろうが大切な問題でございますから、一番大切な問題じゃないのですか。建て替えをするとかいう市民の生活に密着した施設の中で、そりゃあし尿処理施設も大切でしょうよ。新消防庁舎もそら大切だと思いますけれども、だけれども、このごみ焼却施設につきましては、五條市民の皆さん方かなりの多くの方が直接持ち込んだりいろいろしているわけですね。それが遠くに行くということになれば、大変不便になるわけでございます。ところが、市からちゃんとした説明がないからいろんなうわさが飛び回っていて、一体どうなっているんやろと、何が本当で何がうそかわからないと、うわさばかりが先行しているわけでございます。ですから、ごみの分別に関しましても、ごみ問題に関わるあらゆる問題点を市長は要望があったら行くというのではなく、地区を市長が決めて、この日はここの地区というふうにやっぱり回られるべきであると私は思います。

ここにお手紙をいただきましたが、要するに地元の方でも別に反対しておられない方がおられるそうですね。そしてこの話は知らないと、よく知らないと、ですからみんながみんな地元の方、反対しているわけではないと、私は以前から話には聞いておりました。直接聞かせていただいていたわけではないのですけれども、この手紙にはそのようなことが書かれています。

そして市長は、市政の報告で『行政経営の実施に当たっては、市民が積極的に市政運営に参加し、地域の課題を市民と行政が共に担い合う、「市民本位」「市民参加」「市民対話」によるまちづくりの視点に立った組織づくりが必要であります。』と、このように市政の報告で言われました。

しかし、それは言葉だけで、実際は市長の自分の目線で自分本位の市政運営をされているように私には思われます。

今現在、太田市政に市民は不在でございます、市長。あなたが常々言っておられる市民の目線での市政運営をするという言葉が本当であるのならば、五條市は御所・田原本環境衛生事務組合に加入することは決まりましたが、まだ加入してはおりません。

五條市の将来に大きな禍根を残さないためにも、違約金が発生していない現時点でみどり園の移転を見直すべきであると強く、強く申し上げ、次の質問に移ります。

次の質問に移らせていただきます。

市長の政治姿勢についてでございます。

政治倫理条例についてお尋ねいたします。政治倫理条例の制定については、奈良県12市のうち桜井市と五條市だけがいまだ制定されておらず、現在議会改革特別委員会で制定に向け取り組んでいる最中でございます。

私は、五條市の政治倫理条例は、議員だけではなく、市長、副市長、教育長をも対象とした政治倫理条例であるべきだと考えています。

政治倫理条例については、先の12月議会で、市長は、「五條市においても条例制定の必要性は十分認識している。条例の制定に向けて対処していきたい。」というふうに答弁されておりました。

それから6か月たちましたが、市長の考えは変わっておられませんか。お尋ねいたします。

議長(益田吉博)

太田市長。

市長(太田好紀)

藤冨議員の御質問にお答えを申し上げます。

政治倫理条例は、主に地方議会議員や市長の、資産公開、職務関連犯罪での逮捕、起訴による説明責任、また有罪判決を受けた場合の問責制度などを規定する条例であります。

五條市におきましては、既に政治倫理の確立のための五條市長の資産等の公開に関する条例、いわゆる資産公開条例を制定し、平成7年12月から施行しており、市長の資産は、毎年1回広報五條で市民の皆様を始め、多く知らせているところであります。

地域主権改革は、地方自治体に、自主的かつ総合的に自ら判断することを求めており、その役割はますます重要なものとなっております。

市政は、市民の信託に基づくものであり、その受託者は市民全体の奉仕者として市民の信頼を確保し、民主的な市政の発展に寄与することが重要であります。

とりわけ、自治体の首長には、高い倫理観を要求されることは、当然のことと考えております。
また、副市長、教育長は地方自治体において、市長と並んで、いわゆる3役と呼ばれており、職務を推進していくためには、市民から信頼を得ることが必要であります。

御指摘の政治倫理条例は、こうした政治倫理を法により規範化し、運用対象者の政治的、道義的責任を間接的に強制する狙いを持ったものであることから、本市におきましても、当該条例制定の必要性は十分認識しており、検討する際には、副市長、教育長を運用対象者とすることも含めておく必要があると考えております。
県内各市におきましても、既に10団体において条例の制定がなされており、こうした運用対象者を始め、内容等につきましては、各自治体がそれぞれの実情に応じて判断されているところであります。

自治体が政治倫理条例を制定し、実効性のあるものにするためには議員各位の御理解が不可欠であります。

本市においても、実情に応じて運用対象者、政治倫理基準、市民の責務等、地方自治法などの関係法令との整合性を含め、内容を十分精査、検討しながら、市民の厳粛な負託に応えられるよう、議員の皆様とともに、条例の制定に向け、取り組んでまいりたいと考えております。

以上であります。(「7番」の声あり)

議長(益田吉博)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

それでは、私も一つの例として、天理市の政治倫理条例の目的を紹介させていただきますと、「市政が市民の厳粛な信託によるものであることを認識し、いやしくもその権限又は地位による影響力を不正に行使して、自己又は、特定の者の利益を図ることのないよう必要な措置を定めることにより、市政に対する市民の信頼に応えるとともに、市民が市政に対する正しい認識と自覚を持ち、もって公正で開かれた民主的な市政の発展に寄与すること。」となっております。

また、政治倫理条例には、市の工事等に関する遵守事項が定められております。

具体的に申し上げますと、香芝市は、「市長等又は議員の配偶者並びに一親等、市長等又は議員が役員をしている企業、市長等又は議員が実質的に経営に携わっている企業は、第2条第1項第3号に規定する工事等の直接契約については辞退しなければならない。」と定められております。

また、八代市は、「議員及び市長等の配偶者、三親等以内の親族及び住民登録上の同居者は、市民に対し疑惑の念を生じさせないよう市工事等の請負契約、下請負を含む、委託契約及び一般物品納入契約を辞退するよう努めなければならない。」と定められております。

五條市で、このような政治倫理条例が議会で議決されれば、市長が実質的オーナーである市長の会社は、市の工事等は、辞退に努める、若しくは、辞退しなければならないことになりますが、ま、もう既に、五條市の工事に関しては、市長、辞退されているんですね。

しかしながら、県からの工事は、市長、受注されていますか。

議長(益田吉博)

太田市長。

市長(太田好紀)

ただいまの藤冨議員からの質問ですけれども、五條市議会会議規則第62条で規定されています市の一般事務の範囲を越えていると思います。したがって議長において質問を整理していただきたいと思います。(「7番」の声あり)

議長(益田吉博)

藤冨議員。

七番(藤冨美恵子)

答えを拒否するということですか。簡単な質問ですよ。

五條市の工事に関しては市長辞退されているのですかと、しかしながら県からの工事は市長受注されているのですかと、これは政治倫理条例を制定するに当たり、関係してくることでございますので、関連として質問させていただいておるわけでございます。

実質的なオーナーは市長であると皆さん言っておられます。ですから、昨年の台風12号ですね。台風12号関連の土木工事も県から受注されたそのことに対しても市民の皆さんはいろいろ思われるわけでございます。

違う話ではございません、関連した話でございます。

市長が実質的オーナーであると言われている会社は土木業か土建業か私にはわかりませんが、「えらいこのごろ仕事多いなあ。」と言っているのをよく耳にいたします。市民から見れば、市の工事を辞退しても、県の仕事をしていることについては、いかがなものかと、そう思われるそうでございます。

県の土木工事に入札するということについて、市民の皆さんいろいろ言っておられるわけですけれども、市長、説明をお願いできませんか。拒否されますか。

議長(益田吉博)

藤冨議員、拒否するとかせんとかよりも、市長自身の会社のことは市の一般事務と関係ないと思いますので、控えていただきたいと思います。(「はい。」の声あり)特にまた、県工事に関しては市と関係ございませんので、よろしくお願いいたしたいと思います。(「7番」の声あり)

議長(益田吉博)

7番藤冨議員。

7番(藤冨美恵子)

政治倫理条例に関係してまいることでございますので、市民の皆さんの声がそのように大きかったものですから、議員として市長に質問させていただきました。

いずれにいたしましても、五條市において政治倫理条例が制定されれば、市議会議員はもちろんのこと、市長、副市長、教育長も対象者となりますので質問いたしました。

次に、斎場の指定管理者制度の導入について質問させていただきます。市長は、この6月議会に斎場の指定管理者制度の導入を提案してこられました。斎場の指定管理者制度の導入については、平成21年9月議会に吉野前市長が提案されましたが、そのとき議員であった太田さんは、斎場の指定管理者制度の導入に反対されました。

議員のときに反対していたのに、市長になって、なぜ斎場の指定管理者制度の導入を提案してこられたのか。その理由をお尋ねいたします。

議長(益田吉博)

太田市長。

市長(太田好紀)

7番藤冨議員の質問に答えさせていただきます。

過去にそういうことがあったのは事実であります。そのときに判断したのは不適格と、内容がおかしかったと、そういうことで判断したということであります。

以上です。(「7番」の声あり)

議長(益田吉博)

7番藤冨議員。

7番(藤冨美恵子)

内容がおかしかったということで反対をされたと、議員のときと市長になってからでは考え方が変わったというわけではないわけですね。はい、わかりました。ないということで、わかりました。

それでは次の質問に移ります。

使用済み核燃料中間貯蔵施設の県内設置の検討について、質問いたします。

過日、荒井奈良県知事は、使用済み核燃料中間貯蔵施設の県内設置について検討すると発表されました。

生駒市の山下市長は、その翌日すぐさま「県内設置に反対する緊急声明」を提出されています。

私も、東北のがれきの処理の受入れに消極的であった荒井知事が、使用済み核燃料中間貯蔵施設の県内設置の検討をするという発表を聞き、大変驚きました。

今回の荒井知事が発表された、使用済み核燃料中間貯蔵施設の県内設置の検討について、市長はどのように思っておられるのか。お尋ねいたします。

議長(益田吉博)

太田市長。

市長(太田好紀)

藤冨議員の質問にお答え申し上げます。

本年4月に荒井奈良県知事から福井県おおい町の関西電力大飯原子力発電所3、4号機の再稼働に絡み、西川福井県知事が提案した使用済み核燃料の中間貯蔵施設の電力消費地への設置について「電力消費地であれば前向きに検討しなければならない。」と発言したことは、承知しております。

使用済み核燃料は、原子炉で燃やされた後の燃料棒であり、ウラン、プルトニウム及び俗に「死の灰」と呼ばれている高レベル放射性廃棄物であり、大量の放射性物質が含まれております。

現段階においては、使用済み核燃料中間貯蔵施設が地震等による災害に対しての安全性の確保などが十分認識されていない中では慎重な対応を行い、市民の安全、安心の生活を守る市政を運営してまいりたいと思っております。

また、中間貯蔵施設の建設は、政府において慎重に検討されるべき問題であり、中長期的には節電の徹底や再生可能エネルギーの飛躍的拡大により、原発から脱却し、中間貯蔵施設を不要とすることが大切であると考えています。

以上であります。(「7番」の声あり)

議長(益田吉博)

7番藤冨議員。

7番(藤冨美恵子)

奈良県の荒井知事に対する五條市長の太田さんの思いでございますが、昨年の7月30日に、…今市長の答弁を聞かせていただいて、私は大変…大変でもないかな、まあちょっと安心したわけでございますが、奈良県の荒井知事に対する五條市長の太田さんの思いは、昨年の7月30日に市民会館で行われた、太田さんの市政報告会での発言から伺い知ることができるのではないかと思うのですが、具体的に申し上げますと、その日、市政報告会に参加されておられた方が、関西広域連合に対する市長の考え方を質問されました。市長の答えは、「私は、関西広域連合に入ったらいいという思いは100パーセントある。ただし、私の五條市長の立場から言えば、私は奈良県の奈良県知事に付いて行くしかない。もう今、良いことでも悪いことでも、右向けと言えば右向いて行くしかない。なぜかというと、五條市を支えていくのは奈良県なんです。奈良県の力を借りない限り五條市の発展はないと思っている。関西広域連合に入ったからといって五條を助けてはくれない。助けてくれるのは奈良県である。だから知事に付いて行きたい。どっちにしろ、良い悪いは別にして、私は奈良県の五條市の市長である限り、奈良県知事に付いて行くしかない。先で方向が間違っていたとしても、五條市は奈良県の力を借りない限りやっていけないというのが私の思いです。私としては知事に付いて行くしかない。そういう中で、五條市をいい方向に持って行くしかないと考えています。」と答えておられましたが、その当時市長は、良い悪いは別にして、何が何でも知事に付いて行くという考え方のようでございましたが、今聞かせていただきましたら、慎重に対応するということでございますので、ちょっと安心しているわけでございますけれども、市長、今回の使用済み核燃料中間貯蔵施設の県内設置の検討については、五條市民の生命や健康に関係してくる大きな問題であります。

「使用済み燃料は膨大な放射能の塊で、人間が近づけば即死してしまうような、非常に強力な放射線と高い熱を出し続けます」と、NPO法人原子力資料情報室のホームページに紹介されています。

五條市民の生命や健康、安全を守る立場にある太田市長は、当然のことながら、荒井知事が表明した使用済み核燃料中間貯蔵施設の県内設置の検討には、五條市長として断固反対すべきであると思いますが、市長、いかがですか。

議長(益田吉博)

太田市長。

市長(太田好紀)

藤冨議員の質問に答えさせていただきます。

断固反対というよりも、安全性を国がちゃんと明示をすれば何らかの形がまた変わっていくのではないかなと私は思っています。

奈良県知事がそれをオーケーと出しても、それは全ての自治体が判断しなくてはならない、自治体が判断するということは市民に了解を得なければならない。こういうことになっておりますので、私の立場としては当然市民の生命財産を守る代表でありますから、当然その辺は市民の意見を尊重しながらこれからも進めてまいりたい、そういうふうに考えております。

以上です。(「7番」の声あり)

議長(益田吉博)

藤冨議員。

七番(藤冨美恵子)

使用済み核燃料と申しましたら、今説明させていただきましたとおり、これは大変恐いもので、原発のように安全性を確認してうんぬんと今大変問題になっておりますけれども、原発に匹敵する恐いものでございますので、五條市長として五條市民の生命や健康、安全をしっかりと考えていっていただきたいと思います。

次の質問に移ります。

最後に、官製談合についてお尋ねいたします。「またもや官製談合か」という、この文書が私の家にも郵送されてまいりました。内容は、二見に計画している新し尿処理施設の建設工事が、3社で談合が行われ、大手水処理メーカーのアタカ大機に決定しているというものでございます。

そしてこの原因を作っているのが総合評価落札方式で、意中のメーカーに落札させるシステムであると。そして、「もし事実でないなら、「一般競争入札」にして、より多くのメーカーを参加させ、落札業者を決定すべきである。下水道放流なんて、どの業者でもできる簡単な仕事である。」と、要約すれば、このように書かれています。

市長、ちょっと先の話でございますけれども、新し尿処理施設の建設工事は、このような官製談合情報も送られてきております。総合評価落札方式にするのか、一般競争入札にするのか、どちらでございますか。

議長(益田吉博)

太田市長。

市長(太田好紀)

藤冨議員の質問にお答え申し上げます。

現在、新し尿処理施設工事につきましては、一般競争入札の公告に向けて入札に必要な書類等の準備をしている段階であります。

また入札方法につきまして、一般競争入札でありますが、環境省から示されている廃棄物処理施設建設工事等の入札・契約の手引きに基づき、「価格」と「価格以外の要素」を総合的に評価し、落札者を決定する総合評価落札方式を予定しています。

その審査につきましては、適正に実施するため、(仮称)五條市新し尿処理施設建設工事総合評価選定委員会を設置して審査を行ってまいりたいと考えております。

当委員会につきましては、県の指導の下、大学の教授等の学識経験者複数名を選定していく予定であります。

また、総合評価の結果につきましては、閲覧等により公表します。

今後、平成26年度末の完成を目指し、鋭意事業を推進してまいる所存であります。

以上、答弁とさせていただきます。(「7番」の声あり)

議長(益田吉博)

7番藤冨議員。

7番(藤冨美恵子)

そしてこの私に送られてまいりましたこの書面には、「このことは議員一人の力では不可能である。必ず首長若しくはその側近が絡んでいるはずである。」と書かれておりますが、市長、このことについてもお答えください。

議長(益田吉博)

太田市長。

市長(太田好紀)

藤冨議員の質問にお答えさせていただきますけれども、絡んでいるか、絡んでいないかということですか。この答えだけでよろしいですか。(「この文面についてお答えください。」の声あり)

一切、そういうことはございません。

以上です。(「7番」の声あり)

議長(益田吉博)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

そして市に送られてきた投書の内容でございますけれども、詳しく調べましたか。

議長(益田吉博)

太田市長。

市長(太田好紀)

藤冨議員の質問にお答え申し上げます。

担当課にどういう状況かということを全て処理をして、精査をしていただいております。

議長(益田吉博)

担当課答えられますか。辻産業環境部長。

産業環境部長(辻信彦)

7番藤冨議員の御質問にお答え申し上げます。

送られてきました書面につきましては、最終的に決定を判断する選定委員が発注の支援を行うコンサルの考えに基づいて決めることがそういうふうな流れになるのではないかというような話もございました。そんな中で、先ほど市長が申しましたように、県の指導の下に学識経験者を紹介していただきまして、市の担当の方でその人選を行っているところでございます。

以上でございます。(「7番」の声あり)

議長(益田吉博)

藤冨議員。

7番(藤冨美恵子)

答えになっておりませんけれども、これは市長あなたが疑われているわけでございます。

そして総合評価落札方式というのは、意中のメーカーに落札させるシステムであると、余り詳しくいろいろ私もそういうことはわかりませんけれども、総合評価落札方式と一般競争入札くらいはわかります。

市営住宅の、先ほど一番最初に私、市営住宅の……議長、ちょっと注意していただけませんか。聞こえませんので。

議長(益田吉博)

傍聴者は静かにお願いします。

7番(藤冨美恵子)

余りやかましく言われるようだったら、退席を命じてください。

市営住宅の質問をいたしました。市営住宅の投書には、すばやく対応し、早々に通告書まで出しているのに、これらの談合疑惑については、市長、あなたが疑われているわけですから、やはり詳しく早急に調べて、いろいろ対応をされるべきだと思いますけれども、このことについてお尋ねします。

議長(益田吉博)

太田市長。

市長(太田好紀)

藤冨議員の質問にお答え申し上げます。

まず、総合評価落札方式が悪いのか、いいのかわからないままで判断をしていたら大変困ると思います。まして入札もしておりません。その中で談合があるということが、もしあればいつでも言ってください。すぐ警察に言わせていただきます。(笑声)そういうまだする以前の話の中で、そういうあったというのは、そりゃあ投書があったのは事実でありますけれども、それが適切であるということもこちらで判断をしております。まだそこまでに至っておらないのが、今の現状でありますので、それがいいのか悪いのかというのは当然こちらでも精査しておりますし、もしそういう不正があるならばすぐに警察に届けさせていただきたいと思います。

以上です。(「7番」の声あり)

議長(益田吉博)

7番藤冨議員。

7番(藤冨美恵子)

不正があるとかないとかというのを論じているわけではございません。

世間一般では総合評価落札方式ではその意中のメーカーに落札させるシステムであるということは、明白でございます。それをやるかどうかは別でございますけれども、そういうこともできるというそういう方式であると聞いております。

私が、なぜこのような質問をしたかと言いますと、以前より、ほかにも、例えばですね、五條小学校の屋内運動場、そして新消防庁舎、新し尿処理施設、今問題となっている新ごみ処理施設の建設等々、談合、談合、談合と、談合という言葉を大変よく耳にいたします。

一体、どうなっているんでしょうか。

総合評価落札方式にするから、市長、疑惑を持たれるわけでございます。あなたが疑われるわけでございます。

五條小学校の屋内運動場も総合評価落札方式でした。新消防庁舎の建設は総合評価落札方式で行うと、市長はこの6月議会の市政の報告で言われました。疑惑を持たれないように、新消防庁舎の建設も含め、新し尿処理施設の建設はもちろん、今後行う工事は全て、市長、一般競争入札にされたらいかがですか。

なぜこの一般競争入札にされないのか、一般競争入札にしない、その理由をお尋ねいたします。

議長(益田吉博)

丸谷副市長。

副市長(丸谷昭典)

7番藤冨議員の御質問にお答え申し上げます。

金曜日の吉田議員から質問の際にも総合評価方式、特に消防庁舎についてはなぜかという御質問がございましたので、そのときに答えさせていただいた内容と同じになるかもわかりませんけれども、従来の価格だけではなくて価格と品質、そういうものを総合的に優れた技術的能力を有する者が施工することが工事の品質を確保するという意味でも非常にメリットがあると、消防庁舎の場合でしたら建築建て屋の将来の維持管理が軽減図れるような提案でありますとか、工事が通学路に面しておりますので、その安全管理に対する工夫でございますとか、住宅地の中に建てますので、環境負荷、騒音対策をどのように提言させるかといったようなことの技術提案をしていただきまして、それらと入札価格によって判断するということで、総合評価落札方式が適切であるということで、採用をさせていただいていますし、五條市請負工事業者選定審査会の要綱にもその旨、定めてございまして、それに基づいてさせていただいているところでございます。

以上、答弁とさせていただきます。(「7番」の声あり)

議長(益田吉博)

7番藤冨議員。

7番(藤冨美恵子)

審査会の委員でございますけれども、審査会の委員、これは誰が指名されるわけですか。副市長。

議長(益田吉博)

樫内市長公室長。

市長公室長(樫内成吉)

7番藤冨議員の御質問にお答えいたします。

五條市総合評価落札方式(簡易型)実施要領に基づきまして、その第3条第4項におきまして、委員について市長公室長、総務部長、都市整備部長、事業担当部長、監理課長、そして事業担当の課長をもって充てると、あとは審査の委員長は副市長をもって充てると、第3条の3項でなっております。

以上、答弁とさせていただきます。

議長(益田吉博)

藤冨議員、一般質問の持ち時間はあと10分です。(「7番」の声あり)

議長(益田吉博)

7番藤冨議員。

7番(藤冨美恵子)

審査会の委員ですが、今説明していただきましたように、市の職員の方が当たられるということでございますので、このようなそういう規約でございますか、そういうのは市で作るのでどうにでも人選はできるわけでございます。

私は疑惑を持たれないように、より公正、公平、透明性の高い一般競争入札にされるのが何につけ良いと思いますので、それを申し上げ、一般質問を終わらせていただきます。

議長(益田吉博)

以上で7番藤冨美恵子議員の質問を終わります。

昼食のため、13時まで休憩いたします。

11時25分休憩に入る

 

13時00分再開

議長(益田吉博)

休憩前に引き続き会議を再開いたします。

ただいまの出席議員数は定足数に達しておりますので、会議が成立いたします。

この際申し上げます。議員各位の質問並びに理事者側の答弁は明瞭、的確にお願いいたします。

一般質問を続けます。

14番大谷龍雄議員の質問を許します。14番大谷龍雄議員。

〔14番 大谷龍雄質問席へ〕

この記事に関するお問い合わせ先

議会事務局
電話:0747-23-2000
メールでのお問い合わせはこちら

更新日:2019年01月07日