平成24年五條市議会第2回6月定例会会議録(第2号)吉田議員一般質問

吉田議員一般質問

平成24年五條市議会第2回6月定例会(第2号)

日時 平成24年6月8日(金曜日) 10時 開議

議事日程

第1 一般質問

1 堀川浩美 
  1. 五條市内の倒壊の恐れがある家屋について
  2. 空き家の紹介について
    1. 空き家情報について             
  3. 市立二見保育所の跡地について
    1. 子供の遊び場について                                                
  4. 花のまちづくり事業補助金等について                                   
    1. 花のまちづくりについて         
    2. 花と緑のリサイクル事業について 
  5. 新し尿処理施設周辺の環境整備について
    1. 地元の要望について             
  6. かげろう座の継続について 
  7. 国道24号拡幅整備事業に伴う商業施設の存続について 
  8. 五條昔話巡りについて  
2 山口耕司
  1. 防災・減災を考えた市の社会資本について                                
    1. 現状について                   
      • ア 橋りょう長寿命化修繕計画について                           
      • イ 橋りょう以外の主な社会資本について                         
    2. 今後の取組について             
  2. 熱中症対策について
    1. 市民に対しての取組について     
    2. 学校の施策について             
  3. 東日本大震災のがれき受入れについて
    1. みどり園の焼却状況について
    2. 市の考え方について
  4. 地域公共交通について 
    1. 地域公共交通会議について       
    2. 大塔町の公共交通について       
  5. 南和地域公立病院の救急病院の開設に向けて     
    1. 道路網の整備について           
    2. 公共交通網の整備について
3 吉田雅範
  1. ごみ処理施設「みどり園」について
    1. 市民団体からの要望書・陳情書について
  2. 学校給食と通学路について
    1. 安全性の確認について           
  3. 消防庁舎の総合評価落札方式について
    1. 市内業者について
    2. 評価点数のつけ方について
4 山田澄雄
  1. 陸上自衛隊駐屯地の誘致について  
    1. 進捗状況について               
  2. 市長の政治姿勢について
    1. 御所・田原本環境衛生事務組合に加入することについて    
  3. 吉野川の水量について
    1. 五條市上水道事業の水利権について            
  4. 平成23年台風12号災害について
    1. 大塔地区の山腹崩壊の原因について
5 福塚実
  1. 五條市の市営住宅の現状について
    1. 増改築等の現状について
    2. 市営住宅の老朽化に伴う安全な住環境の整備について   
  2. 五條市の通学路等の安全管理について                                
    1. 現在の通学路の危険箇所について 
    2. 通学路の安全対策について
  3. みどり園の移転に伴う諸問題について  
    1. みどり園移転の問題点について
    2. 御所・田原本環境衛生事務組合について
6 藤冨美恵子
  1. 市営住宅について                                                     
  2. みどり園の移転について
  3. 市長の政治姿勢について  
    1. 政治倫理条例について
    2. 斎場の指定管理者制度の導入について
    3. 使用済み核燃料中間貯蔵施設の県内設置の検討について
    4. 「官製談合」情報について
7 大谷龍雄
  1. 責任を果たせるごみ処理事業を目指した御所・田原本環境衛生事務組合への加入について                     
    1. 加入の妥当性について           
      • ア 地元との協定書の正確な解釈とその厳守について               
      • イ 建設費を始めとする諸費用の軽減について                     
    2. 解決の求められる課題について   
      • ア ごみの分別と収集について     
      • イ 中継施設の確保とその内容について          
  2. 台風12号豪雨災害に関連する猿谷ダム等の緊急放流防止対策等について 
    1. 常時満水位の引下げの要求について                            
  3. 五條市営住宅条例に基づく市営住宅の適正な管理運営について  
  4. 水道水の不正使用疑惑問題について

本日の会議に付した事件

福塚実議員の一般質問まで

出席議員(13名)

  • 1番 福塚実
  • 2番 山口耕司
  • 3番 吉田雅範
  • 4番 堀川浩美
  • 6番 川村家廣
  • 7番 藤冨美恵子
  • 8番 池上輝雄
  • 9番 益田吉博
  • 10番 山田澄雄
  • 11番 峯林宏政
  • 12番 花谷昭典
  • 14番 大谷龍雄
  • 15番 田原清孝

欠席議員(1名)

  • 13番 土井康嗣

説明のための出席者

  • 市長    太田好紀
  • 副市長   丸谷昭典
  • 教育長   堀内伸起
  • 市長公室長   樫内成吉
  • 総務部長     竹田和彦
  • すこやか市民部長 山本邦美
  • あんしん福祉部長    櫻井敬三
  • 産業環境部長     辻信彦
  • 都市整備部長  森本敏弘
  • 消防長    窪佳秀
  • 教育部長  町口正治
  • 水道局長      中永充
  • 会計管理者     上孝男
  • 西吉野支所長    丸山勝秀
  • 大塔支所長     山田善久
  • 財政課長      和田剛明
  • 市長公室次長   新井健夫
  • 秘書課長   竹本勝治
  • ふるさと創造課長   河村康友

事務局職員出席者

事務局長  乾旬

事務局次長 藤谷光一

事務局係長 笹谷豊

事務局主任 片山仁美

速記者    柳ヶ瀬五美

12時5分休憩に入る

13時28分再開

議長(益田吉博)

休憩前に引き続き会議を再開いたします。

ただいまの出席議員数は定足数に達しておりますので、会議が成立いたします。

この際申し上げます。議員各位の質問並びに理事者側の答弁は明瞭、的確にお願いいたします。

一般質問を続けます。

 

 3番吉田雅範議員の質問を許します。3番吉田雅範議員。

 

〔3番 吉田雅範質問席へ〕

3番(吉田雅範)

議長から発言の許可をいただきましたので、ただいまより通告のとおり一般質問をさせていただきます。

初めに、ごみ処理施設「みどり園」について。市民団体からの要望書・陳情書についてでございます。

処理施設の今日までの経緯経過について説明お願いいたします。

議長(益田吉博)

辻産業環境部長。

産業環境部長(辻信彦)

3番吉田議員の御質問にお答え申し上げます。

去る5月31日、御所市役所におきまして開催されました御所・田原本環境衛生事務組合、規約変更案に関する協議会に同席いたしました。

会議は開会宣言に始まりまして、続いて組合管理者の東川御所市長、次に組合副管理者の寺田田原本町長、そして太田市長の挨拶がございました。

次に、御所市からの五名、田原本町からの6名、五條市から8名の合計19名の出席者の紹介がされました。

次に案件に入り、(1)御所・田原本環境衛生事務組合規約変更案について説明がなされ、「改定新旧対照表(案)」を用いて、改定部分の説明がなされました。

規約変更については、第1条の「組合の名称」について、変更があるかもしれないと付け加えられました。

次に、その他の議案に入りまして、協力金・環境対策費の御所市・田原本町・五條市負担割合案についての説明がなされました。

まず、現在、御所・田原本環境衛生事務組合で決定している負担金は、協力金として1億円、環境対策費として2億円となっていることの説明がされました。

五條市は、田原本町と同じ立場ということで、ごみの量が12,075トンとされておりますので、ごみの量に応じた負担により、協力金は1億2,000万円、環境対策費は、1億3,000万円と案が提示されました。

それぞれの市町の負担額は、御所市9,300万円、田原本町2億700万円、五條市2億5,000万円、計5億5,000万円となる案が説明されました。

次に、事務組合設立計画として、日程の説明がされました。

まず、五條市が組合に参入するためには、関係する3つの自治会の承諾が必要となりますが、既に2つの自治会から、五條市参入の承諾をいただきました。

そして、あと1つの自治会につきましては、5月26日、説明会を開催し、近々承諾いただける見込みであると思っております。

今後、3市町が共に事務組合規約変更について議決されますと、県への許可申請書の提出となることが説明されました。

以上が、5月31日に開催された協議会での主な説明の内容となります。

以上、答弁とさせていただきます。(「3番」の声あり)

議長(益田吉博)

3番吉田議員。

3番(吉田雅範)

今説明していただいたのですけれども、この五條市の12,075トンですか、このごみというのは、何を基準に出しておられるのか、お尋ねします。

議長(益田吉博)

辻産業環境部長。

産業環境部長(辻信彦)

3番吉田議員の御質問にお答え申し上げます。

12,075トンの根拠につきましては、平成23年の1月から10月までの実績と、11月、12月の推定量となっております。

以上で答弁とさせていただきます。(「3番」の声あり)

議長(益田吉博)

3番吉田議員。

3番(吉田雅範)

やはりこういうのは1年じゃなしに、10月から12月というのは推計ということですけれども、やはりこれは3年ないし5年とかの平均をとって出すべきものであると私は思うのですけれども、その点、部長の見解、答弁願えますか。

議長(益田吉博)

辻産業環境部長。

産業環境部長(辻信彦)

3番吉田議員の御質問にお答え申し上げます。

去年の11月の時点で既に御所・田原本町の間でその数量を使って行うということが決定をされておりまして、五條市もそれに準じたところで案が出されたということを聞かせていただいております。それでいいのではないかというふうに解釈をいたしております。

以上で答弁とさせていただきます。(「3番」の声あり)

議長(益田吉博)

3番吉田議員。

3番(吉田雅範)

それはまあ御所・田原本環境衛生事務組合、それに右に倣えばよろしいのですけれども、やはりこういう本市にとっても大きい工事ですので、やはり平均というものを出していただくのが一番有り難いのではないかなと、それだけ申しておきます。

そして、部長にお聞きしたいのですけれども、分別方法、今、五條は5品目ですね。これが9品目から11品目という、御所・田原本は、これについて了解されておるのですか。

議長(益田吉博)

辻産業環境部長。

産業環境部長(辻信彦)

3番吉田議員の御質問にお答え申し上げます。

その辺のことにつきましては、何ら決定をされておりません。今後の課題であると確認しております。(「3番」の声あり)

議長(益田吉博)

3番吉田議員。

3番(吉田雅範)

わかりました。

それでは、市長にお聞きしたいのですけれども、市民からみどり園の見直しを求める要望書が出ております。また5月18日には市民団体から見直しを求める陳情書が6,000名、7,000名の署名を持って太田市長のところにお願いに来られたということも聞いております。そして現在も署名運動は継続して続いておるということも聞いております。

市民にとって、ごみ処理施設みどり園は市民生活に一番大事な問題です。そこで3月定例会に続きまして、再度市長に聞きますが、見直しを検討する気持ちはありますか。

議長(益田吉博)

太田市長。

市長(太田好紀)

3番吉田議員の御質問にお答え申し上げます。

ごみ焼却施設みどり園移転の見直しを求める要望書が、「五條市今井3丁目3の11 片岡義博氏ほか4名」の連名で、平成24年3月5日に提出されました。

この要望書には、平成23年10月31日の臨時議会で「御所・田原本環境衛生事務組合に加入することが可決されたが、市民に何も説明がないままなので移転の見直しを求める。」というもので、市民への賛同を得るための陳情書の様式が添付されておりました。

この要望書に対しては、平成24年3月29日付けで回答しており、内容については、みどり園周辺3自治会で協定期限が20年と定められ、協定書の期限を遵守するのは行政の責任であります。建設につきましては、今後の人口の減少に伴うごみ量の減少や、広域化で進めること、みどり園の大規模改修は再度の延長を行うものではなく機械機能を良好に保つためのものであること、市民のサービス低下にならないようにごみ中継所設置も考えていることを回答した経緯があります。

今回、5月28日付けで片岡義博氏から提出された要望書には、現在の署名者は7,000名ということですが、先ほど申し上げたことから、広域化を進めることは、議会の議決を得て進めており、5月の広報でもお知らせしましたように、多くのメリットが期待でき、市民にとって最善最良の選択肢と確信しています。

以上で答弁とさせていただきます。(「3番」の声あり)

議長(益田吉博)

3番吉田議員。

3番(吉田雅範)

太田市長は初日の市政の報告の中で、行政経営の実施に当たっては、市民が積極的に市政運営に参加し、地域の課題を市民と行政が共に担い合う市民本意、市民参加、市民対話によるまちづくり、また公約では「市民目線で」というきれいな言葉を言っておられましたが、確かに市民受けはすると思いますが、市政運営とは反比例していると思います。議員に対しても同じことであります。昨年の5月24日、議会の承諾もなしに太田市長は御所の市長に参入の申入れをした。後日、当時の川村議長、藤冨副議長、益田厚生建設常任委員長に部長の方から後日報告をさせた。そして各委員会においても、資料請求をしても資料はありませんの一点張りでありました。

今年の3月の予算委員会の私の総括質問の中で、資料請求をしたところ出てきたのが、平成24年度の負担金割合であります。これは既に日付が載っておったのですけれども、12月20日に決まっておったと。不審が募るばかりでございます。

今回も同じで、5月28日の議会運営委員会終了後、負担割合が決まった資料が出てきました。市民目線もうそ、議会軽視も甚だしい。市長が議員のときなら「議会軽視や、議会軽視や」と、よく言っておりましたが、自分が市長になられてどうお感じですか。お答え願います。

議長(益田吉博)

太田市長。

市長(太田好紀)

3番吉田議員の御質問にお答え申し上げます。

市長になってからも市民目線を絶えず忘れず、市民のことを考えながら精一杯やっているつもりです。

今、吉田議員からも過去の経緯もありました。いろんな資料が不足ということで、再度皆さんにも出す資料がなかったというのも当然のことながら、できる範囲内のことでお話をし、そして最終的には議会の議決を得たということであります。

後退する話ではなく、これから進める中で議員全員の皆さんと一致団結してこれに取り組んでまいりたい。そういうように思っています。

以上です。(「3番」の声あり)

議長(益田吉博)

3番吉田議員。

3番(吉田雅範)

6月4日の全協の折に、5月31日の御所・田原本環境衛生事務組合の協議会があり、先ほど部長もその説明をしていただいたのですけれども、五條市からは3名の仮の議員が行きました。その中で、太田市長の話と議員の話が正反対である。太田市長は昨年から御所・田原本環境衛生事務組合の関係者と会い、議会に相談もなしに負担割合やごみの分別方法も了解しているのではありませんか。お答え願います。

議長(益田吉博)

太田市長。

市長(太田好紀)

3番吉田議員の質問に答えさせていただきます。

6月4日の全協に対しましてお話した中身の負担割合につきましては、ちょうどその前の週の26日でしたかな、御所市長と、そして田原本町長とお出会いして初めて提示をさせていただきました。その週の後に議運の委員長の山田委員長、そしてその後に遅れながら議長の方にも報告をした経過がございます。そのときに初めてそれを見たのが現状であります。

以上です。(「3番」の声あり)

議長(益田吉博)

3番吉田議員。

3番(吉田雅範)

数字はわかりましたけれども、分別方法について9品目から11品目に御所・田原本はなっておりますが、五條は今現在のところ5品目です。これについても、9品目から11品目に分別する、もしくは5品目でいくと、そういうことの判断はしておりますか。

議長(益田吉博)

太田市長。

市長(太田好紀)

3番吉田議員の質問に答えさせていただきます。

五條市は5品目、御所・田原本は9品目から11品目ということになっておりますけれども、五條は全体的に奈良県下、全国的にも品目が遅れているというのが現状であります。今後これから御所市・田原本町の組合の中でどういう状況の形で進めていくのか、これから議論になっていくと思いますが、当然5品目以上にしなくてはならないという思いを私は持っています。それはなぜかと言いますと、今回のごみ量に対して、今の負担金のいろんな部分が出てきました。これからの維持管理に対しても、そのごみ量についての負担割合が出てくると思います。そうなれば、ごみを減量することが五條市にとっては最大に安くつく方法でありますので、ごみの減量化ということは当然必要であります。それに対しては、市民の皆さんにもこれは御了解を得ながら、品目を上げて、ごみの減量化に向かってすることがこれからの五條市の財政状況もよくなっていく、そしてそれに対してある程度還元できるところは市民に還元をしていきたい、そういうふうに考えております。

以上です。(「3番」の声あり)

議長(益田吉博)

3番吉田議員。

3番(吉田雅範)

わかりました。後ほどまたほかの議員からも質問があろうかと思いますので、私の方はこれくらいにしておきます。

それと地元対策費の中で、栗阪・小殿・朝町・その他とありますけれども、この、その他の意味は何ですか。お聞きしたいと思います。

議長(益田吉博)

辻産業環境部長。

産業環境部長(辻信彦)

3番吉田議員の御質問にお答え申し上げます。

その他といいますのは、健康増進施設を造るということが決まっておりまして、その部分に回るお金がその内容の中にあるというふうに伺っております。その施設の規模であるとか、そういうふうな内容については、まだ一切決まっておりません。

以上でございます。(「3番」の声あり)

議長(益田吉博)

3番吉田議員。

3番(吉田雅範)

これは、栗阪・小殿・朝町、また他の地区があるのかなと思ってその他としておるというふうに私は解釈しておったのですけれども、そうじゃない、健康増進の施設ですか。

議長(益田吉博)

辻産業環境部長。

産業環境部長(辻信彦)

3番吉田議員の御質問にお答え申し上げます。

自治会の方にいくお金ではなしに、その施設を建てるためのお金として回る部分があるということで伺っております。

以上でございます。(「3番」の声あり)

議長(益田吉博)

3番吉田議員。

3番(吉田雅範)

そんな説明もこの間の全協のときにしておいてくれたらよかったのですけれども、皆、今初めてと違うのかなと思いますけれども、私は初めてですけれども。

それと、5月26日、6時30分から栗阪での会議でいろいろと決定したということを聞いておりますけれども、28日の議運の折に議運終了後に出てきた負担割合ですね、そこには議長も知っておられると思うのですけれども、案がないのですわ。それで6月4日の全協のときに出てきた資料の中には、ここに案をわざわざ付けてあるのですわ。これについて、ちょっと答弁願います。

議長(益田吉博)

辻産業環境部長。

産業環境部長(辻信彦)

3番吉田議員の御質問にお答え申し上げます。

先ほど申しましたように、5月31日に御所市役所におきまして開催されました事務組合での話につきましては、全て規約の変更につきましての案でございましたし、負担金の配分につきましても、一応案ということで御説明を伺っております。ですから、先に配られました紙につきましても、当然案だというふうに解釈していただいて結構だと思います。

以上でございます。(「3番」の声あり)

議長(益田吉博)

3番吉田議員。

3番(吉田雅範)

部長も答弁しにくいだろうと思うので、もう案のことについては置いておきますけれども、この件につきまして、市民目線と言いながら、市民を無視し、議員に対しては、私は提案した、賛同してくれたのは議員やということも市長の方からもおっしゃっておられます。説明責任もなしに議会軽視、市長の独断と偏見の何物でもないと申し上げ、次の質問にまいりたいと思います。

次に、学校給食と通学路について。安全性の確認についてであります。

初めに、3月定例会の一般質問において学校給食の放射能と冷凍野菜の安全性につきましてお尋ねしました。今回はその確認と検証をさせていただきたいと思います。

私、給食センターでの検証では放射能に関しては問題なしと確認しております。しかし、冷凍野菜におきましては、前回同様株式会社イズックスからの入荷があります。しかし、イズックスを通してジョイフーズからの冷凍ほうれん草は中国産ではありません。これは九州産ということで、ネットでも確認しましたが、向こうの方に電話を入れて担当の者に確認をしております。しかし、日付により確認のとれない冷凍ほうれん草がありました。ほかにも下ろしにんにく、たけのこの水煮、蒸し大豆、小芋などありますが、中国産以外ですか。部長の方にお尋ねします。

議長(益田吉博)

町口教育部長。

教育部長(町口正治)

失礼します。3番吉田議員の、3月議会に引き続きましての、業者への管理指導はどうか。検討をしているのかという御質問でございますが、その後の対応といたしましては、まず製造元の商品規格書または商品仕様書を加工食品以外の食品も含む全ての食品を対象として、納入前に提出するように徹底を図っているところでございます。

前回、御指摘がございましたイズックス社を経由した冷凍ほうれん草でございますが、照会したところ、今お話もございましたが、福岡県のジョイフーズという会社が製造しておりまして、自社の所有地と契約農家の農地を併せ、70町歩の栽培面積でほうれん草を栽培し、冷凍ほうれん草として年間1,000トン出荷しているとのことでございました。

今後、このような照会や証明書の提出を求め、確認作業を行い、また、違反した業者には入札停止等の罰則規定を設けるなど、厳格な姿勢で臨むなど、食の安全の確保に努めていく所存でございます。

以上、答弁とさせていただきます。(「3番」の声あり)

議長(益田吉博)

3番吉田議員。

3番(吉田雅範)

そしたら私の方も先ほど言わせていただいたように、ジョイフーズからの冷凍ほうれん草というのは本当に九州産であるということは間違いないと思います。しかしほかにも下ろしにんにく、たけのこの水煮、蒸し大豆、小芋などというものは、中国産ではありませんか。

議長(益田吉博)

町口教育部長。

教育部長(町口正治)

3番吉田議員の御質問にお答えを申し上げます。

食材の購入につきましては、新年度に入りましても栄養士が成長著しい児童・生徒の栄養基準に基づいた献立を考えて五條産、奈良県産、あるいは国内産、また中国産以外といった基準を業者に毎月示して学期単位による入札と月単位による入札に基づいて納入業者を決定して、食材を発注しているところでございます。

また、冷凍食品や加工食品につきましては、商品原料規格書、原産地証明書の提出を求め、食の一層の安全に努めているところでございます。

今後も児童・生徒・園児に喜ばれ、保護者に安心していただける安全な学校給食の提供に取り組んでまいる所存でございます。

以上、答弁とさせていただきます。(「3番」の声あり)

議長(益田吉博)

3番吉田議員。

3番(吉田雅範)

一つ一つの確認を私はほしかったのですけれども、多分すぐには無理じゃないかと、下ろしにんにく、たけのこに関しましては、これはまた後日、私の方も再度給食センターの方に行かせてもらって、再確認させていただきたいと思いますので、そのときは一緒に立会いのほど、よろしくお願い申し上げたいと思います。

やはり子供たちの給食ですから、今後とも安心安全な食品の供給に当たっていただきたいと思います。

そして五條市にはまだまだ素晴らしい食材が眠っていると思います。広報を通して給食センターの入札に参加していただけるように、お願い申し上げます。そうすることが、地産地消につながると思いますので、部長の考えをお聞きいたします。

議長(益田吉博)

町口教育部長。

教育部長(町口正治)

3番吉田議員の御質問にお答えを申し上げます。

地産地消の考え方でございますが、偏食や外食、そして孤食など子供を取り巻く食環境が厳しさを増す中、学校給食の地産地消は大事な観点となっております。

地場産品を通じた食文化への理解促進といった食育や生産者の顔が見える安全安心で新鮮な食材の提供、地場農林産物の消費拡大は大切と考えております。ただ現実的にはたくさんの給食を2、3時間で調理しなければならない現場を始め、生産者、行政、保護者とも食材の一括安定供給、価格、規格などがネックとなりまして地場産品を導入したくても、そればかりでは非常に厳しい現実がございますが、今後も今申し上げましたような地産地消の大切さに鑑み、その努力は続けてまいりたいと考えております。

以上、答弁とさせていただきます。(「3番」の声あり)

議長(益田吉博)

3番吉田議員。

3番(吉田雅範)

よろしくお願い申し上げたいと思います。

次に、通学路の安全性についてお尋ねします。昨今、全国各地において通学路の児童に車が突っ込むという事故が多発しております。教育委員会といたしまして、通学路の安全対策の取組についてお尋ねします。

議長(益田吉博)

町口教育部長。

教育部長(町口正治)

3番吉田議員の通学路の安全性についての御質問にお答えを申し上げます。

通学路の安全性についてでございますが、4月に京都府亀岡市で、交通ルールを守っているにもかかわらず、交通事故に遭遇するという集団登校中の交通事故が、じゃっ起いたしました。

市教委では、すぐさまその翌日に、市内の幼稚園、小・中学校にこれまでの交通指導の取組を見直し、再検討するように指示を行ったところでございます。

まず、通学路に関する危険な箇所につきましては、現在再点検するよう各学校に指示をしております。そして収集した情報は、今月の15日、各学校の生徒指導担当の先生方で構成する生徒指導研究会で、市危機管理課、五條警察署も同席いただき共通理解するとともに、今後の交通安全に生かせるように協議・検討してまいります。

以上、答弁とさせていただきます。(「3番」の声あり)

議長(益田吉博)

3番吉田議員。

3番(吉田雅範)

やはり通学路の安全対策には歩道の確保、ガードレールの設置、また自転車通学路の舗装等があります。未舗装の市道について早期舗装していただきたいと思います。

以上の件につきましては、私も都市整備部の方にお願いしますが、教育委員会からもよろしくお願いしていただきたいと思いますが、部長の方から答弁をお願いします。

議長(益田吉博)

町口教育部長。

教育部長(町口正治)

3番吉田議員の御質問にお答えを申し上げます。

御指摘のございました道路の舗装に関しましては、関係機関と連携を取ってまいる所存でございます。

以上、答弁とさせていただきます。(「3番」の声あり)

議長(益田吉博)

3番吉田議員。

3番(吉田雅範)

よろしくお願いします。

一般質問の通告にはありませんけれども、答弁は要りません。森本都市整備部長、連携を取ってどうかよろしくお願い申し上げたいと思います。

次にいきます。

消防庁舎の総合評価落札方式について、新消防庁舎の総合評価落札方式についてでありますが、現在参加できる業者は本市で何者でございますか。

議長(益田吉博)

丸谷副市長。

副市長(丸谷昭典)

3番吉田議員の御質問にお答え申し上げます。

消防庁舎の総合評価落札方式の入札に参加できる市内の業者という御質問でございましたけれども、五條市内の建築A級の業者が参加できるということでございまして、建築A級の業者につきましては、2者でございます。

A級の発注金額につきましては、1億円以上となってございます。

また、五條市の入札参加資格の登録を受けた県内に本店を有する者で建築一式工事の総合評定値950点以上の業者数は、市内の先ほどの2者を含めまして13者となっております。

消防庁舎の入札方法につきましては、7億円を超える建設工事でございますので、五條市建設工事等請負業者選定審査会要綱の工事発注基準に従いまして、一般競争入札、総合評価落札方式のJVとなってございます。

以上で答弁とさせていただきます。(「3番」の声あり)

議長(益田吉博)

3番吉田議員。

3番(吉田雅範)

A級でないと参加できないということですね。そうすると、大手建設会社と本市の業者との共同企業体、ジョイントベンチャー、すなわちJVということなんですけれども、それでよろしいですね。

議長(益田吉博)

丸谷副市長。

副市長(丸谷昭典)

五條市建設工事等請負業者選定審査会要綱に基づく、発注の基準によりまして7億円以上につきましては、一般競争入札、総合評価落札方式のJVということでございます。

以上で答弁とさせていただきます。(「3番」の声あり)

議長(益田吉博)

3番吉田議員。

3番(吉田雅範)

そうすると2社のうち、入札日から落札業者が決まっているようなうわさが流れておるわけなんですけれども、やはり理事者側に近い業者に決まるであろう、やはりこれは総合評価の評価点数の付け方、また評価点に問題があるのではないかと思います。人間が評価点を付けるのですから、そういう疑った点が出てくるのではなかろうかと思います。やはり評価点も大事なんですけれども、価格競争というものが一番公平、公正が保たれるのではなかろうかなと思いますけれども、副市長どうお考えですか。

議長(益田吉博)

丸谷副市長。

副市長(丸谷昭典)

3番吉田議員の御質問にお答え申し上げます。

総合評価落札方式でございますので、入札書とともに技術提案書を提出していただきます。

技術提案書の内容といたしましては、まず施工計画として、消防庁舎の品質管理、安全管理、施工監理についての技術提案をしていただきます。

次に、企業の施工実績といたしまして、工事成績評定点及び表彰、ISOの認証取得、配置予定技術者の実績、地域精通度、災害協定の締結等を記載していただき、これらを総合的に評価して業者を決めております。

また、総合評価落札方式で落札者を決定しようとするときは、2人以上の学識経験者の意見を聴かなければならないと、地方自治法施行令第167条の10の2に定められておりまして、現在は県の技術管理課と五條土木事務所の技術系の識見を有する2人にお願いをしているところでございます。

また、価格だけでという、総合評価の必要性という御質問ではないかと思うわけでございますけれども、やはり従来の価格のみによる入札ではなしに、価格と品質が総合的に優れた技術的能力を有する者が施工することとなり、工事の品質の確保や向上が図られることとなりますので、消防庁舎におきましても、品質管理で建築建て屋の維持管理を削減するための工夫でございますとか、また安全管理で当該出入口が通学路と接していることから工事期間中の工事車両の出入口の安全などについての工夫などを提案していただいております。

以上のことから総合評価落札方式について採用させていただいております。

以上、答弁とさせていただきます。(「3番」の声あり)

議長(益田吉博)

3番吉田議員。

3番(吉田雅範)

業者に対しても公平、公正に入札をしていただいておると思いますけれども、また国・県におかれましても、総合評価落札方式は認められた入札方法でございますので、うわさや疑惑が絶えないと思いますけれども、やはり五條市に本社のある会社、企業に平等にもうけてもらい、より多くの市税増が見込まれると思いますので、是非とも地元業者ということでお願いしたいと思います。

これで私、3番吉田の一般質問を終わりたいと思います。

議長(益田吉博)

以上で3番吉田雅範議員の質問を終わります。

次に10番山田澄雄議員の質問を許します。10番山田澄雄議員。

〔10番 山田澄雄質問席へ〕

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更新日:2019年01月07日