平成23年第2回6月定例会会議録(第3号)

議事日程(第3号)

平成23年6月20日 10時開議

  • 第1 一般質問
    1. 藤冨美恵子
      1. 合併特例債について
      2. 市長の公約とそれに関連する事項について
        1. 行財政改革について
        2. 住んで良かったまちづくりについて
        3. 元気な五條市について
      3. 五條市滞在体験型観光施設について
      4. 再オープンした市立五條文化博物館について
      5. 新ごみ処理施設の建設について
    2. 福塚 実
      1. 教育行政について
        1. 市立小・中学校における環境整備について
        2. 教育長の人事について
      2. 消防及び防災体制について
        1. 五條市における南部地域の防災体制について
        2. 女性消防団員の活用について
    3. 大谷龍雄
      1. 新消防庁舎建設に当たり事前に検討が必要な課題について
        1. 周辺自治会、市立五條東中学校及び民間企業等への協力のお願いと切実な要望の聞き取りについて
        2. 耐震強度の想定について
        3. 不規則な勤務体制の消防職員の健康対策について
      2. 五條市内及び上流域に存在する各ダムの耐震強度並びに地滑り問題の調査結果の公表を関係機関に要請することについて
      3. 必要性の高い市立小・中学校へのエアコンの設置について
      4. 市立五條東中学校前の交通渋滞解消につながる(仮称)栄山寺トンネル工事の早期着手の県への要望について
      5. 水道水の不正使用疑惑に関する調査の結果と今後の対応について
  • 日程第2 選第1号 奈良県後期高齢者医療広域連合の議会の議員の選挙について
  • 第3 報第3号 平成22年度五條市土地開発公社の決算及び事業の報告について
  • 第4 報第4号 平成22年度財団法人大塔ふる里センターの決算及び事業の報告について
  • 第5 報第5号 平成22年度五條市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について
  • 第6 報第6号 平成22年度五條市簡易水道特別会計繰越明許費繰越計算書の報告について
  • 第7 報第7号 平成22年度五條市下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告について
  • 第8 報第8号 平成22年度五條市水道事業会計予算繰越計算書の報告について
  • 第9 報第9号 専決処分の報告、承認を求めることについて(五條市税条例の一部改正)
  • 第10 報第10号 専決処分の報告、承認を求めることについて(平成22年度五條市老人保健特別会計補正予算(第1号))
  • 第11 報第11号 専決処分の報告、承認を求めることについて(平成23年度五條市一般会計補正予算(第1号))
  • 第12 議第36号 特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正について
  • 第13 議第37号 教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部改正について
  • 第14 議第38号 高等学校分校の授業料等に関する条例の一部改正について
  • 第15 議第39号 五條市母子医療費助成条例の一部改正について
  • 第16 議第40号 五條市滞在体験型観光施設条例の一部改正について
  • 第17 議第41号 五條市簡易水道設置条例の一部改正について
  • 第18
    • 議第42号 市道路線の認定について
    • 議第43号 市道路線の認定について
    • 議第44号 市道路線の認定について
    • 議第45号 市道路線の変更について
  • 第19 議第47号 平成23年度五條市一般会計補正予算(第2号)議定について
  • 第20 議第46号 財産の取得について

本日の会議に付した事件
議事日程のとおり

出席議員(13名)

  • 1番 福塚 実
  • 2番 山口 耕司
  • 3番 吉田 雅範
  • 6番 川村 家廣
  • 7番 藤冨 美恵子
  • 8番 池上 輝雄
  • 9番 益田 吉博
  • 10番 山田 澄雄
  • 11番 峯林 宏政
  • 12番 花谷 昭典
  • 13番 土井 康嗣
  • 14番 大谷 龍雄
  • 15番 田原 清孝

欠席議員(1名)

4番 堀川 浩美

説明のための出席者

  • 市長 太田 好紀
  • 教育長職務代行者 樫内 成吉
  • 市長公室長 吉田 辰雄
  • 総務部長 下村 洋次
  • 都市整備部長 森本 元三
  • 生活産業部長 櫻井 敬三
  • 健康福祉部長 森本 敏弘
  • 上下水道部長 辻本 衡司
  • 消防長 窪 佳秀
  • 会計管理者 町口 正治
  • 西吉野支所長 小窪 美貴男
  • 大塔支所長 山田 善久
  • 監理管財課長 新井 健夫
  • 企画財政課長 福塚 勝彦
  • 秘書課長 菊谷 眞宜
  • 庶務課長 上 孝男

事務局職員出席者

  • 事務局長 乾 旬
  • 事務局次長 藤谷 光一
  • 事務局係長 笹谷 豊
  • 事務局主任 馬場 由美子
  • 速記者 柳ヶ瀬 五美

10時00再開

議長(川村家廣)

ただいまから去る17日の延会前に引き続き本会議を再開いたします。
堀川浩美議員から欠席届が、福塚 実議員から遅刻届が出ております。
ただいまの出席議員数は定足数に達しておりますので、会議が成立いたします。

議長(川村家廣)

本日の日程につきましては、お手元に配布済みのとおりであります。
配布漏れはございませんか。──。
これより日程に入ります。

日程第1

議長(川村家廣)

日程第1、一般質問を行います。
この際申し上げます。議員各位の質問並びに理事者側の答弁は明瞭、的確にお願いします。
議員各位には申合せのとおり、一般質問は全て質問席から一問一答方式により行うことといたします。
なお、理事者側の答弁は全て自席からといたしますので、本趣旨を御理解いただき、議会運営に御協力くださいますようお願いいたします。
また、議員各位には、一般質問の時間は質問と答弁を含めて90分以内といたします。
理事者側各位にも御協力をお願いいたします。
 

議長(川村家廣)

初めに、7番藤冨美恵子議員の質問を許します。7番藤冨美恵子議員。

〔7番 藤冨美恵子質問席へ〕

 

7番(藤冨美恵子)

おはようございます。
議長より発言の許可をいただきましたので通告いたしましたとおり、一般質問をさせていただきます。
質問に先立ちまして、このたびの東日本大震災により被災された皆様方にお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い復興を心よりお祈りいたします。
それでは質問に入らせていただきますが、今回は質問が多く、持ち時間は答弁も含め90分でございますので、明瞭、的確な答弁をお願いいたします。
まず初めに、太田さんはこのたびの市長選挙に当選され、五條市長となりました。
選挙前に五條市民の皆さんに約束、公約されたこと一つひとつを、スピーディーに実現させていっていただきたいと思います。
市長になられたからには、常に熟慮し、言葉には責任を持って、そして所信表明で言われておりましたように、公平公正に、まじめに、おごらず、ひたむきに取り組んでいただきたいと思います。
私は、太田市長の若さとパワーに期待しております。市民の皆さんと対話をし、そして議会とも十分議論をしながら、常に市民の目線に立ち、住んで良かったまちづくりを目指して、五條市長として手腕をふるっていただきたいと思います。
それでは、一般質問に移ります。
通告いたしております1番と3番を入れ替えまして、先に3番の五條市滞在体験型観光施設についてお尋ねいたします。
今議会で、市長より五條市滞在体験型観光施設条例の一部改正の議案が提出されております。このことについては、去る6月3日の議会運営委員会で説明を受けました。また、この議案は厚生建設常任委員会に付託されると思いますので、6月21日の委員会で質問をさせていただこうと思っておりましたが、市長の所信表明に「行政、議会と、それぞれの責任を果たす中で、市民に開かれた場所で建設的に意見を交換し、……」ということでございますので、一般質問をさせていただくことにいたしました。
それでは、今回の利用料金の改正につきましては、1泊素泊まり2万5,000円ということでございますが、これは余りにも高すぎると思います。
この通称「前防邸」は、平成21年9月議会で指定管理者制度を導入することが可決となりましたが、その後、指定管理者を募集したところ誰も応募しなかったという経緯があります。
まず、そのときの利用料金、改正前の利用料金をお尋ねいたします。
この、A棟というのは「蔵」のことで、B棟というのは「離れ」のことでよろしいでしょうか。

議長(川村家廣)

櫻井生活産業部長。

生活産業部長(櫻井敬三)

おはようございます。
7番藤冨議員さんの質問にお答えをさせていただきます。
まず、A棟は蔵、B棟は離れということでございます。
それと、改正前の料金ということでございます。改正前につきましては、蔵については5,000円、離れについては5,500円という設定をしておりました。
以上、答弁とさせていただきます。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

改正前は小人、4歳以上小学生以下の料金を設けておりますが、今回の改正では、小人の利用料金は設けておりません。これは、なぜでしょうか。

議長(川村家廣)

櫻井生活産業部長。

生活産業部長(櫻井敬三)

7番藤冨議員さんの質問にお答えをさせていただきます。
今回の改正については、子供料金といいますか、小人に対しての利用は定めておりません。
それにつきましては、前防邸につきましては、体験滞在型施設としてゆっくり、ゆったりと大人の質感で味わっていただくということ、そういう快適な空間を演出させていただいたということで、子供料金の設定を今回はしておりません。
以上、答弁とさせていただきます。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

それでは、子供が宿泊した場合、宿泊料金はどうなりますか。

議長(川村家廣)

櫻井生活産業部長。

生活産業部長(櫻井敬三)

7番藤冨議員さんの質問にお答えをさせていただきます。
子供の料金はこの改正後の料金の範囲内で、指定管理者がその中で市と協議し、最終市が承認して設定をすると、そういう運びになることになります。
以上、答弁とさせていただきます。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

ということは、今は子供料金を設定していないけれども、将来的に指定管理者と協議の上、設定していくということですね。
私は、小人の利用料金も今回のように、指定管理者が決めるのではなく、改正前のように、やはり条例で定めておくべきであると思います。
そして、今回の五條市滞在体験型観光施設条例の一部改正について、改正の理由は「施設が旅館業法の適用施設になったことに伴う」とのことですが、施設が旅館業法の適用施設になったことで、何がどう変わるのかお尋ねいたします。

議長(川村家廣)

櫻井生活産業部長。

生活産業部長(櫻井敬三)

7番藤冨議員さんの質問にお答えをさせていただきます。
旅館業法の適用を受けるということの、主な変更点でございますが、その適用を受けることによりまして、それによって床面積、またお風呂とトイレ、洗面の数、そういう施設から適正な利用人数というのが定められることになります。
また、玄関帳場とか、またそれに代わる施設を当該旅館業施設からおおむね100メートル以内に設けるとか、利用者の出入りが確認できるとか、そういう代わる施設を設置と、そういうふうな規制が掛かってくるということでございます。
以上、答弁とさせていただきます。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

要するに、以前であれば、蔵は4名、離れは10名、宿泊できたものが、旅館業法の適用施設になったことで、蔵は2名、離れは5名しか宿泊できなくなったということでよろしいですか。はい。
そして、次に指定管理者が市に支払う改正前の家賃は幾らでしたか。そしてまた今回、利用料金を改正して、再度募集する際の家賃は幾らになりますか。以前と同じですか。変わりますか。

議長(川村家廣)

櫻井生活産業部長。

生活産業部長(櫻井敬三)

7番藤冨議員さんの質問にお答えをさせていただきます。
家賃ということでございますが、施設を利用していただく指定管理者から市に納めていただく使用料でございます。これにつきましては、改正前につきましては、もともと指定管理者ということで3年間を計画していましたので、1年目につきましては、施設の調度品等指定管理者の方で準備していただくという方の使用料との精算というか、相殺をしてということで1年目は30万、そして2年目、3年目というのが年間240万という想定でございます。
これは施設の利用率が大体3、40パーセントあるということの想定をして、この使用料を市に納めてもらうということを想定しておりました。
そして今回でございます。今回については、これから条例が改正されたと想定して、今また施設の利用料金、これは指定管理者が設定する金額にもよりますが、想定しているのは年間60万、これを想定して市に納める使用料というふうに考えております。
以上、答弁とさせていただきます。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

今回、市長が提案された利用料金の改正は、1泊素泊まり、蔵は定員1名から2名までで、宿泊料金は1名2万5,000円、2名で5万円、それから離れは定員2名から5名までで、宿泊料金は2名5万円、3名では6万円、4名では7万円、5名では8万円となっております。そして、昼間利用は、離れの定員は2名から10名までで、時間は11時から14時まで。利用料金は1回につき2万円ということですが、1泊素泊まり2万5,000円という料金の根拠をお尋ねいたします。どこからそのような金額が出てきたのですか。

議長(川村家廣)

櫻井生活産業部長。

生活産業部長(櫻井敬三)

7番藤冨議員さんの質問にお答えをさせていただきます。
2万5,000円の根拠ということでございます。2万5,000円という根拠なんですが、本施設につきましては、おもてなしやしつらえなどについて、非常にグレードを上げて古民家でゆったり自由な時間を過ごしていただくということで、1棟貸しして、町屋暮らしを体験し楽しんでいただきたいと、こういうように考えてその上限額を設定したものでございます。その上限額の中で、指定管理者が営業できる範囲内ということで、考えて設定をしました。
また具体的に2万5,000円ということに関しては、京都でこういう町屋の滞在体験施設がございます。そこの金額が2名で5万5,000円というのがございます。京都と五條市では当然条件的、地理的なものが違いますが、あくまでも上限という中で、営業をしていく範囲という中で、これを設定させていただいておるということで、御理解をいただきたいと思います。
以上、答弁とさせていただきます。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

指定管理者が管理をして、営業が成り立つというのであれば、なおのこと、来てもらいやすい料金を設定しないことには、営業が成り立たなくなるのではないかと、私は考えます。
料金は、今部長の答弁を聞かせていただきましたら、指定管理者のことだけを考えて決めるのではなく、やはりもっと利用するお客さんの立場になって、また何よりも、この御時世でございますから、今のこの御時世をよく考えて、利用料金を決めるべきであると私は思います。
この料金を決める際に、部長、この御時世というのを考えていただけましたか。

議長(川村家廣)

櫻井生活産業部長。

生活産業部長(櫻井敬三)

7番藤冨議員さんの質問にお答えをさせていただきます。
まさしく利用というのは、これは広くここを体験していただく、そして五條新町の良さをわかっていただくと、そしてまたここを起点にしていろんな形で五條の観光を体験していただくということで、こういう町屋暮らしをゆっくり、ゆったりとこういう体験してもらうということでございますので、何も指定管理者が営業ということが全てではございません。利用していただくお客さんの立場に立ってと、また今の宿泊施設の利用料金、その辺も併せもって考えてはおります。
そして、今の金額は1人2万5,000円、2万5,000円にするという意味ではございませんので、その上限を定めておりますので、具体的にはこの条例が可決された後に指定管理者が提案してくる料金、それは十分市場料金も勘案してやってもらえるのではないかなと、まさしく多くの方が利用できるような形に、そういう中で、最終指定管理者検討委員会の方で選定をするという形になりますので、御理解を賜りたいと思います。
以上、答弁とさせていただきます。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

いかに古民家であっても、この金額でございましたら、多くの方が利用できるというそういう対象にはなりません。私はやはりこの料金はべらぼうに高いと思いますので、部長に申し上げておきます。
京都という言葉が出ましたけれども、今どき、観光地の京都であったとしても、ましてや、ここは五條市でございますから、素泊まり1泊2万5,000円、2名で5万円という料金、こういうべらぼうに高い金額というのは、私の頭の中には、あり得ない金額でございます。
市長は、このたびの選挙で、そしてまた、先日の所信表明でも、「市民の目線で」と言っておられましたが、市民目線で考えたならば、いかに上限といえども、この1泊素泊まり2万5,000円という、この金額はなかなか出てこないのではないかと思います。
市長は、「この料金は上限であるので、御理解を願いたい。」とのことでございましたが、市民目線で考えたならば、到底理解できる金額ではございません。
1泊素泊まり2万5,000円というのは、この料金は上限であり、先ほど部長が説明いただきましたが、指定管理者が利用料金を決めるので、必ずしもこの料金になるとは限らないという説明でございましたけれども、例えば観光シーズンであるとか、そういう時期には、この利用料金になるかもしれないと、可能性はあるということですね、部長。

議長(川村家廣)

櫻井生活産業部長。

生活産業部長(櫻井敬三)

7番藤冨議員さんの質問にお答えをさせていただきます。
上限額、そら可能性というのはないとは言えません。いろいろそれは非常に繁忙期であったり、閑散期であったり、お客さんが来ていただける条件が整うならそういう設定もあろうかと思いますし、あくまでもそこは指定管理者の設定についても最終市が承認しますので、そこらで状況を十分判断して最終的な判断をしていくということで御理解いただきたいと思います。
以上、答弁とさせていただきます。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

先日の議運でも高いという意見がたくさん出ておりました。
2、3日前、私の家に軽井沢、1泊素泊まり4,000円という案内が来ておりました。今どき1万円もあれば、バスで飛騨高山の古い町並みを観光し、白川郷に行き、温泉に入って、おいしい料理をいっぱい食べて、そこそこのホテルに泊まって、これで1泊2日、2食付きで1万円でございます。今や、そういう時代でございます。
今回、改正しようとしている五條市滞在体験型観光施設には、温泉があるわけでもなく、食事が付いているわけでもありません。素泊まり、泊まるだけでございます。
私は、今回、市長が提案された改正案は、余りにも高い、高すぎると思いますので、これは修正をする必要があるのではないかなと思っております。
先日、議運の後、議長と厚生建設常任委員長と前防邸を見てまいりました。施設は、市長も見に行かれたようでございますので、御存じだと思いますが、あの施設で、1泊素泊まり2万5千円という利用料金は高いと思われませんでしたか、市長。

議長(川村家廣)

太田市長。

市長(太田好紀)

7番藤冨議員の御質問にお答え申し上げます。
確かに私もこれが挙がってきたときに、まだこの金額以上でありました。これは当然議会にもとおらないだろうし、またこの金額では到底理解を得られないだろうということを思いまして、再度見直しをしていただきたいということを申し上げました。そんな形の中で、2万5,000円という形になったわけですけれども、当然今の常識から考えたら藤冨議員が言われるように高いと思います。ただし、先ほども藤冨議員も言ったように、上限ということであります。だから私も納得したのは、その上限ということ、あとは指定管理者が受けたときにおいてそれが5,000円になるのか7,000円になるのか、それは経営的な感覚の中で運営をしていく中で決めていただくと、それは四季折々、その金額の設定も変わるということもありました。だから上限としてこの2万5,000円ということにしたと、今藤冨議員からも言われましたけれども、この金額を見ると当然私も納得も理解もできなかったわけでありまして、再度見直せということも、申し上げたということでございます。そういうことを踏まえて上限ということで、私も理解して提出に至ったということを御理解賜りたいと思います。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

いかに上限であっても、この上限という金額は指定管理者が利用料金にする可能性がある以上、上限といえども、宿泊利用料金になるわけでございますから、やはり私にはとても理解できる料金ではございません。
今回、この利用料金に改正するということは、もし改正いたしましたら、市長もそれから我々議会もこの料金で良いと認めたことになります。五條に行って前防邸というところに泊った。泊ったら2万5,000円やった、1人から泊らせてくれへん、2人で泊って5万円だったと、果してあの前防邸が5万円の価値のある宿泊施設かどうかと、その辺のところでございますが、まあ私は先ほども申しましたけれども、いかに上限といえども、指定管理者が利用料金をこの金額にする可能性がある以上、私はこの改正案に賛成することはできません。
1泊素泊まり2万5,000円という金額、利用料金は、私、市民の皆さんに聞かれたときにとても説明して理解を得られる金額ではないからでございます。安くとは言いませんけれども、そこそこの料金にしないと、高すぎるとなかなか逆に利用していただけないのではないでしょうか。
将来、1泊素泊まり2万5,000円が決して高くないと思える時代になりましたら、またそのときには、今回のように条例を改正すればよいことでございます。
そして離れですが、いかに部屋が空いていようと、1名では泊まれないということですか、部長。その理由をお尋ねいたします。

議長(川村家廣)

櫻井生活産業部長。

生活産業部長(櫻井敬三)

7番藤冨議員さんの質問にお答えをさせていただきます。
定員を定めておりますので、離れについて1名という想定はございません。しかしこれは、例えば離れというのと蔵もございますので、蔵は1名から泊れますので、そちらの方でお願いをするなり、また次回、お友達と一緒に離れを利用していただくとか、そういうことで御理解をいただきたいなと思っていますし、この離れにつきましては、面積が非常に広くございますので、1人の利用ということはやはりいろいろ管理も含めて最低の定員というのは設けさせていただくということで考えさせていただきましたので、御理解をいただきたいと思います。
以上、答弁とさせていただきます。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

私には、部長の答弁はよく理解できません。離れと蔵、行って見られたならば一目瞭然でございますが、離れと蔵の感じは全然違います。人それぞれの好みで離れには泊まりたいけれども、蔵には泊まりたくない、蔵はしゃれではありませんが、本当に暗いのですね。私はああいう暗いところに宿泊するというのは苦手でございますので、離れには泊まりたいけれども、蔵には泊まりたくないという、そういう人それぞれの好みもございますので、私は離れが空いていれば、2名からということではなくて、1名であっても利用していただいたらよいのではないかと考えますけれども、市長いかがですか。

議長(川村家廣)

太田市長。

市長(太田好紀)

7番藤冨議員の御質問にお答え申し上げます。
確かに言われることは最もなことだと思います。
ただ今さっきから申し上げますように、これは上限でありまして、2万5,000円、2万5,000円と言いますけれども、枠を作っただけであって、あとは中身を決めるのは指定管理者であるということ。その中で先ほどからの子供の方も、また今の人数の面に関しても、これは一つの枠の中で決められたことで、あとは指定管理者の皆さんがその状況に応じた形でやっていただくという、一つの枠を作ったということだけ御理解をお願いしたいと思います。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

それから昼間利用の料金は、1回につき2万円ということでございますが、これも非常に高すぎると、1回につき2万円というのではなく、1人、1時間幾らというふうに設定してもよかったのではないかと思います。
1階については、新町通りに来てくれた方々に、目的は地域活性化のためでございますから、離れの1階については、とてもいい雰囲気でございますので、こういう場所は無料で開放してもよいくらいのところではないかと、私はそんなふうに考えます。
そして部長、昼間利用は、離れだけですか。蔵の昼間の利用はできないということですか。それの理由もお尋ねします。

議長(川村家廣)

櫻井生活産業部長。

生活産業部長(櫻井敬三)

7番藤冨議員さんの質問にお答えをさせていただきます。
昼間利用につきましては、離れだけでございます。昼間利用が離れだけと言いますのも、この離れにつきましては、この旅館業法も関係しますが、2階を研修室という形で設けております。そういうところを利用していただくということで、昼間の利用も入れます。蔵については、そういう施設はございませんので、離れについて1回2万円、これも上限でございますので、この以内でということで御理解をいただきたいと思います。
以上、答弁とさせていただきます。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

蔵は研修室ではないから貸せないと、貸す対象にはなっていないと、そういうことでよろしいですか。はい。
そして、この施設は、五條市を活性化するための施設でございます。まずは、五條に来てもらい、そして施設を利用してもらって、満足して帰っていただくことが大切です。泊まって良かったと、前防邸に泊まって良かったわという口コミで広がっていき、2度、3度と来てもらえるリピーターを増やすには、先ほども申しましたが、何よりも今のこの御時世、そしてまた、利用するお客さんの立場になって、利用しやすい利用金額を設定するなど、いろいろよく考えていただいて、利用料金を設定していただくべきだと私は考えます。
今回、市長が提案された、1泊素泊まり2万5,000円という利用料金は、余りにも高すぎる。上限2万5,000円という金額でございますが、上限といえどもシーズン中には設定する利用料金として現実に起こり得る話でございますから、これは余りにも高すぎると申し上げ、この続きは21日の厚生建設常任委員会で引き続き質問したいと思います。
次に、2番目といたしまして、市長の公約と、それに関連する事項について質問をいたします。
まず太田よしのりのマニフェストの中から、まず、市長は、「もうける市政」と「ムダゼロ市政」について。
「『税金と借金』に頼るこれまでの受け身の市政運営から、市が積極的にお金をもうける努力をする政治を行います。」と公約されていますが、何をどのようにするのか、市長にお尋ねいたします。
具体的にお答えください。

議長(川村家廣)

太田市長。

市長(太田好紀)

7番藤冨議員の御質問にお答え申し上げます。
まず、もうける市政と申しますのは、税金や借金、そして国や県に頼る受身的な市政運営ではなく、例えて言うならば、組織を株式会社五條市という位置付けをし、会社経営のごとく私や幹部職員はもちろん、職員一人ひとりが常に経営感覚とコスト意識を持ち、最少のコストで最大の成果を生み出すように取り組んでいくことでございます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

次に、市長は、「子育て環境を充実し、次世代の若者、子供たちからお年寄りまで、安心して住み続けられる『魅力あるまちづくり』に取り組みます。」とのことで、住んでよかったまちづくりの、1番目に、五條病院の充実について。「県は平成26年までに、五條・大淀・吉野の公立3病院の新しい経営体制を構築し、経営統合を行う予定であり、130億円の投資が予定されています。」と書いてあります。つまり、130億円掛けて、南和、1市3町8村の3つの救急病院を、1つの救急病院と2つの地域医療センターに役割分担し、医療体制を再構築するということですが、太田さんは、「五條市にある県立五條病院を守ります。」とマニフェストに書かれておりました。選挙中も「五條病院を救急病院に」と、市民の皆さんに言っておられましたが、4月28日に開催された第4回南和の医療等に関する協議会で、救急病院は大淀町の近鉄福神駅前に新設、また県立五條病院と国保吉野病院は改修し、地域医療センターにすることに決まりました。
なぜ、県立五條病院が救急病院に決まらなかったのか、この会議に出席されておりました太田市長にお尋ねいたします。

議長(川村家廣)

太田市長。

市長(太田好紀)

7番藤冨議員の御質問にお答え申し上げます。
南和地域における五條病院の存在意義や救急病院としての必要性などについて、4月28日に開催されました第4回協議会におきまして、私が強く訴えてまいりましたが、現五條病院は救急病院ではなく、国保吉野病院とともに地域医療センターとしての存続が決定されました。
今後におきましては、現在の診療科目である内科・循環器科等の外来の診療において市民の皆様が適切に診療を受けることのできる病院としての充実を南和の医療等に関する協議会で引き続き訴えてまいりたいと思っています。
これは実際の話、私が当選をさせていただいてから、初登庁後2日ということで、皆さんも私も当時議員でありました。この内容については、全く聞いておりませんでした。まだ白紙の状態でA案、B案、1つは県立五條病院のところ、そして福神のところということで、2案があったわけです。けれども、私が行った時点では、ほとんど決まっていた。だから私は当選して2日後ですけれども、3万6,000の代表として来たということで、当然私は理解も納得もできないということで、その協議会で訴えもさせていただきました。ただし、町村の議員全て首長の皆さんが全員賛成されたという、私だけが1人反対だったということで、大変心苦しいことでありました。しかしながらある程度の認識をしていたら、また私の言い方も変わったのかもわかりませんけれども、私が当時議員のとき、藤冨議員も御存じのように内容的にそこまで決まっているということはほとんど聞かされていませんでした。内容を見ますと、ちょうど選挙があるということで、その会議を延ばしていたということを聞かされました。もっと早くそれは決まっていたのかなという思いもありましたけれども、選挙期間中ということで、終わってすぐにこの協議会が開催された。私が行かせていただいたときにはテレビ中継、下市町の観光文化センターでしたけれども、何百人という人が集まって、今日はすごい人が集まっているなあという思いをしながら、その会議に出席をしたわけでありますけれども、そういう形の中で、言い分が通らなかったわけであります。しかしながら後方支援病院となりますけれども、これに関しての位置付け、内科、そして循環器等の診療はできるということであります。それと療養型の90床のベッドも置かれるということですけれども、拠点病院は確かに福神になりましたけれども、これは決定したことで、どうしてもこれに対しては私が言える立場でもなかったということも御理解していただきたいと思うのですが、五條で存続するためには、その今の内科や循環器科等がより充実した形として、私はこれから町村長さん、そして県に対して強く五條病院の充実を訴えてまいりたいと、そういうように思っております。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

はい。
次に、「特に産科の再開を県に要請し、早急に実現できるように取り組みます。」とのことでございますが、このことについては、2月17日に開催された、第3回南和の医療等に関する協議会で、吉野前市長は、「産婦人科はあるが、分べんは当面休止」ということで承認されております。つまりお産はできない、赤ちゃんは産めないということですが、太田市長は、第4回南和の医療等に関する協議会に出席された際、このことにつきまして、知事に何らかの申入れをされましたか。

議長(川村家廣)

太田市長。

市長(太田好紀)

7番藤冨議員の御質問にお答えさせていただきます。
この4回の協議会につきましても、まず基本的に位置付けが決定されました。そして、前市長からもいろんな形の中で、分べんに対してのことも議会でもいろんな議論がされました。そういう形の中で、私はそのときも発言をさせていただいたのですけれども、130億も掛けてやるのにもかかわらず、分べんができないということは、大変心苦しいということも言わせていただきました。そのときに知事からは、実際はしたいと、しかしながら医師がおらないんだということを言われました。そういう形の中で、基本的に分べんに関しては医大のメディカルバースセンターに行きますけれども、その後の処置は全てこちらでやるということになりましたけれども、これだけ130億のお金を投資するのだから、最初からないというのは大変心苦しいと、だからそういう面ではこの中にもどうか科を作っていただきたいということがありましたですけれども、知事からは大変有り難い言葉で、医師が見つかり次第それはさせていただくと、ただし現実に今のところは医師がおらないので難しいということ、ただちゃんとした部屋も作ってはおくということなんで、医師が見つかり次第、その対応はしていきますという温かい答弁をいただいたということも現実でございます。
以上でございます。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

次に、「子供の医療費を無料化」については、マニフェストには、「0歳から小学校6年生までの子供たちの医療費の無料化を実現します。」と書かれておりました。
市長は所信表明で、「来年度以降には実施できるよう努力してまいります。」とこのように言われておりましたが、来年度以降というのは、いつでしょうか。この公約はいつから実施されますか、市長。

議長(川村家廣)

太田市長。

市長(太田好紀)

7番藤冨議員の御質問にお答えさせていただきます。
子供の医療費の無料化につきましては、実施時期につきましては、助成条件の整理、経費の見通し、職員体制の拡充、システムの構築など、事務的な課題等の整理を行い、議員各位の御意見をいただきながら、条件が整い次第、市民に混乱が生じないように取り組んでまいりたいと考えています。
以上でございます。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

次に「コミュニティバスの充実」については、山口議員、吉田議員が質問されましたので、省略させていただきます。
次に、「防災体制の充実」についてでありますが、五條市には、吉野川に沿って中央構造線があり、国内で3番目に地震発生率が高いとも言われております。また東海・東南海・南海地震も三連動で起こるかもしれないと言われています。
新消防庁舎は、既に土地が購入されている今井町に建設されますが、五條市における地震対策はどのようになっておりますか。

議長(川村家廣)

吉田市長公室長。

市長公室長(吉田辰雄)

7番藤冨議員の御質問にお答え申し上げます。
御質問でございます本市の地震対策についてでございますが、災害対策基本法の規定に基づきまして、五條市地域防災計画を策定いたしております。これは、国においては、中央防災会議による防災基本計画・県におきましては、県地域防災計画に当たるものでございます。
この計画は、市、関係機関、住民等、その全機能を発揮し、相互に有機的な連携を持って、市の地域に係る災害予防対策、災害応急対策、災害復旧・復興対策を実施することにより、市域における土地の保全と住民の生命身体及び財産を保護することを目的に作成いたしております。
この計画によりまして、本市がとるべき地震対策を定めております。例えば具体的に初動体制を御説明するならば、県内に震度4の地震が発生いたしますと、職員は自動配備として災害初動体制をとることになっております。また、県内に震度5弱以上の地震が発生した場合には、指示がなくとも自主的かつ速やかに参集することが決められておりまして、災害対策本部設置による1号動員体制を地震発生時のフォローとして定めておるところでございます。
以上、答弁とさせていただきます。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

答弁いただきましたのは、公室長、災害応急対策の初動対策ということでございますね。
これ1号動員体制とはどういうもので、そしてまた参集した後、肝心なのはここからでございます。参集した後、どのように対応していくのか。それをお尋ねしたいと思います。

議長(川村家廣)

吉田市長公室長。

市長公室長(吉田辰雄)

7番藤冨議員の御質問にお答えいたします。
1号動員、2号動員、それぞれ人数が定められておりまして、その規定に基づき部長級がまず動員がかかる、次課長も加わって、そういうふうな形で区分がされておりますので、そういうふうに御理解いただきたいと思います。
続いて、災害対策本部が設置されて以降の活動内容についてでございますけれども、それにつきましても、地震対策計画に地震の場合細かく決められておりまして、まずは情報収集に当たるということになります。どこでどのような被害があるのか、けが人が多く出ているのかどうか、その辺の情報収集に当たるということが第1義的にございまして、あと地震直後の緊急措置といたしましては、庁舎、施設等の被害状況の把握、そして初期消火、あるいは通信機能、非常電源の確保、災害概況の把握、関係機関との連絡体制の確保、こういった手順で進めてまいりまして、あとそれ以外にもライフラインの情報収集とか、集まってきた職員、あるいは各地区自治会長なりになると思いますが、各地域においての被害状況の把握に、情報収集に努めると、しかる後に広域応援要請を行うとされておりまして、消防救急、医療救護、救援物資等、広域応援要請を行い、あるいはもっと大きな被害が出ている場合ですと、自衛隊の派遣要請にもつながってくるということでございまして、その後に、職員防災本部でできる、まずは人命救助、避難誘導、避難所開設、火災鎮圧、情報収集、そういった形で応急活動を実施してまいります。
その後におきましては、いろいろな班体制を組んでおりますので、それぞれ班においてそれぞれの任務に当たると、こういうシフトをしていくと、そういう流れとなっております。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

次に、災害予防対策、災害復旧・復興対策ということについても、少し説明していただけますか。

議長(川村家廣)

吉田市長公室長。

市長公室長(吉田辰雄)

7番藤冨議員の御質問にお答え申し上げます。
それぞれにつきましても、地域防災計画に定められておりまして、その手順に従い、行うということでございますけれども、災害予防というのは、日頃の啓もう・啓発が中心になってきておりますし、先般も御質問等いただきました防災マップ等の充実、あるいは日頃から自分の命は自分で守る、家族で守る、地域で守る、そして行政がそれらの応援をするという形の大きな原理原則のようなものを常に頭に置いていただく危機管理体制、いつなんどきどのような災害が起こるかわからないという、心の備えというようなものを常に持っていただく、市民に持っていただくような周知、啓もう・啓発を続けていくことが予防対策であるというふうに認識いたしております。
あと、いざ災害が起こって直ちに行う応急措置でございますけれども、人命救助、これは消防職員、訓練、知識を持っている人たちにお任せするということになろうかと思いますけれども、我々一般職員につきましては、後方支援と言いますか、避難誘導、避難所開設、食糧調達、そういった形の後方支援のようなものを、全力を挙げて行う、そういうことになってこようかというふうに思っております。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

次に、五條市の備蓄品の現状を具体的にお答えください。

議長(川村家廣)

吉田市長公室長。

市長公室長(吉田辰雄)

7番藤冨議員の御質問にお答え申し上げます。
主な備蓄品といたしましては、非常用食糧、現時点では5,350食、それらを始めハンマー、ショベル、バール、消火器等、災害時に役立つ資機材を備蓄しておるところでございます。
以上でございます。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

五條市の人口約3万5,000人の非常用食糧が、5,350食しかないというのはわかりました。そうしましたら、今説明のありました、ハンマー、ショベル、バール、消火器等でございますけれども、それぞれ五條市に合計で結構でございます、幾つありますか。

議長(川村家廣)

吉田市長公室長。

市長公室長(吉田辰雄)

7番藤冨議員の御質問にお答え申し上げます。
防災資機材の数については、ちょっと今資料を持ち合わせておりませんので、申し上げることはできません。御了承いただきたいと思います。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

そしたら一番大切な飲料水の備蓄は、これはどのようになっておりますか。

議長(川村家廣)

吉田市長公室長。

市長公室長(吉田辰雄)

7番藤冨議員の御質問にお答えいたします。
飲料水につきましては、特に現時点では備蓄倉庫にはないのですけれども、今御案内のように、民間企業と提携を結びまして防災自販機というのを設置させていただきました。いざ災害となりますと、市内3か所にある自販機のジュース等飲料水も含めてですけれども、全て無料で使用できるということになっております。併せて飲料水、ペットボトル大きいもので数字は認識していないのですけれども、かなりの量を無償提供いただけると、そういうふうな協定も結んでおるところでございまして、それ以外にも基本的には水道局の給水活動を行っていくことになろうかというふうに思っております。
以上でございます。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

一番備蓄しなければならないのは、飲料水でございますから、やはり飲料水を全然備蓄していないというのは、これはもうどうかなと、誰に聞かれても大変問われることでございますので、早速大量の飲料水を備蓄していただきたいと思います。
それから防災自販機でしたか、この防災自販機というのは停電になったらどうなりますか。

議長(川村家廣)

吉田市長公室長。

市長公室長(吉田辰雄)

7番藤冨議員の御質問にお答えいたします。
自家発電装置はついていませんので、地震等が起きましたら手作業で鍵を開けてそこの飲料水を使用させていただくということになってくるかなというふうに考えております。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

手作業で、いかに災害時とはいえども、勝手に人のものを開けるというのはなかなかしにくいことでございますし、誰もが開けられるわけではございませんので、やはり飲料水というのは大量に備蓄しておいていただきたいと思います。
災害といいましたら、今まで阪神大震災のそういう例とか聞かせていただきましたら、水とトイレというふうによく聞かせていただいています。水というのは、どっかが誰かがどないかしてくれるというのではなくて、食糧と同様に大量に五條市も市として備蓄していただきたいと思いますが、市長、いかがですか。

議長(川村家廣)

太田市長。

市長(太田好紀)

7番藤冨議員の御質問にお答え申し上げます。
確かに飲料水というのは大変大事なことだと思います。
先ほど公室長の方からもお話がありましたけれども、自動販売機のやつは災害があった時点では全部フリーになりますので、押したら出てくるという、そういうことになっているらしいです。
それと、私がもう一つ考えるならば、備蓄も大事ですけれども、いろんな企業と連携を取りながら、そこらとも協定書を結んで、いろんな五條の企業さんとできるだけそういう飲料水とか、また先ほど言ったように、スコップとかいろんな形の中で協力体制ができるような構築を今から進めていきたいと、そういうように考えております。
以上です。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

大災害が起こりましたら、電気・ガス・水道だけではなくて、道路というのも今までの災害から見ておりましたら。その辺も通れなくなる可能性が十分にありますので、だから自販機であるとか、企業と提携するとか、それも本当に大切なことではございますけれども、やはり五條市3万5,000人のことを考えていただきまして、それぞれ家庭でも備蓄はしておりますけれども、やっぱり市としてその辺のところを一番先に飲料水ということを考えていただきたいと思います。
非常用食材の備蓄は、私、田園でございますので、例えば田園公民館には、五目御飯が350食しかありません。これでは、本当にとても足りませんので、家庭でも当然食糧等を私も備蓄しておりますけれども、実際地震が起こったならば今言っていただきましたように、水も不足して全然ないということですので、順次備蓄品を充実させていっていただきたいと思います。
そして、もし地震が起こった場合でございますが、避難場所はありますけれども、避難場所に五條市民全員を収容しきれないという現実がありますが、また食糧品等が充分に整備されていない現状で、今ここで地震なりなんなり大災害が起こったときに、五條市民の生命と財産、暮らしをどんなふうに守るのか、どのように守るのか、市長にお尋ねいたします。

議長(川村家廣)

太田市長。

市長(太田好紀)

7番藤冨議員の御質問にお答え申し上げます。
確かに約3万6,000弱の全ての人が対象となれば、これ本当に財政的にも厳しい状況であります。そんな形の中で、できる限りのことはこれから進めてまいりたいと思っておりますけれども、含めて飲料水やいろんな形の中で最低ラインのことはやっていきたいですけれども、ただ今この前の屋内運動場、体育館ですね。ここにも下には防火水槽と飲料水を兼ね備えたもの、その地区、地区でこれからいろんな形の、施設に対してもそういう避難場所プラスアルファそういう形の中で備蓄品も踏まえて総合的な形の中で、考えていかなくてはならないと思っています。全てのものを全てやれとなれば、当然今の財政状況では厳しい状況ではあります。それも踏まえながら精一杯できることだけできるところから努力していきたいと、そういうふうに考えております。
以上でございます。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

次に、東日本大震災の影響で関西電力も「15パーセント節電を断行する。」と報道されていますが、電力不足が見込まれる中、五條市の節電対策についてお尋ねいたします。

議長(川村家廣)

吉田市長公室長。

市長公室長(吉田辰雄)

7番藤冨議員の御質問にお答え申し上げます。
庁内の節電対策についてでございますが、従来より昼休み時間中はお客様に支障がない限り、また事務に支障がない限り消灯すること、また庁内エアコンにつきましては、28度設定、こういうふうな形で取組をいたしておるところでございます。
今後の節電対策の取組でございますけれども、今までの取組を更に徹底するとともに、新しい取組といたしましては、これもお客様、あるいは事務に支障がない範囲でとなってまいりますけれども、庁内照明の間引き点灯、つまり各部屋あるいは通路の蛍光灯をとびとびに外していくようなことでございますけれども、こういったことも行っていきたいというふうに考えております。
あと、パソコンなど事務機器を使用しないときはまめに電源を切るとか、退所時にはコンセントを抜く、身近なところから節電できるよう日頃より心掛けていきたいと、徹底していきたいというふうに考えております。
以上でございます。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

3月11日に起きた東日本大震災で甚大な被害を受けた被災地に、尼崎市は復興支援バスを、宇陀市は消防車両を無償譲渡されました。また関西広域連合は、カウンターパート方式で職員を長期派遣し被災地を支援しております。
五條市は、どのような支援をしましたか。そして今後どのような支援をしますか。

議長(川村家廣)

吉田市長公室長。

市長公室長(吉田辰雄)

7番藤冨議員の御質問にお答え申し上げます。
人的な支援につきましては、まず消防隊が出動いたしました。次に、保健師の保健活動、被災地におきまして心のケアをするような目的で保健師の派遣をいたしました。あと給水活動にも水道課職員を派遣し、支援に向こうの方に行っております。あと義援金活動も実施いたしまして、かなりの金額ですけれども、義援金として送らせていただいておるところでございます。あと義援金活動も当然市民の協力のもと続けていきますけれども、人的支援といたしましては、これから復興時期、復興活動に入ってまいりますので、やれる職種であれば可能な限り参加していきたいとは考えておりますけれども、基本的には都道府県単位でそういう部隊編成を組みまして人的支援を行っておりますので、基本的には奈良県部隊に参加するという形で取り組んでいきたいと考えております。
今想定される部分といたしましては、復興活動、復興時期に入っておりますので、例えば事務的な部分でり災証明発行等に関する業務あたりに可能性があるのではないかなということを考えておりまして、いずれにいたしましても、支援可能なものには協力は惜しまないという態勢で望みたいというように考えております。
以上でございます。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

関西広域連合で防災計画が策定されるそうでございますが、現在、奈良県は近畿で唯一関西広域連合に参加しておりません。私は、奈良県も関西広域連合に参加すべきであると思っておりますが、太田市長はどのように考えておられますか。

議長(川村家廣)

太田市長。

市長(太田好紀)

7番藤冨議員の御質問にお答えさせていただきます。
関西広域連合ということで、府県レベルの話でございます。私個人としても、なぜ参加しないのかなという思いは実際ございます。
私は今奈良県下においても、広域化でやっていただきたいということで、ごみの問題、またし尿等、いろいろ広域でするべきが、これが地方自治体において大変考えるべきであると、そういうように考えております。
ただ、この関西広域連合に関しましては、私個人としては入ってもいいんじゃないかなという思いがありますけれども、この間から東京に行ったときに奈良県の市長会がございまして、そのときにこの議案が出てきました。奈良県としても一遍統一しようやないかということで、いろんな議論があったのですけれども、直接知事から私らは一切この内容は聞いておりません。だからいろいろ言うよりも、まず知事を交えて、次の市長会に呼んで、関西広域連合のことをどう考えているのか。実際なぜ参加しないのかということをちゃんと知事さんに聞いてからやっていくべきというふうに、この間も市長会で決まりました。
私としては、当然私たち五條市においても県との連携というのは必要不可欠でございます。そういう面では私は個人的にはそういう気持ちがあったとしても、これからは知事の考え方に付いて行きたいなと、というのは、これから知事が言われております南和医療圏もしかり、南和のこと全てのことに関して、これから知事は南側に力を入れてあげようということで、南和振興圏という位置付けの課も作っていただきました。そういう形の中で、私たち市町村が言うのにも、まず知事の考えのもとで、また私たちは提言していくところは知事に提言をしながら、やはり県と市町村が連携をしていくことが大事じゃないかなと私は現時点ではそういうふうに思っています。
以上でございます。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

関西広域連合には、関西を中心とした2府5県が参加しておりますけれども、地震等大災害があったときに、大災害に見舞われたときに五條市が支援する側というだけではなく、支援される側の五條市民の一人として、私は機会があれば荒井知事に、奈良県も関西広域連合に参加するようお願いするつもりでおります。
また今後、五條市の防災体制を見直すとともに、現実に地震が起こった場合を想定して、市民の生き延びるための防災訓練及び防災教育を行なっていただきたいと思いますが、市長、このことについて、防災訓練及び防災教育につきまして、五條市民の生命と財産を守るために様々な対策を講じていただいておると思いますけれども、 これからの計画がございましたらお聞かせいただきたいと思います。

議長(川村家廣)

太田市長。

市長(太田好紀)

7番藤冨議員の御質問にお答えさせていただきます。
私といたしましては、まず市民の生命と財産を守ることが最優先です。だから公約で挙げたように、消防庁舎の建設を今回の補正予算に挙げさせていただきました。そして、設計ができ次第、工事に掛かっていただく。これが一番大事なことかなと、まず第一点思っています。
そういう形の中で、今後に対しましては、今まで防災訓練ということで、河川敷でやっていましたけれども、庁舎内でやったことが一度もないということでありましたので、7月の2日、防災月間の中で、今度は庁舎を踏まえて防災訓練、まずは基地になる市役所を、また職員が連携を取る、そして地域の皆さんとの連携を取りながら防災の認識をしてもらうということで、まずは7月2日にそういう訓練をこの庁舎でやるということは、決定いたしました。
今後に関しましては、奈良県が防災計画を見直すということがありましたので、それに伴って五條市もそれに基づいて再度見直し、また防災計画の中で今度は平坦部と山間部とちゃんとした地域性も踏まえながら、独自の五條市の体系作りをしたいと考えております。
以上でございます。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

次に、二見保育所の開所につきましては、田原議員、堀川議員が質問されており、重複する質問になりますので、省略させていただきます。
次に、太田さんは「市長自らトップセールスマンとなって五條市の魅力を全国に発信します。また、定着人口の増加を図ります。」
元気な五條市にするとのことでございますが、どのようにして五條市の魅力を全国に発信し、定着人口の増加を図り、元気な五條市にするのか。
そしてまた、「東北地方の大地震に伴い、東北地方の企業を五條市に誘致するための営業をいたします。」とのことでございますが、実際にどのようにして、東北地方の企業を五條市に誘致するのか。具体的にお答えください。

議長(川村家廣)

太田市長。

市長(太田好紀)

7番藤冨議員の御質問にお答え申し上げます。
企業誘致につきましては、昨年奨励金制度の条例を制定し、企業立地の促進と雇用拡大に積極的に取り組んでおり、優遇制度の盛り込んだ五條市企業立地ガイドブックを地元の企業や金融機関、そして関係団体等に配布しております。誘致活動につきましては、取り組みたいと考えております。
また、国の経済産業省、地域経済産業局、県の地域振興部と連携しながら東北地方の被災地企業に対しても情報提供を受け、トップセールスマンとして企業誘致活動に取り組み、併せて支援できる体制作りを積極的に取り入れていきたいと考えております。
企業誘致をすることで、地元雇用はもちろんのこと、強いては定着人口の増加も図り、元気な五條市になるよう情報を発信していきたいと考えております。
私は前回の質問でも回答させていただきましたけれども、まずは企業誘致の促進ということが一番大事だと思うのです。そういう形の中で、今一番チャンスと思っていますのは、28年度に御所道路が開通します。五條から大阪市内まで約50分で行ける、これが一つのラストチャンスかなと思っています。ここで初めて企業誘致の促進ができるのではないかな。これから28年度にかけてそれは近隣の企業、僕は大きな企業よりも中小企業も踏まえて50人から100人規模、50人未満でもいいんじゃないのかなと、そういう形でまず選定をして、そしていろんな形で営業していきたいと思っています。それを踏まえて、東北地方ということも、これは知事と連携をしなくては、五條だけで東北地方の企業の誘致促進というのはなかなかできません。知事等踏まえて、この間も知事にこの話を提言させていただきましたけれども、まずは県と連携を取りながら東北地方の企業、そして優良企業にやはり絞って、その中で奈良県としてその位置付けの五條市も踏まえた中でやっていきたい。これが一番スムーズにいくのではないか。立地条件、奈良県の中でもいろんな工業団地がございます。その中でも、まず一番最初に私が知事さんに声を掛けたということもありますので、そこらは知事の方も御配慮していただけるのではないかということで、特に熱心に知事と連携を取りながらやっていきたいと考えております。
以上でございます。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

藤冨議員に申し上げます。藤冨議員の一般質問の持ち時間はあと20分となっております。7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

マニフェストの続きでございますが、「市民の声を聞き、市政に反映させます。」とのことで、「市民目線の『出張移動市長室』を年間行事計画に組み入れ、できる限り多くの市民の皆様と対話し、意見や要望を直接聞き市政に反映させます。より身近に感じていただくための工夫として、休日や夜間に議会を開催し、常に『市民の目線』で行政をチェックしていただきます。」と、このようにマニフェストに書かれております。
出張移動市長室のこれからの予定と、それから休日、夜間の議会はいつ開催するのか。市長にお尋ねします。

議長(川村家廣)

太田市長。

市長(太田好紀)

7番藤冨議員の御質問にお答え申し上げます。
この私の公約にもありました出張移動市長室ということで、第1回目を阪合部地区でやらせていただきました。
私はこの出張移動市長室というのは、要望を聞く場ではございません。やはり語らう場ということで、以前は地区を回っていろんな要望を聞いていたということも聞いておりますけれども、私の場合は対話、より身近な市民目線で対等な立場で、そして話ができるという、そういうことを一つ考えている。だから各担当部長、全ての皆さんを引き連れてその場所に行くというようなことではございません。私が1人行かせていただく、若しくはいろんなことがあったら1人くらいは付いて行くかもわかりませんけれども、まずは私1人が行って、皆さんと対等な立場で、市民目線に立っていろんな地域のいろんな現状やそしてこれからの五條市の未来、またこのようなまちにしていただきたいという、そういういろんな意見、要望を聞きながらそれを行政に反映していきたいと、そういうことを市として考えています。
その中で今後の見通しとしまして、年間行事、やはりこれは五條地区、そして西吉野地区、そして大塔地区があり、大体年間何十回と決めてその中で進めていきたい、まだ計画はございません。これから逐一そういう形の中でやっていきたい。また広報にもそういうことを載せてやっていきたいというのが今の現状であります。
そして、もう一つは夜間の議会でありますけれども、これは当然私が選挙期間中、やはり仕事をしている中で土、日にやっていただきたい、私らも一遍見たい、いろいろなそういう意見がございました。これは私が言うよりも、議会の皆さんにお願いすると、議会の皆さんが合意をしなければできないことなんで、これは正副議長、また議員の皆さんにお願いをしながらそういう形で、いろんな形の中で開ける場を行政共々考えながら進めていきたい。まず主導権は議会側にございますので、私がいちいちまた申し上げますと、大変御無礼と思います。その辺も議員の皆さんにおきまして、御審議をしていただいて、そして行政もそれに協力すると、そういう形で進んでいくかと思います。その辺どうかよろしくお願い申し上げます。
以上でございます。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

出張移動市長室に関して、今の市長の答弁は、対話をすることであり、対話をする場であると、単なる要望を聞く場ではありません。ということでございましたけれども、市長のマニフェストには、「意見や要望を直接聞き、市政に反映させます。」と書いてあります。
私は、今後の五條市のまちづくりについて、対話、対話するのも本当に大切なことでございますけれども、市長になられて2か月ですか、新米の市長でございますので、やはり市民の皆さんの要望というのもしっかりとその場で聞いていただいて、マニフェストにございますように、市政に反映させていっていただきたいと思います。
五條市民が納めた、五條市民の税金の使い道でございますから、やはり市民の皆さんにその要望とか、そういうことも実行する実行しないはまた市長が判断されたらいいと思いますけれども、要望はやはり聞いてあげていただきたいと思いますので、提言しておきます。
最後に、「常に市民や、市役所職員の目の届くところに「借金時計」を掲げ、市の財政運営に関心を持っていただくとともに、次世代に「借金」を残さないよう、緊張感のもとで市政運営を行います。」と書かれておりますが、市長、借金時計は、いつ掲げますか。

議長(川村家廣)

太田市長。

市長(太田好紀)

7番藤冨議員の御質問にお答えさせていただきます。
借金時計をいつするかということは、未定でございます。どこへどういう形でやっていくか。またどのような形の、借金という形もいろんな借金がございます。そういう形の中で、一応今年度中にいろいろと検討して、そして今後に予算付けをして、どういう形でいったらいいのか、皆さんに一番わかりやすい、これは役所の前にするのか、またいろんなことを精査しながら進めていきたいと思っております。
以上でございます。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

平成22年度の五條市の借金の額、まだ決算が済んでおりませんけれども、幾らくらいになりますか。

議長(川村家廣)

太田市長。

市長(太田好紀)

7番藤冨議員の御質問にお答え申し上げます。
平成22年度末での借入金残高は448億9,000万でございます。その内訳でありますけれども、一般会計の市債残高が約280億7,000万円、下水道事業、簡易水道などの特別会計の市債残高が合計で約122億円、水道事業会計の市債残高が約19億1,000万円で、全会計の合計は約421億8,000万円でございます。そして土地開発公社の借入金残高が約27億1,000万円であります。合わせますと、約448億9,000万の残高となります。
以上でございます。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

次に、合併特例債についてお尋ねいたします。
合併特例債の107億3,000万円のうち、残りは約77億円あるわけでございますけれども、この77億円を使い、太田市長はこれからどのような事業をしたいと思っておられるのか。また吉野前市長は、223億円の事業を打ち出し、そして優先順位は「どれも1番」とのことでございました。
同時に、太田市長の優先順位をお尋ねいたします。1番これ、2番これ、3番これというふうに優先順位が決まっておりましたら、答えていただきたいと思います。

議長(川村家廣)

太田市長。

市長(太田好紀)

7番藤冨議員の御質問にお答えさせていただきます。
合併特例債107億円のうちの残り77億くらい残っております。その中で、まずは消防庁舎の建設ということが、今の本会議に提出をさせていただきます。この後、皆さんも御存じのように、約36億でこの市役所の庁舎の建設もございます。そして駅前開発、駅舎、そして南北道ということもございます。いろんな形の中で、優先順位というよりもまずこれは今どういう形で進めていくかということ、もう期限が3年少ししかございません。今、週に一遍部長会を開いて、まず市役所をどうしていくのか、この後どうしていくのか、いろんな形の中で、今検討をしてまいっております。そのある程度の骨子ができましたら、これは議会の皆さん、そして一般の第三者会議を開いて、いろんな幅広い意見を聞きながら優先順位を決めていきたい。ただし、優先順位といいましても、期間がこのお金を3年半でというのは確かに難しいことであります。
この間の一般質問でも言わせていただきましたけれども、今葛城市、そして宇陀市とうちと、この3市でおいて合併特例債の延長、どうかしていただきたいということで、この間も東京に行ったときに総務省に寄って、お話もしてきました。しかしながらまずは東北大震災の復興が第一だと、まずここは当然合併特例債は延長はありきだと、それ以降の考え方はなかなか簡単にはできない、こういうことになっております。そして全国の市長会に行ったときも。これが一つ議案として挙がっておりました。これも踏まえて奈良県、また全国的な市長会でもこれから国へ、また代議士の方に陳情にまいって、どうか延長をしてもらうという努力はしていきたいと思います。ただし、これができるかできないかわかりませんので、うちとしては残りの3年少しの間にまずは基本的にどうするかということを徹底的に今、9月までにある程度の方向性というのを各担当部ですり合わせて、そしてあと議会の皆さん、また第三者という形の中で進めていきたいと思っています。優先順位というのは、その中である程度皆さんの御意見を聞きながら決めていきたいと、そういうように考えております。
以上でございます。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

庁舎の建て替えにつきましては、市長御存じのように、私は以前から耐震補強でよいのではないか、建て替えるべきではないという、そういうような意見を吉野市長に提言してまいりました。
これも耐震補強にどれくらい、幾ら掛かるかというそういうところも関係してまいりますけれども、庁舎の建て替えに関しましては、市民の多くの皆さんも関心を持っておられて、聞かせていただきましたら、割合多くの方が旧五條高校の跡地とかという声がたくさん出ておりますので、平成4年の9月ですか、9月以来20年近くにわたって放置されておりますので、旧五條高校の跡地を利用するというのも、まあまあ一案かなと思っております。
そして同時に、図書館の建て替え、図書館の建て替えこそが必要だと思いますので、市長に提案をしておきます。
時間がまいりましたので、残りの分につきましては、また予算委員会で質問させていただきます。
終わります。

議長(川村家廣)

以上で、7番藤冨美恵子議員の質問を終わります。
次に、1番福塚 実議員の質問を許します。1番福塚 実議員。

 

〔1番 福塚 実質問席へ〕

 

1番(福塚 実)

それでは、議長の発言許可をいただきましたので、一般質問をさせていただきます。
まず、1番に教育行政について、次いで2番目に消防及び防災体制について質問させていただきます。
それでは、1の(1)市立小・中学校における環境整備についてお尋ねいたします。
私の知るところでは、今現在、五條市立の小・中学校ではクーラーや扇風機また冷風機などの設置が少ないように思うのですが、担当部長、よろしくお願いします。

議長(川村家廣)

樫内教育部長。

教育部長(樫内成吉)

1番福塚議員の御質問にお答え申し上げます。
昨年度は、異常気象で猛暑となり、学校の教室の温度が30度以上の高い日が連日続き、学校教育環境を悪くしておりました。
教育環境の改善のため、教室の冷房化は必要であると認識しておりますが、整備には多額の費用が必要となります。
国では、平成23年度について公立学校施設整備費執行に対する通知があり、平成23年3月11日に起こりました東日本大震災では極めて甚大な被害への対応に万全を期していることから、被災地の支援活動、災害復旧に重点化を図る方向で検討が進められており、緊急性の高い事業を優先して事業を内定する通知がなされております。
具体的には学校施設のうち、特に危険性の高い建物の耐震化事業を優先的に実施するとしております。
したがって、平成23年度につきましては、国からの空調設備関係の補助金が現時点では無くなっております。
今後は国の施策の動向を注視しながら五條市の財政を鑑み、計画的に学習環境を整えてまいりたいと存じておるところでございます。
以上、答弁とさせていただきます。(「1番」の声あり)

議長(川村家廣)

1番福塚 実議員。

1番(福塚 実)

私も父兄の1人でございますけれども、去年の酷暑の中、学校関係者、また生徒からいろいろ話を聞く中で、去年の夏は朝から教室が40度近い温度となり、授業を聞いている状態ではなかったと、子供たちも言っておりました。余りの暑さに熱中症の危険もありますし、また先生も授業に集中するのが苦労した状態だと思っております。
この中で、震災が起こり、国や県、市におきましてもエコ政策や節電の機運が高まっておりますけれども、まず子供たちに一生懸命勉強していただくためにも、また受験を控えた保護者やその他関係者、子供たちにとっても、この夏場というのは大変授業に、また受験に大きな影響を及ぼす時期でございますので、なんとか小・中学校において、環境整備という面から、また受験を控えた子供たちにより良い環境で授業を受けられるような態勢づくりをしていただきたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。
次いで、1の(2)の教育長の人事について質問させていただきます。
子供たちを取り巻く環境も日々変化し、教育の見直しなど、先生やPTA、保護者の皆様においても、教育環境の変化に付いて行くのが困難な時代でございます。また、ゆとり教育から、脱ゆとり教育に替わりまして、そのため、いろんな迅速な対応をとっていかなければなりません。前教育長におかれましても、大変教育問題に誠心誠意に熱心に取り組んでいただいておりましたと記憶しております。
現市長におきましては、議員のときに2年半も教育長を反対し続けた経緯がありますが、今後どのような方を人選されるのか、具体的によろしくお願いいたします。

議長(川村家廣)

太田市長。

市長(太田好紀)

1番福塚議員の御質問にお答え申し上げます。
所信表明でも申し上げたように、副市長並びに教育長は私と共に市の中枢を担い、諸行政を推進していただく重要なポストであります。
五條市の将来を担う大切な子供たちの教育に関わることでもありますので、教育に豊かな知識を持ち、公平公正な教育行政をお任せできる方をなるべく早く任命したいと考えております。
以上でございます。(「1番」の声あり)

議長(川村家廣)

1番福塚 実議員。

1番(福塚 実)

市長が言っている人はどういう方かというのは、知識が豊富な方というのは、教育に従事した方なんですか。

議長(川村家廣)

太田市長。

市長(太田好紀)

1番福塚議員の御質問にお答え申し上げます。
これは当然行政に精通した方、そして県とのつながりということも踏まえて、いろいろとそういう面も踏まえた方にお願いしたいと、そういうふうに考えております。
以上でございます。(「1番」の声あり)

議長(川村家廣)

1番福塚 実議員。

1番(福塚 実)

ありがとうございます。
大変そういう立派な方を迅速に任命していただいて、また子供たちの教育の現場が遅れないことをよろしくお願いいたします。
次に2の、消防及び防災体制について、質問させていただきます。
それでは、2の1番、五條市における南部地域の防災体制について。市長が所信表明で、災害に強いまちづくりの推進を述べられておりましたが、新消防庁舎を今井地区に建設予定だと聞いております。
このたび、東日本で大震災が起こり、我が五條市におきましても、どのような災害が起こるかわかりません。もし、五條市が大きな地震や豪雨などで五條市南部地域のライフラインである橋などが通行不可能な状態になったとき、南部地域が孤立する恐れがあります。
そのようなとき、どのような対応をとるか、関係部長、よろしくお願いします。

議長(川村家廣)

窪消防長。

消防長(窪 佳秀)

1番福塚議員の御質問、2、消防及び防災体制についてのところで、五條市における南部地域の防災体制について答弁させていただきます。
議員仰せのとおり、五條市内の市街地といいますのは、吉野川を挟んで川北、川南という形の中で二分されております。救急出動を例にとりますと、川北が68パーセント、そしてまた大塔分署を含めた川南が32パーセントというような現状になっております。
また吉野川は、橋梁等で結ばれているところから想定外の地震では本当に通行不能となる可能性があります。
したがいまして、将来的には川南を含めた地域に防災拠点の分散というのは必要であると考えております。
今後、職員定数の増を含め資機材の整備も併せて検討を行ってまいりたいと考えております。その間には、大塔分署、そして本年12月に開所予定の十津川分署からの応援、並びに防災ヘリ、そしてドクターヘリの活用、また南部を管轄する地元消防団及び県立五條病院との連携で対処してまいりたいと考えております。
以上で答弁とさせていただきます。(「1番」の声あり)

議長(川村家廣)

1番福塚 実議員。

1番(福塚 実)

南部地域におきまして、そういう防災型という拠点の消防分署というのを設けていくように考えておるというふうに聞きましたけれども、南部地域の拠点とした場所はどの辺に考えておるのかなというのをお伺いいたします。
部長、よろしくお願いします。

議長(川村家廣)

窪消防長。

消防長(窪 佳秀)

南部の件でございますが、現在のところどの場所かというところは設定しておりません。ただ救急出動が主な活動になろうかと思いますので、南部の中でどの地点に拠点を置くかということは、南部のどの地点においても出動時間が同じような場所、そういうような場所になるところの選定が必要かと考えております。
以上で答弁とさせていただきます。(「1番」の声あり)

議長(川村家廣)

1番福塚 実議員。

1番(福塚 実)

特定されていないということなので、南部といえば西吉野を含め大塔、また十津川も含むのかどうかわかりませんけれども、阪合部等も、中山間地域が中心になってきますので、これが同じ地域で同じような迅速な対応をとるためには、南部地域におきましては、1か所でなく2か所、3か所というような場所が必要かなと思っております。
また中山間部におきましては、車で移動、大災害が起こったとき、車で移動というのは大変困難な場所が多いと思います。またそのためにも、広い場所でドクターヘリ、ヘリポート等考えた上で、そういう分散型の医療体制というか消防体制がとれるような場所も考えていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
続きまして、災害時におきまして、大変避難場所の確保が重要な問題になっております。東日本大震災のときも地域住民の方々が大半の方が車での移動をなされた方が多く、避難場所の道路や駐車場の整備状況も重要になってきております。
五條市におきましても、どのような状況か私たち自身把握しておりません。またその地域住民に密着している消防団の存在も重視して考えなければなりません。
現在、消防団は何人在籍しておるか。また分団数は何分団あるか。関係の方によろしくお願いします。
まず、避難場所のことについて、よろしくお願いします。

議長(川村家廣)

吉田市長公室長。

市長公室長(吉田辰雄)

一番福塚議員の御質問にお答え申し上げます。
現在、指定避難場所といたしましては、市内112か所を指定いたしております。
議員御指摘のとおり、各避難所におきましては、本市の地理的な特徴から平野部の市街地から中山間地域と多様な地形を有しておりまので、避難所への道路につきましては、一部狭あいな箇所も存在しているのも事実でございます。
特に中山間地域におきましては、避難所まで遠く、車両の利用が避けられないところが多々あるかと存じます。
東日本大震災の津波避難では、車で避難された方が渋滞に巻き込まれまして、間に合わなかったという事例もございました。やはり、一次的な避難は徒歩が良いのかもしれないと考えておるところでございます。
なお、各避難所につきましては、基本的には主に学校、保育所、地区体育館、地区公民館といった公共施設を指定いたしておりまして、それぞれ事情は違いますが、道路用件、あるいは駐車場のスペースは一定確保していると、そういう状況にあると理解いたしております。
以上、答弁とさせていただきます。(「1番」の声あり)

議長(川村家廣)

1番福塚 実議員。

1番(福塚 実)

ありがとうございます。
避難所に行く場合、通行するのに、またそこまで車で行かれる、うちの近所の方でもほとんどそうですけれども、お年寄り、家族等を乗せた上で、車での移動というのが多いのですね。避難所まで行く場合、建物の倒壊によって、また道幅が狭くてそこまで行けないという場合もありますので、その辺も十分考慮した上で今後検討してチェック等を行っていただきたいと思います。よろしくお願いします。
続いて先ほど言いました地域に密着している消防団の現状について、関係の方よろしくお願いします。団員数とかです。

議長(川村家廣)

窪消防長。

消防長(窪 佳秀)

今の福塚議員からの質問ですけれども、一応一般質問の通告というのは、女性消防団員のことというようなことであったかと思います。そういうことの中で、私の方から、議長、答弁させていただいてよろしいですか。

議長(川村家廣)

分団数と団員数です。窪消防長。

消防長(窪 佳秀)

失礼いたしました。
団員数の定数とそして実数、そして組織について御説明申し上げます。
五條市消防団条例、これにつきましては一応603名というような形で定められております。そしてまた実数ですけれども、現在のところ493名でございます。
そして、消防団組織につきましては、団長1名、そして副団長4名、そして方面隊というような組織が7つございまして、7方面隊というように分かれております。
そして、地区の消防団については、21分団、こういうような形の中の組織でございます。
以上で答弁とさせていただきます。(「1番」の声あり)

議長(川村家廣)

1番福塚 実議員。

1番(福塚 実)

ありがとうございます。
大変消防団員数も多いというのはわかりました。私も昔消防団に在籍しておりましたが、現在、消防団員のなり手も少なくなり、だんだん減少しているのが現状だと思います。
また、この大震災を踏まえた中、地域に密着した消防団というのは大変重要な位置になってくると思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、2の(2)女性消防団員の活用について質問させていただきます。
市長が、所信表明で述べられていた緊急の課題として挙げられている消防庁舎の建設や女性消防団員を含めた消防団組織の強化ですが、このことについては大変良いことだと私も思っております。
私も消防団に在籍しておりましたが、今現在、東日本の大震災で本人も被災されている中、地域住民の方、また消防団の方々で復興作業に従事されている方に、大変奮起されている方々に敬意を払いたいと思います。
この大震災を踏まえ、五條市におきましても、広域消防になり、ますます消防団の責務は重要になってきております。しかし、今この時期に任期を残し、任意の団体である五條市消防団のトップである消防団長がなぜお辞めになったのか大変疑問に思っております。また、野原の第2方面隊第2の消防団員30名のうち23名が辞められたとも聞いております。これでは野原地域の安心安全の防災体制が危機的状態だと思われます。野原地域におきましては、住宅密集地も多く、ある意味このようなたくさんの方々が退団なされるのは異常事態かなと思っております。
市長が所信表明で申し上げておりました女性消防団員を含めた消防団組織の強化の部分で、どのように女性消防団員を活用していくのかを詳しくお伺いいたします。

議長(川村家廣)

窪消防長。

消防長(窪 佳秀)

1番福塚議員の御質問の中で、女性消防団員の活用についてという部分のみ答弁をさせていただきます。
奈良県内の12市で女性消防団員の活用実施しているのは8市ございます。町村では5つの町村が活用を行っているところであります。
発足に至った要因といたしましては、近年男性消防団員の減少、そして団員の高齢化、そしてまたサラリーマン団員の増加等、そういうような課題に直面しているというところから、消防団活動の活性化対策の一つとして女性消防団員の採用が行われているところであります。
主な活動といたしましては、男性消防団員のように火災現場、そういうことを含めた災害現場に出動しての現場活動というのは、少し無理があるかと考えられるところから、女性が持つ本当にソフトな活動性や感性を取り入れた任務、例えば応急手当の普及の指導であるとか、老人の1人宅への訪問、そして住民への広報活動や幼少年に対する防火指導及び最近は災害時の後方支援、こういうものが挙げられております。
そしてまた、平成27年度には奈良県消防協会の申合せにより、五條市から全国女性消防団の操法大会、こういうものに参加していかなくてはならないと、こういうような現状もございます。
今後、五條市の地域に見合った女性消防団員の運用について組織等の見直し、そしてまた条例、規則の改正、こういうものも含めまして検討してまいりたいと考えております。
以上で答弁とさせていただきます。(「1番」の声あり)

議長(川村家廣)

1番福塚 実議員。

1番(福塚 実)

ありがとうございます。
女性消防団員ということで、私も消防団でおったときに、火を消しに行ったことがございますが、女性がそういう現場に行くことはないということで、認識してよろしいですね。

議長(川村家廣)

窪消防長。

消防長(窪 佳秀)

行くことはないと言いますか、後方支援というような形で現場の方に出動していただくということがございます。
例えば、十津川の消防団員の方の中では、女性消防団員が後方支援として現場に来ていただいておるというような実情がございます。
五條市の中で、今後どういうような形の任務をやっていくかというようなことは、また検討してまいりたいと考えております。
以上でございます。(「1番」の声あり)

議長(川村家廣)

1番福塚 実議員。

1番(福塚 実)

はい、わかりました。
それでは女性消防団員の活用、きっちりしていただきたいと思います。
また、市長が言われておりました消防団組織の強化の部分で、消防団組織がどのように強化されていくのか、その辺のことを市長、よろしくお願いします。

議長(川村家廣)

太田市長。

市長(太田好紀)

1番福塚議員の御質問にお答え申し上げます。
強化ということは、本当に今東北大震災が実際に起こりました。また、東南海・南海地震がいつ起こるかわからないという現状で、これに関しては本当に消防団も含め消防署、そして女性の消防団ということで、地域と密着した形の中で連携を取らなくてはならないということを考えております。
そういう形の中で、あらゆる面で待機を整えて、今後も連携を図りながら進めてまいりたいと考えております。
以上でございます。(「1番」の声あり)

議長(川村家廣)

1番福塚 実議員。

1番(福塚 実)

大変有り難い、心強い言葉だと思います。
消防団長が今現時点ではお辞めになっております。また野原地域におきましても、消防団員が23名辞められておりますけれども、その部分について市長のお考え、どのようにするか、お考えをよろしくお願いします。

議長(川村家廣)

この件につきましては、先日からもありましたように、話の流れの中でどこへ終着点が行くか、通常わからないので、どこで説明を聞くとか聞かんとかいう話はわかりませんわな、途中で切るのは。しかしながら今回の場合は、ちょっと手順があれですので、この点、控えていただきたいと思います。

1番(福塚 実)

わかりました。
それでは質問は以上とさせていただきます。どうもありがとうございました。

議長(川村家廣)

以上で1番福塚 実議員の質問を終わります。
昼食のため、13時30分まで休憩いたします。
11時48分休憩に入る

13時29分再開

議長(川村家廣)

休憩前に引き続き会議を再開いたします。
ただいまの出席議員数は定足数に達しておりますので、会議が成立いたします。
この際、申し上げます。議員各位の質問並びに理事者側の答弁は明瞭、的確にお願いいたします。
一般質問を続けます。
14番大谷龍雄議員の質問を許します。14番大谷龍雄議員。

〔14番 大谷龍雄質問席へ〕

 

14番(大谷龍雄)

それでは議長から許可をいただきましたので、通告させていただいております順番に基づき一般質問をさせていただきます。
東日本大震災によりまして、多くの皆さん方がお亡くなりになり、また被害も受けられたわけでありますけれども、心からお悔やみと御見舞いを申し上げ、同時に五條市民の皆さん方にあのような被害を与えないために頑張らせていただくことを表明いたしまして、一般質問を進めさせていただきます。
まず、新消防庁舎建設に当たり事前に検討が必要な課題についてでございます。
御存じのように、太田市長は今井町の予定地に消防庁舎を建設する条件の下、関連予算をこの議会に提出しておるわけでありますけれども、今井予定地は五條市民の人口が大変密集している中心部でもあり、一級国道24号に面している場所でもあって、非常に場所的には適していると思います。しかし周辺には住宅、学校がございますので、建設に当たりましてはあの予定地への建設に対する協力をお願いさせていただくと同時に、皆さん方の要望もお聞きして、そしてその要望の中身をよく検討して、どうしてもお応えしなければならないことにはお応えしていくという、この姿勢が市役所側に求められているのではないかと思います。
したがいまして、今井予定地の消防庁舎の建設につきましては、既に4年前に基本設計等々ができております。
4階建ての鉄筋コンクリート建てということになっているわけでありますけれども、そういった設計図の主なものも持参してですね、周辺自治会、五條東中学校、そしてまた近くにございます民間の会社の皆さん等への協力のお願いと切実な要望の聞き取りをきっちりとしていただくことが大切ではないかと思いますけれども、答弁をお願いしたいと思います。

議長(川村家廣)

窪消防長。

消防長(窪 佳秀)

14番大谷議員の御質問、1、新消防庁舎建設に当たり事前に検討が必要な課題について。(1)周辺自治会、市立五條東中学校及び民間企業等への協力のお願いと切実な要望の聞き取りについてというところで答弁をさせていただきます。
先ほど議員仰せのとおり今井町の方に建設ということで、周辺自治会にいたしましては6月4日でございますけれども、宇智地区周辺自治会の自治会長さんに対しまして、新消防庁舎建設に伴う経緯の報告と、そして建設に伴う協力をいただくための会合を行ったところでございます。出席者の自治会長さんから、会合の結果を自治会員に回覧したいとの意見がございましたので、現在回覧の準備を整えているところでございます。また、五條東中学校及び周辺の事業所に対しましては、建設に伴う報告を行いまして、御理解を得たところであります。
ただ、今後地元水利組合等に対しまして、以前に協議した事柄について、一度協議を行っておるわけでございますが、確認のための会合、これを今後行っていきたいなと考えております。
以上で答弁とさせていただきます。(「14番」の声あり)

議長(川村家廣)

14番大谷龍雄議員。

14番(大谷龍雄)

もう既に協力のお願いに回っていただいているということで、大変結構なことだと思いますけれども、どうですか、その中で建設するに当たってこの問題だけは解決してほしいとか、そういった皆さん方の御意見、御要望、心配はなかったでしょうか。

議長(川村家廣)

窪消防長。

消防長(窪 佳秀)

その会合におきましては、付近住民の自治会長さんからは東日本大震災というような大きな地震があったと、そういうところの中のことを取り入れた消防庁舎建設、こういうのを検討していただきたいということのお願いがございました。そしてそのときには一応姿図と言ったらおかしいですけれども、こういう形になるというような姿図だけでは提示しております。詳しい平面図等につきましては、本定例議会の方に提出させていただいております、その変更の確認申請、これによって若干変わるかもわかりませんので、その都度また地元自治会長に対して報告したいなとは、今のところ思っております。
以上で答弁とさせていただきます。(「14番」の声あり)

議長(川村家廣)

14番大谷龍雄議員。

14番(大谷龍雄)

それではこれから以後におきましても、御心配、御要望をいつでも聞かせていただくという姿勢で対応していただきたいと思います。
次、消防庁舎建設に当たっての耐震強度の想定について質問を行います。
御存じのように、東日本大震災が発生した以後の消防庁舎の建設でございますから、相当な地震が来ても耐えられるような消防庁舎の建設が望まれることは言うまでもないことであります。
したがいまして、私はやはり東日本大震災の強さ以上の、いわゆる地震を想定した消防庁舎の建設を急ぐということが大事ではないかと思います。
御存じのようにこの間、学者や専門家が東海・東南海・南海地震の発生が30年以内に50パーセント、50年以内に80パーセント等々ですね、いろいろ早く危険性を発信してくれているわけであります。この予想される大きな地震の震度の想定は大体マグニチュード8というふうに言われているわけでありますけれども、そしたら範囲はどの辺まで影響があるのかということを、もう皆さん方は御存じだと思いますけれども、私の方からちょっとこの場所で再度明らかにしておきますと、東海地震は大体静岡県の伊豆半島から愛知県の浜名湖ぐらいまでの間を東海と言われております。そして愛知県の浜名湖から下って和歌山県の潮岬、この区間を東南海という地域と言われております。そして和歌山の潮岬から四国の高知県の足摺岬のこの区間が南海というふうに言われておりますね。だからこの3つの地震が同時に発生したら、静岡県の伊豆半島から四国の高知県の足摺岬まで太平洋側は全部大きな影響を受けるということになるわけでありまして、もちろんその真ん中にある奈良県も大変大きな影響があると見ておかなければなりません。
そしてこの東海・東南海・南海地震が今まではマグニチュード8ぐらいだと言われておりましたけれども、既に3月11日ですね、マグニチュード9の地震が発生したわけでありますからね、したがいまして、五條市の消防庁舎の建設に当たりましては、マグニチュード9以上を想定した建設に取り組んでおく必要があるんではないかなと。
この根拠は、ちょっと専門学者の意見も申し上げておきますと、今回の東日本大震災以後におきまして、各専門家がこう言うております。地震予知連絡会の島崎邦彦会長、この方は東京大学名誉教授ですけれども、「私たちは日本海溝ではマグニチュード9級の地震は起きないと思い込んでいました。今回の地震発生でこれまでの地震学の大きな枠組みや専門的な考え方を変えなければならないことがわかりました。」こう言っていますね。もう1人の専門学者、地震予知連絡会の茂木清夫元会長、この方は東京大学名誉教授ですけれども、「今までにないから、今後もないとは言えないということを今回の地震で教えられた。地震も物の破壊もまだよくわからないことが多い。原子炉の本体は丈夫でも、複雑な配管や装置が取り巻く複合体だ。原子炉はね、複合体だ。弱いところに力が集中したら何が起こるかわからない。絶対大丈夫なんてことは、絶対あり得ない。」というふうに専門家もこういうふうに言うてますからね、だから今度の東海・東南海・南海地震がマグニチュード9以上にならないだろうとはやっぱり思っていてはいかんということですね。
したがいまして、先ほど申し上げましたように五條市の消防庁舎建設に当たりましては、今回の東日本大震災以上を想定したものにしておくということが大事ではないかと思います。ただマグニチュードと言いますと、ちょっと判断がつきにくいと思うんですけれども、今回の東日本大震災のマグニチュードは九でしたけれども、震度は何度であったのかと言いますと、宮城県の北部地域では震度七でした。そしてその周辺はほとんど震度6ですね。だから震度7で今回のマグニチュード9になっているわけですからね。だからその辺は今設計変更、予算を提出していただいておりますけれども、これも建築に関連する法律の改正によって設計変更しなければならないということで挙げていただいておるわけでありますけれども、震度7以上、マグニチュード9以上の設計にする必要があると思いますけれども、その点はどう考えておるのか見解をお願いしたいと思います。

議長(川村家廣)

窪消防長。

消防長(窪 佳秀)

14番大谷議員の御質問、耐震強度の想定についてというところで答弁させていただきます。
まず最初に大谷議員が先ほど御説明いただきましたとおり、震度とそしてマグニチュードというようなことがあるわけでございます。震度というのは揺れの程度、強さ、これを表したものが震度でございます。現在日本では10段階、0から7までございます。その中に5強・5弱そして6強・6弱という形で踏まえまして、10段階というのが日本の今現在の震度でございます。
それは震度計による震度測定というような形になっております。ちなみに議員が先ほど言われましたとおり東日本大震災では震度7、最高のレベルでございました。そしてまた阪神淡路大震災これも同じく震度7でございました。
続きまして、マグニチュードとはその地震の規模、被害がどれだけの大きさであったかと、そういう規模を表すのがマグニチュードでございます。その中の阪神淡路の場合は7.3という形で、先ほど議員が仰せのとおり東日本大震災のときには9.0でございます。これはあくまでも地震の規模を示すものでございまして、9.0以上幾らでも上限というのがないわけでございまして、これが10の場合も、今後また出てくるかなというような形のことでございます。
その中におきましての庁舎建設でございますが、まず建築基準法、これでは耐震の基準となるその震度の想定というのは明記されておられないわけでございます。ただ通常の建物というのは、一応耐震という形になりましたら、震度6強、これに耐え得る強度と、こういうのを想定されております。その中におきまして、特に消防庁舎そしてまた病院、そういうものについては、重要度係数というのが求められておりまして、それが1.5倍であるということで決められております。簡単に言いましたら、震度6強の中のまだ1.5倍の強度が求められておるというのが建築基準法に求められておる耐震強度でございます。
新消防庁舎の耐震強度は当然として震度6に耐えられる強度の建築基準の1.5倍の強度で、現在考え得る最高の強度を満たしておるというような庁舎建設の強度でございます。
以上で答弁とさせていただきます。(「14番」の声あり)

議長(川村家廣)

14番大谷龍雄議員。

14番(大谷龍雄)

そしたら6強が最高で、消防庁舎建設に当たってはそれを更に1.5倍した強度で設計するということは、6の1.5倍ということはあれですか、震度9というふうに解釈していいのかどうかですね。

議長(川村家廣)

窪消防長。

消防長(窪 佳秀)

大谷議員の御質問にお答えさせていただきます。
先ほど言いましたとおり、震度というのが、一応今の日本の震度という階級の中では7しかございませんので、その9とかいう言葉は出てこないわけですけれども、言葉的に言うたら、6強の1.5倍ということで、当然として今言われているような震度にはなるかと思うんですけれども。
以上で答弁とさせていただきます。(「14番」の声あり)

議長(川村家廣)

14番大谷龍雄議員。

14番(大谷龍雄)

まあ法律以上のことは言いにくいと思いますので、震度6プラス1.5倍という目標で、五條市の消防庁舎の建設を頑張っていただきたいというふうに思います。
それでは関連して、不規則な勤務体制の消防職員の健康対策でございます。
御存じのように病人の救急搬送にしても、火災に対する救急出動にしても、いつ起こるかわからない、そういう中で消防職員は1日24時間、不規則勤務で対応していただいておるわけでありますけれども、やはり人の命、財産を守り、救出するためには、それを行う消防職員の健康、体の調子というものを整えておかなければならないわけでありますけれども、この消防庁舎建て替えのこのときに、やはりそういった消防職員の健康対策上、日頃の活動の中で、これは是非とも必要だと、また将来のことを考えてもこれは必要だと思う点は、全て消防職員の意見もよく聞いて、設計の中に組み入れて設備を整えておくということは大事だと思います。
現在の古い消防庁舎は、消防職員の仮眠する場合の部屋が相部屋になっておりまして、個室ではないということですけれども、当然もうこの際、仮眠部屋は個室にしておくということと同時に、その他必要な施設を整えておくということは大事だと思いますけれども、この点についてはいかがですか。

議長(川村家廣)

窪消防長。

消防長(窪 佳秀)

14番大谷議員の御質問の中の(3)不規則勤務職員の健康管理についてというところのことで答弁させていただきます。
まず現場で活動を行う職員に対しましては、B型肝炎ワクチン、そして結核予防ワクチン、そして新型インフルエンザワクチン、これらの接種を行っております。
また新消防庁舎建設につきましては、完全に個室化、これを検討いたしておるところでございます。そしてまた、空調設備は個々に体調に合わせまして調整できるよう検討いたしているところでございます。
そしてまた、勤務体制につきましても、2部制勤務での体調管理が困難というところから、少しでも体調等が維持しやすい3部制勤務というような勤務に現在移行しております。
以上で答弁とさせていただきます。
今後とも新消防庁舎建設に御協力賜りますようお願い申し上げまして、答弁とさせていただきます。(「14番」の声あり)

議長(川村家廣)

14番大谷龍雄議員。

14番(大谷龍雄)

はい、消防職員の長年の活動の中で、必要だという点について今答弁いただいたと思いますけれども、既に建ててしまってからここだけをリニューアルする、またやり直しするということはできませんので、最後まで消防職員の要望、意見も聞いていただきたいというように思います。
それでは、大きな2、五條市内及び上流域に存在する各ダムの耐震強度並びに地滑り問題の調査結果の公表を関係機関に要請することについてに移ります。
御存じのように、東日本大震災発生以後におきましては、この五條市内におきましても、上流の下市・大淀地域におきましても、この吉野川の上流にあるダムの堤防が決壊したらどうなるのかという心配が広がりました。したがいまして、やはりこの東日本大震災を経験したこのときに、下流の五條といたしまして、この点についてのやはり追及をしておかなければならないのではないかというふうに思います。
そこで、五條市内にあるダム、また五條市よりも上流にあるダムはどういう建設年度で造られているのかということを、私が調べた範囲内で申し上げますと、大迫ダムは1954年、昭和29年に着工しております、昭和29年。そして津風呂ダムは1952年、昭和27年に着工しております。大滝ダムは昭和63年着工ですけれどね。そして河川が違いますけれども、大塔町の猿谷ダムは1953年、昭和28年に着工しております。十津川の風屋ダムは1958年、昭和33年に着工しております。二津野ダムは1958年、昭和33年に着工しておりますね。
このように大滝ダム以外はかなり古い建設年度になっているわけですね。したがいまして、やはり下流の我々から声を挙げて各ダムの堤防を始め関連施設は、将来起こり得る地震が発生しても大丈夫かと、調査せよという、そしてこれを公表せよという声を挙げていくことが大事ではないかなというふうに思います。
将来における地震の想定については、先ほど消防庁舎の建設で申し上げたとおりです。マグニチュード9以上もあり得ると、震度七以上もあり得るというふうに考えて対応していかなければいけないんではないかというふうに思います。
その中で、ちょっと国土交通省の方で資料を調べました。そしたら既に国土交通省河川局もこの点についてスタートをしております。これは平成17年3月に出た国土交通省河川局の大規模地震に対するダム耐震性能照査指針(案)という資料でございますけれども、これを見てみますと、「世界有数の地震国であるわが国は、過去幾度となく大規模地震により多大な被害を被ってきた。特に1995年1月の兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)を契機として大規模地震時における土木構造物の安全性の確保に対する社会的要請は従来にも増して高まっており、将来発生し得る大規模地震に対する各種構造物の安全性の評価に関する調査研究がダム分野を含む各方面で精力的に行われている。このような調査研究の中で、例えば土木学会からは土木構造物の耐震基準に関する3次にわたる提言が示され、構造物の耐震性能は現在から将来にわたって当該地点で考えられる最大級の強さを持つ地震動として定義されたレベル2地震動を設定して照査するとしています。そして各ダム地点において、土木学会の提言において示されたようなレベル2地震動を具体的に設定し、そのような非常に強い地震動に対する当該ダムの安全性について合理的に照査を行う必要がある。」というこの方針で、既に国交省はスタートを切っているわけでありますので、これから五條市及び下流の自治体が上流の関連ダムの耐震強度を調査して公表せよということは、これはもう国交省の方針に沿うことですからね、何にも遠慮要りませんからね、この姿勢で臨んでいかれることは大事ではないかなというふうに思いますけれども、まずこの時点での答弁をお願いしたいと思います。

議長(川村家廣)

吉田市長公室長。

市長公室長(吉田辰雄)

14番大谷議員の御質問にお答え申し上げます。
御承知のとおり、市内及び上流域には大迫・大滝・猿谷・一の木ダムなど国土交通省・農林水産省により建設されましたダムが存在いたしておるところでございます。
国交省におきましては、我が国におけるダムの耐震設計は河川管理施設等構造令に基づき震度法などにより設計されておるところでございます。
また、農林水産省関係におきましては、土地改良事業計画設計基準により設計震度の基本が定められておりまして、堤体つまりダムの設計基礎が行われたと聞かせていただいております。
この設計基準により設計されたダムにつきましては、過去の大震災や3月11日に発生いたしました東日本大震災においても下流域に人的・物的被害をもたらすような地震被害を受けていない、耐震性は十分高いものだと聞かせていただいております。しかしながら、ダム本体の耐震性能の照査といたしまして、レベル2地震動に対しまして、所要の耐震性能が確保されているかにつきまして現在調査中との回答を得ておるところでございます。
これに関しましては、市民の安全・安心を守る重要な案件でございますので、市といたしましても今後調査結果公表について関係機関に要請してまいりたいと考えております。
以上、答弁とさせていただきます。(「14番」の声あり)

議長(川村家廣)

14番大谷龍雄議員。

14番(大谷龍雄)

はい、ひとつその方針、姿勢でお願いしたいと思います。
特に南和広域連合議会がなくなった以後、同じ自治体対象として協議会が作られておりますので、太田市長としても、その中でリーダーシップを発揮して、取組をお願いしたいと思います。
関連して、もう一つ質問します。
御存じのように、大滝ダムは昭和63年に着工しまして、平成14年ぐらいに完成しております。この間の建設費用は膨れ上がりまして、3,480億掛かっております。そして平成15年3月に一旦水を一番上位までためました。試験たん水を行いました。ところがその大滝ダム堤防の少し上流にある白屋地区におきまして、それぞれ住んでいる家の前とか建物の中に5センチ、10センチという大変大きな亀裂が発生しまして、現在37戸、77人の皆さん方は仮設住宅及び自分がいわゆる求めた家に引っ越ししまして、現在白屋地区には誰も住んでおりません。
この件につきまして、白屋の皆さん方は平成19年10月に裁判所に提訴しました。その理由はですね、大滝ダムの着工は63年でありますけれども、昭和48年に専門家2人に現地調査を依頼しました。ところが2人の専門家はこのような回答を出したそうであります。「大滝ダムの建設によって白屋地区の地滑りは拡大され、それを防止する方法はないので、その対策としては水没者と同じように、他の安全なところに移転するよりほかはない。」という結論を出されました。こういった専門学者の声があるにも関わらず、また長年この川上村に住んでおったお年寄りの皆さん方が、白屋地区周辺は昔から山崩れの多いところだからダムの建設は適さないという声を大きくして村の方へも寄せておったわけでありますけれども、それらを結果として無視して、国と県と村は建設を強行したわけであります。
ところが先ほど申し上げましたように、白屋地区が大きな地滑り、亀裂が発生して現在誰も住めないという状況であります。平成19年10月に白屋の人が裁判所に提訴したんですけれども、裁判所の裁判結果は、国の防止対策は不十分であると、危険なことは最初から予知できたという裁判結果を下しております。
こういう状況で、まだ大滝ダムは水をためられない、そして現在は地滑り防止対策の工事をやっている最中でありますけれども、これが不十分なまま大滝ダムに水をためて、事業を開始された場合、その中で白屋地区が更に崩れてきた場合、この地崩れによる大滝ダムのえん堤を越した鉄砲水というものは、相当なものになるというふうに専門家は言っております。
したがいまして、下流の五條としましても、これは大変目配りを強化していかなければならないんではないかと。したがいまして、今からでもこの白屋地区の山崩れ防止対策の工事の内容を公表し、そして安易な形で大滝ダムに水をためることのないように求めていく必要があるんではないかというふうに思いますけれども、その点について答弁をお願いしたいと思います。

議長(川村家廣)

吉田市長公室長。

市長公室長(吉田辰雄)

14番大谷議員の御質問にお答え申し上げます。
大滝ダムの地滑り事案についてでございますが、もちろんこれにつきましても下流である五條市、非常に関心の高いところでございます。
先ほど申し上げました、ダムの耐震関係の調査と同様、公表に向けて要請してまいりたいというふうに考えております。(「14番」の声あり)

議長(川村家廣)

14番大谷龍雄議員。

14番(大谷龍雄)

はい、ひとつ頑張っていただきますように。
参考のために、大迫ダムと大滝ダムの大きさを比較しておきますけれども、大迫ダムは設計図で言いますと、いっぱい水をためますと2,700万立方になります。大滝ダムは約その3倍の7,600万立方なんですね。だからこの大滝ダムのえん堤が壊れたり、上流の山が崩れたりしたら、たまっている相当な水が鉄砲水になりますのでね、何としても厳しい姿勢で臨むことが大事ではないのかなと。と言って、下流へ流してもらう水の量が今以上に少なくなったのではね、本当に大和平野も我々五條も和歌山も、本当にいろんな影響が出てきますからね。流してもらう水の量はやっぱり減らさんようにせないけませんしね。鉄砲水による被害は食い止めなければならないという、この両面の目配りを強めなければいけないという大変複雑な対応になりますけれども、ひとつ頑張っていただきたいと思います。
それでは次に、大きな3番、必要性の高い市立小・中学校へのエアコンの設置についてでございます。
先ほどほかの市会議員さんも取り上げられましたんで、重複しないようにとなりますけれども、答弁でもありましたように、学校保健安全法には、学校環境衛生基準というものがありまして、文部科学省による解説書では、「教室等の温度について、夏は30度以下、冬は10度以上であることが望ましい。最も学習に望ましい条件は冬で18度から20度、夏で25度から28度程度である。」というふうに基準を決めております。ところが昨年の夏は30度を超しているという状況でございますので、3月議会でも取り上げましたけれども、東日本大震災の財政的な影響で、なかなか国の財源が付いておらないということでありますけれども、東日本大震災の復興は最優先課題でありますけれども、この五條の小・中学生の皆さん方が意欲を持って勉強に臨める環境作りにも粘り強く頑張っていただきたいと思いますけれども、答弁をお願いしたいと思います。

議長(川村家廣)

樫内教育部長。

教育部長(樫内成吉)

14番大谷議員の御質問にお答えいたします。
最初に先ほどの福塚議員の答弁と重なる点がありますが、御了承をお願いいたします。
昨年度は、異常気象で猛暑となりまして、9月に入っても暑さは衰えず、学校での普通教室内の温度が30度以上と高く、教育環境を悪くしておりました。
教育環境の改善のため、教室の冷房化は必要であると認識しておりますが、エアコンが設置されている市内公立小・中学校の教室は、23クラスにとどまっております。整備すべき小・中学校の普通教室あるいは特別教室は、111教室が残っております。設備するためには多額の費用が必要となっております。
御承知のとおり、平成23年3月11日の東日本大震災では被災地復興施策により、平成23年度の国の予算は、被災地の支援活動、災害復旧に重点化を図る方向で検討が進められており、緊急性の高い事業として公立学校施設のうち、特に危険性が高い建物の耐震化を優先的に実施するとしております。
このことから、平成23年度は、国からの空調設備の関係の補助金は現時点でなくなっておるところでございます。
今後、子供たちの健康面を考慮しながら、また国の施策の動向を注視しながら、本市の財政を鑑み、計画的に学習環境は整えてまいりたいと存じております。
以上、答弁とさせていただきます。(「14番」の声あり)

議長(川村家廣)

14番大谷龍雄議員。

14番(大谷龍雄)

はい、その姿勢で頑張っていただきますようお願いします。
それでは大きな4番、市立五條東中学校前の交通渋滞解消につながる(仮称)栄山寺トンネル工事の早期着手の県への要望についてでございます。
御存じのように、東中学校前は朝夕の交通ラッシュのときは大変渋滞がひどい状況になっております。したがいまして、できるだけ早くこの解消につながる(仮称)栄山寺トンネルの開通が望まれるわけでありますけれども、今はあとほぼトンネル工事だけ残されたままになっているわけでありますけれども、五條市にとっては緊急なトンネルということになりますので、県も国も財政的に大変でありますけれども、粘り強く要望していただきたいと思いますけれども、答弁をお願いしたいと思います。

議長(川村家廣)

森本都市整備部長。

都市整備部長(森本元三)

ただいまの14番大谷議員さんの質問にお答えさせていただきます。
一般県道平原五條線の(仮称)栄山寺トンネルの工事着手につきましては、市内の渋滞緩和対策の一環として、特に東中学校前交差点においての渋滞解消及び歩行者の安全確保のため、市といたしましても県道整備の最優先箇所といたしまして強く県に要望いたしております。
しかし、今奈良県の効率的で効果的な道路整備の基本方針であります「選択と集中」による事業実施を進める中で、五條市内では重要戦略箇所として国道168号辻堂バイパスの整備が進められております。
御質問の栄山寺トンネルにつきましても、現在のところ宇野地区におきまして施工されておりましたトンネルへの接続道路区間約350メートルが、平成22年度におきまして、おおむね完成いたしております。続いて、トンネル本体工事約600メートルの早期着手に向け、五條市・野迫川村・十津川村とで構成されます内吉野土木協議会等でも県に強く整備の重要性を訴え、継続的に要望活動を行ってまいりたいと考えております。
以上でございます。(「14番」の声あり)

議長(川村家廣)

14番大谷龍雄議員。

14番(大谷龍雄)

それでは大変ですけれども、粘り強く頑張っていただきますように。
次、最後の水道水の不正使用疑惑に関する調査の結果と今後の対応についてでございます。
御存じのように、この問題は疑惑のかかっております民間会社で働いていた元従業員の方からの告発に基づいて発覚いたしました。そして、その元従業員から聞いた方が3月22日に五條市の水道課へ通報されまして、水道課は事実を確認するために3月24日から埋設地の所有者の承諾・立会いを得て掘削を行い、調査をしていただいてまいったところでございます。
そして、新しい五條市長が決まりました以後4月27日、五條市の厚生建設常任委員会が開かれまして、その中で3月22日から4月27日までの調査内容が報告されたわけでありますけれども、その中で新しい太田市長としましては、更に必要な調査を行うよう指示したということを答弁されておりましたけれども、その太田市長の指示に基づいて、今日まで再度調査を続行していただいてきたわけであります。
したがいまして、今日時点におけるこの問題の調査結果をわかりやすく答弁いただいて、この問題に対する対応についてどう考えているのか答弁をいただきたいと思います。

議長(川村家廣)

辻本上下水道部長。

上下水道部長(辻本衡司)

14番大谷議員の御質問にお答えいたします。
ただいまの5番、水道水の不正使用疑惑に関する調査の結果と今後の対応についてでございます。
ただいま議員の方からございました本年3月下旬に市民から水道メーターを通じてない、したがって料金が支払われていない水道使用があるとの通報を受けたことから、直ちに事実確認のため、現地の埋設地所有者の承諾を得て、また埋設地所有者からも真相解明の申出があり、調査に着手をいたしました。
広い民有敷地内には複数のメーターと水栓があり、指摘のような事実があるか否かについて確認するために、まず水栓を一つずつ開口し、メーターの反応を確認いたしました。その結果、水栓の一部が近くのメーターに反応しないことが認められたため、次にその水栓に通じるパイプの埋設状況を調査することになりました。
この調査は、広大でかつ複雑な民有地での確認作業となり、しかも問題のパイプは近くに埋設されている水道本管には接合されておらず、別の隣接敷地へと伸び、確認作業には時間を要する結果となりました。その上、掘り進むに従いましてパイプの埋設位置が深くなり、更に立ち木や建物にまで近接するに至ったため、そのまま作業を継続すると構造物等を損壊させる恐れが生じたことから、やむなく掘削作業は中止、そこから先の調査は近隣の方々の協力も得ながら計画断水を行って、上流側から市水道本管の開閉操作により水流の経路を確認する方法を行いました。
その結果、水道メーターを通じない水道水の一定経路は推認されたものの、以上の次第で、配管設備全体を確認することはできず、したがって分岐接続点を明らかにする当初目的を達成することはできませんでした。しかしながら、まずはメーターを通じない水道水の供給を停止するため、使用者の承諾を得てパイプの閉鎖をする措置をとりました。またこのパイプの敷設がいつ誰によってなされたものなのか、その水道料金がこれまで一体幾らになるのか、全容は知り得ない状況にあります。
以上のような状況を前提にして、水道課の今後の対応について整理を行いますと、まずメーターを通じない取水が行われていたと考えられますが、現在の使用者はいつの時代からか全く知らないとのことであり、当市においてこの点について、これ以上調査することは限界があり不可能であります。事実関係を解明するために、捜査機関の意見も伺いましたが、被害額などがわからない状況では、このことについてこれ以上追及することは難しく、また損害賠償の請求につきましても、事実関係が明らかでない以上、相手方すら特定できず、困難な状況であります。
しかしながら、知らなかったにしても現在の使用者が料金を支払わずに水道水を使用していたことについては、公平性という観点からも不当利得として請求できないか現在検討しているところであります。ただこの請求につきましても、請求できる不当利益は一体幾らになるのかという大変難しい問題があることも事実でございますが、まず公正に早期解決を図りたい思いで、更に可能性を熟慮し、対応しているところでございます。
現在の状況としては、以上の説明で御理解いたただきたいと思います。(「14番」の声あり)

議長(川村家廣)

14番大谷龍雄議員。

14番(大谷龍雄)

今部長の方から答弁いただいて明らかになりましたように、メーターにかかっていない水道パイプがあったということはこれ事実、確認できたわけであります。
やはりこういった問題は、市長選挙前から多くの市民の皆さん方の関心事でございましてね、解決されないまま置いておくということは、悪影響が広がっていくということにもなりますので、もう少し根拠をつかむための調査として、その調査のやり方がないのかどうかね、もう一度根拠不足という答弁がありましたけれども、その根拠をつかむための調査をもっとほかの方法でやる、やり方がないのかということも検討していただくと。
そして、いろいろ法的な相談も勉強もされているとは思いますけれども、関連法律は、大変いろいろな法律に関連すると思いますから、法律の研究もここで終わるんではなしに、もっと幅を広げて、いろんな方にも聞き、他の自治体の調査も行い、根拠を整えて、ここであきらめずに正確に厳しく対応をされることを、強く私は要求をしておきたいと思いますけれども、最後もう一度、答弁をお願いできますか。

議長(川村家廣)

辻本上下水道部長。

上下水道部長(辻本衡司)

大谷議員の再質問にお答えします。
我々といたしましても、どう対応することが最も公正な形であるか、通常の業務への対応と、また異なることでありまして、我々の考えの及ばないところもございますので、弁護士等の指導も仰ぎながら、今後も進めてまいりたいと思いますので、御理解賜りたいと思います。
以上でございます。(「14番」の声あり)

議長(川村家廣)

14番大谷龍雄議員。

14番(大谷龍雄)

はい、まあ過去の五條市政になかったような大変複雑な問題でございますから、大変やと思いますけれども、太田市長も就任されたことでありますから、議会の皆さん方の意見も更に聞いていただきまして、正確にかつ厳しく対応されることを申し上げまして、私の一般質問を終わります。

議長(川村家廣)

以上で14番大谷龍雄議員の質問を終わります。
一般質問が終わりました。
トイレ休憩のため、14時35分まで休憩いたします。
14時22分休憩に入る

14時35分再開

議長(川村家廣)

休憩前に引き続き会議を再開いたします。
ただいまの出員議員数は定足数に達しておりますので、会議が成立いたします。

日程第2

議長(川村家廣)

日程第2、選第1号を議題といたします。
事務局長に件名を朗読させます。

事務局長(乾 旬)

選第1号 奈良県後期高齢者医療広域連合の議会の議員の選挙について。

議長(川村家廣)

奈良県後期高齢者医療広域連合の議会の議員の選挙につきましては、市議会議員から選出する広域連合議会議員について欠員が5名生じたため市議会議員から5名を選出することになりますが、6名の立候補がありましたので、奈良県後期高齢者医療広域連合規約に基づき、全ての市議会において選挙が行われることになったものであります。
なお、この選挙は、広域連合規約第8条の規定により、全ての市議会の選挙における得票総数により当選人を決定することとなっておりますので、会議規則第32条の規定に基づく選挙結果の報告のうち、当選人の報告及び当選人への告知は行えません。
よって、選挙結果の報告については会議規則第32条の規定にかかわらず、候補者の得票数までを報告することといたします。
議場を閉鎖いたします。
〔議場閉鎖〕

議長(川村家廣)

ただいまの出席議員数は13名であります。
投票用紙を配布させます。
なお、候補者名簿につきましては、あらかじめお手元に配布しておりますので、御確認ください。
〔投票用紙配布〕

議長(川村家廣)

投票用紙の配布漏れはございませんか。
〔「なし」の声あり〕

議長(川村家廣)

配布漏れなしと認めます。
投票箱を改めさせます。
異状なしと認めます。
念のため申し上げます。投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて順次投票を願います。
事務局長に氏名を点呼させます。
〔事務局長氏名を点呼〕
〔各員投票〕

議長(川村家廣)

投票漏れはございませんか。──。 
投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
議場の閉鎖を解きます。
                〔議場開鎖〕

議長(川村家廣)

開票を行います。
会議規則第31条第2項の規定により、立会人に大谷龍雄議員及び峯林宏政議員を指名いたします。
よって両議員の立会いをお願いいたします。
投票箱を開き、投票の点検をさせます。
〔事務局次長投票を点検〕

議長(川村家廣)

選挙の結果を報告いたします。

  • 投票総数 13票

これは先ほどの出席議員数に符合いたしております。
そのうち

  • 有効投票  13票
  • 無効投票 0票

有効投票中

  • 尾口五三 大和郡山市議会議員 1票
  • 戸谷隆史 大和高田市議会議員 0票
  • 西川健次 大和郡山市議会議員 0票
  • 札辻輝巳 桜井市議会議員 0票
  • 川村家廣 五條市議会議員 12票
  • 山田正弘 生駒市議会議員 0票

以上のとおりであります。
ただいまの選挙の結果につきましては、奈良県後期高齢者医療広域連合議会の議員の選挙に関する規則第8条の規定により、選挙長に報告いたします。

日程第3

議長(川村家廣)

次に日程第3、報第3号を議題といたします。
事務局長に件名を朗読いたさせます。

事務局長(乾 旬)

報第3号 平成22年度五條市土地開発公社の決算及び事業の報告について。
 

議長(川村家廣)

報告を求めます。新井土地開発公社事務局長。

〔土地開発公社事務局長 新井健夫登壇〕

土地開発公社事務局長(新井健夫)

失礼いたします。
ただいま上程いただきました報第3号 平成22年度五條市土地開発公社の決算及び事業の報告について御報告を申し上げます。
別冊の土地開発公社決算書・事業報告書を御覧いただきたいと思います。
それでは1ページから御説明申し上げます。
  1、収益的収入及び支出について。(1)収入の部、第1款土地開発事業収益、当初予算額が1億3,209万4,000円に対しまして、決算額が1億2,679万9,464円となっております。
内容といたしまして、第1項事業収益の決算額は1億2,500万円で、内容につきましては、後の事業報告で説明させていただきますので省略させていただきます。
  第2項事業外収益の決算額179万9,464円は、預金利息と五條駅前の駐車場使用料と各事業用地の貸付料でございます。
  次に、(2)支出の部、第1款土地開発事業費用、当初予算額が1億4,410万6,000円に対しまして、決算額が1億3,501万2,185円となっております。
内容といたしましては、下の第1項事業費用、当初予算が1億3,955万9,000円に対しまして、決算額1億3,442万76円でありまして、その内訳については15ページの事業収益に係ります事業用地売却原価2億2,122万6,946円で、一般管理費1,319万3,130円となっております。
1ページに戻っていただきまして、第2項事業外費用59万2,109円は、五條駅前の臨時駐車場の管理経費でございます。
第3項予備費50万円は全額不用となっております。
続きまして、2ページの資本的収入及び支出について御説明申し上げます。
 (1)収入の部、第1款資本的収入につきましては、当初予算が4億815万3千円に対しまして、決算額が3億2,954万7,569円でございます。第1項の借入金は、当初予算が3億7,071万9,000円に対しまして、決算額が3億百60万3,243円であり、全て一般国道24号五條地区歩道設置事業に関する用地先行取得に伴う銀行からの借入金でございます。
第2項の利子補給金は、予算額3,743万4,000円に対しまして、決算額が2,794万4,326円で、市からの利子補給金でございます。
  借入金の内訳につきましては、20ページの長期借入金現債高明細書により御説明申し上げます。
20ページの一番上の今井島台工業団地ほか10件を事業別に前年度末借入残高、当年度借入額、当年度償還額、当年度借入残高を記載いたしております。
平成22年度において、五條市基金から約10億円、五條市水道事業運営資金から2億円を借入れし、借入金利息の低減化を図っております。
借換え分を含む、借入金合計額は7億160万3,243円で、償還額は5億2,149万3,888円となり、平成22年度末の借入残高は27億1,274万4,492円となっております。
  恐れ入りますが、また2ページに戻っていただきまして、(2)支出の部について御説明申し上げます。
第1款資本的支出の当初予算が4億3,986万8千円と、補正予算額500万円で合計4億4,486万8,000円に対しまして、決算額は4億498万4,255円となっております。
内容といたしましては、第1項用地取得造成事業費3億2,186万8,000円に対しまして、決算額が2億8,349万367円でございます。
内訳といたしましては、18ページの1、用地費2億4,901万3,560円、3、管理費4万8,500円、4、直接経費217万805円、5、支払利息が3,225万7,502円となっております。
また2ページの方に戻っていただきまして、次に第2項借入金償還金1億2,149万3,888円は、久留野公共用地の平成22年度分の売却及び一般国道24号五條地区歩道設置事業により償還したものでございます。
  次に、3ページに移っていただきまして、平成22年度の土地開発公社の経営成績を明らかにする損益計算書を付けております。
4ページには、剰余金計算書・剰余金処分計算書を付けております。
それから5ページ、6ページ、財産状況を明らかにする貸借対照表を付けておりますので、御清覧いただきたいと思います。
次に、7ページのキャッシュフロー計算書は、平成22年度の五條市土地開発公社の現金の動きを表したものでございます。
次に、8ページの事業報告に移らせていただきます。
  平成22年度五條市土地開発公社事業報告、1、総括事項ですが、公有地の拡大の推進に関する法律に基づき、五條市の秩序ある整備と、市民福祉への増進に寄与することを目的とし、公共用地の確保に努力してまいりました。 
  内容につきましては、要点のみ御説明させていただきます。
9ページの(10)久留野地区公共用地につきましては、10,621.51平米を5,000万円で平成22年11月1日に売買契約を締結し、平成22年11月25日に売却代金を受領いたしました。
また、新規事業である、一般国道24号五條地区歩道設置事業に伴う用地先行取得につきましては、8ページから9ページの内容となっております。
次に、10ページの2、五條駅前臨時駐車場の利用状況につきまして、月別の利用状況を記載しております。
  3の経理の状況につきましては、(1)収益的収支について、土地開発事業収益1億2,679万9,464円に対しまして、土地開発事業費用1億3,501万2,185円となり、821万2,721円の当年度純損失となりました。これらにつきましては、国道24号事業用地単年度分で、翌年から4か年で国の方から償還されます。
(2)資本的収支について、資本的収入が3億2,954万7,569円に対しまして、資本的支出が4億498万4,255円となり、差引不足額7,543万6,686円は損益勘定留保資金で補填いたしました。
次に4につきましては、理事会の議決事項となっております。
次に12ページの財産目録について、御説明申し上げます。
  資産の部でございますが、合計33億2,535万4,402円で、この内訳といたしまして、流動資産が33億2,524万4,402円及び固定資産11万円となっております。
  続きまして、13ページの負債の部でございますが、合計31億6,697万4,983円で、この内訳といたしましては、固定負債27億1,274万4,492円、流動負債4億5,423万491円となっております。
14ページ以降の付属資料については、説明を省略させていただきます。
以上で報告を終わらせていただきます。よろしくお願い申し上げます。

議長(川村家廣)

報告が終わりました。
これより質疑に入ります。(「14番」の声あり)14番大谷龍雄議員。

14番(大谷龍雄)

土地開発公社の決算を見せていただいて、一番大事に思うことは、やはり借入金を少なくしていくと、赤字を少なくしていくと、そのためには現在持っている、いわゆる一般的に言われている塩漬け土地、将来考えても有効に使う見通しのないそういう土地ですね、それを適切に売却していくということが五條市も求められていると思うのです。奈良県下でも新聞を見ておりますと、奈良市始めあちこちで塩漬け土地の売却を目的に募集をしております。五條として、そういう塩漬け土地の売却の努力をこの間どのようにされてきたのか、その点答弁をお願いしたいと思います。

議長(川村家廣)

新井土地開発公社事務局長

土地開発公社事務局長(新井健夫)

14番大谷議員の御質問にお答えいたします。
土地開発公社といたしましては、平成20年度から5年間の健全計画を立てて、順次売却計画をしております。23年、24年におきましては、今御報告申し上げました久留野の公共用地で売却する予定となっております。
それと、塩漬けになっている土地についての御質問でございますが、一応公社といたしましては、駅前、南北連絡道関係、それと二見公共用地、今井島台工業団地と、限られた用地しか取得しておりません。既に民間の隣接の人に売却をしておりますので、今持っている土地につきましては、事業計画等、かかっている網の中の土地がほとんどになっております。
御指摘のように、そういう土地がありましたら、公社といたしましても事業の方に協力をいたしまして、売却していきたいと思っております。
以上です。

議長(川村家廣)

よろしいですか。(「7番」の声あり)7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

10ページに臨時駐車場の利用状況がありますけれども、この無料というのは何でしょうか。

議長(川村家廣)

新井土地開発公社事務局長

土地開発公社事務局長(新井健夫)

7番藤冨議員さんの御質問にお答えいたします。
五條駅前に駐車場を作っておりますけれども、時間制限をしておりまして、2時間までは無料、2時間を過ぎて1日については500円、それと月極で6,000円ということで、料金を定めております。
だから2時間以内に買物をされて帰られる方は無料ということになります。
以上です。

議長(川村家廣)

質疑を終わります。
以上で報第3号の報告を終わります。

日程第4

議長(川村家廣)

次に日程第4、報第4号を議題といたします。
事務局長に件名を朗読させます。

事務局長(乾 旬)

報第4号 平成22年度財団法人大塔ふる里センターの決算及び事業の報告について。

議長(川村家廣)

報告を求めます。山田財団法人大塔ふる里センター常務理事。

〔財団法人大塔ふる里センター常務理事 山田善久登壇〕

財団法人大塔ふる里センター常務理事(山田善久)

よろしくお願いします。
ただいま上程いただきました報第4号 平成22年度財団法人大塔ふる里センターの決算及び事業の報告を地方自治法第243条の3第2項の規定により報告申し上げます。
当財団の職員は、正職員10名、調理師2名、臨時職員2名とパート9名により運営しています。
別冊の財団法人大塔ふる里センター決算書・事業報告書を御覧いただきたいと存じます。
では、2ページ及び3ページについて御説明申し上げます。
財団法人大塔ふる里センター全体の収支決算書でございます。
まず、財団法人大塔ふる里センターの決算につきましては、5つの公共施設を営業しながら管理し、最終的に決算で利益を確保することを目標として努力しています。
また、指定管理料の配分につきましては、全体の予算の中3,220万円を指定管理料としていただいています。
また、この配分につきましては、事業収入だけでは管理できない施設又は事務費に配分させていただいております。
事業収入として1億3,116万7,927円と委託金収入3,220万円、その他雑収入と短期借入金収入1,000万円を含め、当期収入合計1億7,681万5,598円に対し、支出につきましては、事業支出として1億6,674万8,116円と短期借入金返済支出として1,000万円を含め、当期支出合計1億7,674万8,116円となり6万7,482円の黒字となっております。
それでは、個別の施設について収支状況を御説明させていただきます。
4ページをお開き願いたいと存じます。
ふれあい交流館であります。当施設は、温泉浴場、レストラン、売店、アスレチックルーム、カラオケルーム、公共的な利用施設として図書室、会議室、和室、団体事務室等があります。年間利用人員は2万6,076名で、職員2名とパート4名で運営しています。
収支につきましては、当期収入合計4,109万9,708円に対しまして、当期支出合計4,227万4,043円であります。117万4,335円の赤字となっております。
次に、5ページをお開き願いたいと存じます。
赤谷オートキャンプ場であります。当施設は、バンガローが10棟、キャンプサイト47、森林健康館等があります。
施設の利用は、4月から11月までとなっております。年間利用客は3,966名で、職員1名とパート1名で運営をしております。
収支につきましては、当期収入合計981万3,600円に対しまして、当期支出合計1,024万2,758円であります。42万9,158円の赤字となっております。
次に、6ページをお開き願いたいと存じます。
ロッジ星のくにであります。当施設につきましては、和室6室、洋室4室の宿泊施設であります。周辺には、天体観測施設として、45センチ反射望遠鏡を始め、プラネタリウム館等があります。年間の宿泊客は3,787名、その他天体施設、入浴施設の利用者につきましては、1万186名となっています。職員は4名、天文指導員1名で運営しています。
収支につきましては、当期収入合計3,728万6,647円に対しまして、当期支出合計4,094万2,558円であります。365万5,911円の赤字となっております。
次に、7ページをお開き願いたいと存じます。
道の駅であります。当施設は、総合案内と物産販売施設及びレストランがあります。年間利用者は4万6,336名で、職員3名、パート1名により運営しています。
収支につきましては、当期収入合計4,653万5,354円に対しまして、当期支出合計4,462万5,913円であります。190万9,441円の黒字となっております。
次に、8ページをお開き願いたいと存じます。
大塔郷土館であります。当施設は、郷土館で郷土食の提供及び物産の販売、また歴史の蔵においては、大塔地域の歴史資料を展示しています。年間利用客は1万2,199名で職員1名、パート3名により運営しています。
収支につきましては、当期収入合計1,249万9,651円に対しまして、当期支出合計1,132万8,706円であります。117万945円の黒字となっております。
なお、9ページから17ページにつきましては、御清覧くださいますようよろしくお願いいたします。
次に、18ページ事業報告に移らせていただきます。
22年度は、天辻において、星と蛍の鑑賞会ほか、ロッジ星のくににおいては、地元のしし肉を使ったボタン鍋のPR、ふれあい交流館においては、大塔いきいき文化祭ほかイベントを共催し、施設の市民の利用と売上げの向上に努めてまいりました。
その他の各施設においても独自の事業を展開し、売上げの向上に努めました。昨年度は、夏は一時的に天候に恵まれ売上げは増加しましたが、秋の行楽シーズンに国道168号の改良工事による通行止めや、冬の大雪や、3月11日に発生した東日本大震災の影響により売上げを増やすことができませんでした。
新年度に向けて財団職員と会議を重ね、4月以降の集客増加の対策として過去3年間の利用客にイベントの案内状送付と県内の道の駅にパンフレット配布、また各種イベントに積極的に参加し、施設のPRを行ってまいります。
今後とも市民の皆さんの御意見や、御助言をいただきながら財団のPRに取り組み、集客増に努めてまいります。
以上で、平成22年度財団法人大塔ふるさとセンターの決算及び事業報告について説明を終わらせていただきます。
よろしくお願いいたします。

議長(川村家廣)

報告が終わりました。
これより質疑に入ります。──。
質疑を終わります。
以上で報第4号の報告を終わります。

日程第5

議長(川村家廣)

次に日程第5、報第5号を議題といたします。
事務局長に件名を朗読させます。

事務局長(乾 旬)

報第5号 平成22年度五條市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について。

議長(川村家廣)

報告を求めます。下村総務部長。

〔総務部長 下村洋次登壇〕

総務部長(下村洋次)

ただいま上程いただきました報第5号 平成22年度五條市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告につきまして提案理由の御説明を申し上げます。
議案書の3ページを御覧いただきたいと存じます。
平成22年度予算における繰越明許費につきましては、本年3月議会において、平成23年度へ繰り越す各事業予算の限度額を御議決いただきましたが、今回はその繰越確定額の報告でございます。
個々に御説明申し上げますが、まず事業数及び繰越額で大きな割合を占めております、3月議会で補正予算の議決をいただきました国の「地域活性化交付金」を財源とする事業について、先にまとめて説明させていただきます。
それでは、議案書の4ページを御覧ください。
まず、2款総務費では庁舎修繕事業800万円、公用車購入事業709万3,000円、住民情報システム電算プログラム改造事業222万6,000円、防犯灯設置修繕事業120万円、西吉野支所施設修繕事業145万円、旧西吉野小学校屋外トイレ修繕事業40万円が繰越確定額でございます。
次に、3款民生費では、老人福祉施設改修事業の繰越確定額は3,450万円でございます。
5ページに移りまして、福祉センター改修事業240万円、要保護母子支援対策事業111万7,000千円、保育施設修繕事業150万円の繰越確定額でございます。
4款衛生費では、斎場施設設備修繕事業450万円、ごみ処理施設修繕事業3,000万円、水路改良事業70万円、衛生センター施設修繕事業900万円の繰越確定額でございます。
6ページに移っていただき、5款農林業費では林道維持修繕事業1,000万円、市単独治山事業140万円の確定額でございます。
6款商工費ではふれあい交流館施設修繕事業450万円、ふれあい交流館図書整備事業100万円の確定額でございます。
7款土木費では道路維持修繕事業5,372万2,350円、道路改良事業6,581万9,342円、橋梁維持修繕事業600万円、7ページに移りまして、河川維持修繕事業600万円、五条駅入口段差解消事業50万円、上野公園施設改修事業740万円、都市下水路修繕事業40万円、公営住宅修繕事業296万5,000円、下水路整備事業1,360万1,000円の繰越確定額でございます。
8款消防費では、消防ホース整備事業250万円、消防施設整備事業360万円、8ページに移りまして、防災無線等修繕事業100万円の繰越確定額でございます。
9款教育費では、大塔教員住宅改修事業450万円、幼稚園施設改修事業365万円、小学校施設改修事業1,140万円、小学校費の子どもの読書推進事業900万円、中学校施設改修事業750万円、中学校費の子どもの読書推進事業700万円、高等学校施設修繕事業80万円、地区公民館修繕事業58万円、9ページに移りまして、図書情報システム更新事業750万円、青少年センター施設修繕事業60万円、文化財資料保存処理業務委託101万円、文化博物館常設展示図録作成事業300万円、文化博物館バス購入事業600万円、体育施設改修事業1,700万円、給食センター設備改修事業1,840万1,150円、以上が教育費の地域活性化交付金の繰越確定額でございます。
以上、45事業が地域活性化交付金を財源とする事業でございまして、いずれの事業も、24四年3月末までのしゅん工、完了に向け、取り組んでまいります。
次に、地域活性化交付金以外の繰越確定額について説明させていただきます。
議案書の4ページに戻っていただきまして、2款総務費の公会計固定資産台帳作成業務委託につきましては、確定額540万円でございまして、24年3月末の完了を予定しております。
山間地域CATV自主放送デジタル化事業は、確定額1,350万円で、23年7月の完了を予定しております。
オリジナルナンバープレート導入事業は、繰越確定額269万円でございまして、完了は、23年9月末を予定しております。
3款民生費の社会福祉施設整備費補助事業は、繰越確定額4,000万円でございまして、23年6月中の完了を予定しております。
5ページに移りまして、4款衛生費のごみ処理施設大規模改良事業は、確定額6,969万4,567円、しゅん工は23年6月末を予定しております。
し尿処理施設生活環境影響調査業務委託は、確定額851万7,600円で、完了は23年9月末を予定しております。
し尿処理施設基本設計業務委託は、確定額274万6,800円で、完了は23年6月末を予定しております。
5款農林業費の中山間総合整備事業は、繰越確定額91万1,000円でございまして、しゅん工は24年3月を予定しております。
6ページに移っていただきまして、市単独土地改良事業は、確定額456万円でございまして、しゅん工は24年3月を予定しております。
ドロップネット設置事業は、確定額100万円でございまして、完了は23年6月末を予定しております。
森林区分設定事業は、確定額183万9,052円で、完了は24年3月末を予定しております。
林道開設事業は、確定額1,441万8,000円でございまして、しゅん工は23年9月末を予定しております。
7ページに移りまして、7款土木費の都市計画マスタープラン策定業務委託は、繰越確定額864万1,500円でございまして、完了は23年12月を予定しております。
8款消防費の消防団格納庫整備事業は、繰越確定額1,251万8,000円で、しゅん工は23年8月末を予定しております。
消防端末整備業務委託は、確定額1,700万円、完了は23年11月初旬を予定しております。
8ページに移りまして、9款教育費の五條小学校屋内運動場整備事業は、設計等の業務委託でございまして、繰越確定額1,950万円、完了は23年6月末を予定しております。
五條中学校地震補強事業は、確定額1億9,153万円でございまして、しゅん工は23年11月末を予定しております。
以上が地域活性化交付金以外の17事業の繰越確定額でございます。以上、御報告いたします。

議長(川村家廣)

報告が終わりました。
これより質疑に入ります。(「14番」の声あり)14番大谷龍雄議員。

14番(大谷龍雄)

今挙がっております繰越明許費の内容につきましては、議会で承認、可決されているものばかりであると思います。
だから財源については何の心配もないと思うのですけれども、期限までに進められなかったら財源はどうなるのか。
それと、なぜこれだけの、議会で一度承認、可決された事業が進められなくて繰越さなければならない原因はどこにあると執行に当たっている理事者の皆さんは判断しているのか、ちょっと聞かせてもらえますか。

議長(川村家廣)

下村総務部長。

総務部長(下村洋次)

14番大谷議員の御質問にお答え申し上げます。
合計で7億9,000万ということでございますので、かなり大きな額でございますけれども、去年にしても一昨年にしてもそうなんですが、去年は15億ございました。一昨年は12億ございました。これは、国が経済対策の関係で年間を通じて事業を執行していくというような考え方で、補正予算を付けてきておりまして、今年の繰越しにいたしましても、本年度の3月議会で御議決いただいたというのが、ほとんどでございます。そういうような意味合いでかなり大きな繰越額になっているというのが現状でございます。(「14番」の声あり)

議長(川村家廣)

14番大谷龍雄議員。

14番(大谷龍雄)

だから、これから進める上において、財源は付いていますから、財源は心配ないわけですやろ。3月議会で議決されたものもありますけれども、それ以前のものもあるわけです。合計これだけあると。
私も市民の皆さん方の御指示で30年近くさせてもらっていますけれども、これだけ繰越がたまっているというのは、私も多分今初めて体験したと思うのです。なんでこれだけ遅れているのか、その原因はどこにあるのか、担当してきた理事者の立場として聞かせてほしい。
そして、それぞれ期限までに今の体制で執行できるのかどうか。執行しても終わらなかったらあきませんけれども、事業が完了できるのかどうか、その辺は、遅れた原因とこれからの見通し、一遍具体的に聞かせていただけますか。

議長(川村家廣)

下村総務部長。

総務部長(下村洋次)

14番大谷議員さんの御質問にお答え申し上げます。
遅れた原因と申しますのは、予算化した時期というのが非常に遅い、地域活性化交付金以外のものの繰越しにつきましても、例えば県の交付金を活用させてもらって、予算化したものもございます。それは去年の12月議会で予算化をさせていただいております。そういうような関係もございまして、予算化をする時期が非常に遅かったので、執行はどうしても繰越しというような形になるという部分でございます。
そして執行でございますけれども、これは年度内に執行は必ずできる方向で、昨年度の15億につきましても、この22年度で決算をしておりますし、これは間違いなしに執行は、繰り越したものについては執行できる状況で進んでおります。
以上でございます。

議長(川村家廣)

質疑を終わります。
以上で報第5号の報告を終わります。

日程第6

議長(川村家廣)

次に日程第6、報第6号を議題といたします。
事務局長に件名を朗読させます。

事務局長(乾 旬)

報第6号 平成22年度五條市簡易水道特別会計繰越明許費繰越計算書の報告について。

議長(川村家廣)

報告を求めます。辻本上下水道部長。

〔上下水道部長 辻本衡司登壇〕

上下水道部長(辻本衡司)

よろしくお願いいたします。
ただいま上程いただきました報第6号 平成22年度五條市簡易水道特別会計繰越明許費繰越計算書の報告につきまして御説明を申し上げます。
議案書の10ページから11ページを御覧いただきたいと存じます。
本案につきましては、去る3月議会で平成23年度へ繰り越すべき限度額を御議決いただきました簡易水道施設改修事業につきまして、今回は繰越確定額の報告でございます。
第1款総務費、第1項総務管理費、事業名は簡易水道施設改修事業、翌年度繰越額は2,975万3,000円で、その財源は臨時交付金の充当による一般財源となっております。
また繰越事業費の内訳は大塔町宇井地区ほか業務費、修繕料の1,939万3,000円及び西吉野町湯塩地区ほか施設整備事業費、工事請負費で1,036万円でございます。
工事のしゅん工予定につきましては、平成22年12月補正対応した3件は本年の5月にしゅん工しておりますが、平成23年3月補正を行ったものにつきましては、平成24年3月の予定となっております。
以上で御報告を終わらせていただきます。

議長(川村家廣)

報告が終わりました。
これより質疑に入ります。──。
質疑を終わります。
以上で報第6号の報告を終わります。

日程第7

議長(川村家廣)

次に日程第7、報第7号を議題といたします。
事務局長に件名を朗読させます。

事務局長(乾 旬)

報第7号 平成22年度五條市下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告について。

議長(川村家廣)

報告を求めます。辻本上下水道部長。

〔上下水道部長 辻本衡司登壇〕

 

上下水道部長(辻本衡司)

ただいま上程いただきました報第7号 平成22年度五條市下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告につきまして御説明を申し上げます。
議案書の13ページを御覧いただきたいと存じます。
本案につきましては、去る3月議会で平成23年度へ繰り越すべき限度額を御議決いただきました下水道事業につきまして、今回は繰越確定額の報告でございます。
1款、1項下水道費、事業名は公共下水道修繕事業の翌年度繰越額は150万円でございます。
財源につきましては、きめ細かな臨時交付金の充当によるもので、完了の予定は12月末日であります。
次に流域関連公共下水道事業の、翌年度繰越額は1,188万9,000円でございます。
内訳は、公共下水道工事の野原西4丁目ほか1か所とこれに伴います水道・ガス移設補償費用に係るもので、財源につきましては、国庫支出金、市債及び一般財源によるものでございます。
なお、これらの事業のしゅん工予定は、1件は5月でしゅん工しており、もう1件は地元での他事業との調整、通行規制とに日数を要しましたため、本年6月の末日でございます。
以上で御報告を終わらせていただきます。

議長(川村家廣)

報告が終わりました。
これより質疑に入ります。──。
質疑を終わります。
以上で報第7号の報告を終わります。

日程第8

議長(川村家廣)

次に日程第8、報第8号を議題といたします。
事務局長に件名を朗読させます。

事務局長(乾 旬)

報第8号 平成22年度五條市水道事業会計予算繰越計算書の報告について。
 

議長(川村家廣)

報告を求めます。辻本上下水道部長。

〔上下水道部長 辻本衡司登壇〕

上下水道部長(辻本衡司)

ただいま上程いただきました報第8号 平成22年度五條市水道事業会計予算繰越計算書の報告につきまして提案理由の御説明を申し上げます。
議案書の15ページを御覧いただきたいと存じます。
繰越計算書の1款資本的支出、1項建設改良費の一部をそれぞれ翌年度に繰り越したものでございます。
まず、下水道整備関連移設事業2,205万6,000円のうち、379万3,650円を翌年度に繰り越したものであり、その財源につきましては、下水道事業特別会計から負担280万8,000円及び水道企業会計の資金98万5,650円となっております。
繰越しの理由といたしましては、下水道整備事業関連工事、野原西4丁目ほか1件の進捗に伴って工期延期となったもので、しゅん工予定は本年6月末であります。
次に、老朽管更新事業4,672万5,000円のうち、3,852万5,550円が翌年度に繰越しとなったもので、その財源の内訳は、県交付金によります繰入金1,250万円及び水道企業会計資金2,602万5,550円であります。
繰越し理由は老朽管の更新工事野原西1丁目第1、第2工区の3件について工区間の通行止め等、地元の調整に日数を要したものであります。
なお2件のうち、1工区は本年5月にしゅん工しており、残る2工区につきましては本年12月末のしゅん工予定となっております。
続きまして、阿太橋橋梁添架替事業1,870万円のうち、395万8,500円を翌年度に繰越しとなったもので財源内訳は、負担金78万4,000円及び水道企業会計資金317万4,500円であります。
繰越しの理由は、施工関連企業間の工程調整のため、日数を要し、翌年度に繰越しとなったものでございます。工事のしゅん工予定は本年6月末であります。
最後に、加圧ポンプ整備事業費1,920万円のうち、1,637万4,750円を翌年度に繰越しとなったもので、財源は、水道企業会計資金であります。
繰越しの理由につきましては、工事の最終段階におきまして、東日本大震災によりポンプ部品の調達の遅延となり、翌年度に繰り越したものであります。
なお、工事は本年5月にしゅん工いたしております。
以上で御報告を終わらせていただきます。

議長(川村家廣)

報告が終わりました。
これより質疑に入ります。──。
質疑を終わります。
以上で報第8号の報告を終わります。

日程第9

議長(川村家廣)

次に日程第9、報第9号を議題といたします。
事務局長に件名を朗読させます。

事務局長(乾 旬)

報第9号 専決処分の報告、承認を求めることについて(五條市税条例の一部改正)。

議長(川村家廣)

提案理由の説明を求めます。下村総務部長。

〔総務部長 下村洋次登壇〕

総務部長(下村洋次)

ただいま上程いただきました報第9号 五條市税条例の一部を改正する条例の専決処分の報告、承認を求めることにつきまして、提案理由の御説明を申し上げます。
今回の市税条例の改正は、東日本大震災の被害者の負担軽減を図るため、地方税の課税免除等の特例措置を講ずる必要があるため、地方税法の一部を改正する法律、及び地方税法施行令等の一部を改正する政令並びに地方税法施行規則等の一部を改正する省令が、平成23年4月27日から施行されたことに伴うものであります。
改正されました法律等の施行により、本市の市税条例のうち市民税に関する一部を改正し、同日付けで施行する必要があったため、4月27日に専決処分を行い、本定例会におきまして報告し、承認を求めるものであります。
改正概要について御説明をさせていただきます。
従来の税制では、災害により被害を受けた生活用資産損失額の所得控除は、発生した年の所得申告に適用されます。つまり平成23年3月11日に発生した大震災の損失額の所得控除は、平成23年の所得申告において申告され、来年の平成24年度の個人住民税において反映されます。
しかしながら今回の大震災は、特に被害が甚大であり、被害にあった方々の平成23年の収入が非常に不安定であると見込まれるため、平成23年度の個人住民税の課税を軽減するための措置として、損失額を平成22年の所得申告の所得控除に反映できる特例措置の規定を設けるものであります。
議案書の18ページを御覧ください。
東日本大震災で被害に遭われた方の損失額を市民税の雑損控除の対象とする特例を規定するため、市税条例附則第19条の11の次に、第19条の12を加えるものであります。
第19条の12、第1項につきましては、今回の大地震で発生した特例損失額を平成22年に生じたものとして適用することができることとし、損失額は、平成22年に前倒しで申告されたものと、みなすこととしています。
第2項は、平成24年以降に生じた特例損失額の所得控除においても、第1項の規定を準用すること。
第3項及び第4項は、生計を一にするものの特例損失額も第1項、第2項と同様の措置を講じる規定であります。
第5項は、申告書の記述について規定をしております。
附則につきましては、施行日を定めております。
以上で提案理由の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議の上、御承認賜りますようお願い申し上げます。

議長(川村家廣)

提案理由の説明が終わりました。
これより質疑に入ります。──。
質疑を終わります。
お諮りいたします。本案につきましては討論並びに委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕

議長(川村家廣)

御異議なしと認めます。よって本案は討論並びに委員会付託を省略することに決しました。
これより本案を採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり承認することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕

議長(川村家廣)

御異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり承認されました。

日程第10

議長(川村家廣)

次に日程第10、報第10号を議題といたします。
事務局長に件名を朗読させます。

事務局長(乾 旬)

報第10号 専決処分の報告、承認を求めることについて(平成22年度五條市老人保健特別会計補正予算(第1号))。

議長(川村家廣)

提案理由の説明を求めます。森本健康福祉部長。

〔健康福祉部長 森本敏弘登壇〕

健康福祉部長(森本敏弘)

ただいま上程いただきました報第10号 平成22年度五條市老人保健特別会計補正予算(第1号)の専決処分の報告、承認を求めることにつきまして、提案理由の御説明を申し上げます。
議案書の20ページを御覧いただきたいと存じます。
専決処分の理由につきましては、平成23年3月31日をもって当該特別会計の設置義務がなくなり、精算の上、剰余金を一般会計に繰り出すことについて、緊急を要したため、次の専決処分書のとおり処分したので、報告を行い、その承認を求めるものでございます。
別冊の平成22年度五條市老人保健特別会計補正予算書(第1号)を御覧いただきたいと存じます。
本補正予算につきましては、平成20年4月の後期高齢者医療制度の創設により、老人保健特別会計が過誤調整処理のため、平成22年度までの3か年間の設置と規定されていることに基づき、平成23年3月31日をもって老人保健特別会計を廃止し、会計を精算しようとするものであります。
なお、収支の決算により発生する剰余金は一般会計に戻し入れを行い、精算するものであります。
1ページを御覧いただきたいと存じます。
今回の補正内容は、一般会計への繰出金等を追加し、歳入歳出それぞれ4,571万円の追加により、歳入歳出の予算総額を4,646万円とするものでございます。
次に、4ページを御覧いただきたいと存じます。
まず、歳入につきまして、御説明を申し上げます。
1款支払基金交付金、2款国庫支出金及び3款県支出金につきましては、それぞれの収入額を予算化したものでございます。
次に、5款繰越金、前年度繰越金4,551万8,000円につきましては、前年度決算に基づき予算を追加したものでございます。
次に、6ページを御覧いただきたいと存じます。
歳出につきまして、御説明を申し上げます。
  1款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費、28節繰出金4,607万7,000円につきましては、精算により生じる剰余金を予算化し、一般会計に繰り出しするものでございます。
2款医療諸費、1目医療給付費、2目医療費支給費及び3目審査支払手数料につきましては、それぞれ支払実績に応じて予算額を更正減するものでございます。
以上、実績により歳入歳出の均衡を図り、剰余金4,607万7,000円を一般会計に繰り出すことをもって、老人保健特別会計を精算するものでございます。
なお、23年4月以降に生じる過誤修正等に伴う収支につきましては、一般会計予算において処理を行うものでございます。
以上で提案理由の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議の上、御承認賜りますようお願い申し上げます。

議長(川村家廣)

提案理由の説明が終わりました。
これより質疑に入ります。──。
質疑を終わります。
お諮りいたします。本案につきましては討論並びに委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕

議長(川村家廣)

御異議なしと認めます。よって本案は討論並びに委員会付託を省略することに決しました。
これより本案を採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり承認することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕

議長(川村家廣)

御異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり承認されました。

日程第11

議長(川村家廣)

次に日程第11、報第11号を議題といたします。
事務局長に件名を朗読させます。

事務局長(乾 旬)

報第11号 専決処分の報告、承認を求めることについて(平成23年度五條市一般会計補正予算(第1号))。

議長(川村家廣)

提案理由の説明を求めます。下村総務部長。

〔総務部長 下村洋次登壇〕

総務部長(下村洋次)

ただいま上程いただきました報第11号 平成23年度五條市一般会計補正予算(第1号)につきまして、専決処分の報告、承認を求めることについて提案理由の御説明を申し上げます。
別冊の一般会計補正予算書(第1号)を御覧いただきたいと存じます。
1ページを御覧願います。
この補正は、高病原性鳥インフルエンザ発生により深刻な経済的影響を受けた養鶏農家の救済策として、養鶏経営維持資金の融資を行う金融機関に国・県・農協と共に利子補給を行うための債務負担行為の追加でございまして、この利子補給により無利子とした当資金融資の早急な実施に緊急を要したことから、奈良県と同日の4月28日付けで専決処分をしたものであります。
次に、2ページの第1表債務負担行為補正を御覧願います。
この債務負担行為補正に係る利子補給には2種類ございまして、一つは高病原性鳥インフルエンザの発生により経営停止又はこれに準ずる深刻な影響を受けた養鶏農家が対象であります経営再開資金の利子補給で、期間は平成24年度から平成28年度、限度額は融資額2,000万円を限度とする年0.5925パーセントの範囲内の金額でございます。
もう一つは、高病原性鳥インフルエンザの発生に伴い鶏肉又は鶏卵の移動制限等により経営継続が困難となった養鶏農家を対象とします経営継続資金の利子補給で、期間は平成24年度から平成26年度、限度額は融資額5,000万円を限度とする年0.5925パーセントの範囲内の金額でございます。
続いて、3ページの調書を御覧ください。
2ページで御説明いたしました二つの利子補給の支出予定額でございますが、経営再開資金の利子補給額は総額47万6,000円、経営継続資金の利子補給額が総額74万3,000円を予定しておりまして、財源は一般財源でございます。
以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議の上、御承認賜りますようお願い申し上げます。

議長(川村家廣)

提案理由の説明が終わりました。
これより質疑に入ります。──。
質疑を終わります。
お諮りいたします。本案につきましては討論並びに委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕

議長(川村家廣)

御異議なしと認めます。よって本案は討論並びに委員会付託を省略することに決しました。
これより本案を採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり承認することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕

議長(川村家廣)

御異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり承認されました。

日程第12

議長(川村家廣)

次に日程第12、議第36号を議題といたします。
事務局長に件名を朗読させます。

事務局長(乾 旬)

議第36号 特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正について。

議長(川村家廣)

提案理由の説明を求めます。吉田市長公室長。

〔市長公室長 吉田辰雄登壇〕

市長公室長(吉田辰雄)

失礼いたします。
ただいま上程いただきました議第36号 特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例につきまして提案理由の御説明を申し上げます。
恐れ入りますが、議案書24ページから25ページを御覧いただきたいと存じます。
今回の一部改正につきましては、常勤特別職であります市長並びに副市長の給与費を抑制することにより、市財政の一層の健全化を図るため行うものでございます。
続きまして、改正内容について御説明申し上げます。
現行条例附則第10項の次に加える4項のうち、第11項では市長の給料月額を100分の20減額する旨、また第12項では、同じく市長の退職手当を100分の50減額する旨をそれぞれ定めております。
次に第13項につきましては、副市長の給料月額を100分の15減額する旨、また第14項では、同じく副市長の退職手当を100分の10減額する旨をそれぞれ定めております。
これらの期間につきましては、全て同様に平成23年7月1日から平成27年4月23日の間と定めております。
なお、附則につきましては、本改正条例を平成23年7月1日から施行する旨を定めております。
以上で提案理由の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。

議長(川村家廣)

提案理由の説明が終わりました。
これより質疑に入ります。──。
質疑を終わります。
お諮りいたします。本案につきましては討論並びに委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕

議長(川村家廣)

御異議なしと認めます。よって本案は討論並びに委員会付託を省略することに決しました。
これより本案を採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕

議長(川村家廣)

御異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。

日程第13

議長(川村家廣)

次に日程第13、議第37号を議題といたします。
事務局長に件名を朗読させます。

事務局長(乾 旬)

議第37号 教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部改正について。

議長(川村家廣)

提案理由の説明を求めます。吉田市長公室長。

〔市長公室長 吉田辰雄登壇〕

市長公室長(吉田辰雄)

失礼いたします。
ただいま上程いただきました議第37号 教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する条例につきまして提案理由の御説明を申し上げます。
恐れ入りますが、議案書26ページから27ページを御覧いただきたいと存じます。
今回の一部改正につきましては、常勤特別職の給与費抑制と同様の趣旨に基づき、教育長の給与費を抑制することにより、市財政の一層の健全化を図るため行うものでございます。
続きまして、改正内容について御説明申し上げます。
現行条例附則第2項の次に加える2項のうち、第3項では教育長の給料月額を100分の15減額する旨、第4項では、同じく教育長の退職手当を100分の10減額する旨をそれぞれ定めております。
また期間につきましては、それぞれ平成23年7月1日から平成27年4月23日の間と定めております。
なお、附則につきましては、本改正条例を平成23年7月1日から施行する旨を定めております。
以上で提案理由の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。

議長(川村家廣)

提案理由の説明が終わりました。
これより質疑に入ります。──。
質疑を終わります。
お諮りいたします。本案につきましては討論並びに委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕

議長(川村家廣)

御異議なしと認めます。よって本案は討論並びに委員会付託を省略することに決しました。
これより本案を採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕

議長(川村家廣)

御異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。

日程第14

議長(川村家廣)

次に日程第14、議第38を議題といたします。
事務局長に件名を朗読させます。

事務局長(乾 旬)

議第38号 高等学校分校の授業料等に関する条例の一部改正について。

議長(川村家廣)

提案理由の説明を求めます。樫内教育部長。

〔教育部長 樫内成吉登壇〕

教育部長(樫内成吉)

ただいま上程いただきました議第38号 高等学校分校の授業料等に関する条例の一部改正につきまして提案理由の御説明を申し上げます。
恐れ入りますが、お手元の議案書28ページから29ページを御覧願います。
本議案につきましては、平成23年3月11日発生の東日本大震災における被災地域の生徒の就学機会の確保を図るため、生徒の学資を負担している者が被災し、入学料等の納付が困難な場合、市長が認めたときには減免又は還付することができるように改めるものでございます。
議案書29ページでございます。
附則第3項の次に第4項として入学考査料、入学料についての減免等について条文を追加するものであります。
なお、入学考査料は1,000円、入学料は2,000円でございます。
また附則において、この条例は公布の日から施行し、改正後の条例附則第4項の規定については、平成23年度以降において適用するものとしております。
以上で議第38号の提案理由の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。

議長(川村家廣)

提案理由の説明が終わりました。
これより質疑に入ります。──。
質疑を終わります。
お諮りいたします。本案につきましては討論並びに委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕

議長(川村家廣)

御異議なしと認めます。よって本案は討論並びに委員会付託を省略することに決しました。
これより本案を採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕

議長(川村家廣)

御異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。

日程第15

議長(川村家廣)

次に日程第15、議第39号を議題といたします。
事務局長に件名を朗読させます。

事務局長(乾 旬)

議第39号 五條市母子医療費助成条例の一部改正について。
 

議長(川村家廣)

提案理由の説明を求めます。森本健康福祉部長。

〔健康福祉部長 森本敏弘登壇〕

 

健康福祉部長(森本敏弘)

ただいま上程いただきました議第39号 五條市母子医療費助成条例の一部改正につきまして提案理由の御説明を申し上げます。
議案書の30ページを御覧いただきたいと存じます。
条例改正の理由につきましては、奈良県母子医療費補助金交付要綱が改正されることに伴い、五條市母子医療費助成条例の一部を改正するものであります。
改正の趣旨につきましては、従来、母子家庭の母子のみを医療費助成の対象としてきましたが、昨年度の「奈良県ひとり親家庭実態調査」において、父子家庭の所得が低下しており、経済的支援のニーズが高まっていると考えられることから、助成の対象を父子家庭の父子等に拡大して、平成23年8月から実施されることとなりました。
議案書の31ページを御覧いただきたいと存じます。
改正の内容につきましては、題名を「五條市ひとり親家庭等医療費助成条例」に改めるものであります。
また、第1条(目的)中「母子家庭の母子」を「ひとり親家庭の親子等」に改めるものであります。
同様に、第2条(助成要件)及び第四条(助成金の支給制限)におきましても、母子家庭の母子等とそれに準ずる者が助成対象となっていたものを、父子家庭の父子等とそれに準ずる者に拡大する条文に改正したものであります。
附則につきましては、施行期日を規定したものであります。
以上で提案理由の御説明を終わらせていただきます。よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。

議長(川村家廣)

提案理由の説明が終わりました。
これより質疑に入ります。──。
質疑を終わります。
お諮りいたします。本案につきましては討論並びに委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕

議長(川村家廣)

御異議なしと認めます。よって本案は討論並びに委員会付託を省略することに決しました。
これより本案を採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕

議長(川村家廣)

御異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。

日程第16

議長(川村家廣)

次に日程第16、議第40号を議題といたします。
事務局長に件名を朗読させます。

事務局長(乾 旬)

議第40号 五條市滞在体験型観光施設条例の一部改正について。
 

議長(川村家廣)

提案理由の説明を求めます。櫻井生活産業部長。

〔生活産業部長 櫻井敬三登壇〕

生活産業部長(櫻井敬三)

ただいま上程いただきました議第40号 五條市滞在体験型観光施設条例の一部改正につきまして提案理由の御説明を申し上げます。
恐れ入りますが、議案書の33ページを御覧いただきたいと存じます。
本条例の改正内容につきましては、新町地区で整備を進めておりました五條市滞在体験型観光施設、通称「前防邸」が旅館業法の適用施設として完成したことに伴い、新たに体験施設の位置及び利用料金を定める必要があるため、五條市滞在体験型観光施設条例の一部を改正するものであります。
議案書の34ページを御覧いただきたいと存じます。
五條市滞在体験型観光施設条例第2条中、体験施設の位置が改修される前の玄関位置と完成後で変わり、住居表示を変更する必要があるため「五條市本町2丁目7番2号」を「五條市本町2丁目7番3号」に改めるものであります。
次に、別表、第12条関係の利用料金の改正につきましては、「前防邸」の整備を進める中で、奈良県の旅館業法担当部署から、古民家利用で1泊2日の施設については、旅館業法に当たるのではないかという指導があり、当該事業担当部局と共に協議を重ねた結果、古民家を最大限生かすため、建築基準法に基づく用途を変更せずに、1棟100平米以下について簡易宿所営業として、一棟貸しを基本に旅館業の申請をするという方針が示されました。
そこで、蔵を1棟貸し、離れは1階部分を簡易宿所として、2階部分は研修室として改修を行いました。
宿泊利用の定員につきましては、旅館業法における簡易宿所営業として、旅館業法施行令第1条第3項の、施設の構造設置基準や旅館業における衛生等管理要領に寝室面積・お風呂・トイレ・洗面所などの設備内容により、適正な定員数が定められております。
そのため、蔵は1名から2名まで、離れは2名から5名までに改め、その利用料金につきましては、蔵1名2万5千円、2名5万円と改め、離れにつきましては、2名5万円、4名6万円、4名7万円、5名8万円と改めるものであります。
また、施設の有効利用として昼間の利用を提供するため、離れを「貸館」として、定員2名から10名まで、利用時間を11時から14時までの時間帯で利用料金は、1回につき2万円を設定するものであります。
いずれの利用料金改正につきましても、金額の上限額を定めるものであります。
五條新町の町屋の良さを生かし、他の民間宿泊施設と競合しないよう、また施設の良さを最大限生かした上質な「しつらえ」を行ったものであります。
なお、附則につきましては、規則で定める日から施行すると定めております。
以上で提案理由の御説明を終わらせていただきます。よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。

議長(川村家廣)

提案理由の説明が終わりました。
これより質疑に入ります。──。
質疑を終わります。
本案は厚生建設常任委員会に付託いたします。

日程第17

議長(川村家廣)

次に日程第17、議第41号を議題といたします。
事務局長に件名を朗読させます。

事務局長(乾 旬)

議第41号 五條市簡易水道設置条例の一部改正について。

議長(川村家廣)

提案理由の説明を求めます。辻本上下水道部長。

〔上下水道部長 辻本衡司登壇〕

上下水道部長(辻本衡司)

ただいま上程いただきました議第41号 五條市簡易水道設置条例の一部改正につきまして提案理由の御説明を申し上げます。
それでは、議案書の35ページから36ページを御覧願います。
このたびの改正は、五條市簡易水道事業に係る白銀北地区の統合整備事業の完了に伴って、既存の水道事業区域の一部変更を行い、条文を整備するものであります。
五條市簡易水道設置条例第2条中の第7及び第15給水区域は、第28給水区域に統合するため、これらの条文の削除を行うとともに、同条第28号中「、西吉野町湯川」の次に「、牧町」を加え条文の整備を行うものであります。
なお、条例の施行期日は、平成23年7月1日から施行するものであります。
以上で提案理由の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。

議長(川村家廣)

提案理由の説明が終わりました。
これより質疑に入ります。──。
質疑を終わります。
本案は厚生建設常任委員会に付託いたします。

日程第18

議長(川村家廣)

次に日程第18、議第42号から議第45号までの4議案を一括して議題といたします。
事務局長に件名を朗読させます。

事務局長(乾 旬)

  • 議第42号 市道路線の認定について。
  • 議第43号 市道路線の認定について。
  • 議第44号 市道路線の認定について。
  • 議第45号 市道路線の変更について。

議長(川村家廣)

提案理由の説明を求めます。森本都市整備部長。

〔都市整備部長 森本元三登壇〕

都市整備部長(森本元三)

ただいま上程いただきました、議第42号、議第43号、議第44号 市道路線の認定及び議第45号 市道路線の変更につきまして、一括して提案理由の御説明を申し上げます。
最初に、議第42号の御説明でございます。
恐れ入りますが、議案書の37ページ及び次のページの地図を御覧いただきたいと存じます。
地図中央付近の赤色表示の箇所でございます。
今回、認定をお願いいたします市道三在11号線は、平成16年から当該地区の農道整備事業として施工された道路であり、平成22年度において完成され、市道としての基準も満たし、土地名義も五條市であり、今後市道として管理していくため認定をお願いするものでございます。
概要といたしましては、延長が398メートル、幅員が4.0メートルから12.0メートルでございます。
続きまして、議第43号につきまして提案理由の御説明を申し上げます。
恐れ入りますが、議案書の38ページ及び次のページの地図を御覧いただきたいと存じます。
地図中央付近の赤色表示の箇所でございます。
次に、認定をお願いいたします市道新町9号線は、旧五新鉄道敷き新町高架橋部分で五條市の観光名所にもなっており、現在国土交通省直轄にて行われております国道24号歩道整備工事につきましても高架部分の撤去及び架け替えを協議しております。
しかし、現在の五新鉄道敷きは五條市道ではなく道路法の適用を受けておらないため、今後の架け替え工事を国土交通省で行っていただくために、市の管理状況及び利用目的を明確にする必要があります。
市といたしましても、今後の「まちづくり計画」について貴重な構造物であり、五條市市道認定基準の認定条件には該当していない部分もありますが、国土交通省に対して強く復旧の要望を行うためにも、市道認定をお願いするものでございます。
概要といたしましては、延長が300メートル、幅員が2.6メートルから4.0メートルであります。
次に、議第44号につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。
恐れ入りますが、議案書の39ページ及び次のページの地図を御覧いただきたいと存じます。
地図中央付近の赤色表示の箇所でございます。
最後に、認定をお願いいたします市道新町10号線の東側には、既存の市道新町1号線がありますが、五條簡易裁判所西側において狭あいで鋭角な部分があり、通行上危険なため改良の要望に基づき検討いたしましたが、用地の確保と構造的に改良が極めて難しい状況であります。
そこで、提案の箇所は五條市土地開発公社が所有する土地ではありますが、現在その箇所は地域住民及び一般車両が通行し生活道路としての働きを成しているとともに、五條市土地公社所有地の有効活用の観点から整備を行い、周辺道路の安全性を確保するために、新規市道の認定をお願いするものでございます。
概要といたしましては、延長が103メートル、幅員が6.0メートルから12.0メートルでございます。
続きまして議第45号 市道路線の変更につきまして提案理由の御説明を申し上げます。
恐れ入りますが、議案書の40ページ及び次のページの地図を御覧願いたいと存じます。
地図中央付近の赤色表示の箇所でございます。
今回、変更をお願いいたしますのは市道本町10号線でございます。
この道路は、国道24号歩道整備工事に伴い既存の市道本町10号線の起点部分が歩道として整備され、延長が243.7メートルから233メートルとなり10.7メートル短くなるため、起点位置の変更を行うものでございます。
以上で、議第42号、議第43号、議第44号 市道路線の認定及び議第45号 市道路線の変更につきましての御説明を終わらせていただきます。
よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。

議長(川村家廣)

提案理由の説明が終わりました。
これより質疑に入ります。(「15番」の声あり)15番田原清孝議員。

15番(田原清孝)

厚生建設常任委員会に付託されると思うのですけれども、先にちょっと新町9号線、これは24号から北の方に向いて行っているところは、道がないけれども、あんなところを市道に認定しても、道があるのなら別やけれども、道が全然ないところを認定しようということは、どういうことかなと思う。
そして、もう一つはずっと前からいろいろと懸案であったのですけれども、今申しました9号線の上のところから福祉センターに向いての五新鉄道の敷地なんですけれども、全部市道にしないで、これを見たら10メートルから12メートルとなっておるけど、5メートルくらいは市道認定しても、あと市道認定にするのやなしに、やっぱり隣接した土地の方に売ってあげたらどうかなと、こんな広い土地、12メートルもあるようなところをね、ということなんで、明日また聞かせていただくけれど、ちょっとこれは不自然だなと思いますので、答弁は要りませんけれども、その点だけ申しておきます。

議長(川村家廣)

質疑を終わります。
本4議案は厚生建設常任委員会に付託いたします。

日程第19

議長(川村家廣)

次に日程第19、議第47号を議題といたします。
事務局長に件名を朗読させます。

事務局長(乾 旬)

議第47号 平成23年度五條市一般会計補正予算(第2号)議定について。

(「11番」の声あり)

議長(川村家廣)11番議会運営委員会峯林宏政委員長。

議会運営委員長(峯林宏政)

ただいま上程になりました議第47号につきましては、去る13日の開会日において、市長から提出議案の概要説明を受けておりますので、提案理由の説明は結構かと思いますが、本議案は新規事業や政策的な経費を抑えた、いわゆる骨格予算で編成されていた当初予算に対する肉付けの予算でありますので、慎重審議を期するため、この際予算審査特別委員会を設置していただきたいと思います。
なお、委員の数は7人として、委員の選任につきましては、議長に一任したいと思いますので、よろしくお願いいたします。

議長(川村家廣)

お諮りいたします。ただいま議会運営委員会委員長から御提案がありましたように、本案は慎重審議を期するため、委員の定数を7人とする予算審査特別委員会を設置し、これに付託いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕

議長(川村家廣)

御異議なしと認めます。
よって本議案は委員の定数を七人とする予算審査特別委員会を設置して、これに付託することに決しました。
なお委員の選任につきましては、あらかじめ御協議をいただいておりますので、議長から指名いたします。
3番吉田雅範議員、7番藤冨美恵子議員、8番池上輝雄議員、10番山田澄雄議員、11番峯林宏政議員、14番大谷龍雄議員、15番田原清孝議員、以上7名の方にお願いします。
なお、正副委員長の選出並びに審査の日程などについて御協議願いたいと思いますので、各位には本日散会後、直ちに議長室に御参集願います。

日程第20

議長(川村家廣)

次に日程第20、議第46号を議題といたします。
事務局長に件名を朗読させます。

事務局長(乾 旬)

議第46号 財産の取得について。
 

議長(川村家廣)

提案理由の説明を求めます。森本都市整備部長。

〔都市整備部長 森本元三登壇〕

 

都市整備部長(森本元三)

ただいま上程いただきました議第46号 財産の取得につきまして提案理由の御説明を申し上げます。
恐れ入りますが、議案書の41ページを御覧いただきたいと存じます。
本案は、平成20年度から五條市土地開発公社の健全経営化という目的で事業化しております(仮称)金剛山麓野鳥の森整備事業に必要な用地の一部を、五條市土地開発公社の所有地から購入するものでありまして、地方自治法第96条第1項及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決を求めるものであります。
まず、取得する財産の所在地は、「五條市小和町1092番地ほか19筆」で地目は、「山林」でございます。
面積につきましては、「57,164.66平米」です。
取得予定価格は「2億6,214万3,561円」でございます。
取得の相手方は、「五條市本町1丁目1番1号 五條市土地開発公社 理事長職務代理者 五條市土地開発公社 副理事長 下村洋次」でございます。
以上で、議第46号 財産の取得につきまして提案理由の御説明を終わらせていただきます。
よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。

議長(川村家廣)

提案理由の説明が終わりました。
これより質疑に入ります。──。質疑を終わります。
本案は予算審査特別委員会に付託いたします。

議長(川村家廣)

以上で、本日の日程は全部終了いたしました。
明日、21日から26日まで休会とし、次回、27日10時に再開して、議案審議を行います。
本日は、これをもって散会いたします。
16時25分散会

この記事に関するお問い合わせ先

議会事務局
電話:0747-23-2000
メールでのお問い合わせはこちら

更新日:2019年01月07日