平成22年第2回(6月)定例会会議録(第3号)

議事日程(第3号)

平成22年6月14日10時開議

  • 日程第1 一般質問
    1. 花谷昭典
      1. 五條駅前整備計画及び中心市街地の活性について
        1. 五條駅周辺整備及び五條駅南北道計画の進ちょく状況と今後のスケジュールについて
        2. 岡口踏切に隣接する市道須恵1号線の東側拡幅整備への早期着手について
        3. 駅前商店街及び商励会通り等の活性化について
    2. 藤冨美恵子
      1. 市民の足「コミュニティバス」の運行について
      2. 五條市の子育て支援の充実について
        1. 小学校6年生までの入院医療費及び細菌性髄膜炎の予防ワクチン接種の全額負担について
      3. 五條市衛生センターの建て替えについて
  • 第2 選第 1号 奈良県後期高齢者医療広域連合の議会の議員の選挙について
  • 第3 報第 4号 平成21年度五條市土地開発公社の決算及び事業の報告について
  • 第4 報第 5号 平成21年度財団法人大塔ふる里センターの決算及び事業の報告について
  • 第5 報第 6号 平成21年度五條市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について
  • 第6 報第 7号 平成21年度五條市一般会計事故繰越し繰越計算書の報告について
  • 第7 報第 8号 平成21年度五條市簡易水道特別会計繰越明許費繰越計算書の報告について
  • 第8 報第 9号 平成21年度五條市下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告について
  • 第9 報第10号 平成21年度五條市墓地事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告について
  • 第10 報第11号 平成21年度五條市水道事業会計予算繰越計算書の報告について
  • 第11 報第12号 専決処分の報告、承認を求めることについて(五條市税条例の一部改正)
  • 第12 報第13号 専決処分の報告、承認を求めることについて(五條市国民健康保険税条例の一部改正)
  • 第13 報第14号 専決処分の報告、承認を求めることについて(平成22年度五條市一般会計補正予算(第1号))
  • 第14 報第15号 専決処分の報告について(調停)
  • 第15 議第35号 五條市新町まちや館条例の制定について
  • 第16 議第36号 職員の育児休業等に関する条例等の一部改正について
  • 第17 議第37号 職員の退職手当に関する条例等の一部改正について
  • 第18 議第38号 五條市税条例の一部改正について
  • 第19 議第39号 高等学校分校の授業料等に関する条例の一部改正について
  • 第20 議第40号 市立五條文化博物館条例の全部改正について
  • 第21   議第41号 五條市立民俗資料館設置条例の全部改正について
  • 第22 議第42号 五條市心身障害者医療費助成条例の一部改正について
  • 第23 議第43号 五條市応急診療所条例及び五條市立大塔診療所条例の一部改正について
  • 第24 議第44号 五條市衛生センター条例の全部改正について
  • 第25 議第45号 五條市立中央公民館に係る指定管理者の指定について
  • 第26 議第46号 五條市立図書館に係る指定管理者の指定について
  • 第27 議第47号 五條市立老人憩の家に係る指定管理者の指定について
  • 第28 議第48号 奈良県住宅新築資金等貸付金回収管理組合を組織する市町村の数の減少及び奈良県住宅新築資金等貸付金回収管理組合規約の変更について
  • 第29 議第49号 市道路線の認定について
  • 第30   議第50号 平成22年度五條市一般会計補正予算(第2号)議定について
  • 第31 議第51号 平成22年度五條市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)議定について
  • 第32 発議第5号 監査及び結果を求める決議について

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり

出席議員(15名)

  • 1番 福塚 実
  • 2番 山口 耕司
  • 3番 吉田 雅範
  • 4番 堀川 浩美
  • 5番 太田 好紀
  • 6番 川村 家廣
  • 7番 藤冨 美恵子
  • 8番 池上 輝雄
  • 9番 益田 吉博
  • 10番 山田 澄雄
  • 11番 峯林 宏政
  • 12番 花谷 昭典
  • 13番 土井 康嗣
  • 14番 大谷 龍雄
  • 15番 田原 清孝

欠席議員

なし

説明のための出席者

  • 市長 吉野 晴夫
  • 副市長 榮林 勝美
  • 教育長 赤井 猛
  • 市長公室長 吉田 辰雄
  • 総務部長 下村 洋次
  • 都市整備部長 森本 元三
  • 生活産業部長 櫻井 敬三
  • 健康福祉部長 森本 敏弘
  • 上下水道部長 辻本 衡司
  • 消防長 窪 佳秀
  • 教育部長 樫内 成吉
  • 会計管理者 谷口 幸雄
  • 西吉野支所長 福井 純二
  • 大塔支所長 土井 祥嗣
  • 監理管財課長 新井 健夫
  • 企画財政課長 福塚 勝彦
  • 秘書課長 菊谷 眞宜
  • 庶務課長 上 孝男

事務局職員出席者

  • 事務局長 川西 敏美
  • 事務局次長 乾 旬
  • 事務局係長 笹谷 豊
  • 事務局主任 馬場 由美子
  • 速記者 柳ヶ瀬 五美

10時11分再開

議長(川村家廣)

ただいまから、去る11日の延会前に引き続き本会議を再開いたします。

ただいまの出席議員数は定足数に達しておりますので、会議が成立いたします。

本日の日程につきましては、お手元に配付済みのとおりであります。

配付漏れはございませんか。──。

これより日程に入ります。

日程第1

議長(川村家廣)

日程第1、一般質問を行います。

この際申し上げます。議員各位の質問並びに理事者側の答弁はめいりょう、的確にお願いします。

議員各位には申合せのとおり、一般質問は最初は登壇し、質問の要旨及び最初の質問をしていただき、その後議席に戻り、理事者側の答弁を聞き、その後は従来どおり議席から一問一答方式により行うことといたします。

なお、理事者側の答弁はすべて自席からといたしますので、本趣旨を御理解いただき、議会運営に御協力くださいますようお願いいたします。

また、議員各位には、一般質問の時間は質問と答弁を含めて90分以内といたします。理事者側各位にも御協力をお願いいたします。

議長(川村家廣)

初めに、12番花谷昭典議員の質問を許します。12番花谷昭典議員。

〔12番 花谷昭典登壇〕

12番(花谷昭典)

皆さんおはようございます。

それでは、議長から発言の許可をいただきましたので、一般質問をさせていただきます。

まず、第1点、五條駅前整備計画及び中心市街地の活性についてでございます。

  1. その中で、五條駅周辺整備及び五條駅南北道計画の進ちょく状況と今後のスケジュールについてでございます。
  2. といたしまして、岡中線にかかる岡口踏切に隣接する市道須恵1号線の東側拡幅整備への早期着手についてでございます。
  3. につきましては、五條駅周辺整備に伴う駅前商店街及び商励会通り等の活性化でございます。

まず、(1)の五條駅周辺整備につきましては、まず新生五條市の玄関口となる五條駅舎、広場等の整備を行う五條駅周辺整備及び五條駅南北道計画の進ちょく状況と今後のスケジュールについてでございます。

これまで、機会あるごとに当局の方には、JR五條駅周辺の整備等につきまして過去幾度となく地元関係者の皆様とともに要望や陳情を重ねてまいりました。駅北広場の整備など、全体計画の一部は若干整備されておるような形になっておるわけでございますが、計画全体からしまして、ほとんどの部分が現在、未着工あるいは未実施というのが現状でございます。

過去にはまぼろしの鉄道と言われた五新鉄道というふうな形のことにならないように、駅舎につきましては平成12年度に整備計画の策定業務が行われたわけでございます。

基本構想としては、最近の協議の結果では、合築駅舎とするという構想で進められ、平成18年度に担当課とともに五條駅南北道建設促進及び市街地整備特別委員会で合築駅舎の視察にも行かせていただきました。

五條駅南北道につきましては、迷走、迷走の末に、平成20年5月に開催されました五條駅南北道建設促進及び市街地整備特別委員会では、五條駅東側オーバー案が最も経済的であり、最も望ましいというふうな考え方に成り立ちまして、JR西日本に対して、この案を素案として提示し、協議を進めている現状であるとの説明がございました。

その後の五條駅南北道についての取組状況はどのようになっているのか。今までの整備計画に対し、費やした約4千万円については、何ら生かされておらないと思わざるを得ません。

また、合併に伴い策定されました新市まちづくり計画の重点事業の一つである新市玄関口整備事業として計画された約39億円の事業については、まだ予算措置されていないように思われますので、この事業の予算措置等を含め、今後の駅前整備計画についてのスケジュールはどのようになっておられるのか。お聞きしたいと思います。

先月、5月24日に開催した地域活性化及び五條駅南北道建設促進特別委員会で説明された計画予定表に基づき実施していくのか、また実施していけるのか、併せてお聞きかせ願いたいと思います。

答弁のいかんによりましては、自席から再質問させていただきますので、どうかよろしくお願いしたいと思います。

〔12番 花谷昭典自席へ〕

議長(川村家廣)

森本都市整備部長。

都市整備部長(森本元三)

おはようございます。

ただいまの12番花谷議員の一般質問、1、五條駅前整備計画及び中心市街地の活性について、(1)五條駅周辺整備及び五條駅南北道計画の進ちょく状況と今後のスケジュールにつきまして、失礼して自席からお答えさせていただきます。

五條駅南北広場及び都市計画道路五條北部幹線の都市計画決定につきましては、昭和56年5月29日に計画決定を行っております。

五條駅周辺整備事業といたしましては、平成4年度から五條駅北側広場の事業に着手し、平成11年度に完成をいたしております。

平成12年度以降につきましては、JR五條駅周辺整備計画等を作成し、駅舎についての基本的な構想は合築駅舎でまとまり、自由通路、駅南広場、南北連絡道等につきましても、引き続きJR西日本をはじめ関係機関と協議を重ねてまいっております。

これまで、五條駅周辺整備及び南北道整備につきましては、議員御指摘のとおり、平成20年5月に五條駅南北道建設促進及び市街地整備促進特別委員会におきまして、南北道のルートとして数案検討した結果、東側オーバー案が五條市の基本計画として望ましい旨の御説明をさせていただきました。

その後におきましても、JR西日本、関係機関とも協議をさせていただき、南北道の東側オーバー案を含めた基本構想につきまして、今後も詳細な協議が必要となりますが、昨年2月5日のJR西日本との協議におきまして、御了承いただいております。

また昨年の5月21日には、JR西日本大阪支社を訪れ、これまでの協議内容の確認と今後の取組について協議を行いまして、今年の5月24日に開催されました地域活性化及び五條駅南北道建設促進特別委員会で御報告の機会を得ましたので、これまでの経緯経過につきまして御説明させていただいたところでございます。

現在、事業のスケジュールを作成中でありますが、今後五條市の財政計画との整合性を図りながら、五條駅周辺整備及び南北道整備の基本的な事業計画を整理し、適切な時期に、議会をはじめ地元自治会等に説明してまいりたいと考えております。

なお、この事業をスムーズに進めるための作業として、現在優先して周辺の地籍調査を進めております。この調査は平成25年をめどに完了するように重点的に取り組んでおります。

またこの事業の予算措置といたしましても、事業着手時点で新過疎債等を含めた有利な財源を確保したいと考えており、今後も引き続きJR西日本、関係機関、地元とも協議を重ねながら、整備計画を具体的に進めるよう考えてまいりたいと思っております。(「12番」の声あり)

以上で答弁とさせていただきます。

議長(川村家廣)

12番花谷昭典議員。

12番(花谷昭典)

内容的には確かに従来と同じような内容で、聞かせてもらっておったのですが、ここで一つ聞きたいわけなんですけれどね、地籍調査という話ですね。これは合併以前から、もちろん地籍調査そのものをやっておったと思うわけなんですけれども、東阿田を皮切りにね、今現在、構想といいますか、基本のね、そういう形のことを踏まえてJRさんの方といろんな形で協議をされていると思うわけなんですけれども、あくまでも基本構想という形の中で、東側にオーバーでするという話も一応最終的に素案として一応方向付けられたというふうに聞かせてもらっているわけなんですけれども、地籍調査ができなかったら、あるいは地籍調査そのものの作業が遅くなれば、当然その計画に大きく支障を来してくるというような形のことですか。

それと、もう一点は、一応平成17年の9月に合併されたわけなんですけれども、この中でも先ほど言いましたように、約39億、40億近い、予算措置をされていると、何もされておるのやから、すぐに執行せなあかんとは言うていないわけですけれども、私常々言うていますように、五條市には一つの核が必要ではないのかと。例えば、五條駅の周辺には旧五條高校の跡地等もございますわね。駅の表側にも、元の自動車整備、自動車部ですか、JRの、そういうような敷地もあるわけです。最終的に新しい市、あるいは旧五條市でもいいわけなんですけれども、新町を今、重伝建の地域に指定されているわけなんですけれども、一応そうして新町の旧市街地、その部分を整備していくというような、そういうような一つの核を、五條駅の方にも、確か前に何回かの協議の段階でそういうふうなお話をさせてもらったと思うわけなんです。それがいまだに、1年や2年、3年や4年やなくして、数十年にわたりまして、結局未着手であると。今ここに来て結局地籍調査をしなければというふうな話、それはわからんことはないわけです。財政的なものもありますのでね。しかし、それにつきましても一応4千万ほどの調査費を現在もう使っておるわけですわね。それで今時分にJRといろいろ協議された結果ですね、東側のところにオーバーでという話、ちょっと遅いのと違いますんか。実際問題として。その辺をちょっと、今までに何回ともなしにJRの方に行かれたと思うわけなんですけれどもね。特に今日は出席されておる榮林副市長さんでんな、この人は初めからしまいまで、その分につきまして何らかの形のことでかかわり合いを持って、現在いろいろ協議をしてもらっていると思うわけなんですけれども、何らその成果が上がっていないように地元としては思うわけなんですわね。その辺をもう少し、スケジュール的にも、地籍調査をする、せんということは別として、あくまでも構想の中で、もう少し何らかの形の進め方というのがあるのではなかろうかというふうに思うわけなんです。でないと地籍調査が済まなかったらできないというふうな形のこと、そうこうしているうちに合併特例債の約40億円というものにつきましては、こんなもんタイムリミット来ますで、もうこれ。26年の段階で、もうないわけですやろ。平成22年なんですわね。今。どういうふうな形のものになっているのか、そういうふうな三点ほど、ちょっと一遍集約して、部長なり副市長なり、考え方を聞かせていただきたいなと、このように思うわけなんですけれどもね。

議長(川村家廣)

森本都市整備部長。

都市整備部長(森本元三)

花谷議員さんの再質問にお答えさせていただきます。

まず、お話の中に出ております地籍調査でございます。地籍調査すなわち古い公図の見直し、地権者さんの境界の確認等々を含めて地籍調査と呼んでおるわけなんですけれども、なるほど地籍調査は今現在五條市内の各所で進めておりますけれども、一つの事業を打つについては、小さな少ない土地面積であれば、国庫補助の地籍調査をやらずとも従来の境界確定作業で事は足りる場合もございます。ただこの南北連絡道、状況、広範囲に及んでおりますところの土地の確認をしようと思う場合には、2分の1の国庫、また残り2分の1に対する2分の1、すなわち4分の1の県の補助というものがございますし、その辺の財政事情を考えまして、市といたしましては国庫補助の適用になる地籍調査を進めております。それと五條駅周辺につきましては、310号の整備計画等もございましたので、地籍調査のロスのないように、事業の考えているものを優先的に310号、駅前というふうにロスのない範囲で進めてまいっておるのが現状でございます。ですから、地籍調査につきましては、国庫補助の最大の有効なところの予算の確保と作業の継続的にロスのない方法を考えておりまして、現在取り組んでおります。

その全体的なスケジュールといたしますと、その作業が、310号から須恵、岡口、また今井方面の東の方に進んでまいっておる関係上、25年もしくは26年くらいに南北連絡道を中心とした範囲の地籍調査が完了するようになっております。

以上が工程でございます。 (「12番」の声あり)

議長(川村家廣)

12番花谷昭典議員。

12番(花谷昭典)

国調の物事の考え方というのは、そういうふうな形のことでいってますんですやろ。それは別に何にも異論はないわけなんですけれども、私が言っていますのは、国調をやらんことにはその部分の構想なり実施計画という形のものの段階にはいかないんかと、駅前の分につきましてはね。で、五條駅周辺環境整備という一つの形のものにつきましては、国調も確かにそういうふうな形のことでね、有利な形で国の方の予算措置を結局見込みまして、財源的に、それはそれで結構なんですわ。そやけど、それやったら、結局国調という形のものになれば、今現在、国調そのものの地域的なもの、うちの近所もやってくれているわけなんですけれども、もっとその人数を市の方ででも、持ち出ししてでも、合併特例債という形のものの一つの予算措置を執行するという考え方であれば、五條駅なら五條駅の部分を核として考えてもらったときに、集中的にそういうふうな形のことをやっていただけるのかどうかということですわ。その点、先ほどちょっと指摘させてもらった形の話の中に、答弁が抜けていたと思うわけなんですけれどもね。

議長(川村家廣)

森本都市整備部長。

都市整備部長(森本元三)

花谷議員さんの再質問にお答えいたします。

まず、南北連絡道のスケジュール、工程の中で、地籍調査が終わらないことには次の段階に進めないのかという質問というふうに、私解釈したわけなんですけれども、現在、なるほど駅前周辺に向かって地籍調査はやっております。それと並行して、南北連絡道に関する協議でありますとか構想でありますとか、それも既に進めておりますので、25年、6年を待って駅の方に着手するのでなしに、並行してできるところは既に進めております。 そして、地籍調査の班編成、現場作業でございますが、五條市としても県事業、国事業、市事業としていろんな優先上必要な事業もございます。そこにつきまして、地籍調査の四班編成で、国にお願いするところ、県にお願いするところ、市でできるところについて、今現在の必要範囲の中で、職員でまくばっておりますので、地籍調査についても極力努力はさせております。

以上でございます。(「12番」の声あり)

議長(川村家廣)

12番花谷昭典議員。

12番(花谷昭典)

ちょっと違うというのはね、地籍調査そのものをやってから、そういうふうな形のことをするというのはよくわかりますんです。しかし地籍調査してなかったら、その分だけ遅くなりますんかなというふうな形のことを聞いているわけなんです。結局ね。そんなことになったら市の公共事業の中のハードな面につきまして、地籍調査をやってあるところを結局優先的にやっとんかいなというふうな形のことになろうかと思うわけなんですけれども、そうじゃないわけですやろ。必要なものについては地籍調査うんぬんという形のこともありますやろけど、度外視して、市長がこういうふうな考え方で物事を進めてきたんやというときは、そういうふうな形のことの事業そのものを推進されているわけですやろ。そやからこの五條駅周辺という形のものにつきましては、五條駅というのは、一つの従来からずっと言われてきた話の中で、一部は確かに買収もやってもらったところもあるわけなんですけれども、全体的な形の中で微々たるものですやんか。そうこうしているうちに特例債そのものの執行する期間が結局過ぎてしまいますやろ。25年、26年ですか。そういうふうな形の中でもというふうに言われていましたですけれども、実際問題として、そのときに特例債うんぬんという話になったら、こんなもん間に合うことあれしませんですやろ。その辺を私は危ぐしているわけなんです。

そやから、あくまでも構想ですのでね。今、実施じゃないわけですやろ。構想はこんな形のことでやって、迷走、迷走の形の結果、東側にというふうな形のことで、その案もそら見せてもらいました。なるほど結構なことで、と思うわけなんですけれども、もう少し地籍の関係の分で言うのであれば、地籍の作業をもっと進めてもらってやれば、早くやれるんかなというふうな考え方にもなりかねませんので、そやから前に市長とも委員会の中で話させてもらったときには、市長そのものの考え方の中に、もしそういう形であったら平面交差が一番いいと思うんやと、全体的な計画の中でね、そういうお話も聞かせてもらったわけなんです。けど、私はそのときに、「市長、そういう話を仮にされていましたら、話が一人歩きして結局具合悪いのと違いますか。」と、「地元とも一遍よく協議してください。」と。「JRの方もあるいは国の方もいろんな形の中で規制そのものが若干緩和されてきて、いいような方向に向かっておるように思うので、ひとつその辺を期待していただきたい。」というお話がございました。だからそういうふうな形の中で、ずっと見させてもらっておったわけなんですけれども、次の質問のところに出てくる須恵1号線、これはもう全然何も変わっていないわけですわね。そやからその辺の形のことを、今言いましたように、国調の計画に併せて構想の方を進められるのか、構想の方に併せて国調の方を進められるのか、当然先ほどからの話では国調の方の進ちょく状況に併せてというふうな話を説明されていましたですけれども、国調が遅くなっていたら何ぼでも構想そのものの部分が遅なるのちゃうんかなというのは、私の考え方なんですけれどもね。その辺をちょっと。その部分だけちょっともう一遍答弁してくれますか。

議長(川村家廣)

森本都市整備部長。

都市整備部長(森本元三)

花谷議員さんの再々質問にお答えさせていただきます。

国調が遅くなるから基本構想がすべて遅くなるという質問かと思うのですけれども、南北連絡道、今現在考えております東側オーバー案について、国調は国調で進めております。それに伴う道についても構想は並行して進めております。できる範囲の中で。ただ国調は土地境界を現場で決める作業でございまして、それが決まれば最終的に買収というものがスムーズに進めるがために、国調をやっております。ただ道の計画といいますのは、地籍調査、国調とは別の問題でございまして、それにつきましてもJR含めて構想、検討にはまいっております。ですから、並行してできるところはもう既に着手しております。

以上でございます。(「12番」の声あり)

議長(川村家廣)

12番花谷昭典議員。

12番(花谷昭典)

いずれにしても、その国調そのものが出てくるわけですやろ。そういうことですんやろ。国調の事業そのものが結局境界を確定して地権者の人に一応了解をしていただくという作業を進めながら構想でできるところはさせていただきたいと、現にやっていますんでという話なんですけれどもね。いずれにしても国調が出てくるわけですやんか。そしたら国調をもっと早くすれば、結局構想は余計具現化して、具体的に約40億円と言われていますところの特例債のね、五條駅前周辺の整備予算という形のことで、位置付けされているわけです。何も40億円使えと言うてしませんのやで。そやけど、そういうふうな形の中で、予算的な形の中での構想の中で、予算措置されているわけですやろ。それと国調の方との関連性はどうなるのかという形のことを、私聞いているわけではなくして、話の中で国調の方が地権者の人と買収ができるので、比較的スムーズに物事を進めていけるんちがうのかという話はわからんことはないわけですんやで。そしたら、国調の方、早くやってもらったら、早くできるんかなと思いますやんか。だから、国調の事業と五條駅周辺の整備の方の話と、結局関連しているわけですやろ。違いますか。関連してしまへんのか。

議長(川村家廣)

森本都市整備部長。

都市整備部長(森本元三)

花谷議員さんの質問にお答えいたします。

南北連絡道と国調のみが関係しておるのじゃなしに、国土調査というのは、今、日本中やっております、すべての土地の整理、見直しということで、それはそれで全国的にやっておる作業でございます。一つの作業をするについて将来境界確定から分筆面積確定という作業に、どの事業についても進みますので、国土調査の補助事業という分野を利用して、土地の境界確定をやっておるわけでございます。

どの作業をするについても、土地の確認、もしくは土地の作業がなかっても、日本の考え方、全国的に古い公図の見直しというものはやっておりますので、国土調査はいずれ全県、全市的にやるべき作業でございます。(「そんなこと聞いてへん。12番」の声あり)

議長(川村家廣)

12番花谷昭典議員。

12番(花谷昭典)

まあまあ、そういうことですやろ。

国調そのものの作業の内容につきましては、そういうふうな内容の事業という形のことはよくわかりました。再確認させてもらいました。

そしたら、五條駅周辺の環境整備の事業の計画と国調という形のものの事業と、関連していますんか。していませんのか。それ聞いていますんや。内容は何遍も聞かせてもらったさかい、国調の分で、もう再認識させてもらいましたので。

議長(川村家廣)

森本都市整備部長。

都市整備部長(森本元三)

関連しております。(「12番」の声あり)

議長(川村家廣)

12番花谷昭典議員。

12番(花谷昭典)

それなら早いことその部分を、国調の事業を前倒しにしてでも、一つの核を作るのであれば、そういうふうな事業を推進してもらうような形のことを、地元からの今までからの要望があったわけですやん。なんで遅なっていますんで、という話。その辺一遍答弁、なんで遅なっとるかということね。

議長(川村家廣)

吉野市長。

市長(吉野晴夫)

花谷議員のおっしゃるとおりなんですよ。私の思っていることも。その南北道にしても、ほかの大きな事業にしても、しようと思ったら要は地籍ができていない。こういうことなんですわ。私それは未熟ながら知らんだ。だから川端にしたかって、皆さん邪魔してもうとったかって、行かんだかって何とも思ってない。地籍せなできれへんのや、これね。今五條駅前にしたかって、いろいろとオーバーでいく案、決まったかって地籍が終わってないからできれへん。こんなばかなことということで、この間から一生懸命、何をしとんやと。九割は国からもらうらしいです。だからそれやからとか言うて、ここから来たらこの順番って、これは公務員独特のやり方でやってきておったのですね。しかし失礼な言い方ながら、山林と田畑のところはちょっと待っても、事業の方は早いこと地籍しとかな、まず地籍が一番やということ、やっと私認識不足ながらここ2年位前からわかったんですわ。これ。で、尻叩いています。橋本に比べて非常に遅れています。だから南北道のいろいろな案が、ガチャガチャしておったかって、地籍できる間なんぼ進んだかってかめへん。遅れておってもかめへん。地籍ができらなできない。それからできてからまた交渉ですねんて。それから地籍ができてから初めて、地権者にこれだけの面積ですよという交渉やという話らしいですがな。25年に終わってから。そういう状況なんですね。だから大事な事業は遅なっとったかって地籍せんことには前に進んでいかない。できて始めて交渉なんです。僕といたしましては、地籍さえ終わったらほかも全部できるように全部しておきたいと、せめて今それだけの気持ちで頑張っておるんです。だからいろんなことを、あれやこれやって、覚書ないさかいあかんでと言うたかって、それ通ったかって地籍できらな何にも進まない。JRのことかって、やっぱり私になってから行き、大分と話は進んできました。でも、あの案がいい、この案がいい、私も平面がいいというような、国まで行ったけれども、結果はあかんということ。じゃあというては四案を出し、それでこの間決まったと、これもこの間決まったって遅いなあと思っておったんですけれども、地籍ができてないから早すぎるくらいなんですね、まだ。こんな状況ですわ。地籍がいかに大事か、五條が遅れとったかということでございます。だから、今日は言うて、明日言うてというわけにはいかない。やっぱり9割の補助金をもらってというのだったら、重点的にやっていったらいいやないかよと。やっとこの間からそういうような形で、だから五條駅周辺せんなん。川端せんなんと言うたかって、これ残っています。全然地籍ができていないですから。いろいろ予算は通して早いこと準備はしておきたいとは思っておるのですけれども。工事かかっていく、土地の交渉というたら、それから始めてなんですね。こんなことが議会も知らんだんかよと、今まで。私も知らんだけれども、(議場に声あり)いや、いや、私思っていますねん。私が思っているだけです。だから駅前も30年かかりながら、地籍の問題が今になって、花谷議員が言うていただいたからこれ今答弁しているのですけれども、行政側も非常に遅れておりましたね。当然議会も遅れていましたね。そういうことですわ。だから、この地籍はいかに大事かということ、皆さんの御協力によって、できるだけ地籍は進めて行きたい。しかし九割もらうのやから、真水で市からの税金というのももったいないのでね。必要な工事の計画のところからは、やっぱり進めていきたいと思っておるのです。言うとおりです。よう言うていただきました。そういうことです。(「12番」の声あり)

議長(川村家廣)

12番花谷昭典議員。

12番(花谷昭典)

市長も再認識、地籍の大事さといいますのか、事業をするにつきましては地籍が一にも二にも大事やという形のことを力説されまして、議会の方もというような責任もありますんでしょう。さすれば、そういうふうな形のことの今後ないように、議会と理事者というのは両輪だと言われていますのでね。機会があるごとに、そういうふうな形の話を、あるいは地域的な、結局各委員会もございますのでね。十二分に耳を傾注していただきまして、これから前向きに、明日からでも、早急にやっていただいたら、その分だけ駅前の周辺環境整備そのものの構想なり実施に向けまして一番最短距離になるというふうな解釈をさせていただいて、この質問を終わらせてもらいます。

ひとつよろしくお願いしたいと思います。(「わかりました。」の声あり)

引き続きまして、岡口踏切、すなわち市道岡中線ですね。これは市長の肝入りでかなり整備されまして、道路の幅員も拡幅され、車同士のトラブルも少なくなったというふうに聞いております。その岡中線に隣接しておるところの須恵1号線、これが清算事業団の方からあの部分につきまして、基本そのものが現在8線五條駅にあるらしいですね。それを五線にするというような計画の下に、須恵1号線の方の敷地が現在空いておるというたらおかしいのですけれども、使われていないように思うわけなんですわ。貨車の、貨物車の出入り口専用の線路だと思うわけなんです。これそのものが、いまだに何ら整備されておらない。結局道のないところに市道の認定というふうな形のことも、今の議案に出てきているわけなんですけれども、これは既に既設の道路で狭あいですわ、かなり。そやから学校に行く人も保育所に行く人もその道を利用されるし、高齢者の方も買物に行くのに使われると思うわけなんですけれども、これ何にもJRの方と、あれは地籍うんぬんというよりもJRの方でちゃんとできておりますのでね。JR図面というのは大したもので地理院等あるいはJRそのものが持っておるという、かなり正確なものがあると思うわけなんです。あれは境界がきっちりしていると思いますのでね。前からこれもお願いしているわけなんですけれども、いまだに何にも拡幅されていないと、ただ最終的に五條の駅前側に行きましたら、都市計画の関係がございますので、郵便局の方から上まで行ったら、結局右折しかできないと、計画決定がもう打たれていますのでね。左側の方は打たれてないと。しかしそれはできないと、とりあえず、計画決定されていますのでね。だからその手前の福塚の自転車屋さんが今やっておると、やってないのかな、その手前のところからJRの自動車部のところの手前の、その道を拡幅してやっていただいたら、私は何らかの形のことで、それもまあ地籍、市長が言われますように、できてないと言われればそれまでのことかわからんわけなんですけれども、マルホ市場のところまではあれはJRの敷地の中を便宜上通させてもらっていると思うわけです。一応ね。そんなん国調の作業は関係なしに。あそこでしたら一昔前まではあそこに須恵の公民館がございまして、そこが結局避難所になっていたわけです。避難所でという形のものであれば、あんな狭い道をそりゃ気をつけて走れば走れるかわからんわけなんですけれども、緊急のときに消防自動車が入れない、救急車も入れない。そういうふうな形の部分は須恵1号線、いまだに置いておかれているわけです。だからその部分につきまして、前から話させてもらった段階では、従来の行政の考え方は駅前の整備をある程度済んでからという話だったわけなんですけれども、駅前の整備そのものは今話も聞かせていただきましたように、国調のその事業がなかなか進まないというような形のことになれば、そんな整備できるとかできまいと関係なしに、道のことですので、緊急の場合、あるいは救急の場合、そういうような形のことに当然その道を拡幅していただいたらどんなものかなというふうに思うわけなんですけれどもね。

これにつきまして、どういうふうな形のことで遅くなっていたのか、それからなぜそういうふうな形のことでできないのか、ちょっと一遍それを答弁していただけますか。

議長(川村家廣)

森本都市整備部長。

都市整備部長(森本元三)

花谷議員さんの(2)岡口踏切に隣接する市道須恵一号線の東側拡幅整備への早期着手につきまして、失礼して自席からお答えさせていただきます。

須恵1号線の東側拡幅整備につきましては、五條駅から岡口踏切までの現在利用されておりますJRに沿ってある道路の拡幅のことと承知しております。この道自体につきましては、今現在2メートルくらいの道なんですけれども、須恵1号線、これの名義は五條市の名義になっております。それを拡幅するについて、JR軌道廃線になりました敷地を使用すれば拡幅できる構想はかねてから立っておると聞いております。

それでJRの方に打診いたしましたところ、JRはその廃線敷についてJR独自の再利用計画があるかないか、そして地下に隠れております通信ケーブル等々の移転問題につきまして、今JRの方が検討に入ってくれております。

過日、JRと検討いたしました。方向的には五條市の方に払い下げということもありきというふうに聞いておりますので、今現在その返事待ちと併せて拡幅した場合にどうなるかということも踏まえて検討をしてまいっておるのですけれども、先ほどの南北連絡道と同等に310号から東へ、東へと押しております地籍調査に基づきまして、実際の土地の確認、登記上はJRさんも五條市も今現在の法務局の方では地図は持っておるのですけれども、それもいったん見直すという作業が地籍調査でございますので、それが終わらないことには、いかんせん何も進まない。用地というものが進めないのは現状でございます。

ただその須恵1号線につきましても、そういうJR協議と併せて南北連絡道、駅前周辺開発の将来の構想を眺めて、西から東のどこへ抜けたら一番いいかということも踏まえて、今現在検討中でございます。

以上でございます。(「12番」の声あり)

議長(川村家廣)

12番花谷昭典議員。

12番(花谷昭典)

それも検討、あれも検討という形のものになるわけなんで。今現在あるんやからね。それは。そやから何もあるやつをJRの方と協議をしてもらって、払い下げしてもらうのだったら払い下げしてもらったら結構ですけれども、新しく付けるんやないわけですんやで。そんな話になるのでしたら、やっぱり核そのものの、五條駅そのものを核とすれば、それのある程度のタイムスケジュールという形のものが確定せんことには、それも関連してくるわけですやんか。まあ言うたら。そやけどこれは何も、そりゃ国調必要でというたら必要かもわからんわけなんですけれどもね。現在あるところくらいJRの方とあれだけ度重なる協議をしてもらっているわけなんですやろ。何もこれには金かかってないわけですけれども、片一方の方は4千万かかっていましたけれどもね。そやからその辺をもっと早急にね、身近な形のことでもありますのでね。須恵地区も御存じのように、岡口も含めまして、高齢化してきて道がかなり狭あいでもありますし、その辺早急に検討ばかりじゃなくして、ひとつタイムスケジュールを前倒しでもしてもらって、もっとより具体的な形のものをね、話をね、今後、また委員会等もございますので、聞かせていただきたいなと思います。

次に移らせていただきます。

  (3)の駅前商店街及び商励会通り等の活性化でございます。

現在商栄会の商店街では約58店舗、それから商励会の商店街で約42店舗、合わせて100店舗に満たないような形の中で、細々とやっておられると、これにつきましても、最終的に五條駅前、あるいはその周辺の整備が進んでくれば、当然それに張り付いている商店街の方も、現在高齢化しているわけなんですけれども、地域的に何らかの方法で活性化するのではなかろうかなというふうに思っているわけなんです。それにつきまして、私も前からも話させてもらっていますように、今現在、西尾の饅頭屋さん、それから光無線のところまで、市道商店街、通称横町というわけなんですけれども、商栄会通りという形の中で、あるわけなんですけれども、そこを一層のことこれから歩行者天国にでもして、そして先ほど言いました須恵1号線、これらの形のことを整備していただけましたら、24号で商励会通りを通って、すっと回っていけるような形、その中で足立病院、須恵の公民館があるところなんですけれども、その分につきまして、今現在車が一部通っているところがあるわけなんですけれども、横町の道からもとのマルホ市場さんの方に、あのところの道を今歩行者しか通れないわけですけれども、あそこを、御理解ある地主さんもおられますので、そういうふうな構想の話をさせてもらったところ、前向きな話を一応得ております。寄附採納してもいいやないかと、ついては壊すのとかそんなことは全部市の方でやってくださいよと、そういうふうな話も聞いておったわけなんですけれどもね。そしたら、横に道が今現在3本あるわけなんです。JRから24号線までの間にね。縦に2本しかないわけですわね。岡中線と五條駅前。その真ん中に1本そういうふうな形の道を入れてもらうことによって、歩行者天国、今現在車が通っているやつを昔はあれ交互通行で、一方通行的な信号が横町にあったわけなんです。そういうふうな検討も併せて市長、この際に提案させていただきますので、駅前周辺の環境整備と商店街の活性というふうな今の話に基づきまして、一遍検討の範囲内に入れていただいたらどうかなと。

なおかつ、また紀陽銀行と西迫の酒屋さんの前の信号なんですけれども、新しい新宮道路の関係で一部閉鎖になるのとちがうかと、変則的な24号の本陣の交差点ですので、そういうふうな話も聞いておるわけなんですけれども、その辺につきまして、商店街の活性、あるいは整備等にかなりの影響があると思いますので、その辺の考え方、聞いておれば、ちょっと一遍教えていただきたいなと。担当で結構です。隣におりますがな。隣に。

議長(川村家廣)

櫻井生活産業部長。(「まだ立っとんやけどな。」の声あり)

生活産業部長(櫻井敬三)

12番花谷議員さんの一般質問にお答えをさせていただきます。

いろいろ提案も含めてしていただきました。

確かに御指摘のとおりでございまして、商励会通りと商栄会通り、いろいろ商店街の活気は失われつつ空き店舗が目立つという状況にあります。

全国的にもこれにつきましては、空洞化が叫ばれておるという状況で、五條市におきましても大型スーパーの進出とか、買物に行くのに車で行きにくいというのが一つの衰退の原因になっておるのかなというふうに考えております。

先ほど(1)、(2)の質問にありましたように、五條駅前の整備としての周辺整備という中で、商店街の活性化という絶好の機会になっていくのだろうなと、それに併せて考えていきたいと、そういうことで、商店街の皆さんと関係機関と協議しながら進めてまいりたいというふうに考えております。

また道について、歩行者道路にとか、いろいろ非常にいい提案だと思います。思いますが、今商工会の方も事務局長に聞きますと、高齢化も進んでおるということ、またいろんな意見がなかなか挙がってきにくいというふうな状況にもある中で、商工会の会長を中心にいろいろ頑張っていただいていますので、そこの方も連携しながら市としても十分支援をしていきたい。そういうふうに考えております。

以上で答弁とさせていただきます。(「12番」の声あり)

議長(川村家廣)

12番花谷昭典議員。

12番(花谷昭典)

24号の交差点の信号の閉鎖の話、一点抜けていましたので、あとで聞かせてもらいます。

今商工会とのいろんな打合せもあると思うわけなんですけれども、これは何にもあの商店街を建て替えたり、また高架にしたり、そんなことを言うてしませんのやで。今車が通っているその部分を歩行者天国みたいな形のことにされたらどうかなと、当然その中には中心市街地活性化法というのがございますので、そういう形の法律もその中で適用してもらうような形の中で、もうちょっと積極的に協議だけじゃなくして、何も今、あそこ通るだけの話ですやんか、私が言うてまんの。ほんで商品を納入する場合でしたら、そういうふうな業者の方に許可書を出せばそれでいいわけです。何も金要らんわけですやんか。そんなん何も商店街うんぬんという形のものについての向きを変えれとか、そんなこと別に言うてないわけで。できるだけそういうふうにして、民の方でそういうふうな形のことを、地域的にも経済的にも疲弊していますし高齢化が進んでいますので、恐らくこのまま放っておいても、後継者がおるかどうかは、部分的には一生懸命されておる商店の方もおられるわけなんですけれども、全体的にとらえた場合、そういうふうに結局横町を足立病院さんの前のところに車が行けるというような形のことの部分を先ほど言いましたように、それと歩行者天国という形のものの話だけですので、こんなん話だけしてもらったら地元の商店街の人かって、どういうふうに言われるかはわかりませんけれども、何も車が通ったらあかんと言ってしませんのやで。身体に障害のある社会的弱者の人は当然車で病院、山田病院もございますし、それから商品を納入する場合は当然納入業者の人はその車をそこに入れてもらったらいいわけですわ。双方性に入れてもらったらいいわけ、その人専用にね。しかし後はもう大体フリーで歩行者の方ばかりが利用できると、車は基本的に通らないと、その代わりに須恵1号線を整備していただかんことには、あれ整備してないのにそんなことをしたら不自由になりますのでね、地域的には。なんと言うてもやっぱり新生五條市の玄関口でありますさかいね。そういうふうな形のことを踏まえて、部長、協議してもらうんだったらそういうふうに協議してほしいなというふうに思います。

それと24号の本陣の交差点の分につきまして、どういうふうに考えておられるのか、これは森本部長の方やな、……一遍に3人に言ってもらってもかめへんで。

議長(川村家廣)

榮林副市長。

副市長(榮林勝美)

花谷議員の質問にお答えいたします。

本陣の交差点の紀陽銀行の前の道のことですが、これは平成18年くらいだったと思うのですけれども、地域高規格道路で現道拡幅ということで決まりまして、五條インターから本陣の交差点までこれを22メートルに拡幅するということで、当初の予定は21年度に都市計画決定によってやったのですけれども、22年度で本陣から五條インターまでの各区間を都市計画決定、22メートルに都市計画決定することに準備を進めています。その間については、地籍も一応終わって準備は全部できておるわけですけれども、国土交通省の方から本陣の交差点は交差点に7本道が集まっているんです。普通は四線なんですけれども、喜多のガラス屋さんの方1本は手前で迂回ということで1本減ったのですけれども、国土交通省はもう1本だけ減らして信号の循環時間を短くしたいということなんですけれども、その辺が、その代替案がほかにいい案があるかないかということで、今検討しているのですけれども、なかなかいい案がなくって、打合せは何回かあるのですけれども、まだしたいということなんですけれども、はっきりとどのようにして、どこに代替道路を造っていくかということはまだ決まっておりません。現状を言えば今はそういうことです。

以上です。(「12番」の声あり)

議長(川村家廣)

12番花谷昭典議員。

12番(花谷昭典)

大変なことですわね、それは。それはよくわかります。私もその付近地に住んでおる一人の住民なんですけれどもね、そやけどそんなことになれば、岡中線の関連、須恵1号線の関連、商栄会通りの関連、それから横町の関係ですね、商店街も一応歩行者天国……、根本的に違ってくるわけですね。あそこが仮にそういう閉鎖という形のことになればね、当然地元の商店街の人、そういう方はよく御存じですんか。商工会の会長等も、含めましてですね。計画決定、仮に23年ですか、……22年ですか。またそうなれば、結局先ほど言いましたような郵便局の前から五條駅向いて右折はできるような計画決定を打ってあると、左折はできないというふうな形のことにもなろうかと思いますのでね、現実に。だからその辺もっと慎重に、本当にいろいろそれは協議してもらいまして、やっていただかんことには、これは生活圏にも響いてきますし、それは本陣の交差点というのは確かに複雑で24号の京都から和歌山までの間の中でも一番難所でというような形のことで、認識はしておりますけれどもね。一日も早いこといい解決方法を、避けて通れない問題でもあると思うわけなんですけれども。もしそういうふうな形のことになるとすれば、大変な形のことで、まちそのものの人の流れの形態、あるいは商店街の形態も含めまして、これは大変なことになりますよ。

旧の五條高校の跡地の問題につきましても道がなければね。第一その地域の人が24号に出ようと思っても出られないという形の大きな問題があるわけですね。これは由々しき問題でもありますので、その辺もっと慎重に、これから地元ともよく協議をしていただいて、一番いい解決方法を選んでいただきたいなというふうに思います。

以上で私の一般質問を終わらせていただきます。

議長(川村家廣)

以上で12番花谷昭典議員の質問を終わります。

次に、7番藤冨美恵子議員の質問を許します。7番藤冨美恵子議員。

〔7番 藤冨美恵子登壇〕

7番(藤冨美恵子)

おはようございます。

議長より発言の許可をいただきましたので、通告順に一般質問をさせていただきます。

  1. 市民の足「コミュニティバス」の運行について。
  2. 五條市の子育て支援の充実について。
    1. 小学校6年生までの入院医療費及び細菌性髄膜炎の予防ワクチン接種の全額負担について。
  3. 五條市衛生センターの建て替えについて。

以上、三点の質問をさせていただきます。

まず、市民の足「コミュニティバス」の運行について、お尋ねいたします。

私はこれまでに何度も市民の足、市内巡回バスの運行を提案してまいりました。通院に、そして買物等に特に交通手段を持たない市民の皆さんが待ち望んでおられる、市民の足「コミュニティバス」が来年の4月から運行するということで、質問をさせていただこうと思っておりましたが、先日、3人の議員の方々がコミュニティバスについて質問をされ、重複いたしますので、割愛させていただきます。

結論としまして、来年4月1日からコミュニティバスを走らせる予定である。そしてバスの台数、運営形態及び運賃等については検討中で具体的には決まっていないということで、よろしいでしょうか。副市長。確認をさせていただきます。

〔7番 藤冨美恵子自席へ〕

議長(川村家廣)

榮林副市長。

副市長(榮林勝美)

藤冨議員の御質問にお答えいたします。

コミュニティバスの運行につきましては、一応来年の4月から実施という予定でございます。

バスについては、まず何台かということは検討中なんですけれども、できれば2台くらいでいけたらなあというふうに考えています。

また、料金の方についても、無料というわけにはいきません、金額は決めていませんけれども、幾らかの金額の有料ということで、基本的には考えています。

以上です。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

具体的にニーズを把握するために、6月の広報でバスの利用に関するアンケート調査を実施しておりますが、6月末をもって締め切るとのことでございます。何台のバスがどのように走れば市民の皆様にとって利用しやすいか等々アンケートの回答のみだけではなく、実際に市民の皆様から多くの声をお聴きし、市民の皆様に喜ばれるようなバスに、決して空気を乗せて走るバスにならないようにしていただきたいと思います。

以前、平成18年2月に議会運営委員会で静岡県の島田市にコミュニティバスの研修に行ってまいりました。島田市では例えば、バス停については地域の実情に応じて約200メートル間隔で設置するなど、バス停間の間隔を短めに設定し、また乗り継ぎを考えて運行時刻、本数を設定する、そしてまたお出かけバスを運行し、利便性向上のため平日のみの運行から365日運行に変更するなど、市民のニーズに合わせた市民が利用しやすい効率的な輸送サービスを提供し、地域住民の生活交通を確保し、併せて地域の活性化を図っているとのことでございました。

何よりも職員の方が一生懸命取り組んでおられました。私は議員になる前からコミュニティバスの必要性を訴えてまいりました。できることならば市のプロジェクトチームに入れていただき、市民の皆さんに喜んでもらえるようなコミュニティバスを走らせたい、そんな気持ちでございます。

五條市もやっと来年4月からコミュニティバスを走らせるということでございますので、五條市民のニーズに合わせた市民が利用しやすい五條市民の足となるコミュニティバスを走らせていただき、住みやすいまちにしていただきたいと思います。住みやすいまちにしてこそ、人口は増え、五條市は活性化します。

次に、五條市の子育て支援の充実について。

(1)小学校6年生までの入院医療費及び細菌性髄膜炎の予防ワクチン接種の全額負担について、お尋ねいたします。

このことについても、先日、堀川議員、山口議員が公費助成について質問されており、重複いたしますので、詳細については割愛させていただきますが、小学校6年生までの入院医療費の全額負担については、奈良県においては既に大和郡山市、香芝市、葛城市、川西町が実施しており、宇陀市も10月より実施を予定しているそうでございます。

ちなみに中学校卒業までの入院医療費の全額負担については、斑鳩町、御杖村、明日香村、黒滝村、天川村、川上村、東吉野村が実施しており、山添村については、高校卒業まで入院医療費全額負担を実施しております。

また、細菌性髄膜炎の予防ワクチン接種、いわゆるヒブワクチンの全額負担については、既に奈良市、生駒市、斑鳩町、川西町、吉野町、川上村、天川村、下北山村が実施しており、宇陀市も10月よりの実施を予定しているそうでございます。

五條市も小学校6年生までの入院医療費及び細菌性髄膜炎の予防ワクチン接種の、市の全額負担実施について、市長はどのように考えておられますか。

議長(川村家廣)

吉野市長。

市長(吉野晴夫)

藤冨議員の一般質問に自席からお答えさせていただきます。

乳幼児医療費の助成につきましては、県の制度に準じまして、ゼロ歳児から小学校就学前までの乳幼児を対象に所得制限を設け、通院及び入院の医療に対し、一部負担金への助成を行っております。

御質問の小学校卒業までの子供を対象として、入院医療費の全額を助成しておりますのは、県内では御存じのように大和郡山市と1町4村の合計6市町村であります。

また、五條市が独自に入院の医療費に対しましては、対象年齢を小学校卒業までに拡大し、所得制限並びに一部負担金を廃止した場合には、約1千万円余りの費用負担増となります。

しかしながら、子供の健全な成長と発達を願うこととともに、子育て世代の経済的負担を軽減することについては、本市の重要課題の一つでありますので、県に対して対象年齢の拡大、所得制限の撤廃及び一部負担金の廃止などを要望するとともに、県下市町村の助成制度の状況にもかんがみ、市単独助成の実施につきましては、今後の検討課題としてまいりたいと考えております。

また、細菌性髄膜炎の予防ワクチン接種の公費負担につきましては、任意予防接種であり、公費負担はいたしておりませんが、子供たちの将来を守るために接種費用の一部を助成することにより、保護者の負担を少しでも軽減し、接種しやすい体制を早急に整えたいと考えております。

以上、よろしく御理解を賜りますようお願いを申し上げます。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

五條市の人口は年々驚くほど減少しております。

若い人たちが五條市に住まないということになれば、五條市に明るい未来はございません。これはとっても大切なことでございます。五條市における子育て支援の一環として提案させていただきますので、なるべく早く実現していただきたいと思います。

五條市に住めば、安心して子供を生み育てることができる、よそのまちよりも五條に住んで子供を育てたい、五條に住んで良かったと若い皆様方に五條市に住むことを選んでいただけるよう、最大限五條市も努力すべきでございます。

最後に、衛生センターの建て替えについて、お尋ねいたします。

まず、部長にお尋ねいたします。

現在、県の浄化センターとの協議はどうなっていますか。

議長(川村家廣)

櫻井生活産業部長。

生活産業部長(櫻井敬三)

7番藤冨議員さんの一般質問にお答えさせていただきます。

県との協議ということでございますので、県との協議というのは、私は4月からですが、それ以前から進めておりまして、しかしまあきちっと方向性を出すという中では、この5月の26日の日に南和地域の振興のために開設されております移動副知事室、このときに窪田副知事に下水道放流について特段のお願いを、市長が直接要望いたしましたところでございます。

それを受けまして、新しいし尿処理の処理方法等について、現在奈良県と協議中という段階でございまして、今協議はいろいろ、どの処理方法という中にはどういう基準で流していくとか、いろいろ協議をしている最中ということで御理解いただきたいと思います。

以上で答弁とさせていただきます。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

私は五條市は2次処理までしか行わないと、そんなふうに聞いております。もし2次処理までしか行わないということになりましたら、新しい衛生センターは、現施設より小さくなる、半分以下になると聞いております。そうしますと、今の施設より小さくなるので、当然費用も2分の1あるいは3分の1で済むと聞いておりますが、そうしましたら、もし仮にでございますが、2次処理までにということになりましたら、費用は幾らくらいかかりますか。それは考えておられますか。

議長(川村家廣)

櫻井生活産業部長。

生活産業部長(櫻井敬三)

藤冨議員さんの再質問にお答えさせていただきます。

新しいし尿処理場ということになりますけれども、し尿処理は、本来は高度処理をして河川に放流すると、これが原則でございます。そういう中で、今お話があったように、その建設費がばく大になっていくというのを抑えるがために、隣にあります吉野流域下水道に接続するということ。これについての2次処理というのは、今協議中でございますので、2次処理程度という中で考えております。

当然それに伴いまして、建設費とかランニングコスト、これは安くなっていくというふうに考えております。

ただ、それが、施設が半分になるとか、費用が2分の1とか、3分の1、そういう段階ではございませんし、2次処理程度としても県の水質の基準がございますので、それといろいろ交渉の中では、流域下水道に流す費用、この費用も併せて交渉はするということで話をしていますので、ただそれが幾ら今の段階で安くなるかということは、これはどういう処理方式でするか協議をする中で、本来高度処理して河川に流す部分と差額というのは出るわけで、今言えるのは、建設費、ランニングコストを含めて流域下水道に流すのを基本に考えていくということで、させていただくということで交渉していますので、御理解願いたいと思います。

以上で答弁とさせていただきます。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

次に衛生センターの建て替えについては、第2回臨時議会の最中、担当課の職員ともども現地を見に行き説明を受けました。

現在の衛生センターの駐車場に新しい衛生センターを建て替え、その後現在の衛生センターを壊し、そこを駐車場にする。つまり衛生センターの施設と駐車場を入れ替えるという説明を受けました。まあ新たに土地を購入しなくても、施設に関しましては今ある敷地の中で十分賄えるという説明でございました。

そして、衛生センター周辺の環境整備事業については、五條市と二見地区自治連合会が交わした環境整備事業に伴う覚書の中に、対象事業第1条、甲、五條市ですね、「甲が建設する環境整備事業は、公園建設事業とする。」と書かれておりますが、公園建設事業とはどのようなものか、部長にお尋ねをいたします。

議長(川村家廣)

森本都市整備部長。

都市整備部長(森本元三)

藤冨議員さんの環境整備の公園事業という御質問につきまして、お答えさせてもらいます。

基本的に衛生センター周辺の市の土地等を使いまして、公園といいますが、今具体的にはどういう規模の公園になるかもわかりませんけれども、芝生、緑豊かな、地域の方々が健康増進のために使っていただけるような広場を基本とした公園と考えております。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

衛生センターの建設の建て替えに伴い、二見地区の自治会から以前よりいろいろな要望書が寄せられておりました。その要望書の中には、新集会所の建設、それから川端地区に市営の老人ホームの建設、野原方面への橋の建設、新しい地区避難場所及び保育所、幼稚園としての使用可能な建物等々いろんな要望がございましたが、公園建設事業のみを行うと、そう理解してよろしいですか。

議長(川村家廣)

櫻井生活産業部長。

生活産業部長(櫻井敬三)

藤冨議員さんの再質問にお答えさせていただきます。

今都市整備部長がお答えしたのは、この覚書にございます環境整備事業に関する部分でございまして、これがすべてということではございません。これは今議員がおっしゃっていただいたその他の要望、その要望も含めて環境整備事業は公園事業としますが、この建て替えに関して地元の要望はそれはそれで対応していくということでございます。

以上で答弁とさせていただきます。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

本日、衛生センターの建て替えについて一般質問をするために、先日、五條市と二見地区自治連合会との間で交わされた覚書を資料要求いたしましたところ、覚書のコピーは出せないとのことでございました。

生活産業部長に資料を、覚書のコピーを出せない理由を、改めてお尋ねいたします。

先日、部長が私に言われた、覚書のコピーを出せない理由を、もう一度お答えいただけますか。

議長(川村家廣)

櫻井生活産業部長。

生活産業部長(櫻井敬三)

藤冨議員さんの再質問にお答えをいたします。

この前、資料請求の中で覚書の写しをいただきたいということでございました。それにつきましては、私が申し上げたのは、これは交渉している中の話でございまして、覚書は締結しても、地元の事業、地元と事業、また市の事業、推進する中で、出さないとは言ってないので、しばらく待っていただきたいという説明を、これは事業をスムーズに進行するためにという説明をさせていただいております。

以上でございます。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

はい、そうです。その後覚書のコピーは渡せない。しかし見るだけならいいと、副市長が言われたそうなので、見せていただきました。見てもよい、だが渡すのはだめだという、その理由はなんでしょうか。

副市長にお尋ねいたします。

議長(川村家廣)

榮林副市長。

副市長(榮林勝美)

質問にお答えさせていただきます。

そのときに二見の連合会長に確認をとっておりませんでした。それから以後、確認をとって、もらっていただいたと思うのですけれども、……手元にあると思うのですけれども。その時点でまだ連合会長に確認をとっておりませんでしたので、確認をとって渡させていただいたと、こういうことでございます。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

確認をとらないから渡せなかった。確認をとったから渡していただいたと。ですけれども、先日、部長が私に言われたのは、「出さないとは言っていない。時期が来れば渡す、しかし今渡せない。見るだけならいい。」と、このように言っておられました。その時点で、私は時期というのはいつかなと思っていたのですけれども、そのことについてちょっと答弁いただけますか。

議長(川村家廣)

榮林副市長。

副市長(榮林勝美)

藤冨議員の質問ですけれども、時期というのは、そんなたいそうな時期と違うわけでしたのですけれども、これを今補正予算で覚書を締結して測量とボーリング調査のやつはあがっていますので、そう遅くなるという意味で言うたのと違います。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

いろいろ最近は特にそうでございますけれども、私の感じたところを申し上げましたならば、最近はいろいろ隠しておられると、いろんな資料を。私はそのように感じております。今後は隠さずに、資料請求をしたならば速やかに出していただきたいと思います。

隠す理由は一体何なのかなと、私は思います。出すとなんか都合の悪いことがあるのかなと、吉野さんも市長になられる前に情報公開をかなり言っておられました。市長、覚えておられますか。ちょっとお尋ねします。

議長(川村家廣)

吉野市長。

市長(吉野晴夫)

いいえ。(笑声)(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

私は聞いております。吉野さんが市長になられる前に、吉野さんは「五條市は情報公開をすべきだ。」ということをしきりに言われておりました。忘れずに実行していただきたいと思います。

今、市長でございますのでね。これも公約といえば公約になります。

私は一般質問をスムーズに進めるために資料を請求しております。情報公開しないで隠すということは、出すと何か都合の悪いことがあると、私は解釈いたします。

最近は、特にいろいろと隠しておられると、私はそのように感じております。今回、特に櫻井生活産業部長、榮林副市長、吉野市長も最高責任者として強く申し上げておきます。

お役所の隠ぺい体質は即改めるべきであると、広く情報を公開すべきであると申し上げ、私の一般質問は終わります。

議長(川村家廣)

以上で7番藤冨美恵子議員の質問を終わります。

日程第2

議長(川村家廣)

次に日程第2、選第1号を議題といたします。

事務局長に件名を朗読させます。

事務局長(川西敏美)

選第1号 奈良県後期高齢者医療広域連合の議会の議員の選挙について。

議長(川村家廣)

奈良県後期高齢者医療広域連合議会の議員につきましては、市議会議員から選出する広域連合議会議員について欠員が1名生じたため、市議会議員から1名を選出することになりますが、2名の立候補がありましたので、奈良県後期高齢者医療広域連合規約に基づき、すべての市議会において選挙が行われることになったものであります。

なお、この選挙は広域連合規約第8条の規定により、すべての市議会の選挙における得票総数により当選人を決定することとなっておりますので、会議規則第32条の規定に基づく選挙結果の報告のうち当選人の報告及び当選人への告知は行えません。

この際、お諮りいたします。

選挙の結果については、会議規則第32条の規定にかかわらず、有効投票のうち候補者の得票数までを報告することといたしたいと思いますが、御異議ございませんか。──。

御異議なしと認めます。よって選挙の結果については、会議規則第32条の規定にかかわらず、有効投票のうち候補者の得票数までを報告することといたします。

議場を閉鎖いたします。

〔議場閉鎖〕

議長(川村家廣)

ただいまの出席議員数は15名であります。

投票用紙を配付させます。

なお、候補者名簿につきましては、あらかじめお手元に配付しておりますので御確認ください。

〔投票用紙配付〕

議長(川村家廣)

投票用紙の配付漏れはございませんか。

〔「なし」の声あり〕

議長(川村家廣)

配付漏れなしと認めます。

投票箱を改めさせます。

異状なしと認めます。

念のため申し上げます。投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて順次投票を願います。

事務局長に氏名を点呼させます。

〔事務局長氏名を点呼〕

〔各員投票〕

議長(川村家廣)

投票漏れはございませんか。──。

投票漏れなしと認めます。

投票を終了いたします。

議場の閉鎖を解きます。

                〔議場開鎖〕

議長(川村家廣)

開票を行います。

会議規則第31条第2項の規定により、立会人に大谷龍雄議員及び池上輝雄議員を指名いたします。

よって両議員の立会いをお願いいたします。

投票箱を開き、投票の点検をさせます。

〔事務局次長投票を点検〕

議長(川村家廣)

選挙の結果を報告いたします。

投票総数 15票

これは先ほどの出席議員数に符合いたしております。

そのうち

有効投票  15票

無効投票 ゼロ票

有効投票中

竹森 衛 橿原市議会議員 2票

朝井啓祐 大和高田市議会議員 13票

以上のとおりであります。

ただいまの選挙の結果につきましては、奈良県後期高齢者医療広域連合議会の議員の選挙に関する規則第8条の規定により、選挙長に報告いたします。

議長(川村家廣)

昼食のため13時30分まで休憩いたします。

11時47分休憩に入る

13時28分再開

議長(川村家廣)

休憩前に引き続き会議を再開いたします。

ただいまの出席議員数は定足数に達しておりますので、会議が成立いたします。

日程第3

議長(川村家廣)

日程第3、報第4号を議題といたします。

事務局長に件名を朗読させます。

事務局長(川西敏美)

  報第4号 平成21年度五條市土地開発公社の決算及び事業の報告について。

議長(川村家廣)

  報告を求めます。新井土地開発公社事務局長。

〔土地開発公社事務局 新井健夫登壇〕

土地開発公社事務局長(新井健夫)

失礼いたします。

ただいま上程いただきました報第4号 平成21年度五條市土地開発公社の決算及び事業報告について御報告を申し上げます。

別冊の土地開発公社決算書・事業報告書を御覧いただきたいと存じます。

それでは、まず1ページの方から御説明申し上げます。

  1、収益的収入及び支出について。(1)収入の部、第1款土地開発事業収益、当初予算額が3億3,051万1千円に対しまして、決算額が2億8,781万6,895円となっております。

内容といたしまして、第1項事業収益の決算額は2億8,481万1,400円で、内訳につきましては後の事業報告で説明させていただきたいので、省略させていただきます。

第2項事業外収益の決算額が300万5,495円で、預金利息と五條駅前駐車場使用料と各事業用地の貸付料でございます。

  次に、(2)支出の部、第1款土地開発事業費用、当初予算額が3億2,079万円と補正予算額が1,513万5千円で、合計が3億3,592万5千円に対しまして、決算額は2億9,018万148円となっております。

内訳といたしまして、第1項事業費用当初予算額が3億1,924万3千円と補正予算額が1,513万5千円で合計3億3,437万8千円に対しまして決算額は、2億8,961万5,441円でございます。この内訳につきましては、事業収益に係ります事業用地売却原価2億7,716万3,125円、一般管理費1,245万2,316円となっております。

  次に、第2項事業外費用といたしまして、56万4,707円は、五條駅前臨時駐車場の管理経費でございます。

次に、第3項予備費50万は全額不用となっております。

次に、2ページの資本的収入及び支出について御説明申し上げます。

(1)収入の部、第1款資本的収入につきましては、当初予算が3億4,227万2千円と補正予算6,908万円で合計予算額4億1,135万2千円に対しまして、決算額が2億3,703万3,920円でございます。

第1項の借入金は当初予算2億8,692万円と補正予算6,908万円で合計3億5,600万円になります。すべて一般国道24号五條地区歩道設置事業(3工区ー1)に関する用地先行取得に伴う銀行からの借入金でございます。第2項の利子補給金は、予算額5,535万2千円に対しまして、決算額が3,760万8,783円で、市からの利子補給金でございます。

  借入金の内訳については20ページを御覧いただきたいと思います。

長期借入金現債高明細書により御説明申し上げます。

  今井島台工業団地ほか10件を事業別に前年度末借入残高、当年度借入額、当年度償還額、当年度借入残高を記載いたしております。

平成21年度においても、五條市基金から約10億円、五條市水道事業運営資金から2億円を借入れし、借入金利息の低減化を図っております。

借換え分を含む借入金合計額は5億9,942万5,137円で、償還額は9億5,500万円となり、平成21年度末借入残高は25億3,263万5,137円となっております。

  次に、2ページに戻っていただきまして、(2)支出の部について御説明申し上げます。

第1款資本的支出の当初予算が9億3,526万円と補正予算7,018万円で合計が10億544万円に対しまして、決算額は7億8,352万1,712円となっております。

内容といたしましては、第1項用地取得造成事業費3億4,446万円と補正予算7,018万円で合計が4億1,464万円に対しまして決算額2億2,852万1,712円でございます。内訳といたしまして、用地費1億8,863万9,449円、管理費4万8,500円、直接経費222万4,980円、支払利息3,760万8,783円となっております。

次に、第2項借入金償還金5億5,500万円は、久留野公共用地の平成20年度の未収金と平成21年度分の売却により償還したものでございます。

  次に、3ページに移ります。

3ページには、平成21年度の土地開発公社の経営成績を明らかにする損益計算書を付けております。

4ページには、剰余金計算書・剰余金処分計算書を付けております。

それから5ページから6ページにつきましては、財産状況を表しております貸借対照表を付けておりますので、御清覧いただきたいと思います。

次に、7ページのキャッシュ・フロー計算書は、平成21年度の五條市土地開発公社の現金の動きを表したものであります。

次に、8ページの事業報告に移らせていただきます。

  平成21年度五條市土地開発公社事業報告、1、総括事項ですが、公有地の拡大の推進に関する法律に基づき、五條市の秩序ある整備と市民福祉の増進に寄与することを目的として、公共用地の確保に努力してまいりました。   内容につきましては、要点のみ説明させていただきます。

8ページの(4)久留野公共用地につきましては、60,439.92平米を2億8,481万2,400円で平成21年12月28日に売買契約を締結し、平成22年1月28日に売却代金を受領いたしました。

また、新規事業といたしまして、一般国道24号五條地区歩道設置事業に伴う用地先行取得については、8ページから9ページの内容となっております。

次に、10ページの2、五條駅前臨時駐車場の利用状況について、月別の利用状況を記載しております。

  次に3、経理の状況につきまして、(1)収益的収支について、土地開発事業収益2億8,781万6,895円に対し、土地開発事業費用2億9,018万148円となり、236万3,253円の当年度純損失となりました。

(2)資本的収支について、資本的収入が2億3,703万3,920円に対しまして、資本的支出7億8,352万1,712円となり、差引不足額5億4,648万7,792円は損益勘定留保資金で補てんいたしました。

次に、11ページの4につきましては、理事会の議決事項となっております。

次に12ページ、財産目録について、御説明申し上げます。

資産の部でございますが、合計31億6,803万8,207円で、この内訳といたしまして、流動資産31億6,792万8,207円及び固定資産11万円となっております。

続きまして13ページの負債の部でございますが、合計が30億144万6,067円で、この内訳といたしまして、固定負債25億3,263万5,137円、流動負債が4億6,881万930円となっております。

14ページ以降の付属資料につきましては、御清覧願いまして説明を省略させていただきます。

以上で報告を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。

議長(川村家廣)

報告が終わりました。

これより質疑に入ります。(「14番」の声あり)14番大谷龍雄議員。

14番(大谷龍雄)

土地開発公社の決算内容は大変複雑でございますので、何年やらせてもらっていても、なかなか私もわかりにくいですけれども、この決算で現金面での決算は黒になっているのか、赤になっているのか、赤であるならばなんぼの赤なのかね、ちょっとそれを答えていただきたいのと。

ひょっとしたら報告にあったかわかりませんけれども、私の聞き落としかわかりませんけれども、野鳥の森の事業に関して五條市へ売却したその価格ですね、それを明らかにしていただけますか。

議長(川村家廣)

新井土地開発公社事務局長。

土地開発公社事務局長(新井健夫)

14番大谷議員さんの御質問に自席から失礼してお答えいたします。

野鳥の森の価格につきましては、1平米、4,500円で売却いたしました。

面積といたしまして、60,439.92平米で、金額2億8,481万1,400円でございます。

もう一点、決算の報告の赤字か黒字かということでございますが、黒字になっております。金額は1,200万円ほどだと思うんです。金額的にすぐお答えできないんですけれど、申し訳ありません。(「14番」の声あり)

議長(川村家廣)

14番大谷龍雄議員。

14番(大谷龍雄)

黒字といえども1,200万ですからね。でね、こうして説明受けて思いますのは、例えば国道24号の拡幅に関しての買収をしていますわね、取得。いずれかは県なり、国なりに売却すると思うんですけれどね、それやったら、これいったん土地開発公社が取得しようと思えば、そのために要る費用を銀行で借りたり、五條市や水道局で借りたりしているわけでありますからね、買収に当たっての、お世話はさせてもらっても、いったん土地開発公社が買収取得するんではなしに、直接ね、県や国に取得してもらったら手間にかかる経費、一般銀行から借りるその費用が、仮に利子がつきますからね。要らないと思うんですけれども。そういうやり方にできないのかですね。

それと同時に、市の場合でも始めから土地開発公社が所有している土地を市に買ってもらうのはこれはしゃないですけれども、新たな事業において、いずれは五條市に売却せないかんような土地を、いったん土地開発公社が取得すると、買収するというふうなことをせずに、そんな場合でも、中間のお世話はしても、市に直接買収してもらったらどうかと思うんですけれど、その辺はどうですか。

議長(川村家廣)

新井土地開発公社事務局長。

土地開発公社事務局長(新井健夫)

14番大谷議員さんの再質問にお答えいたします。

この24号に関しましては、事業の進ちょくを早めるということで、五條市の方で3工区から5工区について用地交渉を受託しました。それに伴いましての、銀行からの借入については国の方から五條市が借りております金利、1.99パーセントを100パーセント国の方がもってくれます。五條市といたしましては、契約するごとに、契約が結ばれたらその都度、南都銀行さんの方でその金額を借入するということで、一応21年度は3億300万をめどにして契約100パーセント済みました。それでそのお金の償還ということは、国の方から4年間に分けて、1年間に約7,500万ずつを五條市に金利と事務費をくれるわけで、五條市土地開発公社といたしまして、24号については一切持ち出しはなしに一応事務費で職員の人件費に約1千何万を充てております。

以上です。(「14番」の声あり)

議長(川村家廣)

14番大谷龍雄議員。

14番(大谷龍雄)

それと、もう一つお聞きしておきたいのは、みどり園の続きに北山地区公共用地というのがあるんですけれどね、この面積はこの間調査しましたところ、86,719平米あるんですね、これ。現在のみどり園の面積は、最終処分場を含めて一般質問でも明らかにしましたように、29,000平米あるんです。現在のみどり園の面積の2倍以上面積があるんですね。だからこれは市長と関係部長に指摘したいんですけれども、今新しいごみ処理場関連の事業で、滝町、南阿田町の地区に持っていこうとしていますけれどね、やっぱりもう既に土地開発公社が持っている土地とか、五條市の持っている土地とかいうのを、有効活用するという観点から、公共事業の用地を決めるという場合においてもう少し深く検討すべきではないかと。なるほど滝、南阿田地区のあの用地の一部には市の用地があると言われておりますけれども、それだけでは賄えないから民間の用地を買収するんだという、そういう計画を出されていますわね。そやけれどこの北山のみどり園の上の用地、86,000平米を活用できたらですね、もちろん公社にお金払って買わなあきませんけれども、しかしそれは土地開発公社のいわゆる財政の解決につながるわけですからね。

だから、私はまだまだ確定はしておりませんのでね、ごみ焼却施設等々の事業については再度ですね、みどり園の上の86,000平米もある土地の有効活用も検討すべきではないかなということを指摘しておきたいと思います。

それともう一つ申し上げておきますけれども、こないだ新聞にですね、御所市が宅地をネット公売しましたね。前回は市長の公用車だった日産のシーマを広島県の男性が110万円で落札したということでありますけれども、今度はこの市の宅地をネット公売すると、18日締め切りということですけれどね、こういうふうにする上においては、本当に将来のことを考えて、この土地はもう売却してもいいんだという、やはり深く突っ込んだ検討の上で売却しているんだと思いますけれどもね、やっぱり五條市の土地開発公社等々も、もう今保有している土地を見て、深く検討して、この土地は売却してもいいというような土地があるんであるならば、やはり厳しい条件を付けて売却の方向をもう少し早める必要があるんではないかと。まあその方法においても、御所市ではネット公売をやっているわけですからね。こういうことも他の市では郡山もそのほか奈良県下でもたくさんやっていますからね。そういうことも検討すべきではないかなというように指摘しておきたいと思いますけれども、この点についても答弁しといてくれますか。

議長(川村家廣)

榮林副市長。

副市長(榮林勝美)

大谷議員の質問にお答えさせていただきます。

あのネット公売ということなんですけれども、公社の土地全部で15件ほどあるんですけれども、帳面の簿価では31億4千万ほどあるんですけれども、これを処分するとなれば、この簿価と比べて遥かに安い値段になると思うんです。そうなってくると一般会計から補てんせなあかんようになりますので、その辺のこともありますし、幾らでも構わず処分するとなれば別ですけれども、一般会計から補てんしなければなりませんので、なかなか難しい問題があるんですけれども、その辺も一回近々検討していきたいと思うんですけれども、その難しい問題が今ございます。

以上です。(「5番」の声あり)

議長(川村家廣)

5番太田好紀議員。

5番(太田好紀)

大谷議員からの関連ですけれども、副市長にね、今公共用地の件でね、簿価が31億だと、前にも言ったはずなんですよ。一般会計から出さなあかんって、これを放っておいてどうするんですか、って前にも言ったことあるんですよ。そやから、そういう形で当然出てくるのはわかりますけれども、これを放っといたらどうするんですか。そやから、徐々にでもやっていかなあかんやないかということは前にも指摘したことあるんですよ。今のやったらもうまるっきりする気がないと。一般会計から補てんせんなあかんと、これは十分わかります。簿価は31億ですからね。でもね、今の説明やったら、前のときは考えていくという話を僕は聞かせてもらいました。せやけど今の大谷議員への説明やったら、もう難しい。いや前向きな姿勢の中で、これは放っとくちゅうことはできないでしょう。そやから、確かに一般会計からねん出せんなあかんにしても、整理はしていかなあかん。そやから、そういう計画をどういうような形で今進めているのか、前に私言わせてもらいましたよ。副市長、覚えていただいていますね。そやけど今の大谷議員の質問には、難しいと、もう鶴の一声ですよね。これだけ31億の簿価があるんやからということ。それは、わかっていますよ。でもどこかで処理をしていかなあかんのやから。どこかで、そのひずみが出てくるんやったら、徐々にでも今からやるべきじゃないんですかって、それを俺、前にも言ったはずですよ。整理をせんだら、後回しにしても、どっかでそのひずみが出てくるということなんですよ、副市長。

今の話やったらなんかもう、できないと、これだけの簿価があるからできないという、前向きな姿勢じゃないですね。そしたらこれを先送りばっかりしてね、結局これずっと残ってくるわけですよ。それにかかってくる費用も大分あるわけですよ。だからどういう形でするかということを、前にも私が言ったときから…。ほんならどうしていこう、計画を練って毎年こういう形でも、やっぱり一般会計でもねん出してもらって、こういう形で減らしていこうという一つのプロセスを考えていかなかったら、「いや無理だ。」と言っていたらね、ずっとこのままの、これが計上してずっと残ってくるわけですよ。そこらを副市長、前向きに考えてくれませんやろか。前にもそれを言ったんですけれども、今の大谷議員への説明やったらね、もうする気はないような話ですやんか。……いやいやまず説明、お願いします。

議長(川村家廣)

榮林副市長。

副市長(榮林勝美)

太田議員の質問にお答えさせていただきます。

今野鳥の森ということで面積23万平米ほどあるんですけれども、20年から4年計画で、約10億で買収します。買い戻し、一般会計、そうすると今借金25億あるんですけれども、20億を切るということになってくるんですけれど、それが終わりますと、ここで止めておくと簿価が維持管理費として毎年ちょっとずつ上がってきますので、それがないようにまた一般に処分するか、もしくは一般会計から買い戻してもらうか、方法は二つしかないと思うんです。ただ厳しい条件をつけたら売れませんし、値段を下げたら、誰にでもというのなら処分できますけれども、それにしても一般会計から補てんということになってきますので、なかなか難しいと思うのです。今野鳥の森にしたかって、先ほど担当課長からありましたけれども、平米4,580円です。ということは山林1反当たり458万です。なかなか山林でそんな数百万って、とても、実際処分したら一割ほど違いますか。そうなってくると、大半が一般会計から補てんということになりますし、これが終われば一般会計からなんぼかでも買戻しして、ということで考えています。(「5番」の声あり)

議長(川村家廣)

5番太田好紀議員。

5番(太田好紀)

わかっているんでしょう。そやけど、それを放っておくことはできないから、徐々にでもやっていくというそういう認識ね。ほんで今野鳥の森がありましたけれども、4年計画10億ということで、これだって苦渋の選択、それを減らすためどうしたらいいかということで、理事者側から提案があって、そういう形でやって、建築費とかごく抑えて、便所とか、抑えて、まるまる返済にもっていくということで。一般の市民から考えたらこんな事業、金もないのにまた何をしているのかという、知らない人からそういう指摘があったんですよ。いや違いますよと、僕らも説明させてもらいました。これはこういう形で公社の借金を返済するために一つの手法としてやっているんだと、でも、副市長ね、今回も最初も前のときも言わせてもらったように、4年間の契約で約10億ですよ。今年予算がまるっきりついてなかったでしょう。……ついてなかったでしょう。それが5千万つけてくれたのでしょう。それがもう、来年が最終年度ですよね、大体今まで5億くらいいっておって、普通から言うたらあと今年と来年度やから2億5千万ずつ出したら大体10億になるけれども、今年予算ない。出ない。ほんでお話して、大体2億か2億5千万つけてくれと言うたかな、5千万しかつけてくれなかったけど、その分を来年に今度また予算を計上していかなあかん。だからそういうずさんな形のものはなんぼ市長が言ったって、やっぱり4年間10億って、計画をもってやっていかなくてはね。来年になって、もし市長がいなくなったら、ぼんとそのお金が膨れ上がってくる。予算を150で抑えたとか、そういうことは当初予算で抑えても結局は補正でどんどん上がっていくとなったら、そんなずさんなやり方をやってはおかしいのでね。そこらを今言うたように公共用地の必要でないところかってたくさんありますね。前にも言わせてもらったけど。そやから今言うたように、売れないというても、安くで売ってもね。売ることによって固定資産税も上がってくるのやから、俺はやっぱりそれは抑えてでも処分する方が一番望ましいのではないかと。昨年でも何件か処分しましたよね。しれていましたけれども。そういう形で早いこと処分をして、確かに売れないかもわかりませんけれども、そやけど売ることによってまたそれが楽にもなるし、ほんでまた固定資産税が安くても入ってくるということやから、そこらも踏まえて考えていただきたいと思います。

その辺は副市長、よろしくお願いします。

それと、もう一つなんですけれども、キャッシュ・フローの計算書が出ています。このキャッシュ・フローの財政のことについては、どれくらいが健全化であるのか、ないのか、数値であると思うのですよ。この計算書からいうたら、キャッシュ・フローがどの範囲内が健全であるかということの説明を願いたいと思います。

議長(川村家廣)

新井土地開発公社事務局長。

土地開発公社事務局長(新井健夫)

5番太田議員さんの御質問にお答えいたします。

今御指摘のありましたキャッシュ・フローの健全化について十分に認識しておりませんので、申し訳ないですけれども、今お答えすることはできません。すみません。(「5番」の声あり)

議長(川村家廣)

5番太田好紀議員。

5番(太田好紀)

大体この数字が健全化であるというのは、全部一覧表があるのですよ。だからこれが本当に健全であるのかということ、銀行というのはこのキャッシュ・フローを見て、お金の貸し入れを、また悪いところにおいては金利を上げるとか、そういう形で操作するわけですけれどね。これが果たしてそれが妥当であるのかないのかということは、私らではわからないのでね。どういう形かなと思って。その辺はまた勉強しておいていただきたいと思います。

それに加えて、銀行の長期借入がありますね。これは南都銀行とりそな銀行、これは前にも言ったことがあるのですけれども、これ長期の借入で利息がどのくらいの利息でやっているのか。前にも副市長に言わせていただいたのですけれども、公的なことやから銀行は民間の企業と違うのですから、当然低金利で、またいろいろな制度がありますから、それを使ったら下げられるわけですね。西吉野のときだったら、大変苦しい状況であったから、そういう安いやつを使ってやってきたという過程があるんですよ。五條市はそういうのを見たら、案外そういうことをしていないのでね。だからこんなことのちょっとでも替えることによってすごく変わってきますのでね、これは前にも副市長に、もっと銀行と交渉をしてでも、もっと下げてもらうようにということを言わせていただいたのですが、あれから努力してもらって何ぼか下げていただけましたか。

議長(川村家廣)

新井土地開発公社事務局長。

土地開発公社事務局長(新井健夫)

太田議員さんの質問にお答えいたします。

前回、御指摘がございましたので、21年度におきましては南都銀行さんにおいては、2.475、一緒なんですけれども、りそな銀行においては、2.425を2.225に21年度に利息の軽減化を図りました。それと、水道局についても0.27パーセントということで、金利の方を抑えさせていただきました。

以上です。(「5番」の声あり)

議長(川村家廣)

5番太田好紀議員。

5番(太田好紀)

南都銀行はだめでも、りそなに対しては、2.425から2.225に下げていただいたと、そやからやっぱり民間じゃなくて公的って、倒産することないですよね。長期と短期にまた分かれていますけれども、当然まだまだ下がると思うんですよ。実際のところ。そして南都銀行がなんで下げてくれない、奈良県のメインバンクなんですよ。当然南都銀行はもっと下げなくては、りそなから考えたらね。そういうところを努力することによって、ちょっとでもその分が負担軽減になっていくのですから、これは副市長ね、銀行とも、市長も交えてですけれども、これくらい下げてくれと、特に市長は民間業者やからそういうことはプロやと思いますのでね。そこら努力してもらって、下がることによって大きいですからね。そのことが違うところにいろんな形で事業に転換できますのでね。そこらも努力していただきたいと思います。

終わります。(「9番」の声あり)

議長(川村家廣)

9番益田吉博議員。

9番(益田吉博)

今太田議員の方から、水道局の利息の話ありましたけれども、私前もこの2億の水道局からの借入、公社がしていると。これは21年度の決算ですからゼロになっていますけれども。これまた22年度も同じように2億借入れますんやろな。公社の土地というたらこれは塩漬けになってなかなか解決をつけにくい土地やと、今榮林副市長も言われたように、簿価と実際の価格は大分違うと、一般会計から補てんせんなんということですけれども、私は前にも申し上げたと思うのですけれども、水道局にそれだけのお金が、仮に楽なお金が水道局にあるのだったら、私は水道料金を下げたれと、こんなん返してくれるやら、返してもらえんようなわからんところへお金貸しといて、水道局が。そして市民から水道料金をもらっているわけですやんかえ。それのお金の余剰金をここに貸しておるわけですやろ。この塩漬けのところへ。それやったら水道はおそらく街中からやったんやさかい、街の中のパイプも古くなっているだろうし、それを年度ごとに敷せ替えていくとか、市民の皆さんの水道料金をなんぼか下げたったらどうやという話を私この前にしたと思うのですけれども、何にも改善されていませんやん。この帳面では2億は返したけれども、また22年度に2億借りとるわけですやろ。一遍これ答えていただけますか。

議長(川村家廣)

榮林副市長。

副市長(榮林勝美)

益田議員の質問にお答えさせていただきます。

今年も水道局から2億借りているのですけれども、銀行は運転資金といいますのか、まさかのときに幾らとかの金は当然貯金しておかなあきませんので、その金利と同額のうちは水道から0.27で貸してもらっているのですけれども、銀行から先ほどのやつで借りますと、大体1年で400万くらいの金利差が出ますので、市から土地開発公社の方には毎年金利負担は市からやっていますので、差額で400万、市の方が助かると、こういうことになっておるのですけれども、その2億が、銀行に貯金してもその金利は入るということなんで、一般会計は助かるということで利用させてもらっています。(「9番」の声あり)

議長(川村家廣)

9番益田吉博議員。

9番(益田吉博)

一般会計の方は助かるのはよくわかりますねん。しかし水道局も皆さんからの水道料金をいただいているお金ですやん。そしてまた水道局本来も借金やっとるわけですやろ。自分のところが借金を返さんなんのに、水道局が、水道局が借金ないのだったらよろしいで。お金たまってくるばっかりだったら。水道局自身が借金抱えておるんですやんかえ。借金抱えておって、なんでその市の本体に、そのお金を貸しているのかと、私は聞いとんや。そんな余裕があるのやったら、水道料金下げたったらどうですかって、違いますか。水道局自身が借金ありますんやろ。国に返済していかんなんのや。そんな余裕ないと思うで。それやったらもっと水道料金下げたることできますやろ。私はこの前の議会でも言うてあると思いますわ。これ同じことの繰り返しやっとんのや。公社と水道局は。年度末には一応帳面上はお金返したようにゼロにしておいて、4月当初に金借りているわけですやんかえ。ほんで一般の銀行から金借りるのと水道局から金借りるのとしたら、そら一般会計の方は、公社の方が400万利息が助かるのかしらんけれども、そんなやり方がおかしいと言うとんえ。みんな水道料金払っていますんやで、市民は。だからそれを何とかせないかんということを、私は前の議会で言うとるはずや。水道局かってなんでこんなつぶれかけたような公社に金貸すんどえ。(笑声)塩漬けでっしゃろ、これ。どないもならんと言うとんやから。副市長がどないもならんと言うとんやろ。簿価と実際の価格の差が多すぎて、どないもならんところへ金貸してどないなるの。こんなん市民、ほんまに皆市民は知らんやろけどもね。市民皆知ったら、なんでわしら水道料金払わんなんのえということになるん違いますか。だからそれを水道局と公社とは話合いをしてくれましたか、私が議会で言うてから。してくれましたか。上下水道部長。

議長(川村家廣)

辻本上下水道部長。

上下水道部長(辻本衡司)

ただいまの益田議員の御質問にお答えいたします。

貸方、水道の立場ですけれども、水道の方は経費を削減しながら現在の値段、水道料金をいかにさわらずに、上げずに維持していくかと、そういうところを日々努力をしているところでございまして、そして資金の貸方ということから、その立場から言いますと、流動資産の預託金、事業の預貯金でありまして、現金を資金運用の観点からすべての資金を民間の銀行に預けるということもあれなんですけれども、同じ市の機構でもありますし、少しでも利率の低いところへと、利率の高いところですね、借方から言うと、低いということになりますが、そういうことで資金運用をやっております。その利率はいかにして定めるかといいましたら、財務省の財務融資資金の預託金利というのがございまして、それを適用して21年度は0.27パーセントということでございます。

話合いは当然していないということはございません。この先、水道財政にとって2億というのが負担にあるようなことであれば、この先毎年2億ということじゃなしに、またその金額についてはこの先変わっていくかなというふうに思っております。

議長(川村家廣)

この際申し上げます。

傍聴人は傍聴席において騒ぎ立てることは禁止されております。静粛に願います。(「9番」の声あり)9番益田吉博議員。

9番(益田吉博)

いや下水道部長、わしそんな難しい話聞いとるんちゃうんえ。2億のとにかくね、預貯金があるのやったら、そんなん公社に返してくれるやら返してくれらんやらわからんところへお金を貸すのやったら、水道料金を下げたったらどうですかと言うておるのです。お金の運用の仕方って、そんな私難しいこと言うとんちがうんや。

国民健康保険にしたかってそうですやろ。10億か11億あったやつ、皆さんのお金を上げるのが難儀やということで、毎年繰越してきて貯金してあったお金を皆さんの国民健康保険税上げずにといこうということで、きているわけですやん。今それがもうしんどなってきて上げさせてもらわなしゃないかなというところまできていますけれども。介護保険にしても3年計画で1億積立があったやつを3年間くらいで、それを食いつぶして皆さんからいただいている介護保険をたとえ100円でも200円でも上げずにやっていこうという方向で進んでいると思います。

なんで水道だけが2億ここに金を貸して、余裕あって貸すのだったら私は水道料金下げたれって言うとるのや。この話、わかりませんか。ほかの会計だったら、皆そうして努力しているわけですやんかえ。皆さんから頂くお金を上げらんと、こんな不況の時代やから皆さんから頂くお金は上げらんとあるお金を切り崩せるのだったら切り崩していこうという皆さん努力してくれていると思いますけれどもね。水道だけがなんでこういう塩漬けになったところへ2億お金を貸して、毎年同じことの繰り返ししているはずですわ。ほんで帳面はゼロになっているけれども、また4月から金貸していたら同じことの繰り返しですやん。これを何とかしてあげてくださいと、私は言うとるだけで、難しい話は別段聞いているわけじゃないんです。榮林副市長、どうですか。最後、これ何遍も質問でけへんさかいに。

最後に的確な話を、私の言うていること、わかってくれてましたな。2億のお金があるのだったら、水道料金を下げたってもらったらどうですかと。そして公社は速やかに水道に2億は返してあげなさいと、一遍に無理だったら5千万ずつでも、1億でも構へんけれども、そういう方法をとっていただいたらどうですかと、言うとる。(「私でよかったら、私言うけど。言わせてよ。」の声あり)榮林副市長、理事長や。

議長(川村家廣)

榮林副市長。

副市長(榮林勝美)

益田議員の質問にお答えさせていただきます。

話としてはわかるのですけれども、一般会計も助かりますし、その2億が今あるからといって水道料金を下げるということは難しいと思います。と言いますのは、水道は特別会計のことですけれども、これは24年に水の水利権の問題もまだ未解決で残っていますし、その辺の問題なり、やはり昔のパイプなり水道管なり、更新していく、いつ負債がどんなことが出るかわからないという中で、その金は確保しておかなければしゃないわけですので、その金を返済に回すとか水道料金を下げるとかというのはなかなか難しいと思います。と言いますのは、先ほど言いましたように、水利権の問題、24年に解決ということになっているのですけれども、これを今年と来年とで解決していかなければならない時期になっていますし、水利権と言いますと、やはり吉野川の水、川の水となってきますと、水道料金にはね返ってきますし、下げるということはまず不可能となってきます。(「結構です。」の声あり)

議長(川村家廣)

質疑を終わります。

以上で報第4号の報告を終わります。

日程第4

議長(川村家廣)

次に日程第4、報第5号を議題といたします。

事務局長に件名を朗読させます。

事務局長(川西敏美)

報第5号 平成21年度財団法人大塔ふる里センターの決算及び事業の報告について。

議長(川村家廣)

報告を求めます。土井財団法人大塔ふる里センター常務理事。

〔財団法人大塔ふる里センター常務理事 土井祥嗣登壇〕

財団法人大塔ふる里センター常務理事(土井祥嗣)

失礼いたします。

ただいま上程いただきました報第5号 平成21年度財団法人大塔ふる里センターの決算及び事業報告についてであります。

平成21年度財団法人大塔ふる里センターの決算及び事業の報告を、地方自治法第243条の3第2項の規定により報告申し上げます。

当財団の職員は、正職員10名、調理師3名、臨時職員3名とパート13名により運営しています。

別冊の財団法人大塔ふる里センター決算書・事業報告書を御覧いただきたいと存じます。

それでは、2ページ及び3ページについて御説明申し上げます。

財団法人大塔ふる里センター全体の収支決算書でございます。

まず、財団法人大塔ふる里センターの決算につきましては、五つの公共施設を営業しながら管理し、最終的に決算で利益を確保し、翌年度の指定管理料を減らすことを目標として努力しております。

また、指定管理料の配分につきましては、全体の予算の中で3,385万円を指定管理料として頂いております。

またこれの配分につきましては、事業収入だけでは管理できない施設、又は事務費に配分させていただいております。

事業収入として1億3,933万9,956円と委託金収入3,385万円、その他雑収入と短期借入金収入1千万円を含め、当期収入合計1億8,658万5,106円に対し、支出につきましては、事業支出として1億7,656万5,527円と短期借入金返済支出として1千万円を含め、当期支出合計1億8,656万5,527円となり、1万9,579円の黒字となっています。

また委託金収入として3,385万円を計上させていただいておりますが、これにより収支のバランスを保てているので、今後は、この委託金を少しでも少なくできるように営業努力をし、売上げを増やしていきたいと考えています。

それでは、個別の施設について収支状況を御説明させていただきます。

4ページをお開き願いたいと存じます。

ふれあい交流館であります。当施設は、温泉浴場・レストラン・売店・アスレチックルーム・カラオケルーム、公共的な利用施設として図書室・会議室・和室・団体事務室等があります。

年間利用人員は、2万9,636名で、職員3名とパート4名で運営しています。

収支につきましては、当期収入合計4,334万9,694円に対しまして、当期支出合計4,748万7,002円であります。413万7,308円の赤字となっております。

次に、5ページをお開き願いたいと存じます。

赤谷オートキャンプ場であります。当施設は、1棟につき6人まで利用できるバンガローが10棟、キャンプサイト47面、森林健康館等があります。

施設の利用は、4月から11月までとなっています。

年間利用客は4,200人、職員1名、パート1名で運営をしております。

収支につきましては、当期収入合計1,064万4,480円に対しまして、当期支出合計999万7,651円であります。64万6,829円の黒字となっております。

次に、6ページをお開き願いたいと存じます。

ロッジ星の国であります。当施設につきましては、和室6室・洋室4室の宿泊施設であります。

周辺には、天体観測施設として、45センチ反射望遠鏡をはじめ、プラネタリウム館等があります。年間利用客は宿泊客が3,916名、その他天体施設・入浴施設の利用者については、1万785名となっています。

職員は3名、パート3名、その他天文指導員2名で運営しています。

収支につきましては、当期収入合計3,940万9,022円に対しまして、当期支出合計4,012万5,228円であります。71万6,206円の赤字となっております。

次に、7ページをお開き願いたいと存じます。

道の駅であります。当施設は、総合案内施設として平成5年にオープンをしました。物産販売施設及びレストランがあります。年間利用者は、5万2,214名で、職員3名、パート2名により運営しています。

収支につきましては、当期収入合計5,041万288円に対しまして、当期支出合計4,581万8,387円であります。459万1,901円の黒字となっております。

次に、8ページをお開き願いたいと存じます。

大塔郷土館であります。当施設は、郷土館で郷土食の提供及び物産の販売、又は歴史の蔵においては、大塔地域の歴史資料を展示しています。

年間利用客は1万2,619名で、職員1名、パート3名により運営しています。

収支につきましては、当期収入合計1,316万1,790円に対しまして、当期支出合計1,592万9,485円であります。276万7,695円の赤字となっております。

なお、9ページから17ページにつきましては、御清覧くださいますようよろしくお願いいたします。

次に18ページ、事業報告に移らせていただきます。

21年度は、天辻においては、星と蛍の鑑賞会ほかロッジ星の国においては地元のしし肉を使ったぼ丹鍋のPR、ふれあい交流館においては、大塔いきいき文化祭イベントを共催し、施設の市民の利用と売上げの向上に努めました。

その他の各施設においても、独自の事業を展開し、売上げの向上に努めましたが、昨年度は、連休や土日に雨が多く、特に気候が不順で天文やキャンプ場にとっては、天候に左右されやすくキャンセルもかなり出たような次第でございます。

昨年度も実施しましたが、1月から3月については、新年度に向け財団職員と会議を重ね4月以降の集客増加の対策として、過去3年間の利用客にイベント案内状送付と県内の道の駅に割引券の配布、又各種イベントに参加し、施設の案内状の配布をいたしました。結果、21年度は、20年度より300万円売上げを伸ばすことができ、平成22年度の指定管理料についても165万円削減する予算を計上することができました。

今後も市民の皆さんの御意見や、御助言をいただきながら財団のPRに取り組み、少しでも補助金の削減につなげていきたいと考えております。

以上で、平成21年度財団法人大塔ふるさとセンターの決算・事業報告につきましての説明を終わらせていただきます。

議長(川村家廣)

報告が終わりました。

これより質疑に入ります。(「5番」の声あり)5番太田好紀議員。

5番(太田好紀)

何点か聞きたいのですけれども、5ページ、赤谷オートキャンプ場ですか、今年でしたかな、火災は。これの保険金は、ここにはまだ計上されてないのですか。次ですか。(「市に、」の声あり)市に。ここに入るのじゃなくて。それは市に入るということですか。なるほど。市になんぼくらい入っているんですか。

議長(川村家廣)

榮林副市長。

副市長(榮林勝美)

確か7,500万くらいだったと思います。(「5番」の声あり)

議長(川村家廣)

5番太田好紀議員。

5番(太田好紀)

今入札されたのは、大塔支所長、今もう終わっていますよね。入札が。あれは4千万か4千万弱くらいですか。その差額はどうされるのですか。それは大塔キャンプ場に還元するわけですか。

議長(川村家廣)

榮林副市長。

副市長(榮林勝美)

太田議員の質問にお答えいたします。

確か保険金は7,500万くらいだったと思うのです。そして大塔の赤谷キャンプ場の10人のあれを2棟やりますので、その辺で4千万ほどだったと思うのです。それと一部あとのやつが古くなっていますので、それの修理が1千万ほどと、確か五條市の方に約1千万ちょっとは保険金としては残っているはずです。歳入で余計に入っていると。一般会計です。

議長(川村家廣)

土井財団法人大塔ふる里センター常務理事。

財団法人大塔ふる里センター常務理事(土井祥嗣)

5番太田議員の質問にお答えいたします。

現在、私の方でつかんでおりますのは、保険の基礎額として8,641万、しかし物が少し変わりますので、60パーセントの保険が下りるということで、今つかんでいるのは、6,953万円が保険収入で入ると聞いております。

執行額については、まだ最終、執行しておりませんので、大体5,466万円ほど支出いたします。残り差額として1,480万円ほど市の方に残るということになります。(「5番」の声あり)

議長(川村家廣)

5番太田好紀議員。

5番(太田好紀)

そうですか。有効に使っていただいたら、保険でもうかった金なので、有効に使っていただきたいと思います。

それと、支所長、プラネタリウムは何ページの分ですか。資料館の前にあるのはどこの分になりますか。何ページに。(「6ページ」の声あり)そしたらロッジ星の国の中に含んでいるということですか。ああそうですか。

なぜ質問したかと言うと、教育長ね。ちょっと聞いておいてほしいのですけれども、前にも私言わせていただいたのですけれども、大変素晴らしい施設なんですよ。ほとんど利用がされていないわけです。私らが小さい小学校のときというのは、大阪の松屋町のところにあった科学センターというところへ行かせてもらったのですけれども、今はもうそういうのはないと思うのですけれども、……四ツ橋ですかね。はい、あったのですけれども、もうなくなりましたけれども、今奈良県下においても、要するに持っているのは大塔のそこの部分だけしかないと思うのですよ。確かに星のこと、いろいろ専門のプロの方が五條の職員の中にすごくうまいことしゃべっていただける人がおったのですけれども、そういうことを有効に使っていただきたいな、というのは、奈良県下の県関係の教育委員会とかいろんな形の中で事業の一環として五條市のプラネタリウムを使うような、そういうような動きをしてほしいなと、前にも市長に言わせていただきましたけれども、せっかくあるのだから、これを財産として有効に使われてないわけです。だから県の教育委員会とかを踏まえて、夏休みでも、また保護者がついて使ってくれることによって、やっぱり人も家族も来ていただけるということになりますので、一遍その仕掛けを、前にも言わせていただいたのですけれども、一向に進んでいないと思う。そのときは教育長がおらなかったわけですね。そういうことなんで、今もう教育長がおられますので、一遍県とも教育委員会とも御相談していただいて、奈良県下の学校の授業の一環として大塔まで来てもらって、そういう勉強もするような、することによって一般の客よりもそういう公共的に利用されるのやったら一番有り難いかなと、それについてまた生徒が来る、保護者もということで、また付加価値がついて、またいろんな形の中で、リピーターが来るかもわかりません。なんか一遍、ほとんど使われてないので、使われるように有効に、これから県との中で御相談して、有効に使えるようにしていただきたいなと、そうすることによって、またこの事業についても予算もどんどん変わってくると思いますので、そういう仕掛けをしていただきたいと、その辺また。今まで言うたけれども、ほとんどしてくれていませんので、教育長お願いします。

議長(川村家廣)

赤井教育長。

教育長(赤井 猛)

5番太田議員にお答えいたしますが、いいお話聞かせていただきました。私も県にもパイプがありますので、そういう意味でできるだけPRしてまいりたいと思います。

以上でございます。

議長(川村家廣)

質疑を終わります。

以上で報第5号の報告を終わります。

日程第5

議長(川村家廣)

次に日程第5、報第6号を議題といたします。

事務局長に件名を朗読させます。

事務局長(川西敏美)

報第6号 平成21年度五條市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について。

議長(川村家廣)

報告を求めます。下村総務部長。

〔総務部長 下村洋次登壇〕

総務部長(下村洋次)

ただいま上程いただきました報第6号 平成21年度五條市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。

議案書の3ページを御覧ください。

繰越明許費の繰越計算書につきましては、本年3月に平成22年度へ繰り越すべき限度額を議決いただきましたが、今回はこの限度額に対する繰越確定額の報告でございます。

それでは個々に御説明申し上げたいと存じますが、まず、事業数及び繰越額で大きな割合を占めております、昨年6月、9月及び3月議会で補正予算の議決をいただきました「地域活性化・経済危機対策臨時交付金」、「地域活性化・公共投資臨時交付金」、「地域活性化・きめ細かな臨時交付金」の三つの臨時交付金を財源とする事業について、先にまとめて説明をさせていただきます。

議案書の4ページを御覧ください。

まず、2款総務費、空き家再生等推進事業につきましては、新町旧前防邸の蔵改修に係るもので、繰越確定額1,300万円、携帯電話不感地域解消業務委託は、西吉野地区及び大塔地区に基地局と伝送路を整備するもので、繰越確定額2億4,500万円。

庁舎改修事業は550万円、西吉野支所庁舎及び設備改修事業は620万円、旧西吉野小学校漏水改修事業は20万円、西吉野コミュニティセンター空調設備改修事業は200万円の繰越確定額となっております。

次に、3款民生費、福祉センター修繕事業の繰越確定額は50万円、花咲寮施設改修事業は繰越確定額2,878万6,657円、保育所施設修繕事業は、繰越確定額350万円でございます。

次に、5ページに移りまして、4款衛生費、ごみ焼却施設改修事業の繰越確定額は1,200万円、道路等改良事業は、繰越確定額同じく1,200万円。

また、し尿処理施設改修事業の繰越確定額は1,700万円、大塔町し尿中継タンク新設事業は、繰越確定額850万円でございます。

次に、5款農林業費、市単独土地改良事業の繰越確定額は2,990万円、林道維持修繕事業は、繰越確定額1,500万円、県単林道改良事業は、繰越確定額600万円でございます。

次に、6款商工費、星のくに施設改良事業の繰越確定額は1,406万円、きすみ館施設修繕事業は、繰越確定額700万円でございます。

次に、6ページに移りまして、7款土木費でございます。

道路維持修繕事業の繰越確定額は5,509万6千円、道路新設改良事業は1億4,061万9,639円、橋梁維持修繕事業は590万円、河川維持修繕事業は809万6,100円の繰越確定額となっております。

都市公園施設維持修繕事業の繰越確定額は484万8千円、都市下水路維持修繕事業は繰越確定額20万円。

また、新町地区重伝建推進事業は、道路修景工事に係る経費で繰越確定額2,500万円。

公営住宅屋根葺替事業の繰越確定額は700万円、下水路整備事業は繰越確定額600万円でございます。

次に、7ページに移りまして、8款消防費、消防ポンプ自動車購入事業の繰越確定額は6,938万8千円、消防施設整備事業は165万円、消防水利修繕事業は150万円、消火栓整備事業は124万円の繰越確定額でございます。

次に、9款教育費でございます。

幼稚園改修事業の繰越確定額は1,496万4,250円、幼稚園耐震診断事業は1千万円、小学校改修事業は1,500万円、中学校改修事業は494万6,250円の繰越確定額となっております。

また、中学校地震補強事業は、五條中学校及び野原中学校の耐震補強事業で、繰越確定額2億7,853万円でございます。

次に、8ページに移りまして、地区公民館改修事業の繰越確定額は150万円、集会所改修事業は170万円、中央公民館改修事業は500万円、図書館改修事業は500万円、文化体育センター改修事業は70万円の繰越確定額となっております。

また、体育施設改修事業の繰越確定額は2,800万円、給食センター設備改修事業は、繰越確定額1,200万円でございます。

以上、43事業が経済危機対策等、地域活性化臨時交付金を財源とする事業の繰越確定額でございまして、23年3月末までのしゅん工に向け、取り組んでまいります。

続きまして、臨時交付金以外の繰越事業について御説明申し上げます。

4ページに戻っていただきまして、3款民生費、子ども手当システム改修委託の繰越確定額は535万7千円で、子ども手当支給に向け既に改修を終えております。

次に、5ページに移りまして、4款衛生費、ごみ焼却施設大規模改良事業は、合併特例債を財源とした焼却炉等施設の大規模改修工事で、繰越確定額2億2,900万円で、23年2月のしゅん工を予定いたしております。

次に、6款商工費、赤谷キャンプ場建設事業の繰越確定額は、4,840万円でございまして、23年3月のしゅん工を予定いたしております。

次に、6ページに移りまして、7款土木費、五條中央公園建設事業の繰越確定額は4,122万円で、23年3月のしゅん工を予定いたしております。

金剛山麓野鳥の森整備事業は、繰越確定額510万円でございまして、23年3月のしゅん工を予定いたしております。

次に、7ページに移りまして、8款消防費、ジェイ・アラートシステム・全国瞬時警報システム構築事業の繰越確定額は、285万円でございまして、23年3月末の完了を予定いたしております。

次に、8ページに移っていただきまして、11款災害復旧費、道路橋梁災害復旧事業の繰越確定額は4,681万5千円で、9月末のしゅん工を予定いたしております。

以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議の上、御承認賜りますようお願い申し上げます。

議長(川村家廣)

報告が終わりました。

これより質疑に入ります。(「5番」の声あり)

議長(川村家廣)

5番太田好紀議員。

5番(太田好紀)

今説明していただきましたけれども、すごく多いですね、繰越が。補正が去年3回ありましたよね。いつの補正、何月の補正やったのか。それと繰越の理由、後の分は言ってもらった、最初の分の理由が言われていない分、一つ一つ簡単でいいですから、説明してくれますか。

議長(川村家廣)

下村総務部長。

総務部長(下村洋次)

5番太田議員さんの御質問にお答え申し上げます。

補正事業で大変たくさんあったのですが、緊急経済対策絡みの補正で43事業がございました。それぞれについて申し上げましたら……、(議場に声あり)

空き家再生事業につきましては、これは6月補正で対応したものでございます。繰越理由につきましては、プロデュース契約等、その辺の調整で時間を要したためということでございます。

次に2番目の携帯電話不感地域解消業務委託につきましては、これも同じく6月補正で計上させていただいた分です。この分につきましては、繰越理由は全体で11か所の携帯の基地局並びに伝送路を整備しておるのですが、そのうち民間が3件やっていただきまして、当初の計画からその後要望にこたえるために事業費追加をしていきましたので、その辺国との調整等に時間を要しまして、最終的に事業が執行できるのが非常に遅くなったため、繰り越しておるという状況でございます。

庁舎改修事業につきましては、これは3月の補正でございます。3月補正の分につきましては、当然議決いただくのが3月議会でございましたので、年度内、21年度内には執行できなかったということで、ほとんどがそのような理由で繰越をさせていただいております。

西吉野支所と西吉野小学校の漏水改修工事、これらも3月補正でございます。

西吉野コミュニティーセンターにつきましては、9月補正で対応したものでございます。

福祉センターにつきましては、これも3月補正で付けたものでございます。

花咲寮も3月補正でございます。

保育所施設修繕事業も3月補正でございます。

子ども手当も3月補正なんですが、これは経済対策絡みではございません。

ごみ焼却施設の大規模改修事業、これは当初予算から付いていたもので、これも経済対策絡みではございません。

ごみ焼却施設改修事業は1,200万の分につきましては、9月補正と3月補正2本立てでやっておるものでございまして、排ガスの冷却室の耐火物の修繕料等でございます。これも3月補正で対応している部分がございますので、全額繰越というような意味合いになっております。

次に道路改良事業につきましては、これも3月きめ細かな臨時交付金で、3月で補正した分でございます。

し尿処理施設改修事業につきましても、これも3月補正でございます。

大塔町し尿中継タンク新設事業につきましては、これは9月補正で対応している分でございます。この分につきましては、用地確定に時間を要して繰越に至ったということでございます。

農林業費の市単独土地改良事業につきましては、これは3月補正でございます。

林道維持修繕事業につきましても、3月補正でございます。

県単林道の改良事業につきましても、3月補正でございます。

星のくに施設改修事業につきましては、9月補正でございます。

きすみ館につきましても、同じく9月補正でございます。

赤谷キャンプ場につきましては、緊急経済対策ではございません。12月で補正させていただいているのですけれども。

道路維持修繕事業につきましては、これも9月と3月で補正をさせていただいております。

道路新設改良事業につきましても、同じく9月と3月の補正で対応させていただいております。

橋梁維持修繕事業につきましても、同じく9月、3月でございます。

河川につきましても、9月、3月でございます。

都市公園施設維持修繕事業につきましては、9月補正でございます。

都市下水道路維持修繕事業につきましては、これは3月補正でございます。

中央公園につきましては、これは当初予算でございます。

新町地区の重伝建推進事業につきましては、3月補正でございます。

金剛山麓野鳥の森は当初予算でございます。

公営住宅屋根葺替事業につきましては、9月補正でございます。

下水路整備事業につきましては、3月補正でございます。

消防ポンプ自動車購入事業は9月補正でございます。

それから下三つは、消防施設整備事業、消防水利修繕事業、消火栓整備事業につきましては、3月補正でございます。

ジェイ・アラートシステムは12月補正でございます。これは経済対策絡みではございません。

幼稚園改修事業につきましては、3月補正でございます。

幼稚園耐震診断事業につきましては、9月補正でございます。

小学校改修事業も9月補正と3月補正でございます。

中学校改修事業につきましては、3月補正でございます。

ページをめくっていただきまして、地区公民館改修事業につきましては、9月補正でございます。

集会所改修事業につきましては、9月と3月補正でございます。

中央公民館改修事業につきましては、3月でございます。

図書館改修事業につきましても、3月でございます。

文化体育センター改修事業も、3月でございます。

体育施設改修事業につきましては、9月と3月でございます。

給食センター設備改修事業は、3月でございます。

災害復旧事業につきましては、これは交付金事業ではございませんが、12月補正でございます。(「5番」の声あり)

議長(川村家廣)

5番太田好紀議員。

5番(太田好紀)

今補正の時期を聞いたかというとね、3月補正ならば全部繰越しというのは当然あると思うのですよ。ただ9月とか、それまでにやっている補正というのは、当然執行が減っていたらわかりますよ。減らずに満額全部残っているでしょう。ということは問題があるということなんですね。経済対策以外の分で例えて言えば、8款の消防費のシステムのこれですか。これは12月補正に経済対策別にして補正まで付けたのに、まるまる執行されていないんです。当然補正予算というのは執行するために付けるわけですよね。経済対策というのは、急にきて、そしてするやつに対してはいろんな事業化の問題とか、設計、いろんなことから時間がかかるのはわかりますけれども、それ以外で予算をつけるわけやから、当然執行できますよね。それが満額まるまる残っているとかね。なんかむちゃくちゃなずさんな形になっているわけですよ。そしたらこれ一番から言うたら、空き家の再生等の事業の1,300万ですか、これ前防邸ですよね。6月補正ということですね。これ満額ですよね。契約ができなかったと、……全体的に言うのですけれどもね。

そやから私の言いたいのは、3月補正は100パーセント繰越しというのは仕方ないと思うのですね。でも3月補正以外の分で、満額で全部繰り越している。別枠で経済対策で付いていないにもかかわらず、補正を付けてもまるっきりお金を残したまま、これはその担当課の怠慢ですよ。

補正というのは、緊急性……これはまた市長と議論せんなん、緊急性な形であってね。出してきて、そして金が執行されていないわけですよ。いや実際の話。だから長いことこれずっと何月補正ですかということを確認させていただいたのです。総務部長、私の言うこと理解していただけますね。だから、これから見たら相当ずさんやということなんです。私から言えばね。だから経済対策で3月補正とかいうの、これは仕方ないです。当然100パーセント繰り越して当然な話やけれど、それ以外で、3月とか12月とか、二つに分かれても満額、補正2回もしてですよ。

特に土木費の河川の橋梁とか河川ですか、9月と3月に補正したのに、この河川はなんぼか減っていますけれども、橋梁維持とかだったら9月、3月にしたのに満額残っているでしょう。教育費でやったら幼稚園の耐震診断事業、これは9月補正ですよね。これまるまる残っているのですよ。こんな子どもの安全性を考えたときに耐震とか大事なことですよ。だから補正予算で計上しておるわけですよね。でも、これは9月からやから、結局繰り越されたと。これから言うたら、すごくずさんだなということが、浮き彫りになるわけですよ。補正という意図から考えたらね。部長、おかしいんじゃないかなと私は思うのですけれどもね。そこらいかがでしょうか。

議長(川村家廣)

下村総務部長。

総務部長(下村洋次)

5番太田議員さんの御質問にお答えしたいと思います。

満額と言われますのは、金額に対しまして繰越額が、ということだと思うのですが、ここの金額と言いますのは、3月議会の方で限度額として議決いただいた額、それに対して結果的にこれだけ繰り越したというのが、翌年度繰越額で出ておりますので、この金額の部分は全体の事業費というようなとらえ方ではないのですが、要は3月議会の時点で、繰越で、それであろう額を定めていた額がこの額であって、実際繰越が確定したのが翌年度繰越額ということでございますので、全体の事業に対してほとんど執行できてないやんかというような意味合いでもないのですけれども、……それこそ3月補正で対応していただいた分もありますので、その分はおっしゃるようにちょっと執行する時期がないので無理かなと思いますけれども、その9月補正あるいは12月補正で対応していただいた分につきましても、個々をとらえていきましたらそれぞれ事情はあるわけなんですが、一概に怠慢とは言えないと思うのですが、(議場に声あり)……そんなことで、この間の監査の報告の中でも御指摘もいただいておりましたので、その辺年度計画を立てて、計画的に年度内に事業を執行していくというのは基本だと思いますので、事あるごとに指導していきたいと、そのように思っております。(「5番」の声あり)

議長(川村家廣)

5番太田好紀議員。

5番(太田好紀)

あのね、やっぱり私言いたいのですよ。そやからこんな形で今言われたこともわかりますよ。そやけど結局繰越したのは事実の話でしょう。補正予算という趣旨・目的から考えたとき、もっと勉強した方がいいのと違いますか。はっきり言って。やっぱりそれなりの対応をするために、補正予算をつけているのですから。それが満額繰り越しているとか。これはいささか疑問な話ですよ。そやからその当初予算のあり方、要するに当初予算の全体的な形の中で予算を全部するわけですね。突発的な緊急性とか言うたら補正ということですけれどもね、今なんでもありきでいつでもどこでもすぐ補正、補正というような形になっていますけれどもね、もうちょっとそこらシステムをもっときちっとして、やっぱり議会に納得していただけるような、そういう形で進めていかなくては、何でもかんでももうどんどん補正したらいいと。経済対策と別ですよ。これに関してはね。そやけどこれから見たら大変ずさんさが浮き彫りになっているわけですよ。もっとそこらを総務部長、各担当課に言うて、きちっとした形でやるべきだと思いますので、そこらだけ今後気をつけてやっていただきたいと思います。市長はまるっきり理解していないと思いますので、よろしくお願いします。

議長(川村家廣)

質疑を終わります。

以上で報第6号の報告を終わります。

日程第6

議長(川村家廣)

次に日程第6、報第7号を議題といたします。

事務局長に件名を朗読させます。

事務局長(川西敏美)

報第7号 平成21年度五條市一般会計事故繰越し繰越計算書の報告について。

議長(川村家廣)

報告を求めます。下村総務部長。

〔総務部長 下村洋次登壇〕

総務部長(下村洋次)

報第7号 平成21年度五條市一般会計事故繰越し繰越計算書の報告につきまして提案理由の御説明を申し上げます。

議案書の9ページから10ページを御覧いただきたいと存じます。

6款商工費、北宇智駅前トイレ設置事業におきまして、本年2月10日、JRの信号ケーブルを切断する事故が発生して工事が中断し、JRとの協議に日数を要したため、工事請負費等757万8,350円を事故繰越ししたものでございます。

JRとの協議もほぼ終了し、本年9月末のしゅん工を予定致しております。

以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議の上、御承認賜りますようお願い申し上げます。

議長(川村家廣)

報告が終わりました。

これより質疑に入ります。(「5番」の声あり)

議長(川村家廣)

5番太田好紀議員。

5番(太田好紀)

この件でありますけれども、事故ということでケーブル線が切断したということ、それで遅れたという理由はわかるのですよ。その対応はどういうような形で最終したのか。簡単に事故して繰り越したというのではなくて、この辺の形を最終どういう形の中で適切な対応をしたのか。

そしてJR側との補償問題がどうなったのか。これは実際のとき、担当課が悪かったのか、それともその事業者が悪かったのか、JRとの協議をしてなかったのか、そこらの位置付けというのですかね、その判断のために工事が遅れてそこから延びたということはわかるのですけれども、そこらの報告だけ聞かせていただきたいと思います。

議長(川村家廣)

櫻井生活産業部長。

生活産業部長(櫻井敬三)

5番太田議員さんの質問にお答えいたします。

2月の10日10時過ぎに事故を起こしまして、それ以後私は4月から引継ぎで早いこと再開するためということで、いろいろJRと調整をしてきました。

そしてまず、進ちょくで言わせてもらいますと、今総務部長が申しましたように、今週中には工事を再開できるかなと、そして9月末にしゅん工ができると、そういう予定でございます。それと事故を起こしたときの損害ですね、これにつきましては、JRの方から84万7,025円、こういうのがきていまして、これは請負契約に基づきまして第三者に損害を与えたということで、業者の方から支払をしていただくということでございます。

以上でございます。(「5番」の声あり)

議長(川村家廣)

5番太田好紀議員。

5番(太田好紀)

その損害に関して、84万7千なんぼを業者に支払わすということは、すべて業者の責任だったということの位置付けですか。

それとも、その請け負っている業者にも、発注をかけた五條市側にも責任はなかったということですか。

議長(川村家廣)

櫻井生活産業部長。

生活産業部長(櫻井敬三)

5番太田議員さんの質問にお答えいたします。

今全額請負業者が支払うということですので、すべて業者の問題ということでさせていただきます。

以上でございます。(「5番」の声あり)

議長(川村家廣)

5番太田好紀議員。

5番(太田好紀)

そしたらその当時、副市長でしたかね、お聞きしたことあるのですけれども、先にまだ結果が出ないうちに指名停止をしましたね。これが明らかになって初めて指名停止、何箇月とか、またどういう形だということを決定すると思うのですけれども、そのあとの整合性というのですか、結果が出てからJRと協議をして、事故の結果の報告が出てから、市として指名停止をどうするとか、またしないとかいう協議をするのですけれども、あのときは先にすぐ指名停止をしたみたいですね。その結果として、今業者がすべて責任ということですけれども、何回か指名停止されたというのは聞いていますけれども、その辺は結局、また指名停止を延長したのか、いやそれで十分だったのかね、そこらの対応は副市長どうでしたかな。

議長(川村家廣)

榮林副市長。

副市長(榮林勝美)

あの当時、指名停止してそのままでございます。と言いますのは、事故が起きてすぐに担当課、担当部長、私もJRの方に話合いに行ったのですけれども、請求金額については、うちの方が全部打合せもして、全部現場立会いもして、うちの方の手落ちは、JR側はございませんと、ちゃんときちんとしたにもかかわらずこういうことがあって困りますと、せんど言われましたけれども、立会いはしているのですけれども、その向こうの業者のミスによってこうなったということなんで、今は請求の金額をはじいていますので、はじいたら時間はかかりますけれども、報告しますということでしたので、大体のことはわかっていましたので、やったわけです。3か月間だけ。(「5番」の声あり)

議長(川村家廣)

5番太田好紀議員。

5番(太田好紀)

そやから今こうして80何万ということが出てきましたけれどもね。だから3か月の指名停止といいましたね。それが本来からいうたら僕は出てから何箇月かということが基本だと思うのですけれども、先にそういうことをしたのでね、その3か月が妥当であったのかなと、いや1か月でよかったかもしれないし、2か月でよかったのかもわからないし、そこらの基準というのは、五條市にありますよね。指名停止の基準というのが。そやけど先にそういうように先走ってしまったために、その3か月が本当に妥当であったのか、ないのかということをちょっとお聞きしたいのですけれどもね。

議長(川村家廣)

榮林副市長。

副市長(榮林勝美)

妥当であったと思います。(「その根拠は」の声あり)根拠は、今までこういうことがあったことはありませんし、あったことがないから3か月というのではございませんけれども、打合せもしてきちっと現場で立会いもしながらこういうことになりましたので、公共に重大な責任を、損害を及ぼしたということで、その項目がありますので、それに照らし合わせたということです。(「結構です。」の声あり)

議長(川村家廣)

質疑を終わります。

以上で報第7号の報告を終わります。

日程第7

議長(川村家廣)

次に日程第7、報第8号を議題といたします。

事務局長に件名を朗読させます。

事務局長(川西敏美)

報第8号 平成21年度五條市簡易水道特別会計繰越明許費繰越計算書の報告について。

議長(川村家廣)

報告を求めます。辻本上下水道部長。

〔上下水道部長 辻本衡司登壇〕

上下水道部長(辻本衡司)

よろしくお願いいたします。

ただいま上程いただきました報第8号 平成21年度五條市簡易水道特別会計繰越明許費繰越計算書の報告につきまして御説明を申し上げます。

議案書の12ページを御覧いただきたいと存じます。

本案は、先の3月議会で、平成22年度へ繰り越すべき限度額を御議決いただきました簡易水道事業につきまして、今回は繰越確定額の報告でございます。

1款総務費、1項総務管理費、事業名、まず簡易水道施設改良事業でありますが、平成21年度の地域活性化臨時交付金事業の活用によりまして、補正対応しました、西吉野町統合原水供給施設をはじめとする七件の工事費及び監理業務委託料で翌年度への繰越額6,013万4千円でございます。

財源は交付金を原資とします一般財源からの充当であります。

事業完了予定は、7件のうち3件は6月末完了を目指しておりまして、残りの4件は22年度末完了予定であります。

次に、下段の統合簡易水道整備事業につきましては、国庫補助事業によりまして整備を進めております、白銀北地区の工事費と設計監理業務委託費の当初予算編成額に加えまして、22年3月に補助金の追加採択を受けた合計額であります。予算執行期間、工期の確保を行いまして、翌年度に7,236万6千円を繰り越すものでございます。

財源内訳は国庫支出金2,780万円、市債が4,170万円、一般財源286万6千円となっております。

なお、事業完了予定は、22年度末の完了を予定しております。

以上で説明とさせていただきます、よろしく御審議の上、御承認賜りますようお願い申し上げます。

議長(川村家廣)

報告が終わりました。

これより質疑に入ります。──。

質疑を終わります。

以上で報第8号の報告を終わります。

トイレ休憩のため、15時30分まで休憩いたします。

15時16分休憩に入る

15時30分再開

議長(川村家廣)

休憩前に引き続き会議を再開いたします。

ただいまの出席議員数は定足数に達しておりますので、会議が成立いたします。

日程第8

議長(川村家廣)

日程第8、報第9号を議題といたします。

事務局長に件名を朗読させます。

事務局長(川西敏美)

報第9号 平成21年度五條市下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告について。

議長(川村家廣)

報告を求めます。辻本上下水道部長。

〔上下水道部長 辻本衡司登壇〕

上下水道部長(辻本衡司)

ただいま上程いただきました報第9号 平成21年度五條市下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告につきまして御説明を申し上げます。

議案書の14ページを御覧いただきたいと存じます。

本案につきましては、先の3月議会で平成22年度へ繰り越すべき限度額を御議決いただきました公共下水道事業費につきまして、今回は繰越確定額の報告でございます。

まず、1款下水道費、1項下水道費、事業名は公共下水道維持事業であります。

これは県吉野川浄化センターへの汚水流入量調査費174万4,050円を翌年度繰越しとなったものであります。財源は地域活性化臨時交付金によるもので、完了は6月末の予定でございます。

次に、流域関連公共下水道事業でありますが、内訳は、21年度当初予算の国庫補助事業のものと、22年3月補正によるきめ細かな交付金事業で対応分と財源内訳が2種類ございます。

まず、国庫補助事業によります公共下水道工事は、野原町、野原西1丁目ほか2地区の工事費及びこれに伴います水道・ガス管移設補償費でございます。

またきめ細かな交付金で対応する事業は、今井4丁目不動町ほか2地区の工事と補償費に要するもので、合計6地区の事業費総額8,851万5,350円を翌年に繰り越すものでございます。

財源内訳は国庫支出金3,280万円、市債3,690万円及び交付金、一般財源1,881万5,350円となっております。

なお各工事の進ちょくにつきましては、国庫補助事業の対象3地区のうち、2地区が完了し、1地区は6月末の完了予定でございます。

また一方の、きめ細かな交付金事業によります3地区は、工事期間を確保して完了予定は12月末となっております。

以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議の上、御承認を賜りますようお願い申し上げます。

議長(川村家廣)

報告が終わりました。

これより質疑に入ります。──。

質疑を終わります。

以上で報第9号の報告を終わります。

日程第9

議長(川村家廣)

次に日程第9、報第10号を議題といたします。

事務局長に件名を朗読させます。

事務局長(川西敏美)

報第10号 平成21年度五條市墓地事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告について。

議長(川村家廣)

報告を求めます。櫻井生活産業部長。

〔生活産業部長 櫻井敬三登壇〕

生活産業部長(櫻井敬三)

ただいま上程いただきました報第10号 平成21年度五條市墓地事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告について提案理由の御説明を申し上げます。

議案書の15ページを御覧いただきたいと存じます。

繰越明許費の繰越計算書につきましては、本年3月議会に平成22年度へ繰り越すべき限度額を御議決いただきましたが、今回はその限度額に対する繰越確定額の報告でございます。

議案書の16ページの繰越計算書を御覧いただきたいと存じます。

1款墓地事業費、1項墓地事業費、事業名は墓地建設事業で繰越確定額は550万円でございます。

その財源内訳としては、未収入特定財源として市債550万円でございます。

平成23年3月のしゅん工を予定しております。

以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議の上、御承認賜りますようお願い申し上げます。

議長(川村家廣)

報告が終わりました。

これより質疑に入ります。(「14番」の声あり)14番大谷龍雄議員。

14番(大谷龍雄)

昨年の12月議会で測量業務委託料五百万円が上程されまして、採決の結果、それが可決されたわけですね。今年の3月議会においては、その500万円が繰越しとなっているという報告を受けたのですけれども、この今出てきている繰越しは昨年12月議会で承認された測量業務委託料500万円そのものが使われずに、執行できずにここへ繰越しということであげてきているのかどうか。お聞きしたいと思います。

議長(川村家廣)

櫻井生活産業部長。

生活産業部長(櫻井敬三)

14番大谷議員さんの御質問にお答えさせていただきます。

そのとおりでございます。(「14番」の声あり)

議長(川村家廣)

14番大谷龍雄議員。

14番(大谷龍雄)

12月議会で承認されて、執行できずに今年の3月議会でまた繰越しという報告を出してきて、この6月議会でもまた繰越しという、同じ予算がね。これは執行できないというのは、墓地建設に当たっての関係周辺の皆さん方の同意ができていないということですか、どうですか。

議長(川村家廣)

櫻井生活産業部長。

生活産業部長(櫻井敬三)

14番大谷議員さんの再質問にお答えさせていただきます。

今回は繰越額の確定でございますが、私も4月に替わってから、地元の方にあいさつを兼ねて早急に説明会の開催をお願いもしました。そして、この5月の20日に西河内の自治会の評議委員さんに説明会の開催をさせていただきました。そして、今田植えでございますので、田植えが済んだら自治会として回答をさせていただくと、こういうふうに聞いていますので、もうじき現地の地形測量に入ることに対しての回答、全体の説明会になるのかもわかりませんが、回答をいただけるということで、説明会をさせていただくところでございます。

以上でございます。(「14番」の声あり)

議長(川村家廣)

14番大谷龍雄議員。

14番(大谷龍雄)

やはり墓地建設においては、普通の事業ではないわけですからね。大事な事業であっても周辺の皆さん方のきっちりとした同意をもらってから進めるという、この大事な点が今回は踏み外しているということではないですか。ほかのし尿処理場の改築、ごみ処理施設建設においても、この間地元関係者との同意なしに委託料が上がってきて、議会でゼロ修正されておりますけれども、やはり今回のこの墓地事業についても、関係者の皆さん方の基本的な同意がもらえていないままに予算を上げてきたというところですから、やはりもう少しこの事業の重大さを考えるならば、周辺の皆さん方の同意をもらうために、やはり努力して基本的な同意をもらってから議会に予算を出してくるという、誠実な姿勢をこれからは求めておきたいと思います。(「9番」の声あり)

議長(川村家廣)

9番益田吉博議員。

9番(益田吉博)

大谷議員と重なるところもあるかもわかりませんけれども、これは12月の補正予算で上がってきたと思うのですけれども、先ほどの繰越明許のところで太田議員も言われておりましたけれども、とにかく予算の組み方、補正の出し方がおかしいと思うんです。12月に補正に出してくるということは3月まで、3月31日までに話ができるということに対して緊急を要して補正というのは出してくるのが、本来の補正のやり方と思うわけなんですけれども、最近補正ばっかりぼんぼん、ぼんぼん地元の了解もなし、承諾も得んと出てきているのが多いですけれども、この件に関しましては12月の補正ですから1月から動けると思うのですけれども、今部長4月からの部長ですけれども、おそらく引継ぎもしていると思いますけれども、1月から6月ですからもう半年ですから、その間、これは私も厚生建設常任委員会のときには十分に地元の御理解を得て進めてくださいということははっきりと申し上げておいたと思います。

今年の1月からどれだけ、先ほど5月の20日に西河内の方と出会われたと言っておりますけれども、1月から6月までどれだけ説明されたのか、日と誰と出会われたのか、どんな話をされたのか、わかるだけ答弁していただけますか。

議長(川村家廣)

櫻井生活産業部長。

生活産業部長(櫻井敬三)

9番益田議員さんの質問にお答えさせていただきます。

前任者の方も、記録にある、またあるなし、西河内の方といろいろ相談をしてやってきたというのは引継ぎでは聞いていますので、私の方では地元では西河内に説明したのは、引継ぎを受けてこれはお互いのとり方があるかもわかりませんが、地元の自治会長いわくは、正式には聞いていないということでしたので、私は正式に文書を出して、5月20日にさせてもらった。しかし1月から非公式には、内々の相談とか含めて前任者は十分されておったというふうには認識をしております。(「9番」の声あり)

議長(川村家廣)

9番益田吉博議員。

9番(益田吉博)

前任者は十分にされておったということですけれども、ちょっと地元の方とお話、私は何も公式でもなんでもございませんけれども、そんなふうには私は聞いておりませんけれども。

そしてまた、もちろん建設予定地に直接の地元は西河内になるのかもわかりませんけれども、富之里とも宇野も三在も、皆関係してくると思いますけれども、そこら辺はどないなっとんですか。

議長(川村家廣)

櫻井生活産業部長。

生活産業部長(櫻井敬三)

益田議員さんの再質問にお答えさせていただきます。

周辺、今予定している土地は西河内の自治会の領域、また隣接して三在、宇野がございます。そこらにつきましては、まず今予算があがって御議決いただいた部分は地形測量する予算でございますので、まずそこの了解なしに、次のところというのは、まずそこを一番最初に説明に行くのが筋道かなというふうなことで、そこを重点に御理解を得られるように努力をしています。

以上でございます。(「9番」の声あり)

議長(川村家廣)

9番益田吉博議員。

9番(益田吉博)

それはまあそれで結構かと思います。

西河内の方の、今部長、繰越明許1年間、23年の3月しゅん工予定と言われましたけれども、西河内の人、本当に了解してくれますの。3月予定。返事がくるということになっとんのやったら、返事は西河内の方からくるんやろけど。どないくるのか私はしりませんけれども。

だから、この予算のつけ方がおかしい。地元の同意も得らんと、こんなもんつけていくさかいに、どんついてくるんや。違いますか。もっとやっぱり地元の同意を得らな、こんなん強行でね、予算ついたさかいに測量せなあかんとか、そんな地元に言いに行ったかって、地元は、私は固まると思うわ。ほんで23年の3月しゅん工予定って、こんなん聞いたら西河内の人、怒るん違ちがう。怒ると思うで。

これ3回しか質問できないさかい、そこら辺もう1回答弁してくれますか。これで終わりますけれども。

議長(川村家廣)

櫻井生活産業部長。

生活産業部長(櫻井敬三)

益田議員の再質問にお答えをさせていただきます。

地元の人にそういう怒られるというよりは、地元の人に納得をしてもらう、また納得ができないと言うても、御理解をいただくとかというふうに十分努力をしてまいりたいなと、(笑声)そういうふうに、努力を十分にさせていただいて進めようと、そういうように考えておりますので、まだまだ仮定の話をここで言うよりかは、まだ返事をこれからいただくということなんで、前向きな気持ちでやっていきたいと、そういうふうに思っています。

以上でございます。(「12番」の声あり)

議長(川村家廣)

12番花谷昭典議員。

12番(花谷昭典)

関連で、部長にお聞きします。

大谷議員さんなり益田議員さんなりの話は、また太田議員さんの話ももちろん含めまして、結局なんで予算ついたんやと、予算がつく段階で一応補正であがってきたわけですやろ。違いますか。当初予算違いますやろ、確かこれ。そやから、その段階でこれは物になるのか、見通しとしてはどんなものか、その部分を財政当局の方で担当が把握しておかないとあかんわけですやろ。でないと担当の方からそんな話出てきたやつをうのみにして、なるか、ならないかわからないやつに予算をつけるって、そのときの担当一体誰だったんですか。(笑声)そんな話をするんやったら。努力するというのやったら、そんないけしゃあしゃあと、そんなことあんた言うけれども、今更ね、そのときの担当どんなこと考えとったんや、一体。そやから、そのときの状態をよく考えて答弁するの一つでも、やっぱりもっと前向きに謙虚な気持ちで答弁したってもらわんことには、そんな今みたいな話やったら、無責任すぎますやろ。結局、そういうふうな話でしたら。それに対して一遍部長、答弁してくださいよ。そんなあほなこと言うとったらあかんで。(議場に声あり)

議長(川村家廣)

櫻井生活産業部長。

生活産業部長(櫻井敬三)

花谷議員さんの質問にお答えさせていただきます。

本来私が引継ぐまでに進んでいるのが理想ですわな。(「逃げたらあかん。」の声あり)そやけど、そうなっていない事実というのが今ありますので、努力をする。努力をして、前に進めていくというのが、私の責務かなと思っていますので、(議場に声あり)ただ、いろいろ予算も今ついているという部分、当時はできるという判断の下にした部分が現実うまくいってなかったということだと思いますけれども、これを今更どうも下がりようがないので、これからのことを十分頑張っていくということではないかなと思います。(議場に声あり)そのときに私は企画財政課長をしていましたので、担当課からの説明を聞いてその中ではできるという中で、予算はつけていますので、御理解いただきたいと思います。(「12番」の声あり)

議長(川村家廣)

12番花谷昭典議員。

12番(花谷昭典)

今の言い分を聞いていたら、私はそんなこと別に悪くないんやと、そのときの担当の人がそういう話をするから私は理解したんやと、こういう話ですな。(議場に声あり)いやいやわかっているのやけど。(笑声)そんなこと言うとったら、そのときもう少し慎重にやればよかったとか、見通しとして。そういうふうな形の、そういう意味の前向きな答弁をしてもらわんことには、そのときの話は人の分にして、今となっては努力するという話では、ちょっとおかしくなりますやんか。話の整合性からしていってね。そやからそれは性格的にも、立場上もよくわかりますけれども、もう少しそういうある程度おちゃらけみたいな回答やなくして、もう少し慎重に回答していただいたら私はいいと思いまっせ。

いずれにしたところで、この問題につきましては、地元の人にちゃんと了解を得ないことには、そんなんできませんよ。実際問題として。物が物だけにね。そやから今後そういうふうな形のことも、十二分に踏まえてやっていただかんことには、こんなんなかなか、私も昔したことありますけれども、こんな仕事なんぼか。大変です。そやけど今みたいなそんな財政を担当しているときの話と、実際自分が直接仕事するときの話と違いますやろ、結局。実際問題として。つらいのはわかりますけれども、もう少し答弁には気をつけてもらって、謙虚さというのも必要ですよね、やっぱり。よくできるんやろけど。その辺だけやっぱりちゃんとやってもらわんことには、……その程度にしておきます。(「5番」の声あり)

議長(川村家廣)

5番太田好紀議員。

5番(太田好紀)

花谷議員の関連質問になると思うのですけれども、今部長の方から今更下がれないというふうな、(笑声)こんな無責任な話をね、下がれないって、ちょっとおかしいで部長。この公式な議場の中で、下がれないというような言葉を使うなんてちょっといささか私はおかしいなと。

12月補正でしてきて、当然益田議員も言いましたけれども、3月31日まで執行できるということで補正を上げてきたと思うのです。これを繰越しやって、私は地元から納得できないというようなそんな要望の方が強いということを私も聞いています。しかしながら、そしたら今新しく4月1日から部長になられたんやったら、再度検証をして、検証した中において本当にこの予算執行できるという判断の下でするならば、私はいいと思うんですよ。しかしながら過去の経緯からそれを追って、今更下がれないという、そういう無責任な答弁をしないでいただきたい。

私、なぜそんなことを言うかというたら、一般質問で私言わせていただきましたけれども、西吉野の調査費と設計費も市長のころころ替わることで、1,022万が損したわけですよ。だから、またそれと同じようにならないためにも、きちっとした形でもう一遍やはり検証していただいて、過去がどうであろうと、もう一遍部長の今立場になったときにおいて再度、検証していただいて、そういう中で本当に執行できるかと。はっきり言って23年3月までしゅん工できるって、こんなん流動的な話でしょう。それの結果がまだ出ていない。その結果というても、八八大丈夫だという過程の中で進むんだったらいいですけれども、今のところその結果の報告というのは多分いい話じゃないと私は思います。だからそこらもきちっとした中で予算執行は益田議員も言ったようにしていただければ、何でもかんでも補正したらいい、それでもう行き切ったらいいわという、ごう慢なやり方というのは行政にはなじまないと思うんですよ。やっぱり市民第一で考えて、今後進めていただきたいと思います。

終わります。

議長(川村家廣)

吉野市長。

市長(吉野晴夫)

おっしゃる意味もよくわかりますし、しかし土井議員が墓足らんやないかよと、言われた中で一生懸命努力しておるということですわ。

そして、益田議員かって、この前あんたも賛成してくれた。この予算、違ったんかな。(議場に声あり)賛成してくれたやろ。よう考えてしてくれたんやんか。来年の3月の末までにあかんだらこれはもう流さなしゃあない。しかし新しい部長って、前の部長はいけるということやったんや、これ。そういうことだったんですよ。(議場に声あり)地元もいいということだったんですよ。地元も。(議場に声あり)一生懸命五條市として墓が足らんというてやっていかんなんのや。何でも僕言うとるでしょう。僕の手引っ張ったり足引っ張ったりせんと市民が大事だったら努力しようよと。それが、皆さんが市民代表の務めやと、私は思います。私かってむやみに言うとるんと違う。前の区長もするというて、ちゃんとしたんやけれども、たまたま地権者の倒産ということもあったということで、ここまできたんや。そういうことで、あそこかって、やみ雲な反対ということでやったんと違うんですよ。だから来年3月まであかんだらこれはもう流さな仕方がない、それまで新しい部長も努力しようと言うとるし、墓も足らん、足らんって、土井議員も言うとったさかい一生懸命あの場所で頭からあかんというところ違うんですよ。最初から協力するさかいにということでやってきたという経緯もありますので、だからあかんのやったら来年の3月に流さなしゃない。力不足です。これはね。しかし、墓がいかに足らんかということやから、みんなも協力してほかの場所も探してももらいながらやっていかんなんということですわ。これはやっぱり全部の義務やと私は思っていますよ。だからそのときに賛成しといて、今になってからそないして起立して、これ眠っとったらあかんで。

議長(川村家廣)

市長、冷静に願います。

市長(吉野晴夫)

私は常に冷静ですよ。(笑声)そういうような形で、3月に流れるのやったら仕方がないやん。新たな、部長も一生懸命頑張るって言うとんやから、そのときに努力してあかんのやったら、褒めたってくれ。一生懸命したけどあかんだなあと。ほかに場所もあったら言うてください。一生懸命、足らんのやから、今墓が。そうでしょう。土井議員そうですよね。

だからそういうことで、今も可能性があるところへ今努力しているのだから、頭からあかん、あかんってばっかり言わんと。そんな話はあかん。(笑声)ということでね、3月までちょっと面倒みたってよ。一生懸命努力しよる。あかんのやったら、あほって言うて。努力だけは一生懸命させてもらう。あそこもやっぱり墓のそばのところで、名前を言うたらというけれども、買ってくれという話ばかりなんや。しかし出てきたときには、やはり自治会長としても表面は言われへんから待ってくれとか、個人的に会ったら、もうわかっとるよと、その代わり道もつけてほしいとかいろんな話まで出てきているから、そういうような状況ですので、もう少し、来年の3月まで見ていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。(「15番」の声あり)

議長(川村家廣)

15番田原清孝議員。

15番(田原清孝)

市長の考え方がまるっきり違うんやな。今言うとるのは、当初予算に組んで、そしてできらんだということだったら、1年間の余裕の中でできなんだということ、12月議会とか3月までできるということでなかったら、こんなん補正組むのおかしいやんかえ。そういうことを言うとるんですよ。そやから補正を組むときにはよく考えてやってよと言うとんのや。こんなん当初予算に組むのやったら、これはいいって。補正というのはそんなものと違うということです。

そして、部長、さっきの話じゃないけれども、そのときにはこの部署と違ってと言うておるけれども、一番急所なとこにおったんやで、あんた。それをひと事みたいなこと言うて、そやなしに、やっぱり謙虚になって、そしてこの補正予算のつけ方というものは、それは行政として一番考えらんなんことでっせ。

はい、終わります。(「9番」の声あり)

議長(川村家廣)

9番益田吉博議員。

9番(益田吉博)

今市長、私が最初賛成しておって、今反対しているというような話をしていましたけれども、私言うときますけれども、別段反対しておるのでも何でもありません。

予算の執行の仕方がおかしいと、12月の補正に上げてくるのやったら、3月年度末でやっぱり八八話ができとらなあかんやんかよという話をしておるだけのことで。

そして、その12月の補正を通すときには、先ほども申し上げましたけれども、地元の自治会と十分話して、御理解していただいてくださいと、こうはっきり私申し上げました。それができていないから、私今質問しとるだけのことや。賛成とか反対とかって関係あらへん。予算のつけ方、執行の仕方、地元に対する対応の話をしておるだけです。

終わります。(「議長」の声あり)もう結構です。

議長(川村家廣)

質疑を終わります。

以上で報第10号の報告を終わります。

日程第10

議長(川村家廣)

次に日程第10、報第11号を議題といたします。

事務局長に件名を朗読させます。

事務局長(川西敏美)

報第11号 平成21年度五條市水道事業会計予算繰越計算書の報告について。

議長(川村家廣)

報告を求めます。辻本上下水道部長。

〔上下水道部長 辻本衡司登壇〕

上下水道部長(辻本衡司)

ただいま上程いただきました報第11号 平成21年度五條市水道事業会計予算繰越計算書の報告につきまして御説明を申し上げます。

議案書18ページを御覧いただきたいと存じます。

1款資本的支出、第1項建設改良費の一部を翌年度に繰り越したものであります。

その内訳は事業名、まず下水道整備関連移設事業費2,808万7千円から1,412万1,450円を繰り越したものでありまして、場所は、野原2丁目南都銀行付近をはじめ、4件の公共下水道工事の進ちょくに伴います水道管移設工事の工期延期によるものでございます。

財源内訳につきましては、負担金として下水道特別会計から1,123万3,500円の移設費用と、企業会計損益勘定留保資金288万7,950円となっております。

なお、これらの繰越工事はすべて5月末で完了しております。

次に、老朽管更新事業費の翌年度繰越額1,260万円は、先の3月議会において補正議決得たものでありまして、場所は今井町の市道、今井12号線の水道老朽管の更新工事でありまして、道路改良工事に伴って敷設を行うもので、6月末の完成を予定しております。

財源内訳は、地域活性化・きめ細かな臨時交付金を活用して、一般会計からの繰入金600万円、及び損益勘定留保資金660万円となっております。

また、基幹水道構造物の耐震化事業費930万2千円につきましても、同じく平成21年度末に国庫補助金追加採択を受けて、先の3月議会で御議決いただいたも ので、岡町揚水ポンプ場施設耐震補強工事に要する工期を確保のため、繰越しとなったものでございます。

財源内訳は、国庫補助金241万7千円及び損益勘定留保資金688万5千円であります。

なお、しゅん工の予定につきましては、9月末を目指しております。

以上で説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御承認賜りますようお願いいたします。

議長(川村家廣)

報告が終わりました。

これより質疑に入ります。──。

質疑を終わります。

以上で報第11号の報告を終わります。

日程第11

議長(川村家廣)

次に日程第11、報第12号を議題といたします。

事務局長に件名を朗読させます。

事務局長(川西敏美)

報第12号 専決処分の報告、承認を求めることについて(五條市税条例の一部改正)。

議長(川村家廣)

提案理由の説明を求めます。下村総務部長。

〔総務部長 下村洋次登壇〕

総務部長(下村洋次)

ただいま上程いただきました報第12号 五條市税条例の一部を改正する条例の専決処分の報告、承認を求めることにつきまして提案理由の御説明を申し上げます。

本案は、地方税法等の一部を改正する法律が平成22年3月31日公布されたことに伴い、本条例の一部を改正する必要が生じたため、地方自治法第179条第1項の規定により、平成22年3月31日に専決処分をいたしましたので、同条第3項の規定により報告し、その承認を求めるものであります。

概要につきまして、御説明申し上げます。

主な改正点は、65歳未満の者の公的年金等所得者に係る個人住民税の所得割額の徴収方法を見直すものであります。

平成20年度の税制改正におきまして、公的年金からの特別徴収方法が創設され、昨年の10月から65歳以上の者の個人住民税を、公的年金から天引きする制度が始まりました。

しかしながら、年金からの個人住民税を天引きする制度の対象とならない65歳未満の年金受給者で、給与所得がある場合、その所得割額の個人住民税は、給与からの天引きとなり、年金に係る個人住民税は、普通徴収で納めることと規定されており、給与分の個人住民税と年金分の個人住民税を別々に納めなければならないことになり、新たな納税の手間が生じることになりました。

そこで、65歳未満の公的年金等所得を有する給与所得者について、納税の便宜を図るため、給与所得と年金所得を合算して算出した個人住民税を給与から天引きできる特別徴収制度に徴収方法を見直しするものであります。

その他の改正につきましては、地方税法等の改正に伴う条文の整備となっております。

議案書21ページを御覧ください。

第44条並びに第45条関係では、ただいま説明をさせていただきました65歳未満の公的年金受給者の個人住民税を給与所得がある場合、年金の分の個人住民税と合わせて給与から特別徴収できる徴収方法を規定するものであります。

第48条の改正は、法人税法の改正により新たに挿入された規定により項ずれが生じたための改正であり、附則第12条、第15条関係は、特別土地保有税の課税停止に伴う文言の整理でございます。

議案書21ページ、後段から22ページの附則第19条につきましては、租税条約の実施に伴う所得税法、法人税及び地方税法の特例等に関する法律等の名称の改正に伴う文言の整理、また附則第34条関係につきましては、固定資産税の課税標準の特例事項において、地方税法の改正により、条ずれが発生しているため整理を行うものであります。

次に附則第1条につきましては、施行期日を定めており、この条例は平成22年4月1日から施行するものとし、附則第19条の10及び同条附則第19条の11第1項については、改正される法律の施行日に合わせ、平成22年6月1日の施行とするものであります。

また、附則第2条から第4条では、本条例を施行することに伴い、市民税、固定資産税、都市計画税の経過措置を規定いたしております。

以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議の上、御承認賜りますようお願い申し上げます。

議長(川村家廣)

提案理由の説明が終わりました。

これより質疑に入ります。──。

質疑を終わります。

お諮りいたします。本案につきましては討論並びに委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

議長(川村家廣)

御異議なしと認めます。よって本案は討論並びに委員会付託を省略することに決しました。

これより本案を採決いたします。

お諮りいたします。本案は原案のとおり承認することに御異議ございませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

議長(川村家廣)

御異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり承認されました。

日程第12

議長(川村家廣)

次に日程第12、報第13号を議題といたします。

事務局長に件名を朗読させます。

事務局長(川西敏美)

報第13号 専決処分の報告、承認を求めることについて(五條市国民健康保険税条例の一部改正)。

議長(川村家廣)

提案理由の説明を求めます。森本健康福祉部長。

〔健康福祉部長 森本敏弘登壇〕

健康福祉部長(森本敏弘)

ただいま上程いただきました報第13号 五條市国民健康保険税条例の一部改正の専決処分の報告につきまして提案理由の御説明を申し上げます。

議案書の24ページを御覧いただきたいと存じます。

今回の条例改正における専決処分の理由といたしましては、地方税法等の一部を改正する法律等の公布に伴い、平成22年度の国民健康保険税の課税に急を要したために専決処分を行ったものであります。

条例改正につきましては、倒産・解雇等で離職した特例対象被保険者等に対しまして、前年の給与所得を100分の30とみなして、国民健康保険税を軽減する措置が、本年4月1日から施行されたことに伴い、改正するものであります。

保険税の軽減期間は、離職日の翌日から翌年度末までの期間であります。

対象者は、ハローワークにおいて、雇用保険受給資格者証の交付を受け、その離職理由欄が解雇、雇い止めなどの非自発的失業者に限定されております。

それでは、改正条例案について御説明を申し上げます。 議案書26ページを御覧いただきたいと存じます。

五條市国民健康保険税条例の一部改正につきましては、第21条の次に、第21条の2として、特例対象被保険者等に係る国民健康保険税の課税の特例についての規定を加えるものであります。

附則第15及び16項につきましては、「租税条約の実施に伴う所得税法、法人税法及び地方税法の特例等に関する法律」を「租税条約等の実施に伴う所得税法、法人税法及び地方税法の特例等に関する法律」に改めることを定めたものであります。

附則第1項につきましては、施行期日を規定したものであります。

附則第2項につきましては、適用区分を規定したものであります。

以上で提案理由の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議の上、御承認賜りますようお願い申し上げます。

議長(川村家廣)

提案理由の説明が終わりました。

これより質疑に入ります。(「14番」の声あり)

議長(川村家廣)

14番大谷龍雄議員。

14番(大谷龍雄)

中身の質問ではないのですけれども、専決の理由。今回の専決の理由に、国民健康保険税の地方税法等の一部を改正する法律等の公布に伴い、国民健康保険税の課税に急を要したためということで、施行日が4月1日になっておるわけですね。

皆さん方御存じのよう、4月22日でしたか、22日に臨時議会を招集されたと思うのですね。この22日の臨時議会のときにはこの地方税法の改正というものが、まだなかったのかどうか、もう既に改正されておったのかどうか。それを聞かせていただけますか。

議長(川村家廣)

森本健康福祉部長。

健康福祉部長(森本敏弘)

大谷議員の質問にお答えしたいと思います。

この施行日につきましては、基本的に22年の4月1日からということでございますが、国民健康保険料の軽減につきましては、地方税法の施行令及び公布後各市町村において各条例の改正が行われた後に、平成22年分の国民保険料がおおむね6月ごろに各市町村において算定され、対象者の世帯主宛てに通知するということでございますので、基本的には6月の条例ということになるということでございます。(「14番」の声あり)

議長(川村家廣)

14番大谷龍雄議員。

14番(大谷龍雄)

質問の内容がまずかったのかわかりませんけれども、もう一度質問しますけれども、要するに専決せずに4月22日の臨時議会のときにこの条例を、専決せずに条例ができるそういう余裕はなかったのかどうか。臨時議会の本会議にこの条例を提出する余裕はなかったのかどうか。そのことを。

議長(川村家廣)

森本健康福祉部長。

健康福祉部長(森本敏弘)

大谷議員の質問にお答えしたいと思います。

確かに臨時議会に出せる時期は間に合ったかもわかりませんけれども、各市町村それぞれ地方税法の法が改正された後に6月から施行すると、6月の議会にかけるということでございましたので、そういう形で今回上げさせていただきました。

以上です。

議長(川村家廣)

質疑を終わります。

お諮りいたします。本案につきましては討論並びに委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

議長(川村家廣)

御異議なしと認めます。よって本案は討論並びに委員会付託を省略することに決しました。

これより本案を採決いたします。

お諮りいたします。本案は原案のとおり承認することに御異議ございませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

議長(川村家廣)

御異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり承認されました。

日程第13

議長(川村家廣)

次に日程第13、報第14号を議題といたします。

事務局長に件名を朗読させます。

事務局長(川西敏美)

議第14号 専決処分の報告、承認を求めることについて(平成22年度五條市一般会計補正予算(第1号))。

議長(川村家廣)

提案理由の説明を求めます。下村総務部長。

〔総務部長 下村洋次登壇〕

総務部長(下村洋次)

ただいま上程いただきました報第14号 平成22年度五條市一般会計補正予算(第1号)の専決処分の報告、承認を求めることにつきまして提案理由の御説明を申し上げます。

別冊の平成22年度五條市一般会計補正予算書(第1号)を御覧いただきたいと存じます。

本補正予算につきましては、日本脳炎予防接種について、本年4月1日付けで厚生労働省から積極的に勧奨を行うよう通知があり、今年の夏の感染時期までに対処できるよう予防接種の準備・実施をすること、又、妊産婦検診委託料等の増額により、早期に公費負担額を県下他市と同額に引き上げること及びそれに伴う対応をすること、そして、県費全額補助で来年度までが期限の「奈良県ふるさと雇用再生特別基金事業」を活用した農産物普及促進事業を早急に委託、実施することについて、予算の執行に緊急を要したため、専決処分をしたものでございます。

1ページを御覧願います。

今回の補正は、歳入歳出それぞれ1,032万8千円の追加でございまして、歳入歳出の予算の総額はそれぞれ151億2,139万2千円となります。

次に、5ページを御覧願います。

まず、歳出について主なもののみ説明させていただきます。

4款衛生費、1項保健衛生費、2目予防費、11節需用費340万5千円は日本脳炎ワクチン代等でございます。

13節委託料216万8千円は、予防接種委託料でございます。

次に3目母子保健費、13節委託料百万円は、妊産婦検診委託料の増額に係る予算の追加でございます。

そして、5款農林業費、1項農業費、3目農業振興費、13節委託料342万8千円につきましては、農産物普及促進事業に係る委託料でございます。続いて4ページを御覧ください。

歳入について、説明させていただきます。

15款県支出金、2項県補助金、4目農林業費県補助金、22節奈良県ふるさと雇用再生特別基金事業補助金342万8千円につきましては、農産物普及促進事業に対する県補助金でございます。

18款繰越金で、690万円を追加いたしまして、歳入歳出の均衡を図った次第でございます。

以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議の上、御承認賜りますようお願い申し上げます。

議長(川村家廣)

提案理由の説明が終わりました。

本日の会議時間は議事の都合により、あらかじめ延長いたします。

これより質疑に入ります。(「14番」の声あり)

議長(川村家廣)

14番大谷龍雄議員。

14番(大谷龍雄)

日本脳炎の予防接種又妊産婦の健診等々大変重要なことですから、こういう専決のやり方をせずに、もっと早く予算を組めなかったのかということも明らかにせないけませんし、同時に専決処分というのを余り乱暴に行われますと、市長の独裁というものが大きくなってきますので、正常な議会というものも含めて市長に質問したいと思うのですね。

市長は、この専決処分の根拠となる法律は、地方自治法第179条に基づいてやられたと思うのですね。その専決処分の179条を何回も他の議員さんも読み上げていますから、無駄になりますけれども、短い文章ですけれども、大事な条文ですので、私の方からもう一遍明らかにして、吉野市長に質問します。第179条、普通地方公共団体の議会が成立しないとき、五條の議会が成立しないとき、第113条、ただし書きの場合において、なお会議を開くことができないとき、それから普通地方公共団体五條市の市長において議会の議決すべき事件について特に緊急を要するため、議会を招集する時間的余裕がないことが明らかであると認めるとき、または議会において議決すべき事件を議決しないときは当該普通地方公共団体の五條市の市長はその議決すべき事件を処分することができる。とこうなっているのですね。この短い条文中に、議決という言葉が3回も出てくるのですね。3回以上、吉野市長はこの議決という言葉の条文の解釈、理解をどのようにされているのか、まずその点を質問したいと思いますから、答えてくれますか。

議長(川村家廣)

吉野市長。

市長(吉野晴夫)

この前の議会でも申しましたように、地方自治法の私は条例に基づいて執行したということでございます。

常に考えは市民に軸足を置いておるということでございます。(「14番」の声あり)

議長(川村家廣)

14番大谷龍雄議員。

14番(大谷龍雄)

市長、自信があったら今私が質問している内容にも腹を据えて答えらなあかんのと違いますか。そんなこと聞いていませんよ。

今読んだ条文の中に議決というのが3回以上出てきているのです。この議決の解釈を吉野市長はどのようにされているのですか。もう一遍聞きますよ。答えてください。

議長(川村家廣)

吉野市長。

市長(吉野晴夫)

私は何回も言うていますね。地方自治法に基づいて執行したと、間違いということを言うているんですか。私は地方自治法に基づいて執行いたしましたと、こういうことを言うておるのです。間違いじゃないでしょう。私はそのように言うとるんです。

それよりも、話を言えば、日本脳炎のワクチン、なぜ継続審査にした。そこまでいってしまった。それはどのように思っていますか。そして6日後に委員会を開く……

議長(川村家廣)

市長、質問に対しての答弁してください。

市長(吉野晴夫)

いや、同じこと余り言うさかいね、だから私は地方自治法に基づいて執行いたしました。それが間違いだったら言うてください。間違いではございません。(「14番」の声あり)

議長(川村家廣)

14番大谷龍雄議員。

14番(大谷龍雄)

市長、この議決というのは、信頼ある字引で引いたらこうなんです。「議案の結論を出すこと」、結論を出すことなんです。だからもっとこの五條の議会に照らして言いますと、吉野市長が出されたわけです。この日本脳炎と妊産婦と、それと農産物の、これ同時に出されたのですね、議案。ほんでこの議案を本会議で上程されて総務文教常任委員会へ付託されたわけです。総務文教常任委員会では審議して継続審査にしたわけです。

そしたら、議決というのは、審議して結論を出すことですから、議会の結論には大きく分けて三つにわかれるのです。可決、否決、継続審査、だから継続審査にしたことは議決していないわけではないのですよ。議決したことになるんですよ。総務文教常任委員会は。だからやはり議決と可決の意味の違いを正確に解釈せなあかんの違うかなと思うんですね。

だから我々総務文教常任委員会は議決していないということではないんです。議決してその結果、継続審査にした。議決しているんですよ。継続審査という議決にね。だからこの地方自治法、専決処分の中には違反していないのです。ただすぐに可決にはなっていませんよ。市長の言うように、しかし議決はしているのです。

そして、急ぐことであるのに、次の総務文教常任委員会をいつするのか放っておくのじゃなしに、4月30日にするということを決めて、そして皆さんにも通知を出しておったわけです。総務文教常任委員会の皆さん方の通知を。その中で、吉野市長から26日ですわ、4月の26日、この一般会計の補正を専決処分するという連絡を議長の方に行われていますね。そして、議長から早速議運の委員長やら文教常任委員会にも連絡がありまして、4月30日に総務文教常任委員会を開いて審議して結論を出そうとしているのだから、専決処分はとどまって、4月30日に行った総務文教常任委員会でまた結論を出せないというような、そういう状況になった場合は、そういう結論を踏まえて、吉野市長は判断をしたらどうですかという申出を川村議長と私の連名で申出をしたわけです。申出。しかし吉野市長は専決処分をしたわけです。

だから我々議会も総務文教常任委員会もちゃんと議決はしているわけです。ただその議決の結果は、継続審査という結果になったということです。だから、やはり吉野市長のこの今回行った専決処分というのは、地方自治法の条項に照らしても妥当な専決処分ではないと私は判断しています。

そして、市長がどう言おうとも、今私個人としては妥当な専決処分ではないということです。

もう一つ質問しますけれども、この日本脳炎、妊産婦のこの予算ね、これほど緊急を要するものが3月当初予算に出すか出さないかの検討はされたのかどうか。されてなかったのかどうか。それをちょっと吉野市長、答えてくれますか。

議長(川村家廣)

吉野市長。

市長(吉野晴夫)

ともかく急いで臨時議会に出したということでございます。

そして何回も言いますけれども、179条は議会において議決すべき事件を議決しないときは、公共団体の長はその議決すべき事件を処分することができるとなっておるのですね。だから地方自治法には間違っておりません。

それと、日本脳炎のを、決めずに議会を閉鎖して、そして次開くというようなことの、もうばかな理論。情けない理論はもうやめてください。これね、日本脳炎のワクチンのお金ですよ。どういう理由があろうと、まず通すということが常識でしょう。それをうんぬんと、通さないで、次に開く予定だったと、開く予定でも通る予定の確約はないでしょう。教育長、2年半も作らなかった議会やから。何回も言うているでしょう。そういうようなばかな話は、私はばかな話やと思っていますよ。これは。(議場に声あり)(笑声)はい、そう思っております。(「14番」の声あり)

議長(川村家廣)

14番大谷龍雄議員。

14番(大谷龍雄)

だからさっき説明していますやろ。議決しない場合、専決処分できますけれども、議会、総務文教常任委員会は継続審査という議決をしているんですよ。議決をしたわけです。そしてずっと継続審査でいくというそんな無責任な態度はとっていないのです。4月30日に開くという責任ある態度をとったわけです。継続審査という議決をしたんです。だからその条文には該当しないのです。市長の言う解釈は、可決しなかったということは、あります、可決していないんやから。可決も議決なら否決も議決、継続審査も議決なんです。総務文教の皆さんに諮って採決して出た結論が、これですから議決しているのです。可決と否決の大きな意味の違いを間違ったらいかんわけですね。

重要なことですから、さっきの質問に答えてください。なんでこんな日本脳炎やら妊産婦の皆さん方の予算を3月当初予算に出すか出さないかの検討をされたのかどうかということを、私聞いているのですよ、これ。重要やから。太田議員の資料では、3月当初予算に出しているところもありますやろ。出せなかった場合はすぐ、それだけを専決処分していますのや。そんな農産物のそういう、何回もゼロ修正されたやつと一緒くたにして出しているところはないんです。

だから、質問に答えてくださいや。日本脳炎やら妊産婦のその急ぐ予算を3月議会に出すか出さないかの検討はしたのか、しなかったのか、正確に答えてください。

議長(川村家廣)

吉野市長。

市長(吉野晴夫)

必要だったから臨時議会を開いたんですよ。それは。3月議会に、当初予算に出なかったから臨時議会を開いたわけですやんか。通しておいてから言うのだったら言いなさい。継続審査みたいな愚かなことをしておいてから、遅かった、早かったと、全然違うでしょう。日本脳炎のワクチンのことですよ。

議長(川村家廣)

市長、質問に答えてください。当初予算になぜ検討できなかったのかということです。

市長(吉野晴夫)

できなかったというよりも、だから載ってなかったのでしょう。わかっとるんでしょう。(笑声)だから臨時議会をわざわざ開いた。通してから文句言うのやったらわかる。通さんといてから何を言うとんやということを私は言うとんですがな。(「14番」の声あり)(笑声)

議長(川村家廣)

14番大谷龍雄議員。

14番(大谷龍雄)

(笑声)はっきり答弁はしていないけれども、出てなかったでしょうということは、検討していなかったというふうに、これは解釈せなしゃないわけです。

だから、そこがまず出発点で皆さん方重要な不十分さを犯しているわけです。こんな急ぐことやったら3月議会に出すか出さないかの検討をほかの自治体みたいにちゃんとしとかなあきませんのや。よう出さなかったということは、最高責任者の市長と関係皆さん方の責任ですよ、これ。

大体3月当初予算で予算編成をするときに、これが当初予算に出すか出さないか検討しておって、いやこれはもう出さんでもええわというやつは、次の6月議会で間に合うという判断で出さないのですよ。臨時議会というのは緊急に予想もつかないような事態が起こったときに開くのですよ。臨時議会というのは。だから当初予算に出すか出さないかの検討もせずに、あとで思いついて4月の臨時議会に出したということは、それはやっぱり無責任ですわね。それやったら3月の当初予算に出すか出さないかの検討のときに、していないという解釈を私はさせてもらいますけれども、したとしても6月議会でええという解釈しておったということにしかなりませんよ。

大体3月議会に出さなくてもいいというのは、6月議会でもええという判断で出さないのですわ。3月議会にはね。だからこんな緊急な、重要な予算は3月議会に出せなかったという、その不十分さは市長、あなたと関係の皆さん方にあるわけです。議会の一人の議員として、3月議会に忘れないで出しなさいという、この指摘も私はしていないから、それは私の責任も一部あるかもわかりませんけれどね。しかし奈良県のほかの市では、もう太田議員の資料に出しているところもあるわけですから、だからそこをよく、この問題の重要な原因を明らかにしておかないことには、こういう専決処分を再々やられますと、五條の市政は首長独裁になるというふうに私は思いますので、質疑させていただいたということですね。(「5番」の声あり)

議長(川村家廣)

5番太田好紀議員。

5番(太田好紀)

この間の一般質問始め今大谷議員からも質問されましたけれども、重複するところもあるけれども、再度一つ一つ検証していきたいなと。

部長、まずこの第14号、緊急を要したため地方自治法の第179条の第1項の規程によりということの、四つのうちのどれですか。再度御確認をお願いします。

議長(川村家廣)

下村総務部長。

総務部長(下村洋次)

5番太田議員さんの御質問にお答えいたします。

自治法179条の1項の該当する項目としましたら、「普通地方公共団体の長において議会に議決すべき事件について特に緊急を要するため議会を招集する時間的余裕がないことが明らかであると認めるとき」この部分に該当すると認識していますが。(「5番」の声あり)

議長(川村家廣)

5番太田好紀議員。

5番(太田好紀)

先ほど大谷議員が市長に179条のことを説明したときに市長は、必要な時期までに議決又は決定すべき事件を議決又は決定しないときということを説明したのですよ。今部長からは議会を招集する時間的な余裕がないときということで、話がまず食い違っています。これ自体が根本的にまずおかしいのですよ。今市長が言われた、大谷議員から質問したことの市長が答弁した179条のことに対しての市長の考え方で今部長が説明した意見が根本的に四つの項目の中のこれだけでも食い違っています。

そして生活産業部長、この間の質問のときに聞き忘れたので聞きたいのですけれども、農産物普及促進委託料、通称青ネギですね、これの緊急性はどういうような解釈をしているのか、ちょっとお答え願いたいと思います。

議長(川村家廣)

櫻井生活産業部長。

生活産業部長(櫻井敬三)

5番太田議員さんの質問にお答えさせていただきます。

通称もついていませんので、農産物普及促進委託料という形でございます。農業の振興でございますので、農業の振興に早すぎるということはない、遅すぎることはあっても早すぎることはないということで、早急な執行でございます。

そしてこれは県の緊急雇用対策ということで、100パーセント県の交付金をもらっていますので、これを遅なすということは、事業費の執行に支障を来たすということでございます。

以上です。(「5番」の声あり)

議長(川村家廣)

5番太田好紀議員。

5番(太田好紀)

農業の振興に早すぎるということはないと言いましたけれども、部長ね、179条の中の該当する中で、緊急性って、そのくらい緊急にしなければならない理由があるのですか。それを聞いているのですよ。

もっと奥まった話をすれば、26日に市長が専決をしました。そのとき申出して、こういうことで30日に総務文教常任委員会があるから、だから30日の結果を見てから専決するなりなんなりしてくれたら結構ですよということだったのですよ。農産物のほんだら当然ね、今の言葉でしたらこの4日間も急を要したということですか。余り本議会場でばかげたこと言うたら怒りますよ。4日間も、緊急やという、その根拠を示してください。4日間。

議長(川村家廣)

櫻井生活産業部長。

生活産業部長(櫻井敬三)

5番太田議員さんの質問にお答えさせていただきます。

あくまでも30日に開くというのは委員会ということで、先ほどから、市長もおっしゃっているように、結果ではないので、心得ではないかなと、その4日という意味は当たらないのかなというふうに解釈します。

以上でございます。(「5番」の声あり)

議長(川村家廣)

5番太田好紀議員。

5番(太田好紀)

結果ではないって、どういう意味ですか。当然のことで専決するなら専決したらよろしいですよ。臨時議会まで開いて、そして継続審査にしたわけですよ。そして26日に専決すると言うから、30日に委員会があるからと言った、何回も同じこと言わせないでください。生産者の普及、要するに指導員を確保するための予算ですね。これに関しては。何が緊急性があるんですか。そこを言っているのですよ。そやから別に30日まで待って、その結果で判断したって十分いけるわけですよ。そうでしょう。おかしいじゃないですか。部長答えてください。(議場に声あり)

議長(川村家廣)

櫻井生活産業部長。

生活産業部長(櫻井敬三)

(議場に声あり)5番太田議員さんの質問にお答えさせていただきます。

緊急性ということに関して、私は、農業は1日も早い、五條市のように農業が主産業、農業というても、産業でございますね。そういう立場から最終市長が判断されたのだと、そういうふうに理解しています。

以上でございます。(「5番」の声あり)

議長(川村家廣)

5番太田好紀議員。

5番(太田好紀)

話が全然違う。最終的に市長が判断したって、逃げないでくださいよ。したのには過程があるでしょう、その過程を聞いているんです。部長ね、最終市長が判断したって、その過程を私は聞いているんですよ。(議場に声あり)まともな市長じゃないから、聞いておるんですよ。

それだけ緊急性というのだったら、別に最初から専決したらよろしいのとちゃいますの。臨時議会を開かなくても。そうでしょう。そこを時間的な余裕があるからといって、臨時議会を開いたんでしょう。そして、まだ継続審査になったというて、30日は委員会を開くと、それにもかかわらず、26日に専決したと、だからこの4日間の間に専決しなくてはならない理由は一体何やったんかということを聞いているんです。農業振興は大変大事ですよ。対応しなくてはだめですよ。3日や4日のことで、対応せなあかん理由があるのですかと聞いているのです。部長、お答えください。(議場に声あり)

議長(川村家廣)

市長に申し上げます。

発言の許可はしておりません。櫻井生活産業部長。

生活産業部長(櫻井敬三)

5番太田議員さんの質問にお答えします。

先ほど申しましたとおりでございます。

以上でございます。(「答弁になっていません。ちゃんと答えなさい。そんな答弁あるか。」の声あり)

議長(川村家廣)

櫻井生活産業部長。

生活産業部長(櫻井敬三)

5番太田議員さんの質問にお答えをさせていただきます。

農業の振興でございますので、(議場に声あり)先ほどのことを言っているわけですけれども、そういうことで、早急な事業執行、これを最終的に市長が判断されてしたということでございますので、それを私は執行をしていくということでございます。

以上でございます。(「5番」の声あり)

議長(川村家廣)

5番太田好紀議員。

5番(太田好紀)

そしたら最終的には自分の判断じゃないと、市長に言われたままにやったと、一切自分らの何の意見も聞かず、市長に委ねたと、自分らは市長の言うがままになって何もかもするということですね、部長。その過程も無にしているのだから。そんなことも度外視してすべて、事業の執行はそりゃあ市長ですよ。その過程を私は聞いているのですよ。担当課で。そういうことも何もせんと、市長に言われたらはい、はいと。それはいいこと悪いこと別として、すべて市長の言うがままになって、これから対応もしていくということですね。答えてください。

議長(川村家廣)

櫻井生活産業部長。

生活産業部長(櫻井敬三)

5番太田議員さんの質問にお答えをさせていただきます。

決してこの農産物普及促進委託料をもってすべてがそうやという理屈の解釈はしておりません。いろいろ協議をして、最終的に判断をされるのが長であるということだけでございまして、協議をして最終的に決める、それは私では決められません。そういうことでございます。

以上でございます。(「5番」の声あり)

議長(川村家廣)

5番太田好紀議員。

5番(太田好紀)

部長ね、逃げないでね、やっぱり正当な形の中で進めなくてはならないと思うのですよ。だからこんなん専決って、専決だといってその今言うた26日に専決をする、その中の4日間というのは、そんな緊急性がないでしょう。緊急性、それだけの形で4日間にせなあかんという理由がないでしょう。

最終は市長が判断したと。その辺をもっと指導しなくてはね、まるっきり無知の市長ですよ。わかっていない。ごう慢さと何も考えずにどんどんやる。だから市に損害を与えているんです。そんな指導を自分らがやらなくてはだめでしょう。何でもはい、はいって、自分が特にはい、はいと言うているでしょう。もうちょっとそこら、自分の責任を持って、給料をもらっているのだから、責任を持ってやりなさい。もっと勉強しなさい。なんぼ言ってもらちが明かないので終わります。

議長(川村家廣)

質疑を終わります。

お諮りいたします。本案につきましては委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

議長(川村家廣)

御異議なしと認めます。よって本案は委員会付託を省略することに決しました。

これより討論に入ります。

討論の通告がありますので、大谷龍雄議員の発言を許します。14番大谷龍雄議員。

〔14番 大谷龍雄登壇〕

14番(大谷龍雄)

それでは討論を行います。

質疑の中で明らかになっておりますように、日本脳炎の予防接種、妊産婦健診等々は大変重要な急ぐことであります。しかし、それであるならば、議会への議案提出について理事者として大きな遅れをとったのではないかなというふうに思いますね。

そして今回の専決処分につきましては、地方自治法179条の専決条項には私は該当しないというふうに判断します。なぜならば、先ほども明らかにしましたように、議決しないときに専決処分ができるとなっているのですけれどもね、4月22日の一般会計補正予算を本会議に提出して、そのとき本会議で総務文教常任委員会に付託するということを決められて、そして23日でしたか、総務文教常任委員会が行われまして、そして最初聞いておったこととちょっと違うし、もう少し審議が必要だからということで、4月30日、23日に行って30日ですから、6日ないし7日後にもう一遍開くということを決めて総務文教常任委員会はそのときに継続審査として終わったわけであります。

この一連の吉野市長が本会議で出された議案、そして委員会付託、委員会での審議、継続審査ということは、これは継続審査という議決をしているわけであります。していないのではないわけですね。だから、何遍も言いますように、専決処分条項には当たらないというふうに私は判断しております。

本当に何遍も言いますように、日本脳炎の予防接種、妊産婦の健診、その他関連の予算を急ぐならば、3月当初予算に出すなり、そして、臨時議会を待たずに専決処分するなり、幾らでも理事者としてやれるやり方はあったわけであります。

ただ、農産物普及促進委託料につきましては、皆さん方も御存じのように、何回かゼロ修正されているわけですね。その理由は、五條は農業が盛んなところだと、いろんな作物を作って農業に頑張ってくれる方も多いんだと、だから公平な使い方をしなければいけませんので、慎重に審議をさせていただきました。

私が聞いておるところでは、五條市には酪農家の方も以前よりは減りましたけれども、まだまだ多くおられます。酪農の牛のお世話は年がら年中、休むことができないわけですね。そんな中で、お葬式やら結婚式、その他どうしても牛の世話をできないときには、酪農家の皆さんがお金を出しあって、ヘルパーさんを雇っているわけですね。これは、一時期ではないのです。年がら年中そういうことが必要になりますからね。数年間こういうヘルパーさんを雇って態勢をとっているということであります。

だから、やはりネギの組合の皆さん方への補助もこれは大事ですけれども、五條市の農業全体、酪農その他産業の全体を考えるのならば、やはりネギ組合1団体にだけ税金の恩恵を受けていただくというのはどうかなということで、ゼロ修正が何回も続いたわけでありますから、やはりこの一般会計の予算の組み方としても日本脳炎、妊産婦の健診等々は、こういった農産物の普及促進委託料とは切り離して議会に提出するというやり方もあるわけですから、そういう方法もとられておらなかったということから、私は今回の吉野市長の専決処分につきましては、専決条項には該当しないということを理由に、反対するものであります。

以上です。

議長(川村家廣)

以上で討論を終結いたします。

これより本案を採決いたします。

なおこの採決は起立により行います。

お諮りいたします。本案は原案のとおり承認することに賛成の方の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(川村家廣)

起立少数であります。

よって本案を承認することは否決されました。

日程第14

議長(川村家廣)

次に日程第14、報第15号を議題といたします。

事務局長に件名を朗読させます。

事務局長(川西敏美)

議第15号 専決処分の報告について(調停)。

議長(川村家廣)

報告を求めます。森本都市整備部長。

〔都市整備部長 森本元三登壇〕

都市整備部長(森本元三)

失礼いたします。

ただいま上程いただきました報第15号 専決処分の報告について(調停)につきまして提案理由の御説明を申し上げます。

このたびの報告は、住宅使用料等の未払いに対する調停申立てを裁判所に起こしたものの結果を、地方自治法180条第2項の規程により御報告させていただくものでございます。

それでは議案書の30ページをお開き願いたいと存じます。

調停申立ての概要につきましては、市営住宅使用料等を長期に滞納した入居者に対し、市職員の再三の訪問等による徴収、指導にも応じず、支払いの意思がないものと認められ、このままでは他の入居者に悪影響を与えることとなり、早期解決を図るため、平成21年10月15日付けで五條簡易裁判所に市営住宅家賃等の滞納に係る民事調停の申立てを行い、民事調停委員立会いのもと、5回にわたり話合いを行った結果、去る3月25日に支払い方法について合意に至ったものでございます。

合意内容につきましては、「平成22年3月から同年5月までの3か月間は、相手方の収入見込みがないため使用料の支払いを一時猶予する。平成22年6月からの毎月分の使用料1万5,200円を、その月の6日に五條市に持参又は送金する。未払使用料につきましては、平成22年6月から同年11月まで毎月6日に金2,000円を五條市に持参又は送金することとし、平成22年12月以降の支払方法につきましては、11月中に再度協議をする。」となっております。

また、「相手方が当月使用料又は、未払使用料の支払いを1回でも怠ったときは、契約解除となり直ちに市営住宅を明け渡す。」というものであります。

なお、調停内容の詳細につきましては、誠に恐縮とは存じますが、議案書の32ページから33ページを後刻御清覧願いたいと存じます。

以上で報第15号 専決処分の報告について(調停)の御説明を終わらせていただきます。

議長(川村家廣)

報告が終わりました。

これより質疑に入ります。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

滞納金額は幾らでしょうか。

議長(川村家廣)

森本都市整備部長。

都市整備部長(森本元三)

藤冨議員さんの御質問にお答えさせてもらいます。

滞納金額は合計130万7千円でございます。

議長(川村家廣)

質疑を終わります。

以上で報第15号の報告を終わります。

日程第15

議長(川村家廣)

次に日程第15、議第35号を議題といたします。

事務局長に件名を朗読させます。

事務局長(川西敏美)

議第35号 五條市新町まちや館条例の制定について。

議長(川村家廣)

提案理由の説明を求めます。樫内教育部長。

〔教育部長 樫内成吉登壇〕

教育部長(樫内成吉)

ただいま上程されました議第35号 五條市新町まちや館条例の制定につきまして提案理由の御説明を申し上げます。

この五條市新町まちや館は、まちなみ伝承館の東130メートルに位置して、戦後吉田内閣において法務大臣を歴任した木村篤太郎が若いころ住んだ母方の生家住宅を五條市が寄附採納を受け、伝統的なまちやづくりに復元修復を行い、平成17年5月から公開しております。

この五條市新町まちや館に来館者への更なるサービスの向上と効率的な運営等を目指して指定管理者制度を導入するため、条例の制定を上程させていただきました。

それではお手元の議案書36ページを御覧願います。

まず第1条及び第2条につきましては、まちや館の設置、名称及び位置を定めております。

第3条から第6条につきましては、指定管理者による管理、指定管理者の指定の申請、指定管理者の指定及び指定管理者が行う業務について、それぞれ定めております。

次に、第7条及び第8条につきましては、開館時間と休館日を定めております。

また第9条につきましては、入館の制限を、第10条につきましては、入館者の遵守事項について定めております。

次に、第11条から第13条につきましては、入館料金の納付、収受、返還について定めております。

また第14条は、損害賠償等について、第15条につきましては、秘密保持義務について定めております。

第16条につきましては、施行規則の委任について定めております。

なお、附則につきましては、第1項で、この条例の施行期日について、第2項では経過措置を、第3項では指定管理者の指定の申請及び指定に関する準備行為について、第4項では現行の五條市新町地区まちなみ伝承施設に関する条例の一部改正について定めております。

また、議案書41ページの別表第8条関係につきましては、五條市新町まちなみ伝承館の使用料を、その下の別表第11条関係につきましては、五條市新町まちや館の入館料金の限度額を定めております。

以上で議35号の提案理由の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。

議長(川村家廣)

提案理由の説明が終わりました。

これより質疑に入ります。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

開館時間ですが、10時から16時までとすると。16時までとした根拠というのは大層ですけれども、夏場になりましたら、16時なんていうのは、まだ大変明るい時間だと思うのですが。16時は大変早いと思います。17時にしなかった理由。

議長(川村家廣)

樫内教育部長。

教育部長(樫内成吉)

藤冨議員の御質問にお答えいたします。

現在まちや館の時間につきまして、10時から16時ということになっておりますので、それを踏襲させていただいたところでございます。

以上で答弁とさせていただきます。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

開館時間についてはよく承知しております。

教育長、これ5時にするというのはいかがでしょうか。

議長(川村家廣)

赤井教育長。

教育長(赤井 猛)

7番藤冨議員の御質問にお答えいたします。

夏場は5時でもまだ明るいということですね。ただ時間的に夏場と冬と区別するというのが、なかなか難しいのではないかなということで、夏場でも4時と、5時に閉館となりますので、その後片付け等が必要だと、このように思いますので、4時になっているわけでございます。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

新町通りを活性化させようと思えば、夏だけとは限らずに、やはりほかのところも5時まで開けておりますので、夏、冬関係なく5時まで開けるように検討していただきたいと思うのですが。

それから、休館日ですが、1週間に月曜と木曜ですか。2回あるということですね。これも、これから新町通りを売っていこうとすれば、たくさんの方が来ていただく中で、週に2回も休むというのは、1週間に1回でいいのではないかと思いますが、教育長、いかがですか。

議長(川村家廣)

赤井教育長。

教育長(赤井 猛)

指定管理者制度ということで、今のところ2日、今現在職員が2日休んでおりますので、同じような形でということだと思います。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

五條市の活性化を図っていく中で、まちや館も新町通りにありますので、夏、冬問わず開館は5時まで、それから休館日は週に1回で私はいいのではないかなと思いますので、一応提案はさせていただきます。

議長(川村家廣)

赤井教育長。

教育長(赤井 猛)

藤冨議員の今の御意見でございますが、これも検討してまいりたいと思います。

議長(川村家廣)

質疑を終わります。

本案は総務文教常任委員会に付託いたします。

日程第16

議長(川村家廣)

次に日程第16、議第36号を議題といたします。

事務局長に件名を朗読させます。

事務局長(川西敏美)

議第36号 職員の育児休業等に関する条例等の一部改正について。

議長(川村家廣)

提案理由の説明を求めます。吉田市長公室長。

〔市長公室長 吉田辰雄登壇〕

市長公室長(吉田辰雄)

失礼いたします。

ただいま上程いただきました議第36号 職員の育児休業等に関する条例等の一部改正につきまして提案理由の御説明を申し上げます。

お手元の議案書42ページを御覧いただきたいと存じます。

本案につきましては、急速な少子化に対応するため、家族の構成する男女が共に家庭生活における責任を担いつつ、仕事と生活の調和を図れる勤務環境を整理するため、育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律及び雇用保険法の一部を改正する法律等が施行されるに伴いまして、第1条におきましては、職員の育児休業等に対する条例についてを、第2条につきましては、職員の勤務時間、休暇等に関する条例について、それぞれ所要の改正を行うものでございます。

今回の一部改正の主な内容につきましては、職員の配偶者が育児休業している場合であっても、育児休業等の請求ができるようにすること、また子の出生の日から一定の期間内に育児休業した職員については、再度育児休業を取得することができるようになったことが主な改正の内容でございます。 また育児と仕事の両立支援策といたしまして、3歳未満の子のある職員が当該子を養育するために請求した場合、公務に支障がある場合を除きまして、時間外勤務をさせてはならないとする規定を設けるものでございます。

それでは改正内容について御説明申し上げます。

まず第1条の職員の育児休業に関する条例の一部改正内容につきましては、第2条関係では職員の配偶者の就業の有無や育児休業の取得の有無等の状況にかかわりなく職員は育児休業をすることができるとしております。

第3条関係につきましては、再度育児休業をすることができる特別の事情について規定しておりまして、夫婦が交互に育児休業をしたかどうかにかかわらず、職員が育児休業等計画書を提出して、最初の育児休業をした後、3月以上経過した場合に再度育児休業を取得することができることとしております。

第5条関係につきましては、育児休業の承認の取消し事由について規定しておりまして、職員以外の子の親が状態としてその子を養育することができることとなった場合でも、育児休業の承認の取消し事由に当たらないとしたことでございます。

第10条関係におきましては、育児短時間勤務をすることができない職員について規定しておりまして、職員の配偶者の就業の有無や育児休業の取得の有無等の状況にかかわりなく、職員は育児短時間勤務をすることができることとしております。

第11条関係につきましては、育児短時間勤務の終了の翌日から起算して1年を経過しない場合に育児短時間勤務をすることができる特別な事情について規定しておりまして、夫婦が交互に育児休業をしたかどうかにかかわらず、職員が育児休業等計画書を提出して最初の育児短時間勤務をした後、3月以上経過した場合に前回の育児短時間勤務の終了から1年以内であっても、育児短時間勤務をすることができることとしております。

第14条関係につきましては、育児短時間勤務の承認の取消し事由について規定しておりまして、職員が育児短時間勤務により子を養育している時間に職員以外の子の親がその子を養育することができることとなった場合でも、育児短時間勤務の取消し事由に当たらないこととしております。

第19条関係につきましては、部分休業をすることができない職員について規定しておりまして、職員の配偶者の就業の有無や育児休業の取得の有無等の状況にかかわりなく、職員は部分休業することができることとしております。

第20条関係では、部分休業の承認について規定しておりまして、第19条の改正に伴う読替え規定の整理でございます。

続きまして、第2条の職員の勤務時間・休暇等に関する条例の改正内容につきましては、第7条の3関係では育児又は介護を行う職員の早出遅出出勤について定めております。

また8条関係では、育児又は介護を行う職員の深夜勤務及び時間外勤務の制限について規定しておりまして、3歳に満たない子のある職員が当該子を養育するために時間外勤務の制限あるいは免除を請求した場合には、特別な場合を除き時間外勤務をさせてはならないこととしたところでございます。

続きまして、附則につきましては、第1項として施行期日を、平成22年6月30日といたしております。

また第2項におきましては、経過措置について規定しております。

以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議をいただき、御議決賜りますようお願い申し上げます。

議長(川村家廣)

提案理由の説明が終わりました。

れより質疑に入ります。──。

質疑を終わります。

お諮りいたします。本案につきましては討論並びに委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

議長(川村家廣)

御異議なしと認めます。よって本案は討論並びに委員会付託を省略することに決しました。

これより本案を採決いたします。

お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに御異議ございませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

議長(川村家廣)

御異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。

日程第17

議長(川村家廣)

次に日程第17、議第37号を議題といたします。

事務局長に件名を朗読させます。

事務局長(川西敏美)

議第37号 職員の退職手当に関する条例等の一部改正について。

議長(川村家廣)

提案理由の説明を求めます。吉田市長公室長。

〔市長公室長 吉田辰雄登壇〕

市長公室長(吉田辰雄)

失礼いたします。

ただいま上程いただきました議第37号 職員の退職手当に関する条例等の一部改正につきまして提案理由の御説明を申し上げます。

雇用保険法等の一部が改正されたことによります所要の条文整理を行うものでございまして、第1条におきましては、退職手当に関する条例について、第2条におきましては、企業職員の給与の種類及び基準に関する条例についてそれぞれ雇用保険法の運用条文を整理する必要が生じましたので、この条例におきまして一括して改正するものでございます。

続きまして、49ページを御覧いただきたいと存じます。

改正条例中第1条でございますが、第10条は失業者の退職手当について規定しておりまして、今回の雇用保険法の改正に伴い、引用条文の整理及び当該法改正に伴う条項ずれの整理を行うものでございます。

続きまして、改正条例中第2条でございますが、第14条におきましては、企業職員の退職手当について規定しておりまして、同じく雇用保険法改正に伴う引用条文についての整理を行ったものでございます。

なお、今回の改正につきまして、これらの引用条文の項ずれ等の整理のみとなっておりまして、市の職員、あるいは企業職員の退職手当に関します基準等、基本的な内容の変更はなく、現行条例のとおりとなっております。

また附則につきましては、施行期日を公布の日から施行することといたしております。

以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。

議長(川村家廣)

提案理由の説明が終わりました。

これより質疑に入ります。──。

質疑を終わります。

お諮りいたします。本案につきましては討論並びに委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

議長(川村家廣)

御異議なしと認めます。よって本案は討論並びに委員会付託を省略することに決しました。

これより本案を採決いたします。

お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに御異議ございませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

議長(川村家廣)

御異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。

日程第18

議長(川村家廣)

次に日程第18、議第38号を議題といたします。

事務局長に件名を朗読させます。

事務局長(川西敏美)

議第38号 五條市税条例の一部改正について。

議長(川村家廣)

提案理由の説明を求めます。下村総務部長。

〔総務部長 下村洋次登壇〕

総務部長(下村洋次)

ただいま上程いただきました議第38号 五條市税条例の一部を改正する条例の提案理由の御説明を申し上げます。

本案は、地方税法等の一部を改正する法律が平成22年3月31日に公布されたことに伴い、本条例の一部を改正しようとするものであります。

主な改正概要の第一点目は、平成22年度税制改正において、「所得控除から手当へ」の考えのもと、子ども手当の創設、高校の無償化と相まって、扶養控除の見直しが行われることになりました。

具体的には、16歳未満の年少扶養親族に係る扶養控除の廃止、16歳以上19歳未満の者に係る特別扶養控除の上乗せ部分を廃止することとしています。

そのため、所得税においては年少扶養親族に関する情報を収集する必要がなくなります。

個人住民税においては、扶養親族の人数によって課税を決定するため、従来から扶養親族の情報については、確定申告書や個人住民税の申告書、給与所得者が給与の支払者を経由して提出する扶養親族等に基づく給与支払報告書により把握を行っておりましたが、個人住民税を課税するためには、引き続き扶養親族の情報が必要となり、把握することができる所要の措置を新たに規定するものであります。

改正の第二点目は、たばこ税の税率引上げに伴う改正であります。

たばこ税については、国民の健康の観点からたばこの消費を抑制するため、将来に向かって税率を上げていく必要があるとされ、平成22年度においては、国・地方合わせて1本当たり3円50銭の税率の引上げが10月1日から実施されます。市税分においては1本当たり1円32銭引き上げられ、1本当たり4円61銭となります。マイルドセブンでは1箱300円が410円となり1箱に占める市税分は92円36銭となります。

また、旧3級品の税率につきましては、市税分1本当たり62銭引上げされ、1本当たり2円19銭となり、しんせい、エコーでは、1箱百80円から240円となり1箱に占める市税分は43円80銭となっております。

改正の第3点目は、少額上場株式等に係る配当所得及び譲渡所得等の非課税措置の創設であります。

金融所得課税の1本化の取組の中で、個人の株式市場への参加を促進する観点から、少額上場株式等に係る配当所得及び譲渡所得等を非課税措置として、非課税口座において監理されている上場株式等について、毎年新規投資額で百万円を上限に10年以内に支払いを受けるべき配当及び譲渡益については、個人住民税を課さないための改正であります。

具体的には平成24年から26年までの各年において設定された非課税口座、1人1年につき1口座、100万円以内について3年間の新規投資に係る配当及び譲渡益が非課税となります。

その他の改正につきましては、地方税法また関連する法令の改正に伴い、条文の整理等を行うものであります。

議案書52ページを御覧ください。

第19条及び第31条関係につきましては、地方税法の法人の市町村民税の申告納付に関する条項の改正に伴い、条文の整理を行うものであります。

第36条の3の2から議案書55ページ上段までは、先ほど改正概要第一点目で説明をさせていただきました、年少扶養控除の扶養親族の把握をするための規定であります。

次の第48条関係は、地方税法の改正に伴い、条項の整理を行うものであります。

議案書55ページの中段は、改正の二点目で説明をさせていただきました、たばこ税の改正に関する事項であります。

第95条は、たばこ税率の改正に伴い、マイルドセブン等のたばこの税率の改正であり、附則第19条の3は、旧3級品のしんせい、わかば、エコー等の税率の改正であります。

第19条の3は、3点目の改正として説明をさせていただきました、非課税口座上場株式等の譲渡に係る市民税の所得計算の特例の規定を追加し、該当する配当及び譲渡益の個人住民税を課さないこととするものであります。

議案書56ページ後段の附則第1条につきましては、施行期日を定めており、たばこ税の改正に伴う事項は、平成22年10月1日、年少扶養控除の廃止に伴い、新たに必要となる扶養親族の把握については、平成23年1月1日としております。

また、非課税口座上場株式等の譲渡に係る市民税の所得計算の特例の規定につきましては平成25年1月1日とし、いずれも改正されました地方税法の施行日に合わせております。

また、附則第2条から第4条までは、本条例を施行するための市民税、固定資産税の経過措置、平成22年10月1日において在庫となるたばこの手持品の課税の取扱等を規定しております。

以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。

議長(川村家廣)

提案理由の説明が終わりました。

これより質疑に入ります。──。

質疑を終わります。

お諮りいたします。本案につきましては討論並びに委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

議長(川村家廣)

御異議なしと認めます。よって本案は討論並びに委員会付託を省略することに決しました。

これより本案を採決いたします。

お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに御異議ございませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

議長(川村家廣)

御異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。

議長(川村家廣)

トイレ休憩のため、17時40分まで休憩いたします。

17時27分休憩に入る

17時40分再開

議長(川村家廣)

休憩前に引き続き会議を再開いたします。

ただいまの出席議員数は定足数に達しておりますので、会議が成立いたします。

日程第19

議長(川村家廣)

日程第19、議第39号を議題といたします。

事務局長に件名を朗読させます。

事務局長(川西敏美)

議第39号 高等学校分校の授業料等に関する条例の一部改正について。

議長(川村家廣)

提案理由の説明を求めます。樫内教育部長。

〔教育部長 樫内成吉登壇〕

教育部長(樫内成吉)

ただいま上程されました議第39号 高等学校分校の授業料等に関する条例の一部改正につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。

この改正につきましては、国の高等学校等無償化の政策により、高等学校等における教育に係る経済的負担の軽減を図り、教育の機会均等寄与することを目的に公立高等学校に係る授業料の不徴収及び高等学校等就学支援金の支給に関する法律が平成22年3月31日に成立し、同年4月1日から施行されたために、本市においては五條市立奈良県立五條高等学校賀名生分校の授業料を平成22年度から徴収しないこととするため、所要の改正を行うものであります。

それではお手元の議案書62ページを御覧願います。

附則第2項の次に授業料無償化について、附則第3項を加えるものでございます。すなわち現行では授業料納付については、生徒1人当たり年額1万8千円、ただし2年生から4年生は年額1万2千円を納付することを規定していますが、国の高等学校等無償化の法律の施行に伴い、授業料を徴収しない旨の改正を行うものであります。

なお、施行につきましては、公布の日からとし、適用につきましては平成22年4月1日からそきゅう適用いたします。

以上で議第39号の提案理由の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。

議長(川村家廣)

提案理由の説明が終わりました。

これより質疑に入ります。──。

質疑を終わります。

お諮りいたします。本案につきましては討論並びに委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

議長(川村家廣)

御異議なしと認めます。よって本案は討論並びに委員会付託を省略することに決しました。

これより本案を採決いたします。

お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに御異議ございませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

議長(川村家廣)

御異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。

日程第20

議長(川村家廣)

次に日程第20、議第40号を議題といたします。

事務局長に件名を朗読させます。

事務局長(川西敏美)

議第40号 市立五條文化博物館条例の全部改正について。

議長(川村家廣)

提案理由の説明を求めます。樫内教育部長。

〔教育部長 樫内成吉登壇〕

教育部長(樫内成吉)

ただいま上程されました議第40号 市立五條文化博物館条例の全部改正について提案理由の御説明を申し上げます。

現在、市立五條文化博物館については、本市の厳しい財政状況を改善するため、平成21年4月よりコストダウンと集客機能を再検討するため2年間の準備期間を設け、一時的に閉館しています。

この市立五條文化博物館に、更なる経費削減等を目指して、指定管理者制度を導入して、新たに魅力ある博物館として開館することを目指し、条例の全部改正を上程させていただきました。

それでは、お手元の議案書64ページを御覧願います。

まず、第1条及び第2条につきましては、博物館の設置、名称及び位置を定めております。

第3条につきましては、博物館が行う事業を定めております。

次に第4条につきましては、館長等の職員について定めております。

また、第5条から第8条につきましては、指定管理者による管理、指定管理者の指定の申請、指定管理者の指定及び指定管理者が行う業務について、それぞれ定めております。

次に、第9条及び第10条につきましては、開館時間と休館日について定めております。

第11条につきましては、入館及び利用許可について定めております。

また、第12条につきましては、入館者及び利用者の遵守事項について定めております。

次に第13条から第15条につきましては、入館者及び利用者の制限並びに取消し等について定めております。

第16条及び第17条につきましては、特別利用の許可等及びその制限について定めております。

次に、第18条及び第19条につきましては、資料の館外貸出し及び資料の一時借用について定めております。また、第20条につきましては、入館料金、特別観覧料金及び利用料金について定めております。

次に、第21条及び第22条につきましては、入館料金等の収受及び返還について定めております。

また、第23条につきましては、損害賠償等について定めております。

次に、第24条につきましては、博物館協議会の組織と任期について定めております。

第25条につきましては、秘密保持義務について定めております。

第26条につきましては、施行規則の委任について定めております。

なお、附則につきましては、第1項で、この条例の施行期日について、第2項では、経過措置を、第3項では、指定管理者の指定の申請及び指定に関する準備行為について定めております。

また、議案書71ページの別表第1及び第2につきましては、入館料金及び利用料金の限度額を定めております。

以上で議第40号の提案理由の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。

議長(川村家廣)

提案理由の説明が終わりました。

これより質疑に入ります。(「7番」の声あり)7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

魅力的な博物館をつくるために、この2年間どのような努力をされてきましたか。

議長(川村家廣)

樫内教育部長。

教育部長(樫内成吉)

7番藤冨議員の御質問にお答えいたします。

博物館休館中に再開に向けての検討といたしまして、まず集客力や活用頻度の向上、あるいは魅力ある博物館に向けての調査、研究そして指定管理者制度を導入することについての是非、また指定管理者を導入した場合、どの程度の業務をしていただくか、また経費がどれくらいの削減になるか、そして博物館のそれぞれの、例えば博物館友の会、あるいは博物館の各団体との意見を今後どうするか等々を考えさせていただいたところであります。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

それでは、今説明いただきました集客力アップ等のいろいろ考えたその結果を教えてください。

議長(川村家廣)

樫内教育部長。

教育部長(樫内成吉)

藤冨議員の再度の質問にお答えいたします。

2年間の検討結果ということでありますけれども、市といたしましては、魅力ある博物館にするためにまず管理部門は指定管理者にしていただこうと、そして民間のノウハウを活用して集客能力をアップさせていただきたいと考えました。

そしてもう一つの業務部門につきましては、条例の方にうたってありますけれども、市の学芸員を置いて、今まで収集等をしていただいた文化的なものを引き継いで維持していきたい、そのように考えさせていただいたところであります。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

その具体的な中身を教えてください。

議長(川村家廣)

樫内教育部長。

教育部長(樫内成吉)

まず経費の件でございますけれども、維持経費等でございますけれども、過去2年間、18年度、19年度、20年度の人件費を含めた3年間の平均が7,192万でありました。

今度指定管理者を行うということにおきましては、指定管理者の上限が3,230万を予定しておるところでございます。それも人件費を含めてということでございますので、約2,662万、約63パーセントの経費で運営できるのではないかということであります。

あと学芸部門の業務というのが、条例にもうたわせてもらってありますけれども、市の職員であります学芸員が責任を持ってその学芸部門をさせていただくと、そして施設の管理につきましては、指定管理者の力を発揮していただくということで、約2,662万の経費節減ということで、具体的にさせていただいたところであります。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

結局集客力をアップさせるために出された結果というのは、指定管理者制度を導入するということですか。

議長(川村家廣)

樫内教育部長。

教育部長(樫内成吉)

藤冨議員の御質問にお答えいたします。

基本的にこの条例を出させていただいたというところで、集客力は基本的には民間の力に頼りたい。ただし、現在ある文化財的なものは本来の登録博物館としての任務を果たしていきたい、このように考えておるところであります。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

ということは、この2年間休館をされて教育委員会が考えてこられたことは、指定管理者制度にすると。民間の力を借りると。そういうことを2年間かけて考えてきたと、そういうことですか。

議長(川村家廣)

樫内教育部長。

教育部長(樫内成吉)

藤冨議員の御質問にお答えいたします。

経費の削減というものがまず第一ということであります。文化財的なものは五條市がちゃんと責任を持っていくというところで、先ほどから説明させていただいたとおりでございますけれども、まず2年間の閉館という一時的なものでございますけれども、開館をまず目標に、文化財課、教育委員会としてはまずそこに重点を置かせていただいたと。そしてまず開館をさせていただいて、あるいはほかの文化財関係の施設とともに集客力アップできたらと思っております。

以上でございます。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

ですからその具体的な集客力をアップするための方法、博物館の皆さんで考えられましたか。

議長(川村家廣)

樫内教育部長。

教育部長(樫内成吉)

御質問にお答えいたします。

私の説明が大変不足しているかと思いますけれども、基本的には集客力アップの一つの方法として、この条例を出させていただいたとおり、指定管理者制度を導入させていただきたいという結論に達したということでございます。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

それは理解しています。

ですから、2年間かかって、集客力をアップさせるために、教育委員会が考えたのは指定管理者制度を導入する、そのことだけですかと、質問させていただいているのですが。はい、それは結構です。

それから、博物館審議会、協議会、この指定管理者制度にすることについて、皆さんの御意見はいかがですか。

議長(川村家廣)

樫内教育部長。

教育部長(樫内成吉)

博物館協議会、15名以内の団体でございますけれども、各委員さんにはいろいろ指定管理者がいいのか、あるいは市直営がいいのか、いろいろ意見がございました。

こちらといたしましては、まず開館をさせていただきたいという旨を御理解いただきまして、指定管理者制度というところを導入させていただくということで博物館協議会の方は御理解いただいたところでございます。

以上、答弁とさせていただきます。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

では最後に、博物館協議会の中で指定管理者制度を導入することについていろんな意見が出たと思いますが、そのいろいろな意見はどんな意見が出たか、お聞かせください。

議長(川村家廣)

樫内教育部長。

教育部長(樫内成吉)

7番藤冨議員の御質問にお答えいたします。

いろいろな意見でございますけれども、まず大きな意見といたしましては、五條市立ということでありますので、五條に何らかのかかわりのある、あるいは五條をよく理解していただいている団体等に是非指定管理者になっていただきたいというところでありました。それでこちらといたしましては、今後その募集等につきましては、五條市又本市と関係のあります橋本市、そして河内長野市というところに事務所があるところを考えさせていただいておるところでございます。

以上であります。(「15番」の声あり)

議長(川村家廣)

15番田原清孝議員。

15番(田原清孝)

経費削減といいますけれどもね、前のときには発掘調査までやっておるから経費が7,000万も7,600万もかかってくる、実質には私は3,000万そこそこだろうと思うのですよ。

そして博物館ということになりましたら、五條の一番大きな財産でございますから、これを指定管理者にするのじゃなしに、このやり方をしっかりと考えて、そしてやっぱり市直営でやるべきだろうと、ただそこに行かれる方の能力も問われると思うのです。ですから、そういうものを十分考えて、そして市でやっても一般の方に正社員じゃなしにパートなり歴史のよくわかる方、いろいろおられますから、それを指定管理者に任せきりじゃなしに、市でそういう方を募集してやりましたら、こんなんおそらく3,000万もかからんとできると思いますよ。

そして、やり方によっては、黒字にはなりませんけれども、今までみたいな5,000万も6,000万も赤字というそれは、これも全然ないし、そしてまたあの計算そのものは実態の計算ではなしに、やめるがための計算という形で、ああいう大きな発掘調査までする、教育委員会で持たないかん分を博物館に持って行って、博物館の経費にするということやからあれだけの大きな経費がかかったことですからね。ですから、これはもっと教育委員会でそれこそよく調査して、指定管理者にするということだけはないように。あそこに行く方は、正職員、大きな給料をとる方が行くから、そして人数もパートなんか混ぜて6人も7人も置くから赤字になるわけで、そうじゃなしに、もっと計画を練っていただいて、これはやはり市でやっていただいて、そしてその活性化に向けては、このやり方でできます。

私らもあれを造るときには、いろいろと研究をしまして、そしてあそこにああいうものを造ろうということになったわけですけれども、造ってからも、やっぱり五條にあるいろんな個人が持っておられる宝物をお借りして、これが市でするとするならばいいけれども、指定管理者になりましたら、その人にもよりますけれども、なかなか貸しにくいだろうと。そしてあそこに2月に1回くらいの展示を開催しながら、こんなんできますよ。やろうと思ったら。それを今まではしなかったということだけでね。それで親方日の丸で来たからそういうことになったのですからね。やっぱり人材をよく見て、そして一般の方も含めてやっていただいたら、指定管理者にするのじゃなしに市で管理ができていくだろうと思うので、私は答弁は要りませんけれども、私の意見としてはそういう意見でございますので。

議長(川村家廣)

質疑を終わります。

本案は総務文教常任委員会に付託いたします。

日程第21

議長(川村家廣)

次に日程第21、議第41号を議題といたします。

事務局長に件名を朗読させます。

事務局長(川西敏美)

議第41号 五條市立民俗資料館設置条例の全部改正について。

議長(川村家廣)

提案理由の説明を求めます。樫内教育部長。

〔教育部長 樫内成吉登壇〕

教育部長(樫内成吉)

ただいま上程されました議第41号 五條市立民俗資料館設置条例の全部改正について提案理由の御説明を申し上げます。

この五條市立民俗資料館は、新町史跡公園内にあり、江戸末期に五條代官所の長屋門だった建物で、明治維新の先駆けとなった天誅組に関する資料や写真、改修前の長屋門に使用されていたかわらや金具などが展示されております。

この五條市立民俗資料館に、来館者への更なるサービスの向上と効率的な運営等を目指して指定管理者制度を導入するため、条例の全部改正を上程させていただきました。

それでは、お手元の議案書73ページを御覧願います。

まず、第1条及び第2条につきましては、五條市立民俗資料館の設置、名称及び位置を定めております。

第3条から第6条につきましては、指定管理者による管理、指定管理者の指定の申請、指定管理者の指定及び指定管理者が行う業務について、それぞれ定めております。

次に、第7条及び第8条につきましては、開館時間と休館日に関する事項について定めております。

第9条から第11条までにつきましては、施設の利用許可、利用許可の制限、また、利用許可の取消し等について定めております。

第12条につきましては、入館及び利用の制限について定めております。

次に第13条につきましては、入館者の遵守事項について定めております。

また、第14条から第16条につきましては、入館料金及び利用料金の納付について、また利用料金等の収受、及び利用料金等の返還について、それぞれ定めております。

次に、第17条につきましては、損害賠償等について定めております。

また、第18条につきましては、秘密保持義務について、第19条につきましては、施行規則の委任について定めております。

なお、附則につきましては、第1項で、この条例の施行期日について、第2項では、指定管理者の指定の申請及び指定に関する準備行為について定めております。

また、議案書77ページの別表第1及び78ページの別表第2につきましては、入館料金及び利用料金の限度額を定めております。

以上で議第41号の提案理由の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。

議長(川村家廣)

提案理由の説明が終わりました。

これより質疑に入ります。(「9番」の声あり)9番益田吉博議員。

9番(益田吉博)

今教育部長から説明ございましたけれども、私、直感としてこれまで指定管理に出すんかよと、今思っております。

行革でやってくれているのだと思いますけれども、教育部長は認識してくれているのかどうかわかりませんけれども、あの長屋門は平成15年度に屋根から木が生えとったと、かわらを突き抜けて木が生えておったわけです。その中には五條市内の方々から寄附というか、集めた民俗的なもの、古いものがあそこに置いてあったわけなんです。そのまま閉めて何年か経っておったということで、何とかせないかんということで、天誅組の役員さん、保存会の皆さんが街なみ環境整備の中に入れていただいて、平成16年度に完成したということでございます。

その平成15年度には10月から3月まででございますので、1,629人、そして平成16年度は2,215人、平成17年度は2,500人ですか、そして平成18年度は2,262人、そして平成19年度は3,280人、平成20年度は3,264人、昨年平成21年度は4,536人ということで、平成16年度と昨年21年度と比べますと、ほぼ2倍強の方が来られております。

これは天誅組の関係者の皆さんがいろいろ努力されて、来ていただくようにしていただいているわけですけれども、行革といいましても、もうここの施設は行革する余地がないんです。これは部長もよく知ってくれていると思います。アルバイトの女性の方が1人、600何ぼの最低賃金で来ていただいております。週4日間。そして土曜、日曜はシルバー人材センターからこれも来ていただいております。別段市の職員が1人張り付いているわけでも何でもないわけなんです。1人張り付いているのだったら、それはアルバイトに替えたら給料安くなるやないかっていうところもありますけれども、給料面も最低になっていると思います。

そして前の史跡公園に関しましても、シルバーさんにお願いして、9月のシルバーの奉仕の日に、あそこの清掃も行ってもらっております。もちろん新町の方もまた天誅組の役員さんも、60人、70人という方の奉仕をお願いして、きれいにもしておるわけなんです。

あそこの電気代とかなんとかというのは、そんなんもう倹約がしようがないと思いますし、そしてまた私も役員をしておりますけれども、別段教育委員会に何か買ってよとか、私は言うていったことはないと思います。事実、ファックスにしてもインターネットにしても、コピー機にしても、みんなそれぞれが用意してきて使っております。別段市からリース代も払ってもらっていないと思います。

そして、ボランティアガイドの皆さんも、いろいろ最初お願いして、あそこに来られた方、団体で来られる方の日はお願いして五條市内を案内してもらっているわけでございます。

行革の本部長は市長がされているのでっか、副市長でっか。認識していただいておるのか。こんなん絞るだけ絞っているわけなんですわ。あそこの施設は。五條の施設の中で私は行革の見本やと思いますで、あそこは。どないもこないもそんなんこれ以上どないしますの。最低賃金で来ていただいているんですよ。そして皆ボランティアで行っているんでっせ。そしてあそこを維持して、これだけ今私が言うた数字でお客さんが来ていただくように努力して当初より今倍の方々が来ていただいている。それを今更なんでそんなもの何でもかんでも行革で指定管理やというて、あそこの年間の経費なんかしれていますやろ。と僕は思うのです。

ほんで何でもかんでも指定管理に出したらいいわっていうもんやないと思いますけれども、総務文教常任委員会に付託されると思いますけれども、私は総務文教委員と違いますので、私の意見だけは言うておきたいと思います。何でもかんでも指定管理に出したらいいというもの違う。もっと中身を精査していただいて。絞ったかってもう何も出ませんで、あそこは。それでまだ絞って指定管理に出すというのだったら、誰も受けてくれる人おらないと思います、私。天誅組の役員さんが来とるさかい皆が奉仕精神でやってくれているのですよ。民間の方が来たら、何ぼか金もうけようと思う人やったらできることない。そんなことをわかってこれを出されているのですか。何でもかんでも市長が行革や、やれやれ、全部指定管理者に出せというから、ただ出しているだけかえ、これ。ちょっとおかしいと思うわ。何でもかんでも指定管理に出したらいいと思って。絞ったかって絞りようないんやで、この施設は。違いますか。答弁してください。

議長(川村家廣)

吉野市長。

市長(吉野晴夫)

行政改革という中で、いろいろやっとんです。先ほどの博物館にしましても、いろいろできてしまったらしゃあない、あれも25億かけてやったやつですので、それもどないどと。挙句の果てレストランするというたら、これもする人おれへんだり、いろいろとやった。この間言うたようにアンコールワットもこれもあかんだ。いろんな形の中で民間にということになってきたんですけれどもね、これも成功するかどうかわからん。しかしいろいろそれでやってみらなしゃないということで、やっているので、一つ一つ精査しておるのかと言うたら、一応担当者がやっているのですけれどもね。受ける方がいなかったそれはしゃないですけれども、最初からあれやこれや言い出したらそれもしゃないのでね。

益田議員の意見はよくわかりました。しかし私の言いたいのは、し尿処理場かってなんで民間にせえへんのやと、3,700万くらいもうかるやないかと、(議場に声あり)いやいや私は全体の話をしているのですよ。本部長やから。その中でそれもやっているということでございますので。

以上でございます。(「9番」の声あり)

議長(川村家廣)

9番益田吉博議員。

9番(益田吉博)

ほかの話を聞いておりますので、今は長屋門の話をしているわけで。

長屋門の状況がこうやということだけ本部長始め教育委員会ももちろん教育長も十分御理解していただきたいということで、私は私の意見を申し上げただけでございます。

終わります。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

ここ3年間の経費を教えていただけますか。

議長(川村家廣)

樫内教育部長。

教育部長(樫内成吉)

7番藤冨議員の御質問にお答えいたします。

平成20年度が人件費等を入れまして154万7千円、平成19年度138万7千円、平成18年度123万9千円、平成21年度191万7千円。

以上でございます。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

この21年度少し増えているように思いますが、この原因は何でしょうか。

議長(川村家廣)

樫内教育部長。

教育部長(樫内成吉)

藤冨議員の御質問にお答えいたします。

人件費といいますか、シルバー人材センターに対する委託料でございます。

以上でございます。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

20年度と21年度を比べましたら、約40万ほどですが、それが全額そうですか。

議長(川村家廣)

樫内教育部長。

教育部長(樫内成吉)

20年度と21年度の違いが、シルバー人材センターも入れまして、賃金ベースで約22万のアップとなっております。

それと手数料が約4万のアップとなっておるところです。くみ取り手数料等です。(「9番」の声あり)

議長(川村家廣)

9番益田吉博議員。

9番(益田吉博)

一つ聞くのを忘れたので、都市整備部長に聞きますけれども、今長屋門本体は教育委員会関係で指定管理者に出すというお話ですけれども、あそこの前の史跡公園、先ほど私が言うたように、シルバーさん来てもらったり、役員らで掃除したりして、松の木だけプロでなければというて、公園の方でお願いしていると思いますけれども、それもお金がないと言うて、2年に1回くらいになっているのと違うのかと思うのですけれども、そしたら建物だけを指定管理に出して、前の公園どないしますの。別々にしまんの。建物だけ指定管理に出して、前の公園は公園で都市整備部の方できれいにちゃんと文句のないようにしてくれますの。ちょっとそれを聞かせてください。

議長(川村家廣)

森本都市整備部長。

都市整備部長(森本元三)

9番益田議員の御質問にお答えいたします。

史跡公園、長屋門の前の公園なんですけれども、今現在の管理方法をちょっとお話させていただきます。

今ほとんど益田議員さんの方からお話が出たのですけれども、高木等につきましたら、プロの方とかいろんな技術の持った方にお世話になりまして、そしてまた消毒等になりますと、史跡公園の高木、役所の前の高木、伝承館等の高木というものは役所の方から消毒させていただいております。

あと普段の清掃、草引き等につきましては、天誅組の保存会の方々の100パーセントボランティアという形で長屋門の美観を保つがための清掃もしていただいております。

そして、指定管理という方向なんですけれども、その部分について今現在それを指定管理の方向は考えておりません。周辺の児童公園と同じように、指定管理に出さずに役所の方でできる限りの管理をしようと考えております。(「9番」の声あり)

議長(川村家廣)

9番益田吉博議員。

9番(益田吉博)

役所で管理してくれるわけですな。

そしたら裏の法務局との間に中庭というたらいいのか、裏に庭をこしらえてあるんやけど、あれは建物に引っ付いているわけですか。あの木も毎年かわらにかぶさってきたら屋根が悪くなるし、去年も私も上に登って切ったんやけれども、とゆがじきに詰まるしね。去年は掃除するときに、柴田リースさんで、あの上がるやつただで借りてきて、ずっと皆掃除したりね、とゆを。木を切ったりもしていますんやけど。とゆがじきに詰まるので。だからそういうことも皆ボランティアでやっとるわけですやん、現実は。前の方が都市計画の方で維持してくれるのだったら全部していただいたらそれは結構ですんやで。それは。(議場に声あり)市長に任せといたらって、うそ言われたらあかんさかいにね。それをちゃんとしてくれるんやったらそれでよろしいんやで。(議場に声あり)そんなことで、よろしくお願いいたします。(「7番」の声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

うちの夫も月に1度くらい長屋門に以前はボランティアでしたか、1年か2年前から最低賃金を頂いて、長屋門の方に行っていますが、長屋門に行っているときに、益田議員、そこに行っている人が前の掃除も、草引きとか、いろいろしていますけれども。(議場に声あり)いや、草引きとか、いろいろしていると私は承知しています。それから言うていけば、全く長屋門と前の公園を別々に管理する、別の人にやってもらうということになれば、大変高くつくんじゃないかなと、私も思いますので、これは指定管理者にしない方が、私もいいと思いますので、意見を申し上げておきます。(議場に声あり)(「5番」の声あり)

議長(川村家廣)

5番太田好紀議員。

5番(太田好紀)

部長、お願いします。これは総務文教に付託されますので、その辺の資料、わからないので。藤冨議員からの経費のところとか、その辺も踏まえて、これだけ議論するということは、相当精査せなあかんと思います。その辺の資料、ある限り出していただけたら有り難いと思います。その辺の資料要求だけお願いしておきます。

議長(川村家廣)

質疑を終わります。

本案は総務文教常任委員会に付託いたします。

日程第22

議長(川村家廣)

次に日程第22、議第42号を議題といたします。

事務局長に件名を朗読させます。

事務局長(川西敏美)

議第42号 五條市心身障害者医療費助成条例の一部改正について。

議長(川村家廣)

提案理由の説明を求めます。森本健康福祉部長。

〔健康福祉部長 森本敏弘登壇〕

健康福祉部長(森本敏弘)

ただいま上程をいただきました議第42号 五條市心身障害者医療費助成条例の一部改正の議定につきまして提案理由の御説明を申し上げます。

議案書の79ページを御覧いただきたいと存じます。

今回の条例改正の理由につきましては、奈良県療育手帳制度実施要綱の一部改正に伴い、療育手帳の障害程度区分が変更されたことにより、改正するものであります。

障害程度区分の変更につきましては、療育手帳において、障害の程度の記載が「A」から「A1もしくはA2」に区分して表示されることになりました。

なお、この区分表示により、従来からの心身障害者医療費の助成内容に変更が生じるものではありません。

それでは、改正条例案について御説明を申し上げます。

議案書の80ページを御覧いただきたいと存じます。

五條市心身障害者医療費助成条例の一部改正につきましては、第2条第1項第2号中の「A」を「A1もしくはA2」に改めることを規定したものであります。

附則第1項につきましては、施行期日を規定したものであります。

附則第2項につきましては、改正前の条例に規定する対象者であることを示す証明書について経過措置を定めたものであります。

以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願いを申し上げます。

議長(川村家廣)

提案理由の説明が終わりました。

これより質疑に入ります。──。

質疑を終わります。

お諮りいたします。本案につきましては討論並びに委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

議長(川村家廣)

御異議なしと認めます。よって本案は討論並びに委員会付託を省略することに決しました。

これより本案を採決いたします。

お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに御異議ございませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

議長(川村家廣)

御異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。

日程第23

議長(川村家廣)

次に日程第23、議第43号を議題といたします。

事務局長に件名を朗読させます。

事務局長(川西敏美)

議第43号 五條市応急診療所条例及び五條市立大塔診療所条例の一部改正について。

議長(川村家廣)

提案理由の説明を求めます。森本健康福祉部長。

〔健康福祉部長 森本敏弘登壇〕

健康福祉部長(森本敏弘)

ただいま上程いただきました議第43号 五條市応急診療所条例及び五條市立大塔診療所条例の一部改正につきまして提案理由の説明を申し上げます。

今回の改正につきましては、診療報酬の算定方法の改定により五條市応急診療所条例及び五條市立大塔診療所条例の一部を改正するためのものであります。議案書の82ページを御覧ください。

改正内容につきましては、五條市応急診療所条例(平成7年6月五條市条例第11号)の第5条第1号の診療料「診療報酬の算定方法(平成20年厚生労働省告示第59号)により算定した額」を「厚生労働大臣が定める診療報酬の算定方法により算定した額」に改めるものと、五條市立大塔診療所条例(平成17年6月五條市条例第61号)の別表診療料の項中「診療報酬の算定方法(平成20年厚生労働省告示第59号)により算定した額」を「厚生労働大臣が定める診療報酬の算定方法により算定した額」に改めるものでございます。

施行につきましては、公布の日から施行し、平成22年4月1日から適用いたします。

以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議の上、御決議賜りますようお願い申し上げます。

議長(川村家廣)

提案理由の説明が終わりました。

これより質疑に入ります。(「5番」声あり)5番太田好紀議員。

5番(太田好紀)

部長、ちょっとお尋ねするのですけれども、この診療報酬の算定方法が変わることによってどのくらい今と変わってくるのか、簡単に一つの例があれば教えていただきたいと思います。

議長(川村家廣)

森本健康福祉部長。

健康福祉部長(森本敏弘)

太田議員の質問にお答えします。

基本的には大きく変わりません。ただ今まで2年に一度の見直しがあったということを聞いております。それを今回は厚生労働大臣が定めるという形に変えましたので、2年以降におきまして、変更があった場合でも、この条例改正は必要ないというようなことで、こういう形で今回変えさせていただきました。

以上でございます。

議長(川村家廣)

質疑を終わります。

お諮りいたします。本案につきましては討論並びに委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

議長(川村家廣)

御異議なしと認めます。よって本案は討論並びに委員会付託を省略することに決しました。

これより本案を採決いたします。

お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに御異議ございませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

議長(川村家廣)

御異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。

日程第24

議長(川村家廣)

次に日程第24、議第44号を議題といたします。

事務局長に件名を朗読させます。

事務局長(川西敏美)

議第44号 五條市衛生センター条例の全部改正について。

議長(川村家廣)

提案理由の説明を求めます。櫻井生活産業部長。

〔生活産業部長 櫻井敬三登壇〕

生活産業部長(櫻井敬三)

ただいま上程いただきました議第44号 五條市衛生センター条例の全部改正につきまして提案理由の説明を申し上げます。

議案書の83ページを御覧いただきたいと存じます。

この条例の全部改正の理由につきましては、指定管理者制度を導入することを目的として改正するものであります。

それでは、五條市衛生センター条例の説明を申し上げます。

議案書の84ページを御覧いただきたいと存じます。

まず、第1条及び第2条につきましては、施設の設置と名称及び位置について定めております。

次に、第3条から第6条につきましては、指定管理者による管理、指定管理者の指定の申請、指定管理者の指定、指定管理者が行う業務について定めております。

次に、第7条及び第8条につきましては、受入時間と休業日について定めております。

次に、第9条及び第10条につきましては、利用許可と利用の制限等について定めております。

次に、第11条及び第12条につきましては、利用料金と利用料金の収受について定めております。

次に、第13条及び第14条につきましては、秘密保持義務と委任について定めております。

附則第1項につきましては、施行期日を規定したものであります。

附則第2項につきましては、準備行為を規定したものであります。

以上で提案理由の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。

議長(川村家廣)

提案理由の説明が終わりました。

これより質疑に入ります。(「14番」声あり)14番大谷龍雄議員。

14番(大谷龍雄)

一般質問の答弁の中で、約3,400万円の削減効果と言っていましたので、時間が遅くなっていますけれども、平成20年度決算、21年度はまだ出ていませんね。20年度決算に基づいて総経費幾らか、そのうちの人件費は幾らになるのか、人件費の職員の人数、それから許可のもとに頑張ってくれている業者の皆さん方が払う使用料は幾らか、五條と吉野町に分けて言ってくれますか。

それから今回の指定にしようと思っていますけれども、指定管理料、これを明らかにしてくれますか。

議長(川村家廣)

櫻井生活産業部長。

生活産業部長(櫻井敬三)

大谷議員さんの質問にお答えさせていただきます。

まず、経費削減については、3,700万と申し上げております。

そして、21年度は1億5,580万8千円でございます。

そして人員につきましては、6名でございます。

それと使用料についてでございます。使用料につきましては、五條市の分で、21年度で880万8千円でございます。

吉野町は吉野町として、21年度ですと3,050台入って、1台1万7,100円をいただいております。

以上でございます。(「14番」声あり)

議長(川村家廣)

14番大谷龍雄議員。

14番(大谷龍雄)

もう一遍言いますよ。しっかり聞いておいてくださいや。

21年度決算で総経費は幾らですか。そのうち人件費は幾らで、人件費以外は幾らですか。分けるんですよ、総経費の中でも、二つに。で、使用料は五條の分で880万と言うたけれども、吉野町は合計で幾らになりますの。1台当たり何ぼとか、そんなん聞いとるのと違いますんや。合計聞いてまんのや、合計。指定管理料なんぼ予定していますか。

議長(川村家廣)

櫻井生活産業部長。

生活産業部長(櫻井敬三)

14番大谷議員さんの質問にお答えいたします。

指定管理料は7,400万を予定しております。

そして吉野町でございますが、5,215万5千円でございます。

以上でございます。(「総経費」の声あり)

21年度で、先ほど申しましたように、人件費を含めまして1億5,580万8千円でございます。(「人件費」の声あり)人件費につきましては、21年度で4,596万7千円でございます。(「14番」声あり)

議長(川村家廣)

14番大谷龍雄議員。

14番(大谷龍雄)

大体総経費1億5,580万円から人件費4,500万円引いたら、あとの残りの経費は1億1千万くらいになりますね。ここで1億1千万、そして使用料はこの条例で言うたら指定管理者に渡すとなっていますけれども、五條の分880万円と、吉野町の5,200百万、全部渡しますのか、それとも五條の分だけ渡しますのか。それをちょっと答えてください。

議長(川村家廣)

櫻井生活産業部長。

生活産業部長(櫻井敬三)

14番大谷議員の再質問にお答えさせていただきます。

五條の収集の分を指定管理者の使用料として納めるということにしています。(「14番」声あり)

議長(川村家廣)

大谷龍雄議員。

14番(大谷龍雄)

そしたらね、先ほど指定管理料7,400万と言いましたやろ、これに五條の使用料880万足したら幾らでんのや。8,280万でっか。指定管理料7,400万プラス880万になりますんや、指定管理者に渡すのは。

そしたら、この人件費4,500万は指定管理者にいくのと違いますからね、残ってもらってどっかの職場で働いてもらうわけですから、こんなん削減したということにはなれしませんのや。4,500万は。だから1億5,580万から4,500万引いたら約1億1千万ですわ、経費。1億1千万から先ほどの指定管理料7,400万と五條の分880万足したら8,280万、1億1千万から8,280万引いたら3,700万の削減効果になりまっか。どうですか。

1億1千万から8,280万指定業者に渡す総経費、費用を引いたら、3,700万になりますか。答弁してください。

議長(川村家廣)

櫻井生活産業部長。

生活産業部長(櫻井敬三)

大谷議員の質問にお答えさせていただきます。

例えば修理費についても50万以下は指定管理者ですが、50万以上は市が実施しますので、先ほど申しました数字をそのまま引いても3,700万とは出ないと思います。そこら市で、また直接委託にしてもすべて指定管理者じゃなしに市でする部分、そこらの分がございます。そういうことで、少しややこしいことを言うて申しわけないのですが、積算上の中で最終、指定管理者に渡す経費としては8,280万5千円、それに市内の業者の収入858万2千円、それを差し引きまして7,400万の指定管理料をお支払いするということにしております。

以上でございます。(「14番」声あり)

議長(川村家廣)

14番大谷龍雄議員。

14番(大谷龍雄)

総経費の中で大きな修理やらそういうところは指定管理者にしてもらわないで五條市で持つというのだったら、それだったら余計削減効果3,700万になれしません。単純計算したかって3,700万になれしませんのやで。そんな大きな改修やら修理代のことは五條でこれから負担していくのやったら、なおさらそんなもん五條市の負担が増えるわけですからね。大体の計算で言いましたけれども、今聞かせてもらって、そろばんなしに頭で計算したかって3,700万になれしませんねん。人件費そのものは指定管理者の皆さんに雇ってもらうん違いますやろ、6名分。市で持たなあきませんのや。こういうことですわ。(「15番」の声あり)

議長(川村家廣)

15番田原清孝議員。

15番(田原清孝)

これは前にも出てきて、これは指定管理者にするのはちょっと時期尚早やと、やっぱりちゃんと直して建て替えてから、渡すというのやったらわかりますけれども、今この話を聞いておりましても、50万以上のものは市でするという、これ大体3千万から1年間で修理費がかかっているということですからね、そやからこれを全部市でしていくということになってきたら、そこへまた指定管理者に渡しといて、そして誰かがずっとついておらんことにはね、いつ故障するかわからない、そしてその故障が50万以上になるかならないかわからないという、こういうややこしいことをね、まだまだするべきではない。やっぱり今できるだけ早い機会にそれこそ2次処理にするのか、3次処理にするのかしりませんけれども、早いことできて、そしてちゃんとできたものを指定管理料を渡すのなら話はわかりますけれども、そしたらもっともっとはっきりとした、これだけの効果が出るということですけれども、今でしたら、大谷議員さんが言われるように、こんなん実質の計算のしようがない指定管理者に渡していくということになったら、それこそまたかえって高くつくと。そしてなぜそういうことを急ぐんでと。そうしなきゃいけないという、こんなもの今からまだまだ、去年よりも今年の方が機械は古くなっていきますんやで。そして、それをちゃんと建て替えて、そして指定管理者にせんことには、こんなんなんぼ今からの修理代がかかるかわからんで。こういうような形のものを指定管理者にするということは、これはただこんなことしておったら、市役所まで指定管理者にせんなんのと違うのかいなと、何でもかんでもやっていくというのは、やっぱり物によっては先ほどの博物館とか長屋門とかそしてこういうもんとか、水道とかというものは、指定管理者に出すものではない。もっともっと精査していかないといけないし、これは総務文教常任委員会でまた論議をやっていただくのですけれども、私は……(「建設」の声あり)そうですか、また建設でさせていただきます。(「5番」の声あり)

議長(川村家廣)5番太田好紀議員。

5番(太田好紀)今大谷議員や田原議員から説明ありましたけれども、修理ということになれば、指定管理者制度にすれば、専門的な知識がいると思うのですよ。そやからやみ雲に指定管理者制度にできないと私は思うのですけれどもね、そこらも踏まえて相当精査していかなあきませんので、先ほど大谷議員から言われたように、数字的な、私は厚生建設常任委員ではありませんけれども、傍聴には行きますので、その辺の資料、すべての。そして今大谷さんが言ったそういう人件費から修理を踏まえての、3,700万いろいろ言うていましたけれども、その辺のすべての資料、全部数字を表にして提出していただきたいと思います。よろしくお願いします。

議長(川村家廣)

質疑を終わります。

本案は厚生建設常任委員会に付託いたします。

日程第25

議長(川村家廣)

次に日程第25、議第45号を議題といたします。

事務局長に件名を朗読させます。

事務局長(川西敏美)

議第45号 五條市立中央公民館に係る指定管理者の指定について。

議長(川村家廣)

 提案理由の説明を求めます。樫内教育部長。

〔教育部長 樫内成吉登壇〕

教育部長(樫内成吉)

ただいま上程されました議第45号 五條市立中央公民館に係る指定管理者の指定につきまして提案理由の御説明を申し上げます。

お手元の議案書88ページを御覧願います。

本議案につきましては、五條市立央公民館に指定管理者制度を導入するため、平成21年12月定例議会におきまして、五條市立央公民館条例の制定について御議決を賜りました。

その後、指定管理者募集要項の配布、募集団体からの質問の受付や現地説明会等を開催し、本年3月19日に申請の受付を締め切りました。

なお、最終の申請者の受付数は、1団体でありました。

その後、申請団体からの申請書類の審査やヒアリングを実施し、去る4月20日開催の第11回五條市指定管理者選定委員会において、募集要項の選定審査基準により委員の皆様に採点を行っていただきました。その採点結果を踏まえながら、指定管理者候補者として適正かどうかを総合的に判断し、選定いただきました候補者を、指定管理者として指定したいので、地方自治法の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。

まず、第一の管理を行わせる公の施設の名称は、「五條市立中央公民館」。

位置は、「五條市本町3丁目1番13号」でございます。

次に二の指定管理者となる団体の名称は、「アスカ美装株式会社」。

代表者は、「代表取締役 森脇信之氏」。

住所は、「奈良県橿原市醍醐町296の1」でございます。

次に指定の期間は、平成22年10月1日から平成25年3月31日までであります。

以上で、議第45号の提案理由の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。

議長(川村家廣)

提案理由の説明が終わりました。

これより質疑に入ります。(「7番」声あり)7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

指定管理者選定委員会の選定委員の方は何名でどなたですか。

議長(川村家廣)

樫内教育部長。

教育部長(樫内成吉)

7番藤冨議員の御質問にお答えいたします。

選定委員は5名でございます。委員長が榮林副市長、委員には総務部長、それから中小企業診断士、学識経験者として税理士の方1名、社会教育委員あるいは公民館運営審議会議長であります学識経験者1名の5名であります。(「7番」声あり)

議長(川村家廣)

7番藤冨美恵子議員。

7番(藤冨美恵子)

選定委員さんの名前。

議長(川村家廣)

樫内教育部長。

教育部長(樫内成吉)

失礼しました。

学識経験者といたしまして、米田昌弘氏、税理士さんの方です。北山茂文氏、社会教育委員及び公民館運営審議会議長でございます。中小企業診断士として奥村博志氏でございます。

議長(川村家廣)

質疑を終わります。

本案は総務文教常任委員会に付託いたします。

日程第26

議長(川村家廣)

次に日程第26、議第46号を議題といたします。

事務局長に件名を朗読させます。

事務局長(川西敏美)

議第46号 五條市立図書館に係る指定管理者の指定について。

議長(川村家廣)

提案理由の説明を求めます。樫内教育部長。

〔教育部長 樫内成吉登壇〕

教育部長(樫内成吉)

ただいま上程されました議第46号 五條市立図書館に係る指定管理者の指定につきまして提案理由の御説明を申し上げます。

お手元の議案書89ページを御覧願います。

本議案につきましては、五條市立図書館に指定管理者制度を導入するため、平成21年12月定例議会におきまして、五條市立図書館条例の改正について御議決を賜りました。その後、指定管理者募集要項の配布、募集団体からの質問の受付や現地説明会等を開催し、本年3月19日に申請の受付を締め切りました。

なお、最終の申請者の受付数は3団体でありました。その後、申請団体からの申請書類の審査、ヒアリングを実施し、去る5月7日開催の第12回五條市指定管理者選定委員会におきまして募集要項の選定審査基準により委員の皆さんに採点を行っていただき、その採点結果を踏まえながら指定管理者候補者として適正かどうかを総合的に判断し、選定いただきました候補者を指定管理者として指定したいので、地方自治法の規定に基づき議会の議決を求めるものであります。

まず、第1の管理を行わせる公の施設の名称は、「五條市立図書館」。

位置は、「五條市本町1丁目1番5号」。

次に、2の指定管理者となる団体の名称は「大新東ヒューマンサービス株式会社」。

代表者は「代表取締役 玉山雅之氏」。

住所は、「東京都調布市調布ヶ丘3丁目6番地3」であります。

次に3の指定の期間は、平成22年10月1日から平成25年3月31日までであります。

以上で、議第46号の提案理由の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。

議長(川村家廣)

提案理由の説明が終わりました。

これより質疑に入ります。──。

質疑を終わります。

本案は総務文教常任委員会に付託いたします。

日程第27

議長(川村家廣)

次に日程第27、議第47号を議題といたします。

事務局長に件名を朗読させます。

事務局長(川西敏美)

議第47号 五條市立老人憩の家に係る指定管理者指定について。

議長(川村家廣)

提案理由の説明を求めます。森本健康福祉部長。

〔健康福祉部長 森本敏弘登壇〕

健康福祉部長(森本敏弘)

ただいま上程いただきました議第47号 五條市立老人憩の家に係る指定管理者の指定について提案理由の御説明を申し上げます。

恐れ入りますが、お手元の議案書90ページを御覧いただきたいと存じます。

本議案につきましては、去る4月15日に開催されました市の指定管理者選定委員会において選定されました五條市老人憩の家の指定管理者の候補者を、地方自治法の規定に従いまして、指定管理者として指定するに当たり、議会の議決を求めるものであります

まず、1の管理を行わせる公の施設の名称及び位置につきましては、名称は「五條市立老人憩の家」でございます。

位置は、「五條市霊安寺町2205番地」でございます。

次に、2の指定管理者となる団体の名称、代表者及び住所につきましては、名称は「特定非営利活動法人大和社中」でございます。

代表者は、「山本陽一氏」でございます。

住所は、「奈良県五條市新町1丁目6番2号」でございます。

次に、3の指定の期間につきましては、平成22年10月1日から平成25年3月31日までの2年6か月でございます。

以上で、提案理由の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。

議長(川村家廣)

提案理由の説明が終わりました。

これより質疑に入ります。──。

質疑を終わります。

本案は厚生建設常任委員会に付託いたします。

日程第28

議長(川村家廣)

次に日程第28、議第48号を議題といたします。

事務局長に件名を朗読させます。

事務局長(川西敏美)

議第48号 奈良県住宅新築資金等貸付金回収管理組合を組織する市町村の数の減少及び奈良県住宅新築資金等貸付金回収管理組合規約の変更について。

議長(川村家廣)

提案理由の説明を求めます。櫻井生活産業部長。

〔生活産業部長 櫻井敬三登壇〕

生活産業部長(櫻井敬三)

ただいま上程いただきました議第48号 奈良県住宅新築資金等貸付金回収管理組合を組織する市町村の数の減少及び奈良県住宅新築資金等貸付金回収管理組合規約の変更について提案理由の説明を申し上げます。

議案書の91ページを御覧いただきたいと存じます。

奈良県住宅新築資金等貸付金回収管理組合から生駒市を脱退させることにするため、地方自治法第286条第1項の規定に基づき、協議を求められた同組合を組織する市町村の数の減少及び組合規約変更について、同法第290条の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。

それでは、奈良県住宅新築資金等貸付金回収管理組合規約の一部を変更する規定について説明を申し上げます。

議案書の92ページを御覧いただきたいと存じます。

奈良県住宅新築資金等貸付金回収管理組合規約の一部を変更する規定につきましては、生駒市から移管を受けた債権が今年3月で、すべての貸付金の返還が終了いたしましたので、それに伴う奈良県住宅新築資金等貸付金回収管理組合から生駒市を脱退させることとするため、別表第1及び別表第2市の項中、生駒市を削る変更であります。

附則第1項につきましては、施行期日を規定したものであります。

附則第2項及び第3項につきましては、回収管理組合市町村特別会計(生駒市)に対する経過措置を定めたものであります。

以上で提案理由の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。

議長(川村家廣)

提案理由の説明が終わりました。

これより質疑に入ります。──。

質疑を終わります。

お諮りいたします。本案につきましては討論並びに委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

議長(川村家廣)

御異議なしと認めます。よって本案は討論並びに委員会付託を省略することに決しました。

これより本案を採決いたします。

お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに御異議ございませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

議長(川村家廣)

御異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。

日程第29

議長(川村家廣)

次に日程第29、議第49号を議題といたします。

事務局長に件名を朗読させます。

事務局長(川西敏美)

議第49号 市道路線の認定について。

議長(川村家廣)

提案理由の説明を求めます。森本都市整備部長。

〔都市整備部長 森本元三登壇〕

都市整備部長(森本元三)

ただいま上程いただきました議第49号 市道路線の認定につきまして提案理由の御説明を申し上げます。

恐れ入りますが、議案書の93ページ及び次の94ページの地図を御覧願いたいと存じます。

今回認定をお願いいたしますのは、「市道今井44号線」でございます。

概要といたしましては、「今井3丁目533の5番地先から今井3丁目533の10番地先までの延長37メートル。幅員4.0メートル」の道路で地図中央の赤い線で示している区間でございます。

この道路は、有事の場合の避難所又は、防災備蓄倉庫として指定されております宇智公民館への避難路の整備として、地元自治連合会及び土地所有者からの要望に基づき周辺道路の状況を確認し検討した結果、当該避難所周辺の道路は一部狭あい箇所や車両では回り道となるなど災害発生時には敏速な避難が困難であり、本要望箇所を整備することが望ましいと判断し、今後改良を行う必要があるために、道路法第8条第2項の規定により市道の認定をお願いするものでございます。

なお、改良として必要な用地につきましては、地権者から無償譲渡の承諾をいただいております。

以上で、議第49号 市道路線の認定につきまして提案理由の御説明を終わらせていただきます。よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。

議長(川村家廣)

提案理由の説明が終わりました。

これより質疑に入ります。──。

質疑を終わります。

本案は厚生建設常任委員会に付託いたします。

日程第30

議長(川村家廣)

次に日程第30、議第50号を議題といたします。

事務局長に件名を朗読させます。

事務局長(川西敏美)

議第50号 平成22年度五條市一般会計補正予算(第2号)議定について。

議長(川村家廣)

提案理由の説明を求めます。下村総務部長。

〔総務部長 下村洋次登壇〕

総務部長(下村洋次)

ただいま上程いただきました議第50号 平成22年度五條市一般会計補正予算(第2号)議定につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。

別冊の平成22年度五條市一般会計補正予算(第2号)を御覧いただきたいと存じます。

1ページをお開きください。

今回の補正は、歳入歳出それぞれ1億2,317万4千円の追加でございまして、予算の総額は、歳入歳出それぞれ152億4,456万6千円となります。

それでは、まず歳出について主なものについて説明させていただきますので、御了承賜りたいと存じます。

9ページをお開き願います。

2款総務費、1項総務管理費、6目財産管理費、17節公有財産購入費2,300万円につきましては、市の庁舎として使用するための旧統計事務所土地及び家屋の購入費でございます。

7目企画費、13節委託料308万円は、空き家再生等推進事業であります旧前防邸離改修工事の監理業務及び設計監理プロデュース業務の委託料でございます。

15節工事請負費2,950万円は、離改修工事費でございます。

18節備品購入費230万円は、滞在体験型施設として必要な備品の購入費でございます。

10ページに移りまして、3款民生費、1項社会福祉費、8目老人福祉費、19節負担金補助及び交付金1,291万1千円は、消防法施行令改正により義務付けられましたスプリンクラー等の整備に対し、市内のグループホームへ整備補助金を交付するものでございます。

次に、4款衛生費、2項清掃費、5目塵芥処理施設建設事業費、13節委託料684万8千円は、新塵芥処理施設建設に向けての地形測量業務委託料及び基本構想策定業務委託料でございます。

6目し尿処理施設建設事業費、13節委託料766万円は、し尿処理施設建設のための測量業務委託料及び地質調査業務委託料でございます。

11ページに移りまして、5款農林業費、1項農業費、3目農業振興費、19節負担金補助及び交付金242万円は、西吉野北部選果場の施設改修事業補助金及び西吉野花木センターの冷蔵機器設備設置事業補助金でございます。

次に、6款商工費、1項商工費、6目セミナーハウス費につきましては、セミナーハウスきすみ館の7月以降の9か月分の運営に係る経費1,476万3千円を計上させていただきました。

12ページに移りまして、7款土木費、4項都市計画費、2目都市公園管理費につきましては、上野公園指定管理者への委託を予定しておりました市民プールの運営管理について、直営で行う必要が生じたため、その経費を計上したもので、11節需用費120円は、水道料金等光熱水費の追加でございます。13節委託料78万1千円は、計上しております市民プール運営管理業務等委託料の合計額から、上野公園指定管理委託料のうち更正減となる690万円を差し引いた金額でございます。

8款消防費、1項消防費、3目消防施設費、13節委託料九百万円は、新消防庁舎建設候補地の測量業務委託料400万円と寄贈を受ける高規格救急車の車両ぎ装改修委託料500万円でございます。18節備品購入費660万円は、高規格救急車に装備する高度救急救命用資機材の購入費でございます。

次に歳入について御説明申し上げます。

5ページに戻っていただきまして、歳入歳出補正予算事項別明細書の総括の歳入を御覧ください。

12款分担金及び負担金で234万4千円、13款使用料及び手数料で1,136万2千円、14款国庫支出金で2,674万6千円、15款県支出金で1,729万9千円、18款繰越金で8万円、19款諸収入で164万3千円、20款市債で6,370万円を追加いたしまして、歳入歳出の均衡を図った次第でございます。

以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。

議長(川村家廣)

提案理由の説明が終わりました。

これより質疑に入ります。──。

質疑を終わります。

本案は総務文教常任委員会に付託いたします。

日程第31

議長(川村家廣)

次に日程第31、議第51号を議題といたします。

事務局長に件名を朗読させます。

事務局長(川西敏美)

議第51号 平成22年度五條市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)議定について。

議長(川村家廣)

提案理由の説明を求めます。森本健康福祉部長。

〔健康福祉部長 森本敏弘登壇〕

健康福祉部長(森本敏弘)

ただいま上程いただきました議第51号 平成22年度五條市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)の議定につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。

別冊の平成22年度五條市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を御覧いただきたいと存じます。

今回の補正は、倒産・解雇等で離職した方に対する国民健康保険税を軽減する措置が、本年4月1日から施行されたことに伴いまして、保険税の電算システムを改造するため委託料を追加するものでございます。

軽減措置の対象者となる方は、非自発的失業者であり、ハローワークにおいて、雇用保険受給資格者証の交付を受け、その離職理由欄が解雇、雇い止めなどの方に限定されております。

該当者は前年の給与所得を100分の30とみなして、国民健康保険税が軽減されることになります。

それでは、補正予算書の1ページについて、御説明を申し上げます。

今回の補正額は、歳入歳出それぞれ210万円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額をそれぞれ42億9,710万円とするものであります。

それでは、歳出につきまして御説明を申し上げます。

4ページの下の表を御覧いただきたいと存じます。

1款総務費、2項徴税費、1目賦課徴収費、13節委託料210万円につきましては、国民健康保険税の軽減措置制度の施行に伴いまして、電算システム改造委託料を追加するものであります。

次に 、歳入につきまして御説明を申し上げます。

同ページ、4ページの上の表を御覧いただきたいと存じます。

歳入につきましては、繰越金を210万円追加いたしまして、歳入歳出の均衡を図ったものでございます。

以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願いを申し上げます。

議長(川村家廣)

提案理由の説明が終わりました。

これより質疑に入ります。──。

質疑を終わります。

本案は厚生建設常任委員会に付託いたします。

日程第32

議長(川村家廣)

次に日程第32、発議第5号を議題といたします。

事務局長に朗読させます。

事務局長(川西敏美)

発議第5号 監査及び結果報告を求める決議。

標記のことについて、別紙のとおり提出するので決議を求める。

平成22年6月14日提出

提出者 五條市議会 議会運営委員会委員長 峯林 宏政

議長(川村家廣)

提案の趣旨説明を求めます。峯林宏政委員長。

〔議会運営委員長 峯林宏政登壇〕

議会運営委員長(峯林宏政)

議長から発言の許可をいただきましたので、発議第5号 監査及び結果報告を求める決議について案を朗読して提案の趣旨説明とさせていただきます。

監査及び結果報告を求める決議(案)

一般廃棄物処理業の許可基準と許可業者に関する事項及びにしよしの荘跡地に民間業者を公募した経緯と五條市社会福祉協議会西吉野支所との整合性に関する事項について、地方自治法第98条第2項の規定により監査を求め、その結果について報告を請求することを決議する。

平成22年6月14日

五條市議会

議員各位には本件に対し、どうか御賛同くださいますようお願い申し上げまして、提案の趣旨説明とさせていただきます。

議長(川村家廣)

提案の趣旨説明が終わりました。

これより質疑に入ります。──。

質疑を終わります。

お諮りいたします。本件につきましては討論並びに委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

議長(川村家廣)

御異議なしと認めます。よって本件は討論並びに委員会付託を省略することに決しました。

これより本件を採決いたします。

なおこの採決は起立により行います。

お諮りいたします。本件は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(川村家廣)

起立多数であります。

よって本件は原案のとおり可決されました。

議長(川村家廣)

以上で、本日の日程は全部終了いたしました。

明日15日から20日まで休会とし、次回、21日10時に再開して、議案審議を行います。

本日は、これをもって散会いたします。

19時16分散会

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更新日:2019年01月07日