平成19年第1回(7月)臨時会会議録(第1号)
議事日程(第1号)
平成19年7月2日 10時開議
- 第1 会議録署名議員の指名
- 第2 会期決定の件
- 第3 市長の提出議案の説明
- 第4 同第4号 五條市副市長の選任について
- 第5 同第5号 五條市教育委員会委員の任命について
- 第6 同第6号 五條市教育委員会委員の任命について
本日の会議に付した事件
議事日程のとおり
出席議員(21名)
- 1番 西本 幸洋
- 2番 太田 好紀
- 3番 川村 家廣
- 4番 藤冨 美恵子
- 5番 池上 輝雄
- 6番 益田 吉博
- 7番 山田 由比己
- 8番 山田 澄雄
- 9番 峯林 宏政
- 10番 西尾 彦和
- 11番 北山 和生
- 12番 山本 久和
- 13番 花谷 昭典
- 14番 佐久間 正己
- 15番 寺本 保英
- 16番 樫塚 凱一
- 17番 黄木 英夫
- 18番 土井 康嗣
- 19番 榮林 末次
- 20番 大谷 龍雄
- 21番 田原 清孝
欠席議員
なし
説明のための出席者
- 市長 吉野 晴夫
- 教育長職務代行者 橋本 重夫
- 市長公室長 岡本 和人
- 総務部長 上山 保見
- 都市整備部長 榮林 勝美
- 生活産業部長 林 正信
- 健康福祉部長 清水 勝
- 西吉野支所長 森本 康元
- 大塔支所長 竹本 重博
- 会計管理者 堤 好文
- 水道局長 阪ノ上 武則
- 財政課長 堂阪 賢治
- 秘書課長 田中 衛
- 庶務課長 大垣 賢治
- 企画調整課長 山下 正次
事務局職員出席者
- 事務局長 長田 雅光
- 事務局次長 乾 旬
- 事務局主任 西峯 久美
- 事務局主任 笹谷 豊
- 速記者 柳ヶ瀬 五美
10時25分開会
議長(寺本保英)
ただいまから、平成19年第1回臨時会を開会いたします。
本日、平成19年第1回臨時会が招集されましたところ、議員各位には何かと御多用のところ御参集を賜り、厚く御礼を申し上げます。
どうか御精励をいただきますとともに、円滑なる議会運営に格段の御協力をお願い申し上げまして、開会のごあいさつといたします。
議長(寺本保英)
この際、申し上げます。
会議記録並びに広報五條に掲載のため、会議の日程中、事務局に写真撮影をさせますので、御了承願います。
初めに、7月1日付けで職員の人事異動がありましたので、この際、課長級以上の職員について岡本市長公室長から御紹介をしていただきます。岡本市長公室長。
市長公室長(岡本和人)
おはようございます。
それでは、自席から失礼させていただきます。
7月1日付けで発令いたしました人事異動の御報告をさせていただきます。
なお、前職は省略させていただきます。
まず、次長級から、都市整備部次長都市計画課長事務取扱に上田卓司を、消防署長消防本部総務課長事務取扱に窪 佳秀を。
引き続きまして、課長級を、監理課長に辻本衡司を、下水道課長に中村和男を、市街地整備室長に小松昭文を、保険課長に平井五郎を、花咲寮長に桝竹勝也を、監査委員事務局長に柿本光博を、出納室長に川西敏美をそれぞれ異動並びに昇格をさせました。
議員各位におかれましては、今後ともよろしく御指導ごべんたつを賜りますようお願い申し上げまして、御報告を終わらせていただきます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
議長(寺本保英)
ただいまの出席議員数は定足数に達しておりますので、会議が成立いたします。
市長から議会招集のごあいさつがあります。吉野市長。
〔市長 吉野晴夫登壇〕
市長(吉野晴夫)
平成19年第1回臨時会の開会に当たりまして、一言ごあいさつ申し上げます。
本日は、臨時会を招集いたしましたところ、議員各位には公私御多用のところ御出席を賜り、厚くお礼申し上げます。
平素は、市政の発展と市民生活の向上に精力的に御活躍をいただいておりますことに、心より感謝申し上げます。
さて、本来の市政運営の姿である健全な市政を取り戻し、新しい五條市をつくるためには、まず財政危機を乗り越え、再建していかなくてはなりません。
知恵と創意工夫を発揮し、市民が一致団結できる基盤をつくることが大切であります。
そのためにも、子や孫が「喜びあふれるまち・誇りのもてるまち」の創造に向け、議員各位と私ども行政が市政運営の両輪として前進することが必要不可欠であります。
今回の臨時会におきましては、副市長、教育委員の人事案件を提出させていただいておりますが、慎重審議を賜りますようよろしくお願い申し上げ、平素のお礼と開会のごあいさつに代える次第であります。
議長(寺本保英)
ただいまから、本日の会議を開きます。
本日の日程につきましては、お手元に配付済みのとおりであります。
配付漏れはございませんか。──。
これより日程に入ります。
日程第1
議長(寺本保英)
日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は会議規則第81条の規定により、議長から指名いたします。
- 2番 太田 好紀 議員
- 3番 川村 家廣 議員
- 4番 藤冨 美恵子 議員
以上3名の方にお願いします。
日程第2
議長(寺本保英)
次に日程第2、会期決定の件を議題といたします。
お諮りいたします。本臨時会の会期につきましては、去る6月27日開催の議会運営委員会におきまして御協議を賜りました結果、先に御通知申し上げましたとおり、本日1日間といたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
議長(寺本保英)
御異議なしと認めます。よって会期は、本日1日間と決しました。
なお、会議予定につきましては、各位に御通知申し上げましたとおりであります。
日程第3
議長(寺本保英)
次に日程第3、市長の提出議案の説明を求めます。吉野市長。
〔市長 吉野晴夫登壇〕
市長(吉野晴夫)
議案説明をさせていただきます。
本臨時会に提案しております各議案につきまして、御説明申し上げます。
同第4号 五條市副市長の選任につきましては、小藪良彦副市長が本年5月31日をもって退職したため、その後任につき同意を求める次第であります。
次に、同第5号 五條市教育委員会委員の任命につきましては、教育委員のうち、御勢久右衛門委員が死去されましたため、その後任の同意を求める次第であります。
次に、同第6号 五條市教育委員会委員の任命につきましては、教育委員のうち、田村幸子委員が本年5月31日をもって辞職したため、その後任につき同意を求める次第であります。
以上が、このたび提出いたしました諸議案の概要でありますが、議員各位におかれましては、慎重審議の上、何とぞ、御承認賜りますようお願い申し上げます。
日程第4
議長(寺本保英)
市長の提出議案の説明が終わりました。
次に日程第4、同第4号を議題といたします。
事務局長に件名を朗読させます。
事務局長(長田雅光)
同第4号 五條市副市長の選任について。
議長(寺本保英)
提案理由の説明を求めます。吉野市長。
〔市長 吉野晴夫登壇〕
市長(吉野晴夫)
同第4号 五條市副市長の選任についての提案理由の説明をさせていただきます。
ただいま上程いただきました同第4号 五條市副市長の選任についての提案理由の御説明を申し上げます。
御承知のとおり、小藪良彦副市長が平成19年5月31日をもって退職したことに伴い後任の副市長を選任するに当たり、同意を求めるものであります。
その後任として、榮林勝美氏をお願いしようとするものであります。
同氏は、昭和41年4月に五條市に奉職し、以来41年余りの間、都市計画課長、商工観光課長、都市整備部次長、都市整備部長を歴任し、五條市の重要な施策の推進に積極的に取り組み、五條市発展に貢献されてきました。
また、行政のいろんな分野においても精通し、人望のある方であります。
現在の五條市の副市長として最適であり、市の発展及び健全な財政の運営のため全力で活躍していただけることと確信するものであります。
議員各位におかれましては御理解いただき、御賛同を賜りますようお願いを申し上げ、提案理由の説明を終わらせていただきます。
議長(寺本保英)
提案理由の説明が終わりました。
これより質疑に入ります。(「16番」の声あり)16番樫塚凱一議員。
16番(樫塚凱一)
今回の選任に当たりまして、吉野市長に一言、二言説明を願いたいと思います。
今回の新聞、テレビによります市長疑惑は、深刻な問題であります。吉野市長は疑惑発覚当日に記者会見をして一方的報道、事実無根だとして全面否定したが、具体的な根拠のない反論であり、説明責任を全く果たしていないと思います。ただ、行政の停滞は許されないものでありますが、それ以上、深刻な問題であります。それにもかかわりませず、今日は人事案件を先行されたのはなぜか。
それから、副市長の選任について、市長は初登庁のときにも記者会見で、経営者感覚、また、いろいろ民間活力を入れて、五條市は夕張のようになったらいかんので建て直すということを話されております。にもかかわりませず、先ほど、41年のベテランの公務員を、選任同意を求めるのはなぜか。
この2点について説明を求めたいと思います。
議長(寺本保英)
吉野市長。
市長(吉野晴夫)
樫塚議員の質問に答えさせていただきます。
まず、新聞報道の件でございますが、この前、私、申しましたように、あの記事については一切取材は受けておりません。全く、載ったとおりのことは私は関与していないということでございますし、その後、いろいろ同じ新聞の記載の内容も変わってきました。そしてまた、テレビの方もいろいろと報道をなさっております。新聞と意味合いの違う発言も、同暴力団元幹部という方の発言としております。
私が申しましたように、そういうことも含めて司法の場ではっきりさせていきたいということでございますので、そのときは、私ははっきりとさせていただきたいと思っております。
それから、副市長、職員からということでございます。当然、いろんなところから、いろんな情報は、知っている方に副市長になってもらわなければなりませんが、我が職員にも立派な方がおられますし、また、職員の頑張りにもなるんじゃないかなと、我々も頑張ったら副市長になれるんだというようなことも励みの一つかなと思っております。過去には、確か、磯橋さんまた仲田さんといわれた方もおられました。しかし、そういうときには、大きなプロジェクトとかそういう関係があるときにはそういう方も必要だと思いますが、今、我がまちで一番大事なことは、24号の立ち退きも含めた地域の活性化も含めた中で、一番、副市長としての必要な方、そして、それに卓越した職員におられたということですので、推挙とさせていただきました。
以上です。(「16番」の声あり)
議長(寺本保英)
16番樫塚凱一議員。
16番(樫塚凱一)
記者会見でも述べられておりましたように、もっと、疑惑は具体的に、訴訟するとか告訴するとかおっしゃっておりますが、まだされていない。いつごろされるのかということですね。私の聞きたいのは、その大事な疑惑を置いといて、そういう問題を解決しなくして、人事案件をなぜ急ぐのかということを尋ねたわけでございます。
それから、市長はかねがね民間活力、民間経営のあれでと言っておきながら、なぜ、今回、職員の、それもベテランの部長級を選んだかということでございます。答えになっておったような、なっておらなかったような返事でございましたですけれども。
まず、その疑惑問題について、いつごろ、具体的に、もっと反論するのかしないのか。訴訟をするとか言いながら、いっこもされていない。市民の間では、疑惑を生むばかりでございます。これからますます新聞報道もされると思います。そういうことでは困る。だから、その点、もう一度答えていただきたいと思います。
議長(寺本保英)
吉野市長。
市長(吉野晴夫)
今、おっしゃるとおり、そういうことも大事でございますが、議会も大事でございますし、そして、この前おっしゃったように、土井議員の話を中心とすれば、元暴力団の話と食い違ってくる場合がございます。また、暴力団の最近の報道を信じれば、土井議員の言われた方が、内容がまた若干違ってくる。非常にこれ、難しいですけれども、私はやはりいろんな証拠のもとにきちっとさせていただきたいと思っております。
そして、どちらにしてもですね、土井議員の発言の、また、接触の内容は、今のところ元暴力団幹部の情報が大切な情報源になっておるんじゃないかなと、そのように私は思っております。
そして、それは先ほど申しましたように、司法の場ではっきりとするということでございますので、弁護士さんとも相談もしております。そういうような訴状の内容とか、これからも検討していかなければなりませんので、私といたしましたらそれは進めております。それよりも、今日提案させていただいたことが市民生活に大変必要なことじゃないかなと思いまして、臨時議会をお願いしたと。そして、民間活力も大切でございますが、職員の中にもそれに勝るとも劣らない方がおられたということで、その人を、副市長になって頑張っていただきたい。再度、職員の鏡となっていただける、また頑張ったらそういう、副市長にも、おれもなれるんだというようなことも踏まえてお願いをしたわけでございます。(「16番」の声あり)
議長(寺本保英)
16番樫塚凱一議員。
16番(樫塚凱一)
私から言えば、きべんにすぎないと思います。ただね、そういう、もし、多分そういうことがなかったと私も信じておるんですが、もし、疑惑がほんまもんだったら、そういう市長に選任された、我々も同意したとすれば、我々も責任があるわけでございまして、その点は、もし、その疑惑は黒いということではないと信じて、今日は同意される方はされると思いますが、この点、もっと慎重にやってほしかったなあと思います。
それから、民間活力、民間企業の手腕を生かして五條市を活性化を図るんだ、そしてまた、夕張みたいになったらあかんのだということで、市長はどこに行っても言われておったと思うのです。先ほどの答弁は、職員も頑張れば副市長になれるんだ、これは励ましかどうか分かりませんけれど、市長の、本当に職員から選んだ意味というのは私には伝わっておりません。
私の質問は3回ですのでこれで終わりますが、その点、慎重にいろいろ考えていただいて、市長の具体的な疑惑解明に努力してほしいと思います。
議長(寺本保英)
質疑を終わります。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、土井康嗣議員の発言を許します。18番土井康嗣議員。
〔18番 土井康嗣登壇〕
18番(土井康嗣)
議長から発言の許可をいただきましたので、ただいま提案されております問題に関して私の考え方を申し上げたいと思います。
私が、去る4日の一般質問で、ダイオキシン問題を現職の市長を引きずり降ろすための道具として用いたのであれば不謹慎極まりないことだという内容の質問をいたしましたが、その後に、新聞やテレビ等で吉野市長が元暴力団幹部を通じて榎前市長の辞職を強要したとされる問題等々報じられておりますが、私たち議員はその真相を解明しなければならないと、明後日、4日に議会運営委員会を開いてどのような方法で進めるべきか、例えば、議運で対応するのがいいのか、特別委員会を設置することがいいのか、また、大変大きな問題ですから、6人や7人の委員会よりも全員協議会がいいのか等々協議をする予定でありますが、その真相解明の調査も進めないで、辞職強要疑惑を受けたままの吉野市長が提案されたこの案件につきましては賛成することはできません。
行政の停滞は許されないものでありますが、それ以上に今回の疑惑は深刻なものでありまして、重ねてこの案件については賛成できないことを申し上げておきたいと思います。
それから、もう1点、吉野市長は、今回、副市長や教育委員を選ぶ際に、県議会議員の選挙戦の結果は飯田候補の大敗だから、大敗した飯田候補の運動をしておった人物を選ぶわけにはいかない。選んだ場合は市民を裏切ることになるといった考え方で選考されたそうですが、大敗したとはいえ9千人以上の方々から支持を得られております。この9千人以上の方々の気持ちを無視するのか、踏みにじるのか、奈良県下一番端っこの、人口わずか3万8千に満たない小さなまち五條市の有権者9千人以上もの方々の気持ちを踏みにじるような考え方を基本に選考された今回の人事案件は、賛成することはできません。
以上、二つの理由から、今回の臨時同意案件につきましては、3件とも賛成することはできないということを強く申し上げておきたいと思います。
議長(寺本保英)
以上で討論を終結いたします。
お諮りいたします。本案につきましては委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
議長(寺本保英)
御異議なしと認めます。よって本案は、委員会付託を省略することに決しました。
これより本案を起立により採決いたします。(「20番」、「12番」、「17番」の声あり)20番大谷龍雄議員。
20番(大谷龍雄)
ただいま吉野市長から提出されております人事案件につきましては、私は退席をいたしまして、採決に当たりましては棄権をさせていただきたいと思います。
その理由を申し上げます。
先ほどの議員さんの理由とも重なりますけれども、五條市の政治行政は片時もストップできないのは、すべての皆さん方が御理解されているところであります。しかし、6月8日の土井質問並びに6月18日から毎日ほど報道されました奈良県の地方新聞の記事によりますと、五條市長選挙に関して吉野晴夫氏は疑惑があったという内容が明らかになっております。
疑惑の内容の主なものを申し上げますと、前市長が昨年入院しました9月ごろ、この時期に元暴力団幹部Tからの呼び掛けで市内の喫茶店で話をして、元暴力団幹部Tが、また市長選挙にいく気があるのかということを吉野晴夫氏に問うたところ、1期でもいいから市長になりたいというふうに返事をしているという報道であります。
その次は、前市長が再び体調を壊して入院した今年の1月ごろ、今度は吉野晴夫氏から、元暴力団Tに話があると呼び掛けて、市長を辞めさせてくれというふうに市内の喫茶店で依頼したと。その依頼の内容は、必要ならば2千万円は準備すると、それでも辞めなければダイオキシン問題を市民に知らせて市民パワーで詰めていくというふうに、吉野晴夫氏が言ったということが、報道の中での主な疑惑であります。まだまだありますよ。しかし、吉野現市長は、この間のマスコミのインタビューとか議会運営委員会での質問には全面否定をしていますね。しかし、この間の土井質問、新聞各社の報道内容、テレビ報道等々を見ておりますと、かなりの根拠を示した報道になっておりまして、真実性が大変高いと私は判断しております。だから、私の解釈では、この疑惑に対して吉野市長が全面否定されても、私はこの疑惑はなくなっていないというふうに判断いたしております。したがいまして、疑惑の残った吉野市長から出された人事案件につきましては、賛成はできません。しかし、同時に、出されております御本人につきましては、反対しなければならない理由もつかんでおりませんので、反対もできません。したがいまして、初めに申し上げましたように、退席して、採決については棄権をさせていただきたいと思います。
今日の新聞を見ておりますと、教育長職務代行の橋本部長が青少年補導委員を委嘱されております。このように、やはり、教育委員会でも代行を決め、急ぐことは対処されております。副市長がおらなくても、最高責任者の吉野市長がおるわけですから、頑張れば職務を前進させていけるということもあるわけですから、この人事案件も大事ですけれども、我々の責任から考えるならば、今、先ほどから申し上げました理由によりまして、賛成できません。したがいまして、退席して採決には棄権をさせていただきたいと思いますので、議長におきましては、取り計らいをよろしくお願いしたいと思います。
以上です。(「12番」の声あり)
議長(寺本保英)
12番山本久和議員。
12番(山本久和)
先ほどから、各議員さんがるる述べられてございますが、今日の臨時議会を開催するに当たりまして、議会運営委員会におきまして、各会派の賛同のもとに行われていることは十分承知しておりますが、6月4日の土井議員の一般質問、それから、6月18日から今日までの新聞報道またテレビの放映等におきまして、吉野市長への疑惑は今まさにピークに達しておるのではなかろうかなと思います。
五條市民また市職員に対しまして、この疑惑を払拭することが、今、吉野市長に一番求められている案件ではなかろうかなと、こういうふうに私は思うわけでございます。ですから、今回提出されております同意案件につきましては、退席させていただきます。
なお、先ほども大谷議員の方からお話がございましたが、今日ここに名前が出ております人物につきましては、何ら反対をするという意味合いではなくて、今回の吉野市長への疑惑、この一点につきまして、払拭を、いち早くしていただきたい、この思いでございます。
以上でございます。(「17番」の声あり)
議長(寺本保英)
17番黄木英夫議員。
17番(黄木英夫)
今、いろいろな考えで退席というようなことも、一つの方法かも分からないけれどもね。やっぱりこれは、この議会において、賛成、反対はきちっとすべきであると思っております。今日10時開会と言ったのに大変時間が遅れました。これは、やはり市長、招集になったときは必ず時間に間に合うようにここへ入るのが議員の務めでもあるし、そのことを、今後こんなことがないように、市民の笑いものにならないようにしていただきたいと、こう思うわけでございます。確かに、この疑惑というものはね、市長、市長の、今、弁護士と相談しておるとおっしゃられましたけれども、これは清廉潔白という、政治家にしてみますと、何かそういうことをされた次の日にでも名誉きそんくらいで訴えなければだめですよ、名誉きそんで。国会議員なんか、もう、すぐ次の朝にはそういうことをやっておりますからね。いつまでも延ばしておくということは、現在のようにだらだらした議会になるから、是非これ、先ほど誰かがおっしゃいましたように、いつ法的措置を取るのかはっきりしないと、これはいつまでたっても前に進まないと思いますね。ですから、それを早くやること。名誉きそんで訴えなさいよ、あんた自信があるんやったらね。出されたものはとことんこれ、提案されたものは賛成、反対をしていただく市長の権限があるわけですから、退席というような生半可なことをしないで、いやならいや、賛成なら賛成という、はっきりした態度を示した方がいいと私は思っております。
以上です。(議場に声あり)
議長(寺本保英)
お諮りいたします。本案は原案のとおり同意することに、賛成の方の起立を求めます。
〔起立多数〕
議長(寺本保英)
起立多数であります。
よって本案は、原案のとおり同意されました。
議長(寺本保英)
この際、ただいま副市長に選任同意されました榮林都市整備部長からごあいさつを受けることにいたします。榮林都市整備部長。
〔都市整備部長 榮林勝美登壇〕
都市整備部長(榮林勝美)
ただいま紹介にあずかりました榮林勝美でございます。
このたび格別の御高配によりまして同意を賜り、誠にありがとうございます。
もとより浅学非才のものでございます。微力を傾けまして重責を果たしたいと決意しておりますので、御指導ごべんたつを賜りますようお願い申し上げます。(拍手)
日程第5
議長(寺本保英)
次に日程第5、同第5号を議題といたします。
事務局長に件名を朗読させます。
事務局長(長田雅光)
同第5号 五條市教育委員会委員の任命について。
議長(寺本保英)
提案理由の説明を求めます。吉野市長。
〔市長 吉野晴夫登壇〕
市長(吉野晴夫)
同第5号 五條市教育委員会委員の任命についての提案理由を申し上げます。
ただいま上程いただきました同第五号 五條市教育委員会委員の任命についての提案理由の御説明を申し上げます。
御承知のとおり、教育委員会委員でありました御勢久右衛門委員が、平成18年11月13日に死去されたことにより、後任の委員の任命について同意を求めるものであります。
故人におかれましては、生前、委員として御活躍いただき、本市の教育行政の推進に御尽力をいただきましたことに感謝し、改めてここにごめい福をお祈りいたします。
後任として、赤井 猛氏をお願いしようとするものであります。
同氏は、昭和44年4月桜井女子短期大学講師として教壇に立たれ、翌年には五條高等学校の外国語教諭として赴任され、生徒の教育指導に熱心に打ち込まれ、教育者としてのその評価は絶大なるものであります。
平成16年3月奈良県立郡山高等学校を最後に、35年間の長き教職生活を退職した後にも、地域の核となり、地域社会の発展に貢献されてきました。
また、人格も高潔で、教育及び文化においても深い見識があり、人望も厚く、教育委員会委員として適任者であります。
御理解いただきまして、どうか議員各位の満場の一致の御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明を終わらせていただきます。
議長(寺本保英)
提案理由の説明が終わりました。
これより質疑に入ります。──。
質疑を終わります。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、土井康嗣議員の発言を許します。18番土井康嗣議員。
〔18番 土井康嗣登壇〕
18番(土井康嗣)
先ほどの副市長の同意案件と同じ理由で、選任される側には問題ございませんけれども、選任をする側の吉野市長の問題、先ほど申し上げたとおり2点、同じ理由で賛成することはできないことを申し上げておきます。
議長(寺本保英)
以上で討論を終結いたします。
お諮りいたします。本案につきましては委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
議長(寺本保英)
御異議なしと認めます。よって本案は、委員会付託を省略することに決しました。
これより本案を起立により採決いたします。(「19番」の声あり)19番榮林末次議員。
19番(榮林末次)
教育委員会の委員の選任についてですけれども、ほかの議員さんから吉野市長の件についていろいろ御意見が出ておりますが、この吉野市長誕生につきましては、私が中心になって、運動をさせていただいて誕生にこぎ着けたという経緯がございます。大変、私としては、本当に残念に思っておる次第でございます。支持していただいた市民の皆さん方には大変御迷惑をお掛けしておりますことに対しましても、私からもおわびを申し上げたいと、かように思うわけですけれども、本当に、私は今の五條市の市政を考えますと、どうしても企業的発想で五條市の市政を運営していただくことが一番、今の時代にマッチしたことだろうと思って私も今日まで吉野市長を支持してまいったわけですけれども、今になってこういう問題が、個人的な問題ですけれども、こういう問題が出てくるということはよもや思っておりませんで、非常に残念でございます。
それで、私は、この教育委員の選任につきましては、今の教育行政、あるいは日本の今、教育改革をやかましく言われているときでございます。この社会情勢のことを考えますと、やはり一般市民から一部の人を教育委員として選任するのが一番大事なことではないかなと、かように思います。そういうことで、我々が、やっぱりこうして、吉野市長のこれからの出発に際してそういう人を選任していただいて、そして、教育行政を改革していただけたらありがたいなと、こういうように思っておりますので、私の会派であります改革21につきましては、大半の人たちが反対と、こういうことになろうかと思いますが、そういうことでひとつ御理解いただきたいなと、このように思います。
また、選任されない場合は、市長の方で、その辺十分これから考えていただきまして、そういう人を選任するようにひとつお願いできたらなと、かように思っておる次第でございます。
終わります。(「20番」の声あり)
議長(寺本保英)
20番大谷龍雄議員。
20番(大谷龍雄)
このたびの同第5号におきましても、同第4号で申し上げましたように、退席して採決に当たりましては棄権をさせていただきます。
理由は、同第4号で述べさせていただいたとおりであります。
以上です。
議長(寺本保英)
お諮りいたします。本案は原案のとおり同意することに、賛成の方の起立を求めます。
〔起立少数〕
議長(寺本保英)
起立少数であります。
よって本案は、否決されました。
日程第6
議長(寺本保英)
次に日程第6、同第6号を議題といたします。
事務局長に件名を朗読させます。
事務局長(長田雅光)
同第6号 五條市教育委員会委員の任命について。
議長(寺本保英)
提案理由の説明を求めます。吉野市長。
〔市長 吉野晴夫登壇〕
市長(吉野晴夫)
同第6号 五條市教育委員会委員の任命についての提案理由を申し上げます。
ただいま上程いただきました同第6号 五條市教育委員会委員の任命についての提案理由の御説明を申し上げます。
御承知のとおり、教育委員会委員であります田村幸子教育長が、平成19年5月31日をもって辞職されました。
その後任の委員の任命について、同意を求めるものであります。
後任として、伊藤 中氏をお願いしようとするものであります。
同氏は、昭和38年9月から平成13年3月まで38年間の長きにわたり教職に身を投じ、熱意を持って多くの子供たちを育てられました。
また、一時、奈良県教育委員会の職員として奈良県の教育行政に携わり、教育の振興に精励され、五條小学校校長を最後に教職を退職されました。その後、旧大塔村教育長に就任され、合併までの間、大塔村の教育行政の発展に貢献されてまいりました。
同氏は、人格も高潔で、特に教育指導におきましては精通されており、歴史、文化にも深く見識をお持ちであります。また、人望も厚く、教育委員会委員として適任者であります。
御理解いただきまして、どうか議員各位の満場の一致の御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明を終わらせていただきます。
議長(寺本保英)
提案理由の説明が終わりました。
これより質疑に入ります。──。
質疑を終わります。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、土井康嗣議員の発言を許します。18番土井康嗣議員。
〔18番 土井康嗣登壇〕
18番(土井康嗣)
同第4号議案と同じように、任命される側の伊藤 中さんにつきましては何もございませんが、任命をする側の問題でございますので、同第4号議案と同じように反対をさせていただきたいと思います。
議長(寺本保英)
以上で討論を終結いたします。
お諮りいたします。本案につきましては委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
議長(寺本保英)
御異議なしと認めます。よって本案は、委員会付託を省略することに決しました。
これより本案を起立により採決いたします。(「20番」の声あり)20番大谷龍雄議員。
20番(大谷龍雄)
この同第6号におきましても、退席をいたしまして採決に当たりましては棄権をさせていただきます。
その理由は、同第4号で申し上げたとおりであります。
議長(寺本保英)
お諮りいたします。本案は原案のとおり同意することに、賛成の方の起立を求めます。
〔起立少数〕
議長(寺本保英)
起立少数であります。
よって本案は、否決されました。
議長(寺本保英)
この際、お諮りいたします。
各常任委員会委員長及び議会運営委員会委員長から、会議規則第98条の規定により、お手元に配付いたしております閉会中継続調査申出一覧表のとおり閉会中の継続調査申出書が提出されております。各委員会委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査とすることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
議長(寺本保英)
御異議なしと認めます。よって、申出どおり閉会中の継続調査とすることに決しました。
議長(寺本保英)
以上で本日の日程は、全部終了いたしました。
閉会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。
議員各位には、終始御熱心に御精励をいただき、円滑なる議会運営に御協力を賜り、厚く御礼を申し上げます。
市長始め理事者各位には、市政発展のため事務事業の執行にますます御精励賜りますようお願い申し上げまして、簡単ではございますが閉会のごあいさつといたします。
ありがとうございました。
市長からごあいさつがあります。吉野市長。
〔市長 吉野晴夫登壇〕
市長(吉野晴夫)
平成19年第1回臨時会の閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
議員各位には、公私とも何かと御多用の中、本臨時会におきまして慎重審議を賜り、誠にありがとうございました。
今臨時会に提出いたしました議案を一部通していただき、同意を得ましたことに、心からお礼を申し上げる次第であります。
議員各位から頂きました御意見御提言を十分に踏まえながら、これからの市政運営を進めてまいりたいと考えておりますので、今後とも市政発展のため御協力のほどをよろしくお願い申し上げます。
これから厳しい暑さを迎えるわけですが、議員各位におかれましてはどうぞ御健康には十分御留意いただき、市民のため五條市のために更に御活躍賜りますことをお願い申し上げ、閉会に当たりましてのお礼のごあいさつに代える次第でございます。
誠にありがとうございました。
議長(寺本保英)
これをもちまして、平成19年第1回臨時会を閉会いたします。
11時17分閉会
本会議録の正当なることを証明するためにここに署名する。
- 議会議長 寺本 保英
- 署名議員 太田 好紀
- 署名議員 川村 家廣
- 署名議員 藤冨 美恵子
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更新日:2019年01月07日