平成19年第3回9月定例会会議録(第1号)

 平成19年9月3日 10時開議

• 第1 会議録署名議員の指名
• 第2 会期決定の件
• 第3 市長の市政報告と提出議案の説明

本日の会議に付した事件

 議事日程のとおり

• 1番 西本 幸洋
• 2番 太田 好紀
• 3番 川村 家廣
• 4番 藤冨 美恵子
• 5番 池上 輝雄
• 6番 益田 吉博
• 7番 山田 由比己
• 8番 山田  澄雄
• 9番 峯林 宏政
• 10番 西尾 彦和
• 11番 北山 和生
• 12番 山本 久和
• 13番 花谷 昭典
• 14番 佐久間 正己
• 15番 寺本 保英
• 16番 樫塚 凱一
• 17番 黄木 英夫
• 18番 土井 康嗣
• 19番 榮林 末次
• 20番 大谷 龍雄
• 21番 田原 清孝

なし

• 市長 吉野 晴夫
• 副市長 榮林 勝美
• 教育長職務代行者 橋本 重夫
• 市長公室長 岡本 和人
• 生活産業部長 林 正信
• 健康福祉部長 清水 勝
• 西吉野支所長 森本 康元
• 大塔支所長 竹本 重博
• 会計管理者 堤 好文
• 消防署長 窪 佳秀
• 水道局長 阪ノ上 武則
• 財政課長 堂阪 賢治
• 秘書課長 田中 衛
• 庶務課長 大垣 賢治
• 企画調整課長 山下 正次

• 事務局長 長田 雅光
• 事務局次長 乾 旬
• 事務局主任 西峯 久美
• 事務局主任 笹谷 豊
• 速記者 柳ヶ瀬 五美

 ただいまから、平成19年第3回定例会を開会いたします。

 本日、平成19年第3回定例会が招集されましたところ、議員各位には何かと御多用のところ御参集を賜り、厚く御礼申し上げます。

 本定例会には、平成18年度五條市各会計決算認定を始め多数の重要議案が提出されておりますので、各位にはどうか御精励をいただきますとともに、円滑なる議会運営に格段の御協力をお願い申し上げまして、開会のごあいさつといたします。

 この際、申し上げます。

 会議記録並びに広報五條に掲載のため、各会議の日程中、事務局に写真撮影をさせますので、御了承願います。

 次に、表彰状の伝達を行います。

 事務局長に紹介させます。

 私から御紹介申し上げます。

 去る、6月19日に開催されました全国市議会議長会第83回定期総会におきまして、表彰規程により25年以上議員の職にあります田原清孝議員及び大谷龍雄議員に表彰状の贈呈がありました。

 また、8月8日に開催の第2回奈良県市議会議長会におきまして、議員表彰規程により2年以上正副議長の職にありました山田由比己前議長と25年以上議員の職にあります田原清孝議員及び大谷龍雄議員に表彰状の贈呈がありました。

 以上で紹介を終わります。

 それでは、議長からその表彰状を伝達していただきます。

 まず、全国市議会議長会の表彰です。

 お名前を呼び上げますので、御登壇ください。田原清孝議員。

 〔田原清孝登壇〕

 表彰状

 五條市 田原 清孝 殿

 あなたは市議会議員として25年の長きにわたって市政の発展に尽くされ、その功績は特に著しいものがありますので、第83回定期総会に当たり本会表彰規程によって特別表彰をいたします。

 平成19年6月19日

 全国市議会議長会会長 藤田 博之（代読）

 おめでとうございます。（拍手）

 大谷龍雄議員。

 〔大谷龍雄登壇〕

 表彰状

 五條市 大谷 龍雄 殿

 あなたは市議会議員として25年の長きにわたって市政の発展に尽くされ、その功績は特に著しいものがありますので、第83回定期総会に当たり本会表彰規程によって特別表彰をいたします。

 平成19年6月19日

 全国市議会議長会会長 藤田 博之（代読）

 おめでとうございます。（拍手）

 続きまして、奈良県市議会議長会の表彰です。

 お名前を呼び上げますので、御登壇ください。山田由比己議員。

 〔山田由比己登壇〕

 表彰状

 五條市 山田 由比己 殿

 あなたは五條市議会正副議長として2年にわたり市政の発展に尽くされた功績は誠に顕著であります。よって本会表彰規程により特別表彰として記念品を贈りこれを表彰します。

 平成19年8月8日

 奈良県市議会議長会会長 五條市議会議長 寺本 保英

 おめでとうございます。（拍手）

 田原清孝議員。

 〔田原清孝登壇〕

表彰状

五條市 田原 清孝 殿

あなたは五條市議会議員として25年の長きにわたり市政の発展に尽くされた功績は誠に顕著であります。よって本会表彰規程により特別表彰として記念品を贈りこれを表彰します。

平成19年8月8日

奈良県市議会議長会会長 五條市議会議長 寺本 保英

おめでとうございます。（拍手）

 大谷龍雄議員。

 〔大谷龍雄登壇〕

 表彰状

 五條市 大谷 龍雄 殿

 あなたは五條市議会議員として25年の長きにわたり市政の発展に尽くされた功績は誠に顕著であります。よって本会表彰規程により特別表彰として記念品を贈りこれを表彰します。

 平成19年8月8日

 奈良県市議会議長会会長 五條市議会議長 寺本 保英

 おめでとうございます。（拍手）

 以上で表彰状の伝達を終わります。

 表彰状をお受けになりました各位には、長年にわたり市政の発展に尽くされた御功績に対し深甚なる感謝の意を表しますとともに、今後ますます御精励をいただきますようお願いいたします。

 ただいまの出席議員数は定足数に達しておりますので、会議が成立いたします。

 市長から議会招集のごあいさつがあります。吉野市長。

 〔市長 吉野晴夫登壇〕

 開会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。

 議員各位には、第3回定例会を招集いたしましたところ、御出席を賜り、厚くお礼を申し上げます。

 今年は地球温暖化の影響か各地で最高気温が更新し、大変厳しい夏となりました。

 国政においては7月の参議院選挙において民主党が圧勝し、また、先日は改造内閣が発足し、今後、日本の将来を決めるべく熱い攻防が繰り広げられようとしているところであります。

 また、先日幕を閉じました夏の高校野球では、猛暑の中、連日熱戦が行われ、特に我が智辯学園は3回戦に進出し、私たちに勇気と感動を与えてくれました。

 一心に白球を追い続ける選手たちのように、我々行政をあずかる者としても一層努力と研さんを重ねていかなければならないと改めて感じた次第であります。

 さて、わが国経済の動向をみますと、景気は緩やかに拡大しているとなっておりますが、株価やアメリカ経済の動向などわが国の景気にも変化の兆しが見られ、雇用環境の改善で消費の足取りは確かなものの、天候不順や原油高など、依然として厳しいものがあります。

 このような中、御案内のとおり、先般、国の来年度予算の概算要求の大枠が固まりました。

 政府は「経済財政改革の基本方針2007」を踏まえ、引き続き「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2006」にのっとった最大限の削減を行うとし、このため、引き続き歳出全般にわたる徹底した見直しを行い、歳出の抑制と所管を超えた予算配分の重点化・効率化を実施するとしています。

 地方財政につきましても、国の歩調に合わせ、歳出全般について徹底した見直しを行い、歳出規模を抑制することが求められ、それにより地方交付税総額が今年度以上に抑制されようとしています。

 いかに情勢が厳しくなろうとも、私どもは五條市民が安心と希望を持って暮らせるまちにするため、精魂を傾けていかなければなりません。

 そのためにも、議員各位の英知と情熱のお力添えを賜りながら、子や孫が「喜びあふれるまち・誇りの持てるまち」の創造に向けて全力を傾注してまいりたいと考える次第であります。

 どうか今議会におきましても、市政発展のため、忌たんのない御意見、御助言を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 後になりましたが、25年以上議員の職にあります田原議員、大谷議員に全国市議会議長会より、2年以上正副議長の職にありました山田前議長、25年以上議員の職にあります田原議員、大谷議員が奈良県市議会議長会より、地方自治の発展に尽くされ表彰を受けられたということであります。

 各議員に対しましては、心より祝福と敬意を表します。

 以上、簡単ではございますが、平素のお礼と開会に当たってのごあいさつに代える次第であります。

 ありがとうございました。

 ただいまから本日の会議を開きます。

 諸般の報告事項がありますので、事務局長から報告させます。

 命により、私から御報告を申し上げます。

 まず、「全国市議会議長会」でございます。

 去る、6月19日に東京都におきまして、第83回定期総会が開催されました。

 開会式では、会長代行の根室市議会議長の開会あいさつの後、鈴木内閣官房副長官、河野衆議院議長、扇参議院議長、菅総務大臣から祝辞があり、続いて、前回の定期総会以降新たに市制施行された京都府木津川市を始め3市の紹介がありました。これで全国の都市数は、東京23区を含めて805市となりました。

 次に、会長選任では、18名の役員選考委員の選考により、広島市議会議長の藤田博之氏が満場一致で選任され、就任のあいさつがありました。

 次に、1,790名の永年勤続者の表彰があり、先ほど伝達されましたとおり、田原議員、大谷議員に表彰状が贈呈されました。

 会議では、一般事務報告、平成17年度各会計決算報告及び平成19年度各会計予算報告並びに地方行政委員会ほか5委員会の活動報告があり、承認されました。

 また、各部会提出議案23件並びに会長提出議案4件を原案のとおり決定し、更に各部会提出議案の処理については各委員会でそれぞれ協議を行い、会長提出議案については関係機関へ要望することになりました。

 役員改選では、副会長4名、監事5名については会則施行規則第2条に基づく選考委員会により選任を行い、部会長・理事・評議員及び各委員会の委員については各部会からの推薦に基づき選任されました。

 また、相談役には正副会長経験者及び政令指定市議長の22名と、顧問に会長経験者で国会議員の2名がそれぞれ委嘱されました。

 閉会式では、前年度役員に感謝状が贈られ、閉会いたしました。

 次に、「近畿市議会議長会」でございます。

 去る、7月6日に大阪市におきまして支部長会議が開催され、第1回理事会の運営等について協議が行われました。

 また、7月20日に大阪市におきまして開催されました第1回理事会について、御報告いたします。

 開会式では、会長の羽曳野市議会議長のあいさつがあり、続いて各役員及び事務局長の紹介がありました。

 次に、報告事項として会務報告があり、了承されました。

 続いて議案審議に入り、会長提出議案認定第1号の平成18年度歳入歳出決算については、原案どおり認定されました。

 次に、協議事項に入り、各種会議予定及び理事会運営について、原案どおり承認されました。また、地方分権改革・道州制調査特別委員会の設置に伴う委員の推薦等についての説明がありました。

 最後に、次期開催市の養父市議会議長からあいさつがあり、会議は終了いたしました。

 次に、「奈良県市議会議長会」でございます。

 去る、8月8日に橿原市におきまして、本年度第2回議長会を開催いたしました。

 初めに、会長であります本市の寺本議長が開会のあいさつを申し上げ、続いて、前回の議長会以降に異動のありました奈良市の正副議長の紹介をいたしました。

 次に、議員表彰規程に基づき該当する議員33名に対する表彰状の贈呈を行い、本市では、先ほど伝達されましたとおり、山田由比己前議長、田原清孝議員、大谷龍雄議員に表彰状の贈呈がありました。

 会議では、諸報告として前回の議長会以降の事務報告並びに会議出席報告を行い、それぞれについて了承され、会議は終了いたしました。

 次に、「全国過疎地域自立促進連盟」でございます。

 去る、6月20日に東京都におきまして、第102回理事会が開催されました。

 初めに、会長職務代行者の長野県村井知事の開会あいさつ及び来賓のあいさつがありました。

 続いて議案審議に入り、平成18年度の事業報告と各会計決算報告があり、いずれも了承されました。

 次に、平成20年度過疎対策関係政府予算・施策に関する要望とその実行運動方法について説明があり、審議の結果、いずれも原案どおり可決され、閉会いたしました。

 次に、監査委員から、地方自治法第235条の2第3項の規定により一般会計及び特別会計、また、地方公営企業法第27条の2第2項の規定により水道事業会計の4月分から7月分までの例月出納検査の結果報告が提出されております。

 以上を御報告申し上げまして諸報告といたします。

 なお、会議資料及び監査資料につきましては、事務局において保管いたしておりますので、後刻御清覧いただきたいと存じます。

 以上で諸般の報告を終わります。

 この際、御報告申し上げます。

 先の第2回定例会以降の休会中、五條市議会会議規則第159条第1項ただし書の規定により、議員の派遣を決定いたしておりますが、詳細につきましてはお手元に配付いたしておりますので御了承願います。

 また、報告書につきましては事務局で保管いたしておりますので、後刻御清覧願います。

 本日の日程につきましてはお手元に配付済みのとおりであります。

 配付漏れはございませんか。──。

 これより日程に入ります。

 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により議長から指名いたします。

• 8番 山田 澄雄 議員
• 9番 峯林 宏政 議員
• 10番   西尾 彦和 議員

 以上、3名の方にお願いします。

 次に日程第2、会期決定の件を議題といたします。

 お諮りいたします。本定例会の会期につきましては、去る8月27日開催の議会運営委員会におきまして御協議を賜りました結果、先に御通知申し上げましたとおり、本日から20日までの18日間といたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。

 〔「異議なし」の声あり〕

 御異議なしと認めます。よって会期は、本日から20日までの18日間と決定いたしました。

 なお、会期中の会議予定につきましては、各位に御通知申し上げましたとおりであります。

 次に日程第3、市政の報告と提出議案の説明を求めます。吉野市長。

 〔市長 吉野晴夫登壇〕

 6月から今日までの市政の概要について御報告申し上げます。

 まず、平成18年度の決算状況について御報告申し上げます。一般会計につきましては実質収支2億4,358万5千円の剰余金、また、国民健康保険ほか7特別会計につきましても各々剰余金をもちまして決算を終えることができました。

 さらに、水道事業会計につきましても純利益を計上し、3月末日をもって決算を終えております。

 次に、諸事業の取組について御報告申し上げます。

 始めに、最重要課題であります「行財政改革」につきましては、厳しい財政状況を踏まえ、5月に策定した集中改革プランにより、明確かつ着実な目標設定に基づく抜本的な改革をスタートさせたところであります。本プランでは、職員の定数を平成18年度と比べて5年後の平成23年度までに65人削減し、さらに、事務事業の見直しなどにより5年間で約18億7千万円の財政効果を見込んでおります。これにより「歳入に見合った歳出構造」へ転換し、子や孫に借金を残さない健全な財政運営の実現を目指しております。その詳細につきましては、広報五條7月号及び市ホームページにより市民の皆様に公表したところであります。

 次に、「新五條市総合計画」につきましては、2か年の継続事業により鋭意取組を進めているところであります。今年度におきましては「総合計画策定審議会」を立ち上げ、去る6月27日に第1回の審議会を開催し、市の現状と課題、市民アンケートの調査結果及び今後のスケジュール等について審議をいただきました。

 次に、西吉野・大塔地域を対象とした「ケーブルテレビ整備事業」につきましては、第三セクター「こまどりケーブル」と「地域情報通信基盤整備推進交付金」を活用すべく、7月中旬に国へ事業の希望調書を提出したところであります。同時に、県、関係機関及びこまどりケーブル株式会社に対し事業要望を行い、事務調整を行っております。

 次に、「道路行政」の取組のうち、京奈和自動車道につきましては、去る8月2日、橋本東インターから橋本インター間が暫定2車線で開通いたしました。これにより、市内から高野口インター間が走行可能となり、和歌山方面への利便性が向上いたしました。今後も、引き続き、大和・御所道路の御所区間の早期開通に向けて国へ働き掛けてまいります。

 次に、国道24号拡幅整備につきましては、本陣交差点から市役所下交差点までの1工区は、地権者・居住者の御理解を得て複数の契約締結に至っておりますことは御案内のとおりであります。また、市役所下交差点から裁判所下までの2工区は、地権者・居住者等に説明会を開催し、用地交渉を行っているところであります。これらの事業区間を早期に完成させることが全線1,350メートルの事業化への弾みにもなることから、今後も国と連携を密にして精力的に取り組んでまいります。

 次に、新町地区の「街なみ環境整備事業」につきましては、伝統的な歴史の町並みを継承するにふさわしい住環境を目指し、平成10年度から整備に着手して以来、今年度で10年目となり、最終年度を迎えることになりました。今年度では既に7件の修景施設整備に着手し、更に防火水槽、小公園及び市道新町線の道路維持修繕工事等の事業を進めているところであります。

 また、去る5月27日、この新町通りをメイン会場に「自由市場かげろう座」が開催されました。今回で15回を数え、手作り産品の展示・販売、まちかどライブ、各種イベントが行われ、380店舗の出店、約5万2千人の来場者のもと、一日中にぎわいを見せておりました。このようなイベントを通して、新町通りの町並みを知っていただく好機であるとともに活性化につながるものと考えております。

 次に、「地籍調査事業」につきましては、継続して調査を進めております西阿田町・東阿田町の各一部地区及び西吉野町宗川野・茄子原の各一部地区の2地区につきましては、今年度の調査完了に向けて精力的に取り組んでおります。

 また、今年度から調査に入りました二見一丁目・二丁目（A地区）の各一部地区ほか4地区につきましては、事業の円滑な進ちょくを図るための地元推進委員会を設置し、関係者の立会いのもと、現地にて一筆調査を計画的に行っております。

 さらに、来年度以降事業に着手予定をしております、須恵一丁目、本町一丁目・三丁目、釜窪町の各一部地区及び今井三丁目地区の2地区の準備を進めております。

 次に、今回で36回を数える「吉野川まつり」につきましては、8月15日・16日の両日にわたり、大川橋河川敷一帯で行われました。天候に恵まれ、15日は辯天宗によります灯ろう流しと花火を、16日は夜空を彩るレーザー光線と花火を、訪れた多くの皆様に満喫していただきました。

 また、「南都乱舞～みだれまい」などの踊りも行われ、会場を盛り上げていただきました。

 両日共に、事故もなく無事に終えることができましたことに、実行委員会を始め関係者の皆様に深く感謝を申し上げます。

 次に、「教育行政」の取組のうち、「語学指導等を行う外国青年招致事業」につきましては、外国語指導助手（ALT）として、アメリカ出身のエリック・コズィオールさんとカナダ出身のクリストファー・カリークさんが8月から着任し、既に活動いただいております。

 次に、教育環境の整備のうち「教育の情報化」への取組につきましては、老朽化した教育用コンピュータ機器の入替え及びコンピュータを使った授業支援体制の整備を行うことで、教育課程の円滑な運用、時代の変化に的確に対応したICT環境の整備を行い、すべての児童・生徒のICT活用能力の向上を図るため、来年2月末の完成を目指し事業を進めているところであります。

 これに伴う五條教育ネットワークシステム構築業務委託契約の締結につきまして、今議会で御審議をお願いするものであります。

 次に、「野原小学校耐震補強改修工事」につきましては、学校建物は児童等が一日の大半を過ごす学習・生活の場であるとともに、災害時における地域住民の応急避難場所となるなど、重要な役割を担っていることから、耐震性の確保を図るべく、7月中旬から工事に着手し、10月下旬に完了する予定であります。

 次に、「水道事業」の取組のうち、「上水道事業」について御報告申し上げます。

 2年前から防災・安全対策を図るべく準備を進めてまいりました「岡中継施設の築造」につきましては、地元説明会や協議が整い、来年秋の完成に向けて取り組んでいるところであります。

 また、ソフト面では、上水道施設の大部分を占める管路等は地中に埋設されており、災害時における給水機能のまひ等が危ぐされるため、「五條市上水道施設管理システム（マッピングシステム）」の構築を今年度末の完成に向けて取り組んでいるところであります。

 一方、「簡易水道事業」の取組のうち、大塔町辻堂地区の水道未普及地域解消事業につきましては、調査設計等に着手するとともに、国庫等補助採択に向け事業の効果・効率の確立を図る目的から、現在、事前評価委員会の設置準備を進めているところであります。

 次に、水道料金の未納対策につきましては、納付窓口の増設、夜間納付相談等を実施し、これにより未納繰越額は前年度に対して10.75パーセントの減少となっております。今後も更に未納金の回収に努めてまいります。

 最後に、安全で安心して暮らせるまちづくりを目指す「消防・防災行政」について御報告申し上げます。

 去る7月7日、中央体育館で「五條市防災フェスタ」を開催し、耐震診断相談、AED講習、防災グッズの展示、映画「ありがとう」の鑑賞などを行い、市民の防災意識の高揚と防災知識の普及・啓発を図りました。

 一方、大川橋河川敷では、震度六強の地震により市内各地で大火災などの災害が発生し避難場所に負傷した市民があふれているという想定で、市消防団、赤十字奉仕団及び市消防本部によります情報伝達訓練、大規模火災消火訓練、応急手当訓練及び非常食炊き出し訓練を行いました。訓練を通して、地震などの大規模災害時における防災機関相互の連携の重要性及び防災意識の高揚を図りました。

 さらに、市職員を対象に、災害時において有効な通信手段となる携帯メールを活用した情報伝達訓練を実施いたしました。

 次に、救急業務につきましては、救急車が到着するまでに適切な応急手当が重要であることから、市内の事業所・各種団体等を対象に心肺そせい法や大出血時の止血法を中心とした普通救命講習を実施し、救命率の向上と効果的で効率的な救急体制づくりに取り組んでいるところであります。

 以上が主だった事業の概要であります。

 続きまして、本定例会に提出の諸議案について御説明申し上げます。

 議第33号 五條市環境衛生施設周辺整備事業に伴う集会所設置条例の制定につきましては、開発行為許可に関する奈良県の審査基準が強化されたため、本条例を制定するものであります。

 次に、議第34号 政治倫理の確立のための五條市長の資産等の公開に関する条例の一部改正につきましては、郵政民営化法等の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律等が施行されるため、本条例の一部を改正するものであります。

 次に、議第35号 五條市個人情報保護条例の一部改正につきましては、統計法が公布されたため、本条例の一部を改正するものであります。

 次に、議第36号 五條市公園条例の一部改正につきましては、五万人の森公園を新設するため、本条例の一部を改正するものであります。

 次に、議第37号 五條市営住宅条例の一部改正につきましては、「公営住宅における暴力団排除について」の指針等により改正が必要なため、本条例の一部を改正するものであります。

 次に、議第38号 奈良県住宅新築資金等貸付金回収管理組合規約の変更について及び議第39号 五條市土地開発公社定款の変更につきましては、郵政民営化法等の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律等が施行されるため、所要の変更を行うものであります。

 次に、議第40号 五條教育ネットワークシステム構築業務委託契約の締結につきましては、先日、13業者による指名競争入札を実施したところ、1億7,350万円で扶桑電通株式会社関西支店が落札し、その委託契約を締結するものであります。

 次に、議第41号 平成19年度五條市一般会計補正予算（第2号）議定につきましては、歳入歳出それぞれ3,048万円を追加し、総額182億223万4千円とするもので、内容といたしましては、台風4号に伴う災害復旧費等の追加であり、これらの財源につきましては、国庫支出金等を見込みまして補正予算を編成した次第であります。

 次に、議第42号 平成19年度五條市簡易水道特別会計補正予算（第2号）議定につきましては、簡易水道事業債80万円を追加し、一般会計からの繰入金を同額減額するものであります。

 次に、議第43号 平成19年度五條市下水道事業特別会計補正予算（第1号）議定につきましては、下水道事業債1,120万円を追加し、一般会計からの繰入金を同額減額するものであります。

 次に、議第44号 平成19年度五條市介護保険特別会計補正予算（第1号）議定につきましては、歳入歳出それぞれ1億266万5千円を追加し、総額29億6,306万5千円とするもので、内容といたしましては、介護給付費等償還金等の追加であり、これらの財源につきましては、繰越金等を見込みまして補正予算を編成した次第であります。

 次に、認第1号から認第10号につきましては、平成18年度の五條市一般会計及び各特別会計並びに五條市水道事業会計の歳入歳出決算の認定を求めるものであります。

 次に、同第7号 五條市教育委員会委員の任命につきましては、教育委員のうち、御勢久右衛門委員が平成18年11月13日に死去されたため、その後任の同意を求める次第であります。

 次に、同第8号 五條市教育委員会委員の任命につきましては、教育委員のうち、田村幸子委員が平成19年5月31日をもって辞職したため、その後任の同意を求める次第であります。

 次に、同第9号 五條市教育委員会委員の任命につきましては、教育委員のうち、松本基勝委員の任期が平成19年9月21日をもって満了するため、その後任の同意を求める次第であります。

 次に、同第10号 五條市固定資産評価員の選任につきましては、小藪良彦評価員が辞任したため、その後任の同意を求める次第であります。

 次に、推第1号 人権擁護委員の候補者推せんにつき意見を求めることにつきましては、人権擁護委員のうち、平井圭信委員が平成18年12月18日に死去されたため、その後任の候補者推せんにつき意見を求める次第であります。

 次に、推第2号 人権擁護委員の候補者推せんにつき意見を求めることにつきましては、人権擁護委員のうち、梅山晃委員が平成19年5月31日をもって辞任したため、その後任の候補者推せんにつき意見を求める次第であります。

 以上が、このたび提出いたしました諸議案の概要でありますが、議員各位におかれましては慎重審議の上、何とぞ御議決又は御認定等賜りますようお願い申し上げます。

 以上でございます。

 市政の報告と提出議案の説明が終わりました。

 以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたしました。

 明日4日とあさって5日は休会とし、次回6日10時に再開して一般質問を行います。

 なお、一般質問をされる議員各位は、明日4日の正午までに所定の発言通告書に質問事項を具体的に御記入の上、議長まで提出願います。

 本日は、これをもちまして散会いたします。

 10時43分散会