台風12号災害復旧寄附金のつかいみち

 平成23年8月に五條市をはじめ紀伊半島の広域にわたり甚大な被害を及ぼしました台風第12号による災害に際しましては、全国のみなさまから多くのご厚情あふれるご支援を賜り、深く感謝申し上げます。

 この度、お寄せいただきましたご厚志とご浄財の結集を、五條市大塔支所内に診療所を整備する事業に一部充当させていただきました。去る3月21日に開所式を開催し、地域の皆様にこれまで以上に充実した医療サービスの提供を開始しております。

診療所の開所式にて関係者によるテープカットの写真
「祝新五條市立大塔診療所開所式典」の式典看板を掲げて関係者の挨拶している写真
五條市立大塔診療所の写真
診察室入口の写真
診察室内の写真
受付と待合室の写真

また、犠牲となった被災者の霊をお祀りするとともに、未だ尽きることのない被災地の悲しみと辛苦をあらためて深く心に刻み、二度とこのように悲惨な災害が起きることのないよう祈りを込めて、被災地である大塔町に慰霊碑を建立する事業にも充当させていただく予定です。

大塔町慰霊碑のイラスト

復興の願いを込めた紀伊山地から昇る太陽のイメージを赤い石球と左右に伸びる石で表現した慰霊碑

 本来ならば、尊いご寄附をお寄せ下さったみな様お一人おひとりにお目にかかってお礼申し上げるべきところでございますが、ご支援をいただいた皆様にはお礼状の発送をもってあらためて感謝のご挨拶にかえさせていただいたところです。また、残念ながらご住所等を特定することができないみな様には、甚だ略儀ではございますがこの場をもって深くお礼申し上げたいと存じます。

引き続き、災害からの復興と、希望に輝くふるさとづくりに取り組んでまいります。みな様のかわらぬご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

お礼状

各位

謹啓

 萌芽の候、皆様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
 さて、平成23年9月に五條市をはじめ紀伊半島の広域にわたり甚大な被害を及ぼしました台風第12号による災害に際しましては、ご厚情あふれるご援助を賜り、深く感謝申し上げます。
 ご周知のとおり、平成23年台風第12号は、紀伊半島を中心に記録的な豪雨をもたらし、五條市におきましても7名の方が尊い命を失うとともに、いまだ4名の方の安否が未確認となっております。また、19もの家屋が全半壊するほか道路やライフラインにも劇烈な被害を及ぼし、多くの皆様が計り知れない不安とご困難の中での生活を強いられました。
 そのようななかで、お寄せいただきました皆様のご厚志は、癒えることのない悲しみや絶望感と対峙しながら生活再建に取り組む被災者の皆様にとりまして、大きな励ましとなったものと確信しております。
 五條市といたしましても、皆様の温かい励ましに応え、「がんばろう五條市!」、そして「がんばろう大塔!」を合言葉に、市民のみなさまと一丸となって希望に輝くふるさとづくりに全力で取り組んでまいりました。
 今般、皆様から賜ったご厚志とご浄財の結集は、五條市大塔支所内に診療所を整備する事業に一部充当させていただきました。去る3月21日に開所式を開催し、地域の皆様にこれまで以上に充実した医療サービスの提供を開始しております。また、犠牲となった被災者の霊をお祀りするとともに、未だ尽きることのない被災地の悲しみと辛苦をあらためて深く心に刻み、二度とこのように悲惨な災害が起きることのないよう祈りを込めて、被災地である大塔町に慰霊碑を建立する事業にも充当させていただく予定です。
 ここに、皆様のご厚情に、略儀ながら書中をもってあらためて深く感謝申し上げますとともに、これからも安心して暮らすことができる地域づくりへの取り組みを続けてまいりますことをご報告申し上げます。
 末筆ながら、皆様のご健康とご多幸を衷心よりお祈り申し上げます。

謹白

平成28年3月

五條市長 太田好紀

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更新日:2019年01月07日