令和6年度秋季特別展「吉野の漆掻き用具」
概要
五條市西吉野町の賀名生地区では江戸時代から漆が栽培され、各地へ出荷されていました。しかし、明治20年代をピークに中国産などの漆に押されて徐々に衰退し、現在では生産されていません。
令和6年3月に奈良県指定有形民俗文化財に指定された「吉野の漆掻き用具」は、賀名生地区で漆が生産されていたことを示す重要な資料といえます。
本展示では、奈良県指定文化財の指定を記念して、「吉野の漆掻き用具」を全点展示し、地域に残された古文書などを通して賀名生の漆について紹介します。
会期
令和6年11月16日(土曜日)から12月22日(日曜日)
会場
市立五條文化博物館3階特別展示室
開館時間
午前9時から午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日
月曜日
主催
五條市教育委員会
入館料金
一般300円(240円)、高校生・大学生200円(160円)、中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金
※障がい者手帳をお持ちの方およびその介添者1名は無料
展示解説
11月23日(土曜日)、24日(日曜日)、12月8日(日曜日)、12月22日(日曜日)
各回とも午後1時30分から(30分程度)
※初回の展示解説について、チラシでは23日、広報五條では24日となっていますが、23日、24日両日とも行います。
主な展示資料

ウルシガンナ
(奈良県指定有形民俗文化財「吉野の漆掻き用具」)

ツルベ
(奈良県指定有形民俗文化財「吉野の漆掻き用具」)

サシベラ
(奈良県指定有形民俗文化財「吉野の漆掻き用具」)

加名生谷より橋本へ出入荷物五条ニ而継申候帳面送リ状写
(市立五條文化博物館寄託「中家文書」)
この記事に関するお問い合わせ先
教育委員会事務局 文化財課
電話:0747-24-2011
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更新日:2024年11月14日