カキの原産地は?カキの仲間の植物

 最近の研究では、中国原産と考えられています。日本には奈良時代のころ、中国から入ってきたという説が有力です。カキの仲間は約500種もあって、その多くは世界の熱帯地域に分布していますが、温帯地域に分布する種類は多くはないようです。日本にはカキノキ科カキノキ属の植物が7種あるそうです。

日本に自生するカキの仲間の植物(Diosphyros属)は、以下の7種と言われています。果樹として栽培される柿の多くは、カキノキを品種改良したものです。

カキノキ Diosphyros kaki(野生のものをヤマガキとも呼ぶ)
マメガキ Diosphyros lotus
リュウキュウマメガキ Diosphyros japonica
リュウキュウガキ Diosphyros maritima
トキワガキ Diosphyros morrisiana
ヤエヤマコクタン Diosphyros ferrea var. buxifolia
ヤワラケガキ Diosphyros eriantha

富有柿が枝に実っている写真
利根早生柿が枝に実っている写真
早秋柿が枝に実っている写真
太秋柿が枝に実っている写真
黒柿が枝に実っている写真
雪が積もった法蓮坊が枝に実っている写真

堅い材質で知られる黒檀(こくたん)もカキノキの仲間の木材を利用したものなんですね。
さらに詳しくは、以下のサイトもご参照ください。

参考文献など
「週間朝日百科 植物の世界62」朝日新聞社
「牧野日本植物図鑑」北隆館
「樹に咲く花」山と渓谷社
「世界有用植物事典」平凡社
「月刊 かがくのとも356号(1998年11月号)」福音館書店
ほか

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更新日:2019年01月07日