五條市で作られている柿の代表的な品種

果樹として栽培される柿は、果実の渋味によって「甘柿」と「渋柿」とに分けられます。渋柿とされる品種でも脱渋(渋抜き)することで、美味しく食べることができます。
五條市で作られている代表的な品種で言うと、「富有」は甘柿、「平核無」と「刀根早生」は渋柿とされます。

富有(ふゆう)

岐阜県で見つかった品種。横断面はほぼ円形。次郎柿と肩を並べる甘柿のリーダー格で、最近では次郎柿をしのいで柿の主流派になっています。
次郎柿とは正反対で、果肉はとろけるようにソフトで、果汁をたっぷり含んでいます。
シーズンは11月から12月。

柿の枝に実ったオレンジ色の富有柿の写真

刀根早生(とねわせ)

奈良県で見つかった品種。
平核無が突然変異したもので、果実の外観や味は平核無とほぼ同様。
ただし平核無より10~15日熟期が早く、秋の味覚を一足先に運んでくれる柿として、富有を追うように人気上昇中。
7月から9月にかけて出荷されるハウス栽培も盛んで、全国シェアの約70パーセントを占めています。

木の枝に実った3個の刀根早生柿の写真

平核無(ひらたねなし)

新潟県で見つかった品種。横断面は四角形。本来渋柿に属しますが、比較的簡単に渋抜きができ、脱渋すれば甘柿同様の優良品種。
果肉が柔らかく、甘くてジューシーで、もともと種がないため、食べやすいと好評です。
熟期は10月から11月。

木の枝に実った3個の平たねなし柿の写真

カキノキは日本でも古くから栽培され、多くの品種が見つけられて現在にいたります。果実を食べるだけでなく、柿の葉の利用や柿渋の利用、材木の利用などが行われています。

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更新日:2019年01月07日