平成29年3月 施政方針

 本日ここに、新年度予算案をはじめ多数の重要案件を提案し、御審議をいただくに当たり、平成29年度の市政運営に臨む所信を申し述べ、議会を始め市民の皆様の御理解と御賛同、御協力をお願い申し上げる次第であります。
 本年は、五條市が誕生してから60年の節目の年であります。先人に感謝し、未来に向かって新たなスタートを切るこの節目の年に、市長として市政を担うことに感謝と喜びを感じるとともに、持続可能なまちづくりを進め、将来の世代にしっかりと引き継いでいくことの責任の重さを感じております。市民の皆様にふるさとの魅力を再認識していただき、次世代へ継承するとともに広く発信してまいります。
 私は、本年を「実直」の年といたします。
 平成29年度は、市税の減少見込みに加え、地方交付税の大幅な減額が見込まれるなど、極めて厳しい財政状況となりますことから、市民の皆様に本市の状況を御理解いただくためには「誠実」で「正直」な市政運営に徹することが必要であると考えております。
 「誠実」に、「正直」に、50年先を見据えた本市の未来につながるような、市民の皆様に「住んで良かった」と思っていただける「元気な五條市」をつくるための努力をしてまいる所存であります。
 新年度は、新庁舎建設に向けた事業を遅滞なく進め、また、学校適正化については市民の皆様の理解を得るべく取り組んでまいります。
 また、奈良県との包括協定においては、新たに「（仮称）五條西玄関口地区（上野公園～プレディアゴルフ場周辺）」を追加すべく県との調整に向けた協議をスタートさせたところであります。
 本地区では、奈良県の防災拠点やヘリポートを含む陸上自衛隊駐屯地の誘致、周辺自治体への後方支援の拠点となるよう広域防災拠点の整備、市民を始め県南部の広域避難拠点とするとともに、2019年から2021年までの3年間、国内で各種世界大会が開催されることを契機と捉え、キャンプや合宿の誘致、各種イベント等への協力、連携することによるスポーツ振興や、産業と雇用の拠点として企業誘致やジビエ振興によるまちづくりを進めてまいりたいと考えております。
 現在、陸上自衛隊駐屯地の誘致を始め、花咲寮の建て替え、ごみ中継所や墓地建設などといった市民生活に大きく影響する重要な課題が山積しておりますが、優先順位を付け、メリハリのある取組を進めていくことが必要であります。
 これからも、国や県、さらには近隣市町村の御理解と御協力、御支援をいただきながら、本市の発展を図ってまいる所存であります。
 以上、市政運営に当たっての、私の基本的な考え方を申し述べました。
 それでは、私が考える「住んで良かった元気な五條市」を実現させるための施策について御説明申し上げます。

（以降省略。続きは、以下のPDFファイルをご覧ください）

• 平成29年3月「施政方針と議案説明」(491KB)(PDF文書)