平成26年12月 市政の報告

平成26年12月 市政の報告の写真1
平成26年12月 市政の報告の写真2

市政の報告と議案説明

 本年9月から今日までの市政の概要について御報告申し上げます。
 我々地方自治体を取り巻く環境は、一層厳しくなっております。
 地域を維持するためには、人口減少に対する危機感を共有しつつ、国や県の協力を得るとともに、関係する様々な機関と連携しながら、本市の魅力を創造し、実行し、発信していく必要がありますので、議会を始め市民の皆様には、今以上の御理解と御協力を賜りたいと存じます。
 それでは、市政の概要について、各部の所管事業を御報告申し上げます。
 最初に、市長公室の事業について申し上げます。
 はじめに、顕彰についてであります。
 先般、本市の発展に貢献され、その功績が顕著な10名の方々と1団体に、選奨条例に基づき表彰を行ったところであります。皆様の長年の活動に対しまして、敬意と感謝を申し上げますとともに、今後ともお身体に御留意をいただき、本市の指導者として御活躍いただけるよう切にお願い申し上げます。
 次に、新規職員の採用試験についてであります。
 応募の状況につきましては先の第3回9月定例会で報告させていただきましたが、9月中旬に実施いたしました第一次試験には47名の受験者がありました。最終選考の結果、事務職12名、保育士などの技術職3名に合格の通知をいたしました。
 次に、五條市まちづくり推進本部会議の設置についてであります。
 国の「まち・ひと・しごと創生本部」及び県の「奈良県地方創生本部」が設置されたことと機を同じくし、人口の減少を抑制し、地域の自立などを図る取組を更に強化推進するため、本年10月に「五條市まちづくり推進本部」を設置いたしました。
 今後は、国や県の動向を注視しながら、あらゆる分野から検討を行い、「住み続けたい、訪れたい」と思えるまちづくりを目指してまいりたいと考えております。
 次に、ふるさと納税についてであります。
 ふるさと納税につきましては、ふるさと五條市応援寄附金として、平成20年8月のスタート当初から、納入方法は、納付書払いや現金書留などに限られていましたが、寄附者の利便性向上を考え、本年12月1日からは、インターネットを利用して寄附金の納入手続が行えるよう、新たにクレジットカード決済、コンビニエンスストア決済などを導入いたしました。
 今後は、寄附者及び寄附金増加を図るため、お礼品として、本市名産の柿などの特産品に加え、吉野川でのカヌーやラフティングなどといった体験型の特典、また温泉入浴券など、寄附者に本市を訪れていただけるようなお礼品を用意して選んでいただけるシステムを来年度から導入できるよう、検討しているところであります。
 次に、地域公共交通における取組についてであります。
 昨年度策定いたしました第3次五條市地域公共交通総合連携計画に基づき、新たな交通網の確保として、デマンド運行に向けた導入地域の検討及び実証運行計画の検討を順次進め、計画策定に取り組んでまいります。
 また、9月末に路線バス専用道五條西吉野線を廃止したことから、10月1日からは専用道を運行していた全ての便を国道168号に移して運行を実施し、利用者の利便性の確保に努めております。
 なお、9月27日には、路線バス専用道五條西吉野線の廃止に際し、「専用道さよならイベント」を開催いたしました。懐かしのJRバスの運行や餅まき、専用道に関するパネル展示、城戸トンネル内での映画「萌の朱雀」の上映会など、市内外から参加していただいた約250名の皆様には、楽しみながら専用道の歴史を長く記憶にとどめていただく機会にしていただけたものと思います。
 また、デマンド型乗合タクシー及びデマンド型コミュニティバスの予約につきましては、市民の皆様から当日予約制の御希望の声をいただいておりましたので、12月1日から、原則2便目以降は当日の時刻表から希望される時間の1時間前までの予約を可能とし、運行を実施しております。
 続きまして、危機統括室の事業について申し上げます。
 まず、10月上旬から中旬にかけて襲来した台風18号、19号につきましては、紀伊半島を直撃する進路が予想されたため、災害対策本部や災害警戒体制を敷き、警戒にあたりました。大変心配いたしましたが、幸い人的被害や大規模な物的被害は発生しませんでした。
 この台風において災害対策に取り組んでいただきました消防団等関係機関の皆様には、厚く御礼申し上げます。
 次に、本市の地域防災計画の見直しにつきましては、災害対策基本法等の改正や奈良県地域防災計画の見直しとの整合を図りながら、紀伊半島大水害の教訓等を踏まえ、災害時に有用かつ実効性のある計画となるよう、関係機関と協議を重ね、去る9月25日開催の第3回五條市防災会議において計画が承認され、見直しが完了したところであります。
 また、地域防災計画と並行して進めております「洪水・土砂災害ハザードマップ」をセットした「防災ガイドブック」につきましても、早期の完成を目指しております。完成後に、各地区自主防災会にマップの活用等の説明会を行い、併せて市民の皆様に配布をさせていただく予定であります。
 次に、自主防災に関する取組につきましては、11月2日に各地区自主防災会会長を対象に「河内長野市総合防災訓練」の視察研修を行いました。
 自主防災会が中心となって、発災初期の救助活動等の重要性や「自らの地域は自ら守る」住民参加型の先進的な防災訓練について学んで参りました。本市において来年度以降に実施する市総合防災訓練の参考にしてまいりたいと考えております。
 次に、陸上自衛隊駐屯地誘致につきましては、既に御案内のとおり、本年度の政府予算において「奈良県南部地域における自衛隊展開基盤の有用性の調査費」が予算化されましたが、平成27年度にも継続して政府予算に反映されるよう、要望活動を行って参りました。その結果、平成27年度の防衛省の概算要求に、「将来的な展開基盤の設置に係る基本構想業務について奈良県と共同で実施するための検討経費」として、約4百万円が計上されたところであります。これを受けて、11月6日にも知事と共に、陸上自衛隊駐屯地要望に併せて、防衛省の概算要求が平成27年度政府本予算に反映されるよう要望活動を行って参りました。また、市民への駐屯地誘致気運の醸成の一環として、11月29日に「自衛隊を知る講演会」が奈良県防衛協会五條支部主催で開催されましたので、市も後援をし、一日も早い誘致実現に寄与したところであります。
 次に、生活安全につきましては、秋の全国交通安全運動が9月21日から30日までの10日間実施され、五條警察署を始め関係機関と協力して、交通事故死ゼロを目指す各種取組を行いました。また全国地域安全運動の一環として10月15日に地域安全推進委員の委嘱と地域安全運動住民大会を開催し、市民の皆様への啓発活動や、警察との合同パトロールや見守り活動を行い、自主防犯意識の向上を図りました。今後も年末年始に向けて、犯罪や事故のない安全で安心な住みよい五條市の実現に向けた諸対策を推進してまいります。
 次に、消防事務についてであります。
 この度、3年前の紀伊半島大水害における五條市消防団の活動が認められ、本市消防団が本年度の「防災功労者内閣総理大臣表彰」を受賞し、9月10日に開催された表彰式に出席されました。心からお祝いを申し上げますとともに、これを契機として、市民の生命と財産を守るため、さらなる御活躍を期待しているところであります。また、災害時を想定した机上訓練や、10月には災害時における相互応援協定を締結している橋本市と河内長野市が実施する総合防災訓練に参加するなど、消防署や警察署、各関係機関と連携しながら、防災・減災に取り組んでいるところであります。
女性消防団につきましては、交通事故防止等に関する啓発活動及び青色防犯パトロールの出発式における一日警察署長、全国女性消防団員活性化大会に参加するなどの活動を行いました。

(以降省略。続きは、以下のPDFファイルをご覧ください)

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更新日:2019年01月07日