平成26年6月 市政の報告

平成26年6月 市政の報告の写真1
平成26年6月 市政の報告の写真2

市政の報告と議案説明

 平成26年度当初から今日までの市政の概要について御報告申し上げ、議会をはじめ市民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。
 私は、4年目の今年を「成る」の年といたしました。市政運営においても「為し遂げよう」という強い意思を持って行動することを大切にしています。
 本市を取り巻く環境は相変わらず厳しく、課題は山積しておりますが、「行財政改革」を進め、「住んでよかったまちづくり」「元気な五條市!」の実現に向けた取組を進めていかなければなりません。
 就任当初の最大の課題であったごみ焼却場の移転問題は、本市と御所市、田原本町が行政区域を越え、広域でごみ処理施設を建設することにより、建設費や運営コストの削減と環境負荷の低減を図ることとしています。現在、やまと広域環境衛生事務組合では、施設建設に向け一般競争入札のための事務を進めているところであります。
 また、多様化、大規模化する災害や事故等に的確に対応し、住民の生命、身体及び財産を守る責務を全うする消防事務は、本年4月1日から「奈良県広域消防組合」に引き継ぎを行いました。これに先立ち、西吉野救急出張所が運用を開始し、五條消防署、大塔分署及び十津川分署とともに本市の防災の拠点となります。
 また、就任1年目に本市を襲った紀伊半島大水害により甚大な被害を受けた大塔地区の災害復旧復興につきましては、発災当初から国、県、市が一丸となって懸命に取り組んでまいりました。現在は、災害対策から復興へ、地域の将来を見据え、安全で安心して住み続けることができるための取組を進めております。
 平成26年度の重点施策は、「ふるさとの復旧復興と災害に強いまちづくり」「『住み続けたい、訪れたい』と思えるまちづくり」「大きな『夢』と『志』をもって社会を生き抜く人間を育むまちづくり」「将来の市政運営を支える行財政改革の推進」であります。この4つを柱として、職員一丸となってまい進してまいります。
 なお、この重点施策を基本方針として行政運営を推進するにあたり、平成26年度の組織の見直しを行いました。
 本年4月1日の人事異動において、まずは消防広域化に伴う常備消防と消防団との連携をこれまで以上に密にし、自然災害や非常時などに迅速な対応を図るなど、更なる危機管理に努めるため、危機統括室を新設いたしました。
 また、市長公室のふるさと創造課につきましては、6つの係と選挙管理委員会事務局を所管しており、事務が広範囲にわたっていたため、市民サービスの低下にならないよう企画政策課と地域政策課に分け、市長公室に企画政策課を、総務部に地域政策課を新たに編成いたしました。
 次に、総務部の財政課管財係につきましては、市有財産等を総合的に企画、管理及び活用するための財産管理係と施設総合企画係を設置し、情報システム係と併せて管財課として新たに設置いたしました。
 次に、都市整備部の都市計画課を廃止し、大学との連携を図るとともに、数多く点在する公園の管理と活用を更に推進するため、まちづくり推進課及び公園緑地課として設置いたしました。
 次に、簡易水道施設が多くある西吉野町及び大塔町に、これまで以上の迅速な対応と、事務の効率化及び市民サービスの向上につながるよう、西吉野支所に簡易水道室の事務所を移転いたしました。
 次に、教育委員会事務局の教育総務課内に、児童生徒の減少化や将来的な教育環境の整備を図ることを目的に、学校適正化推進室を設置したところであります。
 重点施策の推進と行政課題に対処するため、課の再編又は新設を行うことにより、機動的に対応できる体制づくりと、管理職を先頭に職員の「意識改革」を積極的に行っているところであります。
 それらを踏まえ、市民ニーズに応えられるよう諸課題に取り組むとともに、職員一人ひとりが、行政のプロとして自覚と責任とまちづくりへの強い思い入れをもって職務遂行に取り組んでまいりますので、各位には一層の御支援と御協力をお願い申し上げます。

(以降省略。続きは、以下のPDFファイルをご覧ください)

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更新日:2019年01月07日