平成25年3月 施政方針

施政方針と議案説明の写真1
施政方針と議案説明の写真2

施政方針と議案説明

 本日ここに、平成25年度予算案をはじめ多数の重要案件を提案し、御審議いただくに当たり、新年度の市政運営に臨む所信の一端を申し述べ、議員並びに市民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。
 先の市長選挙において市民の皆様の厳粛なる負託を受けてから、早いもので、与えられた4年の任期も折り返しに差し掛かろうとしております。
 私たち自治体を取り巻く環境は、長引く景気低迷と、就業人口の減少などにより、歳入が減少する一方で、社会保障費などの歳出は増加の一途をたどっており、行財政運営は大変厳しい状況にありますが、就任以来、多くの皆様の御指導や御協力の下、住んで良かったと思えるまちづくりのため、知恵と工夫を出し合いながら、「元気な五條市」をつくるため、誠心誠意取り組んでまいりました。
 1年目は「大地に種をまく年」とし、まずはできることを、スピード感をもって取り組み始めた矢先、市長就任から半年もしない9月に発生した紀伊半島大水害は、私たちがこれまでに経験したことがない大災害となり、厳しい対応に追われることとなりました。
 災害発生当初から、国・県をはじめ各機関の献身的な御協力と、全国から温かい御支援をいただきながら、災害対策から復旧へと、職員一丸となって懸命に取り組んでまいりました。
 2年目の平成24年は「感謝」の年とし、被災した本市に届けられたお気持ちに応えるためにも、未だに仮設住宅での生活を余儀なくされております皆様が、一日も早くこれまでの生活を取り戻せることを目標に、復旧・復興に努めてまいりました。
 また、市政運営においては「大地から新芽が芽吹く年」と考え、市長就任時の喫緊の課題に懸命に取り組んでまいりました。
 新消防庁舎の建設は、現在、本年10月末の竣工に向けて鋭意工事が進められており、市民の生命、身体と財産を守るとともに、災害を防除し、被害の軽減を図るための拠点が確立することとなりました。
 また、同じく懸案であった「みどり園」の移転についても、御所市及び田原本町との広域連携によることが決定し、事業が進められております。
 そして、私は、3年目の今年を「行動」の年とし、市政運営においては、ようやく伸びてきた若枝を大切に育てていく年と考えておりますので、スピード感とバランス感覚を持って市政推進に努めてまいります。
 悠久の自然と歴史とに育まれた本市の可能性を引き出し、最大限活用するためには、条件とタイミングが大切です。京奈和自動車道が開通し、高規格道路の整備計画が進められている今がまさにその好機でありますので、この千載一遇のチャンスを逃がすことがないよう、市全体が連帯し、一丸となって取組を進めなければなりません。
 地域産業の活性化を図るとともに、集客のための取組を進めてまいります。
 また、子どもから高齢者までが、住み慣れた場所で、安全で安心して、生きがいを持って活き活きと暮らせるまちづくりの推進も求められております。
 私は先頭に立って、将来の五條市に夢と希望が持てるまちづくりに邁進してまいりますので、各位には、一層の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。

(以降省略。続きは、以下のPDFファイルをご覧ください)

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更新日:2018年12月28日