平成24年3月 施政方針

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施政方針と議案説明

 本日ここに、平成24年度予算案を始め多数の重要案件を提案し、御審議を御願いするに当たり、新年度の市政運営に臨む所信の一端を申し述べ、議員並びに市民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。
 私が、先の市長選挙において市民の皆様の厳粛なる負託を受け、第9代五條市長に就任させていただき、間もなく2年目を迎えようといたしております。
 所信表明でも申し述べましたが、1年目は大地に種をまく年とし、ふるさと五條市を元気に再生させるため、将来のビジョンをしっかりと描き、強い信念と実行力をもって市政に当たることを市民の皆様にお約束し、新たな船出をさせていただきました。
 市長として2年目を迎えるに当たり、初心に返ってこれまでを総括、検証した上、平成24年度は、種をまく年から一歩踏み込み「大地から新芽が芽吹く年」と位置付け、台風12号災害からの復旧復興はもとより、市民の皆様にお約束した「このまちに住んで良かった、これからも住み続けたい」と思える元気な五條市の実現に向け、更にスピード感をもって取り組む所存であります。
 御存知のとおり、我が国は、円高の進行や欧州の財政不安による海外経済の低迷、また、急速に進む人口減少や少子高齢化、さらに、東日本大震災からの復旧復興といった数多くの難題に直面しております。
 このような中、地方財政は、国の交付金や補助金の削減による財源不足が懸念される一方で、社会保障関係費の大幅な増加が見込まれるなど、一段と厳しさを増すことが予想されます。
 しかし、先の地域主権一括法の成立に伴い、国と地方の関係は大きな変革期に差し掛かっており、「地方のことは、地方が決める」という分権の趣旨に基づき、様々な行政課題に地方が主体性をもって取り組むとともに、これまでにはない特色のある個性豊かなまちづくりを推進することが求められます。
 このことから、私たち基礎自治体といたしましては、自主財源の確保や経費の節減、さらに、既存の事務事業の見直しなど、行財政改革をより強力に推し進める必要があります。
 時として改革には総論賛成であっても、各論反対となることがあります。また、その断行のためには、当然市民の皆様にも痛みを分かち合っていただくこととなるため、市政の責任者としてまず自らの襟を正し、勇気と気概を持ち、そして、対話と議論を重んじながら改革を進めてまいりたいと存じます。
 私は、この年頭に当たり、常に感謝の気持ちを忘れることのないよう職員に訓示をいたしました。それは、自らの心の根底に感謝の気持ちを持てば、おのずから人を大切にする思いが芽生えてくるからであります。常に感謝の気持ちを持って市民と向き合い、そして市民を大切にすることは、行政サービスの基本であります。
 今一度、私を含めた全職員がこの基本に立ち返り、あらゆる場面において市民目線で行政サービスを提供するとともに、優しさと気配りを忘れず、真心のこもった市政の推進に全力で取り組んでまいります。

(以降省略。続きは、以下のPDFファイルをご覧ください)

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更新日:2018年12月28日