(趣旨)

第1条　この要綱は、五條市内に存する文化財の管理のために必要な工事、修理、復旧その他文化財の保護等に対し、五條市文化財保存事業費補助金(以下「補助金」という。)を交付することについて、必要な事項を定めるものとする。

(補助金の交付対象)

第2条　この要綱により補助金の交付を受けることができるものは、次に掲げる文化財の所有者その他関係者(以下「所有者等」という。)とする。

(補助金の額)

第3条　補助金の額は、予算の範囲内で次の各号に掲げる区分に応じ、当該各号に定める額とする。ただし、無形民俗文化財の保存伝承活動に係る補助金の額については、別に定める。

(補助金交付の申請)

第4条　補助金の交付を受けようとする所有者等は、当該事業の着手前に文化財保存事業費補助金交付申請書(様式第1号)に、次に掲げる書類を添えて五條市教育委員会(以下「教育委員会」という。)に提出しなければならない。

(補助金の交付決定)

第5条　教育委員会は、前条の申請を受理したときは、その内容の審査及び調査を行い、補助することを適当と認めたときは、文化財保存事業費補助金交付通知書(様式第4号)によりこれを通知するものとする。

(計画の変更)

第6条　補助金を受けるものは、止むを得ない理由により当該補助金に係る事業内容を変更しようとするときは、軽微なものである場合を除き事業内容変更承認申請書(様式第5号)を教育委員会に提出し、承認を受けなければならない。

(事業の中止又は廃止)

第7条　補助金を受けるものは、事業を中止又は廃止しようとするときは、速やかに文化財保存事業中止(廃止)承認申請書(様式第6号)を教育委員会に提出し、承認を受けなければならない。

(補助金の交付請求)

第8条　補助金を受けるものは、当該補助事業が完了したときは、速やかに文化財保存事業費補助金交付請求書(様式第7号)に、次に掲げる書類を添えて教育委員会に提出しなければならない。

(その他)

第9条　この要綱に定めるもののほか、この要綱の実施に関し必要な事項は、教育長が定める。