Q&A 結核(BCG)予防接種

副腎皮質ホルモン剤を使っていますが、BCGの接種を行ってもよいでしょうか?

 副腎皮質ホルモン剤の使用中(軟膏の局所的な塗布を除く)は、免疫が弱まっていることがあり、播種性BCG感染を招くおそれがありますので、これらの薬剤を使っている時は接種を避けてください。また、大量あるいは長時間使用したときには薬剤の中止後6か月程度経ってから接種することが望ましいとされています。その他、免疫抑制剤を使用している場合も接種を避けてください。

BCG接種後の潰瘍の手当は、どうすればよいでしょうか。

 接種後1か月くらい経ちますと、管針の針痕に相当するところ一つ一つが小さい独立した膿疱になったり、かさぶたをつくったりしますが、これらは通常の反応であっても、特別な処置は必要ありません。局所をいじったり引っ掻いたり、かさぶたをはがしたりせず、清潔を保つようにしてください。

 ごくまれですが、一つ一つの膿疱が融合して全体に大きな膿疱になったり、局所を引っ掻いて他の細菌の混合感染を起こした場合は早めに専門医に相談してください。

コッホ現象というものが起きたら、どうすればよいのでしょうか。

 コッホ現象が起きたら、まず結核に自然感染していないかどうかを疑ってください。問診、ツベルクリン反応検査、胸部X線検査等の結核に関する検査をします。この際、感染源となった家族など周りの大人も検査をすることが必要になります。

 接種部位の局所反応は、通常の接種後の反応より早くかつ強く出ますが、特別な処置は必要なく、経過観察を行います。30日を過ぎると次第に消腿し、9~12か月で治癒すると言われています。

この記事に関するお問い合わせ先

あんしん福祉部 児童福祉課 こども家庭センター 母子保健係
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更新日:2024年04月01日