平成24年五條市議会第2回6月定例会会議録(第2号)福塚議員一般質問

日時 平成24年6月8日(金曜日) 10時 開議

議事日程

第1 一般質問

1 堀川浩美 

  1. 五條市内の倒壊の恐れがある家屋について
  2. 空き家の紹介について
    1. 空き家情報について             
  3. 市立二見保育所の跡地について
    1. 子供の遊び場について                                                
  4. 花のまちづくり事業補助金等について                                   
    1. 花のまちづくりについて         
    2. 花と緑のリサイクル事業について 
  5. 新し尿処理施設周辺の環境整備について
    1. 地元の要望について             
  6. かげろう座の継続について 
  7. 国道24号拡幅整備事業に伴う商業施設の存続について 
  8. 五條昔話巡りについて  

2 山口耕司

  1. 防災・減災を考えた市の社会資本について                                
    1. 現状について                   
      • ア 橋りょう長寿命化修繕計画について                           
      • イ 橋りょう以外の主な社会資本について                         
    2. 今後の取組について             
  2. 熱中症対策について
    1. 市民に対しての取組について     
    2. 学校の施策について             
  3. 東日本大震災のがれき受入れについて
    1. みどり園の焼却状況について
    2. 市の考え方について
  4. 地域公共交通について 
    1. 地域公共交通会議について       
    2. 大塔町の公共交通について       
  5. 南和地域公立病院の救急病院の開設に向けて     
    1. 道路網の整備について           
    2. 公共交通網の整備について

3 吉田雅範

  1. ごみ処理施設「みどり園」について
    1. 市民団体からの要望書・陳情書について
  2. 学校給食と通学路について
    1. 安全性の確認について           
  3. 消防庁舎の総合評価落札方式について
    1. 市内業者について
    2. 評価点数のつけ方について

4 山田澄雄

  1. 陸上自衛隊駐屯地の誘致について  
    1. 進捗状況について               
  2. 市長の政治姿勢について
    1. 御所・田原本環境衛生事務組合に加入することについて    
  3. 吉野川の水量について
    1. 五條市上水道事業の水利権について            
  4. 平成23年台風12号災害について
    1. 大塔地区の山腹崩壊の原因について

5 福塚実

  1. 五條市の市営住宅の現状について
    1. 増改築等の現状について
    2. 市営住宅の老朽化に伴う安全な住環境の整備について   
  2. 五條市の通学路等の安全管理について                                
    1. 現在の通学路の危険箇所について 
    2. 通学路の安全対策について
  3. みどり園の移転に伴う諸問題について  
    1. みどり園移転の問題点について
    2. 御所・田原本環境衛生事務組合について

 

6 藤冨美恵子

  1. 市営住宅について                                                     
  2. みどり園の移転について
  3. 市長の政治姿勢について  
    1. 政治倫理条例について
    2. 斎場の指定管理者制度の導入について
    3. 使用済み核燃料中間貯蔵施設の県内設置の検討について
    4. 「官製談合」情報について

7 大谷龍雄

  1. 責任を果たせるごみ処理事業を目指した御所・田原本環境衛生事務組合への加入について                     
    1. 加入の妥当性について           
      • ア 地元との協定書の正確な解釈とその厳守について               
      • イ 建設費を始めとする諸費用の軽減について                     
    2. 解決の求められる課題について   
      • ア ごみの分別と収集について     
      • イ 中継施設の確保とその内容について          
  2. 台風12号豪雨災害に関連する猿谷ダム等の緊急放流防止対策等について 
    1. 常時満水位の引下げの要求について                            
  3. 五條市営住宅条例に基づく市営住宅の適正な管理運営について  
  4. 水道水の不正使用疑惑問題について

本日の会議に付した事件

福塚実議員の一般質問まで

出席議員(13名)

  • 1番 福塚実
  • 2番 山口耕司
  • 3番 吉田雅範
  • 4番 堀川浩美
  • 6番 川村家廣
  • 7番 藤冨美恵子
  • 8番 池上輝雄
  • 9番 益田吉博
  • 10番 山田澄雄
  • 11番 峯林宏政
  • 12番 花谷昭典
  • 14番 大谷龍雄
  • 15番 田原清孝

欠席議員(1名)

  • 13番 土井康嗣

説明のための出席者

  • 市長  太田好紀
  • 副市長    丸谷昭典
  • 教育長 堀内伸起
  • 市長公室長 樫内成吉
  • 総務部長   竹田和彦
  • すこやか市民部長 山本邦美
  • あんしん福祉部長    櫻井敬三
  • 産業環境部長     辻信彦
  • 都市整備部長  森本敏弘
  • 消防長    窪佳秀
  • 教育部長  町口正治
  • 水道局長      中永充
  • 会計管理者    上孝男
  • 西吉野支所長   丸山勝秀
  • 大塔支所長    山田善久
  • 財政課長   和田剛明
  • 市長公室次長   新井健夫
  • 秘書課長   竹本勝治
  • ふるさと創造課長   河村康友

事務局職員出席者

  • 事務局長  乾旬
  • 事務局次長 藤谷光一
  • 事務局係長 笹谷豊
  • 事務局主任 片山仁美
  • 速記者 柳ヶ瀬五美

議事内容

 議長(益田吉博)

以上で10番山田澄雄議員の質問を終わります。

トイレ休憩のため、15時45分まで休憩いたします。

15時45分休憩に入る

 

15時45分再開

議長(益田吉博)

休憩前に引き続き会議を再開いたします。

ただいまの出席議員数は定足数に達しておりますので、会議が成立いたします。

この際申し上げます。議員各位の質問並びに理事者側の答弁は明瞭、的確にお願いいたします。

一般質問を続けます。

 

1番福塚議員の質問を許します。1番福塚実議員。

 

〔1番福塚実質問席へ〕

1番(福塚実)

それでは議長の発言の許可をいただきましたので、質問させていただきます。

まず1番に、五條市の市営住宅の現状について、2番目に五條市の通学路の安全管理について、3番目にみどり園の移転に伴う諸問題について質問いたします。

では、1番の五條市の市営住宅の現状についてです。(1)増改築等の現状について、5月8日に厚生建設常任委員会を招集いたしまして、説明を受けましたが、本会議でより多くの市民に市営住宅の増改築の現状や問題を知っていただきたく説明を求めます。

部長、よろしくお願いします。

議長(益田吉博)

森本都市整備部長。

都市整備部長(森本敏弘)

1番福塚議員の質問にお答えを申し上げます。

市営住宅の増改築の現状につきましては、去る5月8日に厚生建設常任委員会で御報告させていただいたとおり、平成24年4月1日現在、市営住宅等管理戸数は、35団地、606戸で、入居戸数は526戸となっております。

増改築に係ります調査対象住宅につきましては、平成17年市村合併前の旧村時におきまして、増築等の許可済みでありました旧西吉野村16戸、旧大塔村11戸の住宅を除く、旧五條市内579戸のうち、平成24年4月1日時点におきまして入居しております28団地、504戸を対象として、職員による外観調査及び聞き取り調査を実施いたしました。

増築の状況につきましては、外観から確認できるものとして、何らかの増築をしている戸数は、232戸であります。その内訳は、居室の増築百47戸、屋根、ひさし等の設置70戸、物置の設置12戸、門、柵、塀等の設置3戸となっております。

つきましては、本調査の居室の増築147戸に対しまして、増築等許可済みの住宅10戸、既に増築された住宅に入居された住宅41戸を除いた96戸を対象に、更に詳しく増築規模や利用形態等の実態調査を進めており、結果がまとまれば御報告させていただきたいと考えております。

その他の住宅におきましても、それぞれの住宅の状況によりまして、適切に対応してまいりたいと考えております。

以上で答弁とさせていただきます。(「1番」の声あり)

議長(益田吉博)

1番福塚実議員。

1番(福塚実)

今部長からお伺いしました。たくさんの数があると説明を受けまして、またこういう増築の分に関しても今現在そういう悪質な部分に対してどういう処置をとっているのか、また今後とっていくのかをちょっと説明お願いします。

議長(益田吉博)

森本都市整備部長。

都市整備部長(森本敏弘)

1番福塚議員にお答えを申し上げます。

今正に先ほど報告させていただいたとおり、現状を把握させていただいております。

現状調査によりまして、その内容等確認をいたしまして、必要な措置、これは当然市営住宅法の中にもいろんな形で罰則規定もございますので、その規定に従って、法に基づきまして対応してまいりたい。このように思っております。

以上です。(「1番」の声あり)

議長(益田吉博)

1番福塚実議員。

1番(福塚実)

適切な措置を住宅法にのっとってとっていくという形で理解させていただきます。

それでは、(2)の市営住宅の老朽化に伴う安全な住環境の整備について質問させていただきます。

私も様々なお宅にお伺いする機会がございますが、大変家自体も傷みがひどく暴風や地震などの災害時に安全な避難をすることが困難な住宅が市営住宅等に見受けられますが、市民の生命と財産を守るためにも、今後どのような対策や整備を考えているのか、お答えください。

議長(益田吉博)

森本都市整備部長。

都市整備部長(森本敏弘)

1番福塚議員の御質問にお答えを申し上げます。

平成24年4月1日現在、市が管理しております耐用年数を超えた市営住宅は、20団地204戸で、入居戸数は142戸となっております。ほとんどが木造平屋建てで、一部簡易耐火平屋建ての構造であります。

これらの老朽住宅につきましても、防火対策といたしまして、全戸に火災警報器等を設置し、生活に支障のある不良箇所は、随時修繕を行っております。

しかし古い住宅でありますので、空き家については、新たな入居者の募集は行わず、団地内の安全及び防犯のため順次解体撤去を行ってまいりたいと、このように考えております。

以上で答弁とさせていただきます。(「1番」の声あり)

議長(益田吉博)

1番福塚実議員。

1番(福塚実)

古い家に関して老朽化が進んで、居住が困難な状態な家に関しては取り壊して適切な処置をとっていただくということで、理解させていただきます。

次に、2の五條市の通学路の安全管理について質問いたします。まず通学路とは、各学校が児童・生徒、通学路の安全の確保と教育的環境維持のために指定していると思います。

それでは(1)現在の通学路の危険箇所について質問いたします。今学校や教育委員会では危険箇所などの調査などは行われておるのでしょうか。

議長(益田吉博)

町口教育部長。

教育部長(町口正治)

失礼します。

1番福塚議員の御質問にお答えを申し上げます。

先ほど吉田議員の御質問の際にも少し答弁で触れさせていただきましたが、去る4月23日に京都府亀岡市で起こった集団登校中の痛ましい交通事故の報道の翌日、市教育委員会ではすぐさまに通学路に関する危険な箇所につきまして、再点検するよう各学校に指示をいたしました。

そして今月の15日以降、収集した情報を基に各関係機関で今後の登下校の安全確保に生かせるよう協議検討してまいることとしております。また平成18年に作成した「子どもを守る安全マップ」という五條市全域の通学路の冊子の中には、各校区の危険箇所が掲載されていますが、今回の再点検で見直しを行い、活用してまいります。

また、交通事故に遭わないようにするには、「自ら危険を回避する能力」と「危険を予測する力」、「自分の命は自分で守る」という意識の向上を身に着けさせることも大切であり、保護者・教職員・地域の人々等の関係者と連携をとりながら、今後の指導に努めてまいります。

また、8月には教育委員会といたしましても、警察等の御協力をいただき、危険箇所を実際にパトロールし、点検していく計画を持っております。

以上、答弁とさせていただきます。(「1番」の声あり)

議長(益田吉博)

1番福塚議員。

1番(福塚実)

それではまだ危険箇所の調査は終わってない、全体的に把握もしていないということで理解させてもらってよろしいですか。

議長(益田吉博)

町口教育部長。

教育部長(町口正治)

1番福塚議員の御質問にお答えを申し上げます。

現在も先ほど申し上げましたように平成18年度に作成した危険箇所もございますし、また平成23年8月には県の道路交通環境課と各小学校が通学路における歩行空間の調査というのを実施いたしまして、通学路に対策が必要な箇所を調査してございます。こういうことに基づきまして、今やっております調査を併せましてより安全な通学路の確保のために研究をしてまいろうということでございます。

以上、答弁とさせていただきます。(「1番」の声あり)

議長(益田吉博)

1番福塚議員。

1番(福塚実)

ありがとうございます。

通学路の危険箇所等については、詳細なる調査の上、適切な処置をとっていただきたいと思います。

次に、(2)通学路の安全対策についてですが、先ほどの質問にも若干かぶる部分もございますけれども、最近の新聞やテレビなどで不幸な事故やけがなど報告されていますが、私が思うに事前に必要な対策を講じていれば、事故の軽減、また、けがの軽減、防げたかもしれない事故が数多くあると思います。そのためにも交通量、交通安全施設の整備、川、崖、工事現場、踏切などの有無、道路の状況、交通規制、いかがわしい広告、看板の有無、防犯灯の有無など、通学路においては様々な問題がございます。

私が知る限り五條市の学校周辺ではほとんど整備ができていないと認識しております。

また、道路においても、学校周辺においても、ドライバーに周知できる必要な対策が全くとれていないと思っております。

子供たちが安全に登下校し、不幸な事故やけがなどから守るためにも、大変重要かつ急務だと思っております。国道、県道、市道、その他の道路においても、必要機関や地域住民に働き掛けて指導や対策をとらなくてはいけません。部長、教育長はどのようにお考えなのか、お答えください。

議長(益田吉博)

町口教育部長。

教育部長(町口正治)

失礼します。

1番福塚議員の御質問にお答えを申し上げます。

通学路の安全対策につきましては、学校の教職員による立しょう指導を重視して進めています。またPTAとしても、「見守り隊」や「校区内巡回」を自主的に実施するなど、交通安全への積極的な取組を行っていただいています。

また、各校区の補導委員におかれましても、登下校時の街頭指導、見守り等を実施していただいておりまして、子供たちの安全確保に大きな役割を果たしていただいています。

教育委員会といたしましても、青少年センターを中心に、登下校時に青色防犯パトロール車による通学路の巡回を実施するなど、登下校時の安全確保や不審者対策に努めております。

通学路の安全対策につきましては、今後も注意深く、丁寧に進めていくことが肝要であると捉えており、通学路の整備等も含め、関係機関と連携をとりながら進めてまいります。

また、今御指摘の交通安全対策の整備としての防犯灯の設置とか道路の舗装につきましては、貴重な御意見でございますので、関係課と連絡をとってまいりたいなと、このように考えております。

以上、答弁とさせていただきます。

議長(益田吉博)

堀内教育長。

教育長(堀内伸起)

1番福塚議員の御質問にお答え申し上げます。

今部長の方から申し上げましたように、防災教育とともに、安全教育というのは学校で大変きちんとやらなければならない、そんな内容だと思っています。実は先ほどから調査のことがありましたけれども、実際に押さえておりますちょっと気を付けなければいけないなという箇所、調査の中では平成18年の調査で183か所、そして先ほどありましたけれども、県が行いました調査の中でこれは県道を中心にですけれども、75か所ほど考えておかなければいけない、点検しなければいけないと指摘されているところがございます。このこともありましたので、実は今日締切りの日付になっているのですけれども、各学校に調査をかけました。それが今あがってきております。これを基に先ほど言いましたけれども、8月までの間に、夏休みの間にまとめまして、ピックアップをしながら点検を警察とともにやっていきたいなと、そういう計画を持っているところであります。

事故を防ぐということは、先ほども議員御指摘のとおり学校の場の中で安全教育というのも実際しっかりやっておかなければいけませんし、併せて事故を誘発する危険性のあるそれを取り除くということが非常に重要かと思います。そういった点を踏まえながら、この2点にポイントを当ててこれからも進めてまいりたいというふうに思っております。

以上、答弁とさせていただきます。(「1番」の声あり)

議長(益田吉博)

1番福塚議員。

1番(福塚実)

教育長のそういう調査が出てくるということで、そういうふうに迅速に対応していただけたら一番有り難いと思います。

また、ドライバーに周知をするという部分では、生徒の方に道路交通法の指導をしていくという形で理解させていただくのですけれども、幾ら気を付けていても、この前の京都のように一緒に随行している父兄がおる中、事故に巻き込まれる。またその他の地域でもそういう事例がございます。やはりドライバーの周知、また京都の方ではカラー舗装をしてありましたけれども、事故が起こってからガードレールの設置という形になりました。このようにガードレールを付けたというのは、以前に付いていれば、この方々の命は守れたはずです。

大変五條市においても、学校周辺、私も子供が小学校から高校までおりますけれども、送り迎えをするときも学校周辺は子供たちが大変集中します。その中でガードレール、カラー舗装等のドライバーに対する周知ができていないという部分もたくさんありますし、また教育長がよく御存じの高速道路、五條高校の下の高速道路の下の防犯灯、あれも真っ暗な状態で大変危険だと思っております。また私がこの前五條病院に行ったときも、五條高校の子、またあれは東中の子やったかな、交通事故、自転車の子とヘルメットかぶって単車で車と衝突した子もおりました。こういう学校周辺でそういう学生服を着たまま病院に運ばれてくる子も目の当たりにしておりますので、やはりドライバーへの周知というのを徹底していけば、防げる事故はたくさんあると思うので、今後適切な努力と迅速な対応をよろしくお願いしておきます。

それでは3番のみどり園の移転に伴う諸問題について質問させていただきます。

(1)みどり園の問題点について質問させていただきます。まず、みどり園の移転は協定書どおり厳守しなければいけません。またこの問題を長年にわたり、先送りしてきた行政の怠慢、行政の責任は大変重く重大です。そのため周辺地域の皆様には大変心苦しい思いをさせているのが現状だと思います。またこの問題に前市長や現市長が取り組んでいるのは大変素晴らしいことで、しかし今現在御所市に移転するまでには、様々な問題をまずクリアにしなければいけません。現在の分別から更に細分化しなければならない問題や、細分化に伴う家庭への周知、ごみ袋の購入の増加、中継施設の設置場所の確保、また前に藤冨議員が市長に一般質問の中で五條市が御所・田原本環境衛生事務組合に参加した場合、もし五條市に不利益な場合、いつでも組合から抜けられるとの答弁がありましたが、知事許可を得て本格的に運営稼働した場合、途中で抜けることは困難で、違約金や損害賠償の対象となると聞いています。

また、御所・田原本・五條環境衛生事務組合構成団体負担金、これは予算がこの前通りましたけれども、3,322万4千円ですかね。また、協力金、環境対策費の負担割合で提示されたのが5億5千万のうち五條への提示額は2億5千万です。全体的に五條市の負担が多く、このような観点からまだまだ五條が御所・田原本環境衛生事務組合に本格的に参加するのは困難で、問題点や課題を先送りして進めてしまうのは市民の理解も難しく思われます。

部長、この問題や課題についてどのようにお考えなのかお答えください。

また、病院のこともありますし、南部地域との連携も踏まえて考えていただくのが、私は必要だと思っております。部長、よろしくお願いします。

議長(益田吉博)

辻産業環境部長。

産業環境部長(辻信彦)

1番福塚議員の御質問にお答え申し上げます。

みどり園が移転することに伴い生じる様々な事案につきましては、今後2市1町で調整していかなければならない課題であると認識しております。

とりわけ、ごみの分別収集や中継施設につきましては、市民生活に直結した事案でありますので、市民サービスへの支障がないよう検討する必要があります。

まず、ごみの分別につきましては、2市1町の分別方法のみならず、ごみの減量化や再資源化への取組についても課題となっていることから、収集体制も含め検討していきたいと考えております。

また、中継施設につきましては、移動距離を勘案しますと必要であると考えておりますが、場所、施設内容等につきましては未定であります。

今後、ごみ分別と併せて検討していきたいと考えております。

御理解を賜りますようよろしくお願いいたします。

以上、答弁とさせていただきます。(「1番」の声あり)

議長(益田吉博)

1番福塚議員。

1番(福塚実)

検討して御理解していただきたいという、具体的に何も決まっていない状態で理解せよというのは大変難しい問題です。はっきり言うて無理があると思います。決まっていてね、具体的にそういう方向性等を示していただければ、中継施設等また分別等に関しても理解できるのですけれども、何も決まっていない状態で理解せよというのは無茶苦茶な話かなと思っております。

また、先ほど私がこの中でもありましたけれども、五條市のごみの12,075トンですかね。これが10月に出されたと、まあ予想の分が11月、12月の分は予想で書かれたと、御所さんで出ているこのトン数8,587トン、田原本9,985トン、この算出はどういう形で御所さん、田原本さんはされたのか、部長さんは、わかっておるのか、ちょっとお答えください。

議長(益田吉博)

辻産業環境部長。

産業環境部長(辻信彦)

1番福塚議員の御質問にお答え申し上げます。

御所市・田原本町につきましても、1月から10月までの実績、11月から12月の分につきましては、推定量で出しておると聞いております。

以上でございます。(「1番」の声あり)

議長(益田吉博)

1番福塚議員。

1番(福塚実)

ありがとうございます。

先ほど推定量、御所・田原本・五條も全て推定量で算出した金額ということを理解させてもらいます。

ですが、五條市のトン数についてですが、台風12号等災害もございまして、その23年度のごみの搬入量が増えたということはないのですか。

議長(益田吉博)

辻産業環境部長。

産業環境部長(辻信彦)

1番福塚議員の御質問にお答え申し上げます。

五條市におきましては、既に23年度につきましては、実績が出ております。実績の量といたしましては、11、984トンとなっております。この分につきましては、例年よりも特に増えたであるとかいうことはないと考えております。

以上です。(「1番」の声あり)

議長(益田吉博)

1番福塚議員。

1番(福塚実)

わかりました。台風12号によるごみの量が増えたとかないということですので、理解させていただきます。

またこの金額の面もそうですし、中継施設等も全然まだまだ決まっていない。問題点や課題はたくさんあると思いますので、拙速に進めるのではなくて、慎重に取り組んでいかなければならない問題だと思っております。

続いてです。(2)御所・田原本環境衛生事務組合について、ちょっとお話させていただきます。

私と田原議員、山田議員は、5月31日に御所市役所において御所・田原本環境衛生事務組合の協議会に話を聞きに行ってきました。話の内容は、御所・田原本・五條市の負担割合の協力金、環境対策費、それと規約改定新旧対照案、事務組合設立計画でした。事前の説明では、部長の説明でしたけれども、5月30日の6時前ごろですか、説明では、協力金、環境対策費の説明だと聞かされていました。

まず御所市長、副市長、田原本町長、副町長、また各組合議会議員、五條市におきましては、五條市長、副市長、産業環境部長、みどり園所長、温暖化対策係長、そして私たち議会議員の自己紹介がありました。

御所市長が議事を進行し、大体の内容を説明していただきました。そこで質疑を求められ、山田議員が、私たちがこの協議会に参加した理由を説明いたしました。また協議内容について、山田議員は同意できない旨を組合側に説明いたしました。また、私もマイクをとり、責任ある立場ですので、協議内容については承って、同意できないとの説明をいたしました。その後、五條市長が我々の肩をたたき、規約に関しては同意してくれと来ましたが、負担割合の環境対策費は3日前に見ただけで協議も全体でしておりませんし、変更後の規約に関しても今見ただけで、内容についても精査できていないので、「同意できない。」と私は申し上げました。

山田議員や私の意見を聞いた組合側から市長に説明を求める声がありました。そして、市長が説明をする中で、私たちが同意していないにもかかわらず、「規約に関しては今3人の同意を得た。」と発言し、大変山田議員を含め私たちは驚いた次第です。

その後、組合側から私に再度質問があり、私も再度この件に関しては拙速に了承できないし、市民の理解が得られない、また御所・田原本のように1年、2年と協議を五條で重ねていないと説明し、その後、山田議員も協議会の内容を持ち帰り五條の議長に報告を求められているので、ここで了承できないと、事細かに組合側に説明していただきました。そして、御所市長からそれではこのまま閉会いたしますという形になりました。

これが、私らが行った組合の協議会の大体の内容でございます。実際のところ私たちは軽い説明、協力金等の説明を聞かされるだけでしたけれども、御所市長の発言の中で、賛否をとるような部分も、「規約に御異議ございませんか。」という質疑がございました。ただ聞くだけの話ではなく、またこの規約の内容に御所・田原本環境衛生事務組合の協力会議ですけれども、この規約の内容に五條の名前が入っている自体、ここで了承してしまうということは、組合の本格的参加ということを認めて、これを知事の許可に出すという形になるのではないかなという部分を私らは懸念した上で、その場は承っておく、了承できないと説明し帰って来た次第です。

また、会議室を出て田原本や御所の組合議員から、「五條の議員さん、なぜ市長から事前に説明を受けていないのか。」と、私も質問を受けましたが、私も「わからない。」と答えました。話の中で、負担金の件にしても、去年から大体の金額は決まっていたと聞かされ、また別の組合議員からも呼ばれ、五條市長が職員を連れて御所に来ていろいろな協議を重ねていた事柄も説明を受けました。その中で、議会も通っていない内容を了承することもあり、職員にそれは議会に諮らないといけないと市長が職員にたしなめられることもあったようです。

その後、私たちが五條に帰り、山田議員が益田議長に会議の内容を報告したのですが、益田議長が市長からの説明では私たちが規約に賛同したとの報告を受けたらしく、明くる日に山田議員とともに御所に確認に行き、6月4日の議員全員協議会で市長の虚偽とも思える説明があったと聞かされました。これは議員を、また議会を軽視し愚弄する行為だと私は思います。このような行為は、五條市民の理解は当然得られるわけもなく、御所・田原本の市民、町民にまで迷惑を掛ける事態になりかねません。様々な諸問題を隠さずに明らかにし、御所・田原本環境衛生事務組合の本格的な参加をしっかり検討し、見直しも含め考えるべきだと私は強く思います。

その辺に関して、こういう私らが行った内容ですけれども、市長の見解をよろしくお願いします。

議長(益田吉博)

太田市長。

市長(太田好紀)

1番福塚議員の質問にお答えを申し上げます。

これは先ほど山田澄雄議員のときと同じ意見で重なる部分もあるかもわかりませんけれども、少しお話をさせていただきます。

まず虚偽の答弁をしたとは一切思っていませんし、一番理解で誤解をしているのは、まずは事務組合規約変更ということを、先ほども山田澄雄議員のときも説明させていただきました。持ち帰るとか、また私らは仮であるという意味も山田澄雄議員もまた福塚議員も言っていたのは当然私もわかっています。ただ先ほど言ったように、この事務組合の変更に関しては御所と田原本さんの協議の中に御所市長の配慮で入れていただいたということで、別に何も反対する、賛成する意味ではなかったということの御理解をまず福塚議員にはしていただきたいなと思っています。というのは、この御所・田原本の事務組合の規約変更案であって、五條市を入れる、そして人数を増やすという案であったので、それは御所・田原本さんの中で審議をされるのが当然で、うちはまだ入っていませんので。ただ御所市長の配慮で呼んでいただいた。これからやっていく中でということを申し上げたわけであります。その中で、反対する、賛成するということは、全くそれは道義に反していると、だからそこで反対するしないということは当然おかしな話であって、当然五條市も議会の議決を得ている。御所市も議会の議決を得ている、田原本も議会の議決を得ている、だから参入するということの決定した中で、規約変更するということで、御所・田原本の規約変更案が出てきたと、こういうことであります。その中で、御所市長の組合長の方から異議がございませんかということで、誰一人そのときは何もうちの議員からもなかったということで、それは発言しなかったので何もありません。その他に入って、負担金の話になって、山田澄雄議員からまた福塚議員の方から、最後には田原議員からもお話がありましたけれども、その中のときにいろんな話が出て、私らは、これを持ち帰るとか、これには賛同できないとかいろんな話はしていたことも知っています。その中で、私も山田澄雄議員のところ、そして福塚議員のところに行って、「これらを賛成してほしい。」と言いました。福塚議員はそのとき一切、私は反対やということも言われなかった。そして山田澄雄議員は「どっちでもかめへんと、別にかめへんよ。」という話があったから、私はどっちも賛同していないということで、私そんなみんなの前で堂々とそんなうそをつくことはございません。だからそこらは誤解をしているなということだけ申し上げたいと思います。

また議長に対して私、帰るときに電話して自宅に行かせてもらって、それが山田澄雄議員の話と意見が違うと、虚偽やということを言っておられましたけれども、虚偽も何も、私は私の範囲内で議長に申し上げたと。

そしてその次の日に、御所市の方に議長と山田澄雄議員が行ったということで、これが虚偽であったということですけれども、今冒頭から虚偽である、ないにかかわらず、規約変更の案は御所と田原本でやっていたということであって、五條市はそこにはまだ入っていないということの御理解をまずしていただきたいなと、だから虚偽をしたとかしていないという問題じゃないと、そこにはうちは御所市長の配慮で入らせていただいたと、どっちみち参画するのだから内容を聞いてくださいよという形の中で、持ち帰るとか持ち帰らないというよりも、五條市も参画をするという議決を出ているから、その規約変更案を御所・田原本で協議をしていたと、そういうのが現状であるので、虚偽があったとかなかったとかいう問題とはちょっと話が食い違っているのではないかと思います。

以上で私の答弁とさせていただきます。(「1番」の声あり)

議長(益田吉博)

1番福塚議員。

1番(福塚実)

市長の説明もさらっと聞いていたら理解できるかなと思う部分と理解できないなという部分があります。

まあ全員協議会の中でも益田議長と山田澄雄議員の答弁、また意見交換、また市長との意見交換の中でも私が聞く内容、また私もその協議会に参加していて実際山田議員が益田議員に電話しているのも横で聞いておりますし、その中で益田議員が確かに議長たる責任ある立場ですので、そういう軽はずみなことは言わないと思うのですけれども、どっちがうそをついているんやと、うそということは虚偽ですわね。言葉が違うだけで。その中で、どっちがうそをついているのかという話の中では、虚偽という。

それと私たちが事務組合に参加させていただいた、向こうの話を聞きに行っているだけやという中で、事務組合規約対照案、案ですけれども、その中でも市長が私どもにこれに賛同せよという話を持ってきましたね。賛同せよということは、賛否をとっているということですね。違いますか。……違うん。賛同せよということは、賛成してくれということでしょう。それは賛否をとっていることでしょう。それが賛否とっていない、聞いているだけやって、それは話が合いませんやん。実際そうですやんか。賛否とらんでいいというたら、これほんだら考えといてよでええんえ。賛同してよという話を俺らに言うたんやんか。それは賛否です。それは市長の誤解です。

議長(益田吉博)

太田市長。

市長(太田好紀)

福塚議員の質問に答えさせていただきます。

確かに私は賛同してくれということは言わせていただきました。これは事実言わせていただきました。それは賛否をとるということ、冒頭に先ほども福塚議員の方から話を聞きに来たと、自分でそれを認めているんでしょう。それに賛否をとるということ自体が誤解をしているんじゃないですか。初めに話を聞きに来たということの中で、賛否をそれやったらとっていないということの認識をまず福塚議員がしているということでしょう。そやからその辺を踏まえて、私は言いました。ただなぜそういうことを言ったかと言うと、そんな大きな場で御所・田原本の事務組合の中でお願いをして入っている中で内輪の議員が反対の話を、山田澄雄議員、そして福塚議員が言われました。だからそういう形の中で、協力してほしいという話をさせていただいて、別に賛否をとるために賛成してくれという意味じゃないし、また福塚議員も今言われたように、私は話を聞きに来ただけだというなら賛否じゃないということも認めておったということで、御理解をしていただきたいと思います。(「1番」の声あり)

議長(益田吉博)

1番福塚議員。

1番(福塚実)

大変ありがとうございます。

面白い話で、これは平行線を保つと思うので、余り詰めた話をしたくございませんので。

私たちは事前の部長の説明では確かに話を聞くだけやという話で行きました。でも、市長は現に私たちの肩をたたいて、山田議員も説明の中で話していたように、私たちの五條市の現状等、また市民の署名、市長のところへ陳情に来られているという現状も踏まえて、また諸問題もあるという現状も踏まえて、この話は承っておくという話の中で、市長が「規約に対しては賛同してよ。」と言ったんです。これは事実ですね。認めてくれましたので、それでもう結構です。ありがとうございます。

以上で、私の質問を終わらせていただきます。

議長(益田吉博)

以上で福塚実議員の質問を終わります。

お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思いますが、これに御異議ございませんか。

〔「異議なし」の声あり〕

議長(益田吉博)

御異議なしと認めます。

よって本日はこれにて延会することに決しました。

次回11日、10時に再開し、一般質問及び議案審議を行います。

本日はこれにて延会いたします。

16時25分延会

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更新日:2019年01月07日