平成24年五條市議会第1回3月定例会(第2号)前半

平成24年五條市議会第1回3月定例会(第2号)

日時 平成24年3月8日(木曜日) 10時 開議

議事日程

第1 一般質問

1 吉田雅範

  1. 養護老人ホーム花咲寮の建て替えの必要性について
  2. 学校給食について
    1. 地産地消の安心・安全な食材を使用することについて
  3. みどり園の移転について
    1. 移転の見直しについて
  4. 市長の資質について

2 堀川浩美

  1. 地域の活性化について
    1. 大塔町の被災地の復旧について
    2. 市内での買物運動について
    3. 市が発注する工事や物品の購入について
    4. 買物客に魅力のある店づくりについて
    5. 商栄会通りの一方通行について
    6. 生産緑地法について
    7. 京奈和自動車道五條インターチェンジ付近の企業誘致について
    8. 京奈和自動車道沿線の景観について
  2. ごみの分別について
    1. ごみの減量について
  3. 結婚相談室の開設について

3 池上輝雄

  1. 五條市消防団の組織づくりについて
    1. 田園地区消防団の設立について

 

4 峯林宏政

  1. 都市計画について
    1. 駅前開発と五條駅南北道の実施計画と進捗状況について
      • ア 今までに投入してきた費用の総額について
      • イ 国土調査法に基づく地籍調査の進捗状況について
      • ウ 地籍調査終了後の計画について
  2. 学校教育について
    1. 教育長の教育方針について
    2. 校区補導会等の学校教育関連団体についての教育長の考えについて
  3. 市長の政治姿勢について
    1. 定期監査結果報告の総括に対する対策について

本日の会議に付した事件

 藤冨美恵子議員の一般質問まで

出席議員(13名)

  • 1番 福塚実
  • 2番 山口耕司
  • 3番 吉田雅範
  • 4番 堀川浩美
  • 6番 川村家廣
  • 7番 藤冨美恵子
  • 8番 池上輝雄
  • 9番 益田吉博
  • 10番 山田澄雄
  • 11番 峯林宏政
  • 12番 花谷昭典
  • 14番 大谷龍雄
  • 15番 田原清孝

欠席議員(1名)

13番 土井康嗣

説明のための出席者

  • 市長       太田好紀
  • 副市長     丸谷昭典
  • 教育長    堀内伸起
  • 市長公室長  吉田辰雄
  • 総務部長    下村洋次
  • 都市整備部長 森本元三
  • 生活産業部長 櫻井敬三
  • 健康福祉部長 森本敏弘
  • 上下水道部長 辻本衡司
  • 消防長      窪佳秀
  • 教育部長  樫内成吉
  • 会計管理者  町口正治
  • 西吉野支所長    小窪美貴男
  • 大塔支所長  山田善久
  • 監理管財課長   新井健夫
  • 企画財政課長   福塚勝彦
  • 秘書課長   菊谷眞宜
  • 庶務課長   上孝男

事務局職員出席者

  • 事務局長  乾旬 
  • 事務局係長 笹谷豊
  • 事務局主任 馬場由美子
  • 速記者   柳ヶ瀬五美

10時00分再開

議長(益田吉博)

 ただいまから去る5日の散会前に引き続き本会議を再開いたします。

土井康嗣議員から欠席届が出ております。

ただいまの出席議員数は定足数に達しておりますので、会議が成立いたします。

議長(益田吉博)

 本日の日程につきましては、お手元に配布済みのとおりであります。

 配布漏れはございませんか。──。

 これより日程に入ります。

議長(益田吉博)

 日程第1、一般質問を行います。

この際申し上げます。議員各位の質問並びに理事者側の答弁は明瞭、的確にお願いいたします。

 議員各位には申合せのとおり、一般質問は全て質問席から一問一答方式により行うことといたします。

なお、理事者側の答弁は全て自席からといたしますので、本趣旨を御理解いただき、議会運営に御協力くださいますようお願いいたします。

 また、議員各位には、一般質問の時間は質問と答弁を含めて90分以内といたします。

理事者側各位にも御協力をお願いいたします。

初めに、3番吉田雅範議員の質問を許します。3番吉田雅範議員。

 

吉田雅範

 

 〔3番 吉田雅範質問席へ〕

3番(吉田雅範)

 おはようございます。

ただいま議長から発言の許可をいただきましたので、通告のとおり一般質問をさせていただきます。

1番、養護老人ホーム花咲寮の建て替えの必要性について。2番、学校給食について。3番、みどり園の移転について。4番、市長の資質について。この4点を質問させていただきます。

初めに、花咲寮の建て替えについて。現在の花咲寮は高台の見晴らしが良い、またJR大和二見駅にも歩いて行ける距離にあり、買物等またスーパーが近くにあり、大変素晴らしい場所に建てられておると思います。しかし、花咲寮は老朽化が進み、修理代もかさみ、建て替えも視野に考えていかなければならないと思っております。

財政厳しき折にも生活弱者の最後のとりでとして残して、建て替えをしていく必要性があると思います。

市長の花咲寮に対する考えをお聞かせ願いたいと思います。

議長(益田吉博)

 森本健康福祉部長。

健康福祉部長(森本敏弘)

 3番吉田議員の質問、養護老人ホーム花咲寮の建て替えの必要性について、自席から失礼してお答えをさせていただきます。

 養護老人ホームは老人福祉法唯一の措置施設であり、行政責任の下で低所得高齢者、独居高齢者、精神障害等、また被虐待高齢者の受入れ施設として老人福祉施策上、今後も極めて重要な施設と認識いたしております。

 また、養護老人ホームの入所者は自立、要支援の方が多く、コンビニ、スーパー、JR駅等交通の便利なところが適切な場所と考えられます。

花咲寮は、昭和40年代から昭和50年代に増築を行い、現在に至っております。

現在入居者は、42名、男性17名、女性25名、市内から35名、市外から7名であります。

平均年齢は81歳を超えており、施設の構造上、第1棟から第2棟へはスロープで、第3棟へは階段のため、要介護者には移動が困難であり、居室は29室のうち19室が和室のため、要介護度が上がるにつれて、ベッド対応の居室が必要になります。

また、当施設は、現在の施設設置基準にそぐわない居室のため、建て替えは早急な課題といえます。

今後の方針としまして、建て替え、指定管理、運営委託、事業譲渡、現行どおり運営等々、選択肢はありますが、現在の状況を踏まえ、市長より早急に方向性を示すよう指示をいただいております。

将来の施設の管理・運営方法等も考慮しながら、24年度には関係各課と協議を進め、方向性を明確にしてまいりたいと、このように考えております。

以上で答弁とさせていただきます。(「3番」の声あり)

議長(益田吉博)

 3番吉田雅範議員。

3番(吉田雅範)

 大変有り難いお言葉でございます。

先にも申しましたが、お年寄りにとって生活弱者最後のとりでですので、市行政が守って支えていかなければ、誰も守る方がおられないと思いますので、早期の建て替えについて、どういうふうに市長は考えておられるのか、答弁のほどよろしくお願い申し上げたいと思います。

議長(益田吉博)

 太田市長。

市長(太田好紀)

 3番吉田議員の質問に答えさせていただきます。

 今部長の方から方向性を示していただいたと思います。その中で建て替え、指定管理、運営委託、事業譲渡、現行どおり運営する等いろいろな方向性があります。確かにもう老朽化しておりまして、私も何回かあそこに足を運んで状況も見てきました。そして、毎年修理等の予算計上をして、毎回修理をしているところであります。そういう状況の中で、本当にもう建て替えて、当たり前の状況でありますけれども、五條市の財政の状況も鑑みながら今後どうしていくのかということを昨年担当課に指示を出しております。24年度中にその方向性を示して、どうするのかということを決めて順次進めてまいりたい、そういうふうに考えております。

以上です。(「3番」の声あり)

議長(益田吉博)

 3番吉田雅範議員。

3番(吉田雅範)

 ありがとうございます。

財政の方も厳しい折ですけれども、やはり弱者のために早期建て替えを視野に入れて頑張 っていただきたいと思います。

それでは次に、学校給食について。地産地消の安心・安全な食材を使用することについて。始めにお断りいたしますが、福島第一原子力発電所の事故により、放射能、風評被害を拡大する質問ではないことを始めに申し上げておきます。そして子供たちが、毎日口にする学校給食を守る観点からの質問でございます。

昨年発生した東北太平洋沖地震により、福島第一原子力発電所の事故が発生し、福島県・茨城県始め近隣の県で生産された葉菜類から食品衛生法の暫定規制値である放射性ヨウ素が検出され、政府各自治体で出荷規制の措置をとられておりますが、本市の学校給食の食材の安全基準についてお尋ねします。

議長(益田吉博)

 樫内教育部長。

教育部長(樫内成吉)

 3番吉田議員の御質問にお答え申し上げます。

 学校給食は学校給食法に基づき、児童及び生徒の心身の健全な発達に資するもので、食に関する正しい理解と適切な判断力を養うことを目的としており、現在、小学校8校で1,899人、中学校5校で1,041人、幼稚園2園で129人の計3,069人の給食を提供しております。

 この給食の目的を達成するために、学校給食に使用する安全で安心な食材の調達方法については、栄養士が一食当たり小学生660キロカロリー、中学生850キロカロリーの栄養基準量に基づいた献立を考え、数量や食材の基準、例えば国内産・奈良県産・中国産以外などといった指示書を示し、また冷凍食品や加工食品については、配合表や分析表の提出を義務付け、それぞれの品目ごとに入札を行っています。その後、PTA代表者などから構成しています学校給食センター運営委員会の物資選定委員において、学校給食に適正な食材であるかどうかの審査を経て決定されております。

納入される給食物資については、全てその場で検品を行い、入札時の指示書に適合しているかについて業者立会いの下、確認をしております。

 次に、学校給食としての地産地消の取組でありますが、食材の基準に奈良県産及び五條市産と明記し、納入していただいておりますが、その食材については、柿やたまねぎなど品数が限られております。より新鮮で安心できる食材を調達するために、市内の生産農家、団体に登録業者として参加していただけるよう拡大に力を注いでいるところで、現在は五條市内の登録業者は16件となっておりますが、来年度からは5件増加して21件となる予定であります。

 また、昨年3月11日、未曽有の東日本大震災による原子力発電所の事故により、野菜などの食材に放射能汚染の被害がありましたが、汚染対策については、国が放射性物質に関する暫定規制値を定め、それを基にそれぞれの各自治体が検査を実地しているため、市場に出回る食材については安全基準を満たしているものと認識しているところでありますが、国の動向を注視して、的確に対応してまいりたいと存じます。

今後とも、安全で安心な学校給食を提供し、学校給食の目的を達成するため、地産地消及び食材の基準並びに検品体制の強化に更に取り組んでまいる所存でございます。

以上、答弁とさせていただきます。(「3番」の声あり)

議長(益田吉博)

 3番吉田雅範議員。

3番(吉田雅範)

 私も給食センターの方に何度か行かせてもらって、本当に御苦労されておるということは身に持ってわかっているわけなんですけれども。

そしてまた聞かせていただいたら、平成11年から学校給食の値上げをしていないと。それもまあ大変御苦労されておるということは私も十分わかっております。しかし国産の野菜、中国産以外という答弁をしていただいたんですけれども、私ちょっと調べさせていただいたら、業者ですね、新澤という業者から昨年5月2日92キロ、5月11日81キロ、7月13日52キロ、茨城産の白菜が入っておるわけなんですね。それはどこから入っているのかというと丸商加工から納品されております。そしてまた、キャベツにつきましても、群馬県産が137キロですか、これちょっと10月13日ですか、群馬県産のキャベツが入っております。やはりこの放射能の問題があって、十分国の方も対応しておると思いますけれども、この学校給食に関して、特に放射能の測定器というか、そういうものは給食センターとして持っておるわけなんですか、どうですか。

議長(益田吉博)

 樫内教育部長。

教育部長(樫内成吉)

 3番吉田議員の御質問にお答えいたします。

 放射能汚染うんぬんの中の、特に福島県周辺、規制値等で出荷制限が起こっている、今も出荷制限されておるところもあるわけでございますが、そのところからの産地には特に注意をさせていただいておるところでございます。

 国においては、先ほど回答させていただきましたけれども、国の基準を下回っているものしか出回っていないという認識の下に、給食の野菜等を納入していただいておりますけれども、放射能につきましては、簡易なものを、給食センターには測定器はありますが、全て精細な中身を調べるためには時間と、より正確な測定器が4,500万以上掛かると聞いております。今現在そういうものがないわけですけれども、可能な限り地産地消の、できる限り五條市の方で、登録業者に呼び掛けながら、より安全なそして安心な給食の食材の納入に心掛けていきたいと思っております。

以上、答弁とさせていただきます。(「3番」の声あり)

議長(益田吉博)

 3番吉田雅範議員。

3番(吉田雅範)

 まあ器械を買うと4,500万掛かるということなので、大変お金も掛かるということなんで、その点だけ、どこで生産されたか、農家というのがわかれば一番有り難いんですけれども、その辺も視野に入れながら、やはり安心・安全なものを給食に使っていただきたいと思います。

次に、本市における外国産の加工品、冷凍野菜の規制についてお尋ねします。

議長(益田吉博)

 樫内教育部長。

教育部長(樫内成吉)

 3番吉田議員の御質問にお答えいたします。

 基本的には冷凍野菜の食品につきましては、冷凍のホウレンソウ、グリーンピース、むき枝豆、春巻き、シュウマイ、餃子、カニ、かぼちゃ、無添加チキンハム、無添加焼き豚、三度豆、ミンチカツが冷凍食品として納入をされております。それ以外は基本的には、生鮮野菜というところでありますけれども、その基準表ということにつきましては、国内産であるとかあるいは中国産以外であるとか、それから配合表の義務付け、更には分析表の提出といったところで基準を示して納入させていただいているところでございます。

以上、答弁とさせていただきます。(「3番」の声あり)

議長(益田吉博)

 3番吉田雅範議員。

3番(吉田雅範)

 冷凍ホウレンソウというのも今ちょっと部長の方から出たんですけれども、その冷凍ホウレンソウの入荷状況を調べさせていただいたら、これも株式会社丸商加工といって奈良中央卸売市場の中にある会社です。そして親会社というか、関連会社が藤村青果というのが親会社となっております。その丸商加工は冷凍ホウレンソウを何という会社から入荷されておるということはわかっておられますか。

議長(益田吉博)

 樫内教育部長。

教育部長(樫内成吉)

 3番吉田議員の御質問にお答えいたします。

 丸商加工の元が株式会社イズックス、それからその元が輸入元の株式会社泉というところから納入されておるということでございますけれども、今議員が御指摘いただきましたホウレンソウにつきましては、調べさせていただきますと、丸商加工様からは冷凍の関係は一切入っていなかったということで、全て生鮮品であったというふうに給食センターの方から聞いております。

以上、答弁とさせていただきます。(「3番」の声あり)

議長(益田吉博)

 3番吉田雅範議員。

3番(吉田雅範)

 そうですか、私2月29日ですか、納品されておる10時30分頃でしたか、行かせていただいたら、ちょうど丸商加工という会社の車が止まっておって、荷物を下ろして出て行くところだったので、そこで何点か外から確認させていただいたのですけれども、確かに東京の品川にあるイズックスという会社がこの冷凍野菜の加工会社になっております。このイズックスの親会社というのは泉という株式会社ですね。これは輸入業者と違いますか、ね。そして私、いろいろと調べさせていただいたらホウレンソウ、小松菜、菜の花、チンゲンサイ、ブロッコリー、カリフラワー、ニンニクの芽、しいたけ、ピーマン、サトイモ、レンコン、これ全部中国産なんですよ。そして出てきたのがくりかぼちゃだけが北海道、国産となっております。多分もうこれ大体は、輸入物ばっかりの冷凍野菜を輸入しておる会社やと思います。この冷凍ホウレンソウのダンボールに、国内と記載はしてあるんです。しかし国産とは書いていないんですね。やはりこれ、加工すればそこの表示、国内としては違反ではないんです。その日に甘酢千切りしょうが、これはタイ産となっておりました。まあこれは中国産以外ということで、やはり学校給食の食材ですから、納品業者の管理・指導を厳格にしていただきたいと思いますが、やはり徹底した、どっから入ってきてと、ただ入札に来ている業者をただ単に信用するのではなしに、やはり独自でその親元とかそういうのまでこれから管理、指導、また入札の折にもしていただいたらどうですか。

議長(益田吉博)

 樫内教育部長。

教育部長(樫内成吉)

 3番吉田議員の御質問にお答えいたします。

 議員、御指摘いただいている冷凍ホウレンソウにつきましては、給食センターで調べていただきましたところ、その分につきましては、木田商店というところから入っておったというふうに聞いております。

 丸商さんにつきましては、生鮮食品をその日には納品していただいたというふうに聞いております。

 今、議員から納入先の元々の業者とかいったところをちゃんとせよという御指摘をいただきました。今後更に安全・安心の給食食材の納入をしていくために、そして子供たちの安全な給食を確保していくためには、安全な食材が入ってきているところをきっちりと見て、安心して食べていただけるよう情報公開ができるように、更にきっちりと検討を加えて対応してまいりたいと存じております。御理解いただきたいと存じます。

以上、答弁とさせていただきます。(「3番」の声あり)

議長(益田吉博)

 3番吉田雅範議員。

3番(吉田雅範)

 わかりました。やはり学校給食は安心・安全な食品でなければなりませんので、五條市で栽培された野菜、また果物、地産池消の意味も兼ねて五條市の野菜を中心にした学校給食の促進を望んでおきます。

そしてまた先ほども申し上げましたが、平成11年度より給食費の値上げもせずに給食センターの皆さんが苦労され、また努力されていることに対しましては、本当に感謝申し上げる次第でございます。

そこでなんですけれども、給食費の未納者というのは何件ぐらいおられますか。そしてまた、未納金額についてお尋ねしたいと思います。

議長(益田吉博)

 樫内教育部長。

教育部長(樫内成吉)

 3番吉田議員の御質問にお答えいたします。

 今現在、未納者が10名で50万円の未納となっております。

以上、答弁とさせていただきます。(「3番」の声あり)

議長(益田吉博)

 3番吉田雅範議員。

3番(吉田雅範)

 払えない家庭もあるかとは思いますけれども、その点について本当に失礼な話、払えないのか、そしてまた今後未納に対しての措置というのをどうされていくのか。その点ちょっと教育長の方、答弁していただけますか。

議長(益田吉博)

 堀内教育長。

教育長(堀内伸起)

 3番吉田議員の質問にお答え申し上げます。

 今御指摘いただきました給食費の未納につきましては、各学校で保護者と直接いろいろ関わりながら連絡をとることは行っているところです。しかし、未納として現在10名あるというのは事実であります。

 今後、やっぱり納入をしていただくというのが大事なことですので、そのことをしっかり伝えながら、更にはどういう理由で未納になっているのか、こういった点も十分見極めて次へ対応してまいりたいというように思います。御指摘のとおりだと思います。

以上、答弁とさせていただきます。(「3番」の声あり)

議長(益田吉博)

 3番吉田雅範議員。

3番(吉田雅範)

 ありがとうございます。

やはり平等、不平等という観点からも、自分の食べたものは自分で払うという、その辺、親にも認識していただきたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げたいと思います。

そして、また今後五條市、また奈良県で栽培された安心・安全な野菜、果物、地産地消をスローガンにお願いをしたいと思います。

次の質問にまいります。

3番目、みどり園の移転について。御所・田原本環境衛生事務組合に加入し、広域でごみ処理事業を進めようとしております。太田市長は議員の折、前市長に北山・越替・西久留野地区にみどり園の延長をお願いしに行ったかということを、再三再四言っておられましたが、太田市長は何度お願いにまいりましたか。お尋ねします。

議長(益田吉博)

 太田市長。

市長(太田好紀)

 3番吉田議員の御質問にお答え申し上げます。

 公式には5回、それ以外にも個々に何回となく地域の皆さんの意見を聞きに行ったことがございます。

以上でございます。(「3番」の声あり)

議長(益田吉博)

 3番吉田議員。

3番(吉田雅範)

 そしたらどうしてもみどり園の延長というか、誤解があったらあきませんので先に言わせていただきますけれども、私が言っているのは、協定書は地元3地区との約束ですから当然守るべきであると思います。私の言っている延長というのは、平成26年度で協定書の期限ですから、すぐに御所に行くという話ではなしに、やはり市民の将来の利便性も考慮し、五條市のごみは五條市で焼却する、またリサイクルすることを目標に、みどり園の移転の見直しを考えたらどうですかということを先に言っておきます。

それで行ったのは、市長は5回と言うておりますけれども、前のごみの関連で12月でしたか、厚生建設常任委員会でも2回しか行ってないと言うとったんと違いますかな。

議長(益田吉博)

 太田市長。

市長(太田好紀)

 3番吉田議員の御質問にお答え申し上げます。

 2回ということで、それ以後もそれから5回行ったということであります。

以上です。(「3番」の声あり)

議長(益田吉博)

 3番吉田雅範議員。

3番(吉田雅範)

 昨年6月4日に4億3,000万円、合併特例債を使い、炉の修理が終わったところです。もう一度五條でごみの施設を考えたらどうですか。また持込みも不便になり、不法投棄が増えることも懸念されますので、その点について、もう移転の見直しというものを、一切五條市内でということは考えておられませんか。

議長(益田吉博)

 太田市長。

市長(太田好紀)

 3番吉田議員の御質問にお答え申し上げます。

 新ごみ処理施設の建設につきましては、みどり園建設当初の協定書の期限を順守するためには、財政負担の軽減及び交付金の活用など、全体的に財政負担を抑えていく広域化で進めることが最善の方法と考えております。

建設費に伴う削減想定額は市単独で建設するより広域で建設する方が、25年間経費削減想定額合計で建設費含めて約27億円の削減となります。

このことは、10月25日の厚生建設常任委員会で説明させていただきました。

 それを受けて10月31日の臨時会で、御所・田原本環境衛生事務組合に加入することの議決をいただいたところであります。それに伴い御所・田原本環境衛生事務組合規約の変更についても協議を行っているところであります。併せて平成24年度の循環型社会形成推進交付金を確保するため環境省及び県とも協議を行っているところであります。

 また、みどり園の大規模改修工事を行ったことは、再度の延長を行うものでなく、機械機能を良好に保つためのものであります。

 今後、市民サービスの低下にならないように持込みごみなどの中継所の設置も考えております。

 以上のことから、移転の見直しについては検討する予定はございません。

以上であります。(「3番」の声あり)

議長(益田吉博)

 3番吉田雅範議員。

3番(吉田雅範)

 市長、安くなるということを訴えられておりますけれども、やはり5日付けですか、議長と市長宛てにみどり園の移転の見直しを求める要望書というのが出ておりますので、自治会、また市民に理解を得てないのではないかと、そしてまたこの3月議会においても負担金補助及び交付金の中に(仮称)御所・田原本・五條環境衛生事務組合負担金3,322万が計上されておりますが、これはちょっと早すぎないかなと思いますんやけれども、やはり市民からの要望としてどう受けとめておりますか、全然もう無視されますか。

議長(益田吉博)

 太田市長。

市長(太田好紀)

 3番吉田議員の御質問に答えさせていただきます。

まず根底にあるのは、10月の議会において議決をしたということであります。市民の代表は議員であります。そういう状況の中で進めてまいるということであります。そして要望書も挙がってきているのは拝見をしております。また、地元3地区からも要望書が挙がっております。総合的な判断を勘案しながら、今後皆さんに御理解も得ながら進めてまいりたい、そういうふうに考えております。

以上であります。(「3番」の声あり)

議長(益田吉博)

 3番吉田雅範議員。

3番(吉田雅範)

 加入についてはもちろん賛成多数で可決になりましたが、もう少しやはり議員は議論し、市民には説明する義務があると思いますが、どうお考えですか。

議長(益田吉博)

 太田市長。

市長(太田好紀)

 3番吉田議員の質問に答えさせていただきます。

 まず私は市民の代表として、議会の議決を得てから、また皆さんにも説明をするということで、当然12月広報にもこれは掲載をさせております。そして今後いろんな形の中でいろんな御不満、また御提言もいただける中で中継所の問題もしかりです。いろんな形の皆さんの意見を集約しながら今後進めてまいりたいと考えております。

以上です。(「3番」の声あり)

議長(益田吉博)

 3番吉田雅範議員。

3番(吉田雅範)

 わかりました。

やはり私が一番思うのは、本当に議会の中でも議論されていないことが一番広域化についての反対するところなんですけれども、とにかく議論をして慌てずに1年ないし2年を掛けてでも、その間には市民の理解を得られるやろうと思うし、やっていただけたら有り難いなと思っておったわけなんですけれども。

次の質問にまいりたいと思います。

4番目です。市長の資質について。

平成23年12月定例会の昼の休憩に入った折に、食事に行こうとしていた堀川議員を廊下で呼び止め、市長室に来いと、そして堀川議員が市長室に入るなり、清志会の私と堀川議員の2人の議会報告を示し、堀川議員に「お前ら2人とも名誉毀損で訴えたろか。」とどう喝まがいな話があったことは事実ですか。

議長(益田吉博)

 太田市長。

市長(太田好紀)

 3番吉田議員の御質問に答えさせていただきたいと思います。

ただいまの御質問内容につきましては、平成23年度11月25日付けの清志会が出された議会報告の中で、「新ごみ処理施設」に関連し、「委員会付託もせず、今日まで何の議論もしておりません。」と、余りにも事実とかけ離れた表現に、私が異を唱えたことをおっしゃっているのだと思います。

 新ごみ処理施設の今日までの経緯につきましては、市長に就任した直後に、みどり園環境保全委員会に挨拶に行ったことから始まって、7月1日に全員協議会で、また10月5日、更に10月25日の厚生建設常任委員会で報告をさせていただいております。

 特に10月25日の委員会では、広域化のメリット及び建設費削減想定額などを説明させていただいております。

 また今、呼び止め市長室に来いと、こういうことは一切言っておりません。ちょうど出会いましたので、ちょっと来てくれませんかということで、そんな偉そうなことは…。議員に対しては敬意を表していますので、そういうことは言っておりませんし、また市長室に来たときにも、ちゃんとこういうことだということの説明を、今さっきお話したような話の中で、委員会付託もせずにということのお話がありましたけれども、要するにこういうことはちょっと違いますよと、ちゃんと説明をしてこういうことですよということを申し上げたことであります。

 以上です。(「3番」の声あり)

議長(益田吉博)

 3番吉田雅範議員。

3番(吉田雅範)

 委員会付託もせずというのは、1回目は、委員会付託はしましたわね。それも委員会付託では当初はなかったと思います。私が藤冨議員もこれはちょっと委員会付託せえなあかんぞと、委員会付託をしないのところに最初は入っていたと思います。それをやかましく議運でしたか、これは委員会付託してもむべきやろ、という話をさせてもらったと思います。それで委員会付託になったのは事実です。そこで委員会付託は一度した。それで委員会では否決になった。そして10月31日ですか、臨時会、そのときには賛成多数で可決になりました。それは事実でございます。その間に一度だけ厚生建設常任委員会で説明だけはありました。そやけど付託はしておりません。そういうことで、その文章を書かせていただいたわけなんです。

そしてちょっとかけ離れた答弁されたんですけれども、堀川議員に「お前ら2人名誉毀損で訴えたろか。」と言うたことは決してないわけですか、あるわけですか。

議長(益田吉博)

 太田市長。

市長(太田好紀)

 吉田議員の御質問にお答えいたします。

 そういうことは言ったことはあります。

 こういうことを、誤解を招くことがありますので、そういうことを今するべく準備をしているということは言わせていただきました。

 そして、吉田副議長はまるっきり議会のルールを知らないのじゃないか。もうちょっと勉強していただきたいと思います。その理由として、「委員会付託もせず今日まで何の議論もしていません。」と書かれていましたね。これに関しては、委員会付託というのは、議会が決めることであって、私が決めることじゃないのですよ。もうまるっきりそれは誤解をしていますよ、副議長。私に委員会付託は何の権限もございません。議会がすることであって、私が決めることじゃない。そのこと自体が副議長、あなたはわかってないのですよ。もうちょっと質問するなら勉強してからやった方がいいんじゃないかなと、私は思っております。

 そして、委員会活動に関して9月定例会の最終日の10月11日は、議会を自ら閉会中の継続調査について会議規則第98条の規定により本議会で議決をされております。これは私が申すまでもなく議会としての機関意思の決定によるものであって、その採決に関わることのできない私には何の権限もないことを表しています。

吉田副議長は当時から厚生建設常任委員会の委員でもあったわけですから、自らの判断と責任で閉会中であっても十分な調査、協議の場を作ることができたわけであります。それは委員として自ら委員会に働き掛けること、それがあったにもかかわらず、副議長はしなかったということであります。御自身に与えられた調査の機会を自ら行使することなく権限のない私になぜ委員会付託をしないのかと言った方向違いの指摘をされることは、その認識にははなはだ疑問を感じております。もう少し勉強をしていただきたいと思います。

 以上です。(「3番」の声あり)

議長(益田吉博)

 3番吉田雅範議員。

3番(吉田雅範)

 理事者側の方には説明をもっとしてくれ、資料を出してくれというのは再三再四言っとったわけなんですよ。そういうすり替えはしないでください。

それとやはり今認めたように、市長室に呼んで、堀川議員が本当に怖かったと。15分ぐらいでしたか、私の先に堀川議員が出ておって、清志会を出て昼御飯に行こかと、自民党にいたときやはり15分ほど遅れて来て、堀川議員が本当に御飯をよう食べなかったんです。それは事実なんです。やはり市長の発言というのは市政の最高責任者でありますので、政治的、道義的責任は誠に重大でありますので、自覚と責任を強く求めるところであります。

そしてまた市長、堀川議員に一言でも謝っていただけますか。

議長(益田吉博)

 太田市長。

市長(太田好紀)

 確かに私は議員に対しても敬意を表しています。誠心誠意お話をしている、どう喝するとかそういうことは一切しておりませんし、そういうふうに受け止められたということは私としても反省すべきなことかなと、今後は議員の皆さんに対しては誠心誠意お話をしていきたいと、そういうふうに思っています。

 以上です。(「3番」の声あり)

議長(益田吉博)

 3番吉田雅範議員。

3番(吉田雅範)

 わかりました。何とぞ堀川議員も気が弱く、まっすぐした性格ですので、どうか一言また言葉を掛けてやってください。よろしくお願いいたします。

それでは、私の一般質問を終わらせていただきます。

議長(益田吉博)

 以上で、3番吉田雅範議員の質問を終わります。

 次に、4番堀川浩美議員の質問を許します。4番堀川浩美議員。

 

堀川浩美

 

 〔4番 堀川浩美質問席へ〕

4番(堀川浩美)

 おはようございます。

議長から発言の許可をいただきましたので、通告どおり質問をさせていただきます。

 私は、12月議会の役員改選で地域活性化及び五條駅南北道建設促進特別委員長に推薦していただきました。

今五條市で地域活性化を手掛けていかなければならないのはたくさんございますが、その中でも大塔町の被災地の復旧について、地域活性化の第一に手掛けていかなければならない問題がございます。

1月の議会で、被災地復旧工事の予算も可決いたしました。仮設でお住まいの方々は崩れた道路がいつになれば直るか、住み慣れた我が家に帰ることができるかと大変不安がっております。工事の進み具合を関係部長さんにお尋ねいたします。

議長(益田吉博)

 吉田市長公室長。

市長公室長(吉田辰雄)

 4番堀川議員の御質問にお答え申し上げます。

 御質問の大塔町の災害復旧につきましては、喫緊の最重要課題として国・県の支援の連携の下、鋭意取り組んでいるところでございます。

 そのような中、先月27日には県が工事を進めておりました当地区の幹線道路であります国道168号の仮設う回路が完成いたしました。この開通により、大型車両が制限なしに通行できることとなり、地域住民の利便性も大変よくなり、観光客の往来も期待できることとなりました。

 また併せて、大災害となった土石流現場の砂防工事などの各所の災害復旧工事が更に進むことが期待されております。

 市といたしましても、御質問にもありました1月の補正予算に計上いたしました林道等の災害復旧工事を始め、市道関連の道路災害、橋りょう災害、その他河川災害など、市が所管する災害復旧工事につきまして、現地の状況や発注態勢などが整い次第、順次実施してまいりたいと考えております。

 以上、答弁とさせていただきます。(「4番」の声あり)

議長(益田吉博)

 4番堀川浩美議員。

4番(堀川浩美)

 ありがとうございました。

 次に、奈良県では山間地における新しい集落づくりを高台で計画しているそうでございますが、今仮設住宅で住んでおられる方々のアンケートによりますと、大塔町で住みたい理由として75・5パーセントの方が以前から住んでいるところだからと答えております。

今後、大塔町の復旧に向けて何を望まれているかなどの問いに対して67・2パーセントの方々が居住環境の整備と答えております。

五條市ではどのような復旧計画がありますか。心温まる被災地復旧が大塔町の地域活性化になります。

関係部長さん、お尋ねいたします。

議長(益田吉博)

 吉田市長公室長。

市長公室長(吉田辰雄)

 4番堀川議員の御質問にお答え申し上げます。

御質問の中にありました大塔町災害復旧・復興計画につきましては、今月3日に地元での住民説明会を開催し、多数の皆様方の参加の下、拝聴いたしました様々な御意見を踏まえ、今月末には策定したいと考えております。

この五條市大塔町災害復旧・復興計画につきましては、災害に強い「希望に輝くふるさとへの復興」を目指し、生活環境、自然環境、地域産業、保健・医療・福祉、教育・文化、防災の各分野の中で様々な施策及び事業を推進することといたしております。
 その施策の一つといたしまして、安全に暮らせる集落づくりに向けた検討などが位置付けられており、特に被害が集中し集落機能が著しく低下した地区につきまして、様々な調査研究を行い、それらを踏まえ恒久的に暮らしていける新しい集落づくりを県とも調整を図りながら検討していくことといたしております。

以上、答弁とさせていただきます。(「4番」の声あり)

議長(益田吉博)

 4番堀川浩美議員。

4番(堀川浩美)

 ありがとうございました。

 次に、お買物運動、次に始めたいことは五條市内でお買物運動を始めたいと思っております。

 五條市の市民の一人一人が市内でお買物をしていただきますと、五條市内は繁盛します。市外で買うと五條市は寂れます。地域活性化として五條を繁盛させていくためには、市民の皆様の理解が要ります。行政が先頭を切って「五條市内でお買物をしましょう。」の運動を、広報とか回覧板とか、窓口の封筒に「市内でお買物をしましょう。」を是非印刷していただき、「市内でお買物をしましょう運動」を盛り上げていただきますようお願いします。

副市長さんや教育長さん、市の職員さんや先生も、市外から来られている方が何人かはおられるかとは思いますが、休日には御家族共々五條市に来ていただき、お買物や食事をしていただき、お店の人とのコミュニケーションで親しくなっていただければ、商売人は皆良いアイデアをお持ちです。多くの話を聞いて市政に生かし・・。橋本の人は、五條市を良くしてくれません。大阪の人は、五條市を良くはしてくれません。五條市内のお買物運動で、五條市が元気になるためには市民の理解と協力、五條市を良くしようという勇気があればできます。五條市内でお買物運動に協力していただけますでしょうか。

関係部長さんにお尋ねいたします。

議長(益田吉博)

 櫻井生活産業部長。

生活産業部長(櫻井敬三)

 4番堀川議員の質問にお答えを申し上げます。

 近年、市近郊には大型スーパーや激安チェーン店が相次いで出店をしております。品ぞろえが豊富で1か所で買物が済ませられるスタイルに変わっております。

少子高齢化が進むと同時に、共稼ぎや時間に追われるという生活様式の変化によるものであります。

 市内においては、京奈和自動車道等道路網の発展による利便性も一つの要因になっております。

市内で営業する各店舗や小規模なスーパー等につきましても、品ぞろえを調整しながら工夫をしておりますが、大型チェーン店に対抗して購買客を呼び込むのは容易ではなく、大変厳しい状況になってきております。

 生活する上においては、お互いに協力し合い、助け合いによって豊かな生活を守っていくことが地域社会の発展につながると考えております。御質問のありました市内でお買物運動につきましては、五條市商工会とも連携を取りながら購買促進の模索に努め、一人でも多く市内で買物をしていただけるように催しの開催や広報、ちらし等に創意工夫を行い、積極的に取り組んでまいりたいと考えております。

以上で答弁とさせていただきます。(「4番」の声あり)

議長(益田吉博)

 4番堀川浩美議員。

4番(堀川浩美)

 どうもありがとうございました。

是非とも「五條市で住んで良かった。」という五條市にしていただきたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。

次に、五條市が発注する工事や物品購入について。五條市の発注する工事や物品購入については、五條市の業者を優先していただくことが、地域活性化になります。公共事業の財源は市民が汗を流して納めた税金です。弱者も漏れることなく平等に工事や物品購入をしていただくことで五條市が元気になります。

是非市長さんに固く約束していただきたいと思います。市長さんよろしくお願いいたします。

議長(益田吉博)

 太田市長。

市長(太田好紀)

 4番堀川議員の御質問に誠心誠意答弁させていただきます。

本市では公共工事の発注につきましては、透明性の確保、入札参加者の公正な競争の促進 を目的に入札を実施しております。

工事につきましては、市に登録している市内業者の中から金額に応じて指名競争入札、一般競争入札、総合評価落札方式等にて入札をして業者を決定し、発注をしております。

特殊な工事や登録のない業種につきましては、市外業者より適切な業者を選定する場合もございます。

次に、物品の購入についてでございますが、これも市に登録している市内業者の中から品目により入札を行い、市内業者に発注をしております。

市内業者で取扱いのない特殊品目については、市外業者に発注する場合もございます。

今後も五條市が発注する工事や物品の購入については、五條市内業者を優先してまいりたいと考えております。

今、堀川議員が言ったように、五條市も景気が悪いということも御承知のとおりであります。そういう中で、基本的に五條市内で物品全て購入するということは基本前提に考えております。しかしながら、それの品目外の特殊なものに関しては、これはどうしても仕方がなく市外からもやっているということも現状ありますけれども、なるべくは五條の中で循環できるような、そういう方策を考えながら進めてまいりたいと、そういうふうに考えております。

以上です。(「4番」の声あり)

議長(益田吉博)

 4番堀川浩美議員。

4番(堀川浩美)

 本当にありがとうございました。

是非ともひとつそのようにお願いいたします。

次に、五條市でお買物客にとって魅力のある店づくりについて。地域活性化にするためには、五條の商店が買物客にとって魅力のある店づくり、品ぞろえ、商工会と互いに協力していただき、市外にお買物客を奪われないように、イベントを企画したり、コンサルタントの先生をお招きして勉強会を開いたり、視察をしたり、買物いただいたお客様に満足していただき、商売人が知恵を出し合い、力を出し合わせて頑張れば、口コミで広がり五條は繁栄します。五條市は元気になります。地域活性化のために皆さんが助け合い、みんなの五條市を、みんなの力で、みんなの力が大きな波となり、うねりとなり、五條市を活気あふれるまちにしようではありませんか。是非、協力いただけますでしょうか。

関係部長さん、お願いします。

議長(益田吉博)

 櫻井生活産業部長。

生活産業部長(櫻井敬三)

 4番堀川議員の質問にお答えを申し上げます。

先ほど答弁をいたしましたように、市内でお買物をする上では、買物客と店主がお互いに顔が見えるコミュニティの場づくりをもって買物をすることで、お互いの生活が守られ、地域が生まれ、市の活性化とつながってまいります。

市内の商店街も高齢化が進み、後継者不足が深刻化しておりますが、若い世代がアイデアを出してオリジナルあふれる店舗経営やお土産品も視野に入れた商品開発など精力的に行っていただけるよう、商工業の現状を見直し、活力ある地域社会を目指すべく、市内商店街の魅力を再発見・再認識していただくため、五條市商工会や関係団体とも連携しながら情報発信や支援に取り組んでまいります。

また、商工会が主催するイベントなどにも積極的に連携して、商店街の活性化に努め、一人でも多くの買物客が増えるように取り組んでまいりたいと考えております。

以上で答弁とさせていただきます。(「4番」の声あり)

議長(益田吉博)

 4番堀川浩美議員。

4番(堀川浩美)

 ありがとうございました。

次に、商栄会通りの一方通行について。本市におきましては、地域の活性化を図る上におきまして、五條市のメイン道路であります商栄会通り、市道須恵4号線でありますが、本区間は一方通行の規制区域となっております。

最近、この沿線で建物を解体し、更地になった土地が所々見受けられます。そこで、このような更地などを利用して交通障害にならないように待避所を設け、対面通行としていただき、一般通行者の利便を図り、多くの人々の交通が安全に行えることで、この地域の活性化につながるのではないでしょうか。

関係部長さんにお尋ねいたします。

議長(益田吉博)

 森本都市整備部長。

都市整備部長(森本元三)

 ただいまの4番堀川浩美議員の御質問、5の商栄会通りの一方通行につきましてお答え申 し上げます。

御質問の商栄会通りの一方通行を解除し対面通行とすることは、この地域の活性化、ひいては市内の活性化に好影響を与えるものと考えられます。

しかし、現実に向けましては、周辺住民の強い要望や道路構造令に順守した道路の規格や待避所など、県公安委員会との慎重な協議が必要となってまいります。そこで、現状の通行状態の改善といたしましては、現在取り組んでおります五條駅等周辺整備計画とも併せ、抜本的な周辺道路の整備を行い、地域商店街が活性化することも視野に入れ、今後検討してまいりたいと考えております。

以上で答弁とさせていただきます。(「4番」の声あり)

議長(益田吉博)

 4番堀川浩美議員。

4番(堀川浩美)

 どうもありがとうございました。

次に移ります。

 生産緑地法についてお尋ねいたします。

生産緑地に指定されれば、その土地に自由に家などを建てられないと聞いておりますが、五條市の生産緑地の状況はどうなっていますか。

また、この生産緑地は途中で解除することはできますか。解除できるとすれば、どのような条件でどのような手続が必要ですか。

関係部長さんにお尋ねいたします。

議長(益田吉博)

 森本都市整備部長。

都市整備部長(森本元三)

 ただいまの4番堀川浩美議員の6番、生産緑地法についての御質問にお答えさせていただきます。

生産緑地法は、平成4年12月に市街化区域内における農地等の適正な保全を図ることにより、良好な都市環境の形成に資するよう努めるために地区指定が行われました。

現在、五條市の生産緑地地区指定件数は222地区58.15ヘクタールでございます。

筆数は1,051筆、252人の方が地区指定されております。

そして、生産緑地地区に指定されることにより、税金の軽減などがなされております。

お尋ねの生産緑地地区の解除ですが、生産緑地法第10条で次の3つの条件が掲げられております。1つとして、告示日より30年間経過したとき。2つ目として、主たる従事者が死亡したとき。3つ目として、農林業に従事することを不可能にさせる故障、いわゆる身体の障害等をしたときとあります。

次に手続として、主たる従事者が死亡したときや農林業に従事することを不可能にさせる故障をしたときは、戸籍謄本や医師の診断書など必要な書類を添付して生産緑地の買取り申出の申請をしていただきます。その後、五條市生産緑地買取検討委員会を開催し、関係各課に買取りの意思を確認の後、農業委員会や農業協同組合等を通じ農家へのあっせんを行います。

申請日から3か月以内に買取りによる所有権の移転が行われなかったときは、奈良県と協議の上、五條市都市計画審議会の議決を経て、告示後に生産緑地地区から解除されます。

以上が生産緑地解除のための条件と手続になっております。

以上で答弁とさせていただきます。(「4番」の声あり)

議長(益田吉博)

 4番堀川浩美議員。

4番(堀川浩美)

 ありがとうございました。

次に移ります。

次に、五條インター付近の企業誘致について。五條インター付近に企業誘致をしていただき、大きな産地・特産市場やサービスエリアを造っていただき、京奈和自動車道御所区間が開通すれば、他市町村から五條市へ短時間で来られます。ほかにまねのできない新鮮な産地物に買物客が多く来ていただけますよう、巨大な市場を造っていただきますようお願いいたします。

関係部長さんにお尋ねいたします。

議長(益田吉博)

 櫻井生活産業部長。

生活産業部長(櫻井敬三)

 4番堀川議員の質問にお答えを申し上げます。

現在、五條インター周辺につきましては、五條市の都市計画マスタープランやまちづくり構想において都市機能についての構想が検討されております。

また、五條インター周辺は用途的には、市街化区域と市街化調整区域が交わる場所にも位置しておりますが、インターからおおむね1キロ以内の区域につきましては、特定流通業務施設や経済活性化につながると認められる工場などの一定の要件を満たすものであれば、市街化調整区域内であっても企業の誘致が可能とされております。

堀川議員からの御質問にありました買物客が集まる市場、道の駅のような施設も含め企業誘致と併せて県とも連携し、五條インター周辺の地域活性化につながるよう取り組んでまいりたいと考えております。

以上、答弁とさせていただきます。(「4番」の声あり)

議長(益田吉博)

 4番堀川浩美議員。

4番(堀川浩美)

 どうもありがとうございました。

次に、京奈和沿線の景観についてお尋ねいたします。

次に、地域活性化でお願いいたしたいのは、京奈和沿線の景観をよくするためお花畑を作っていただきたいなと。

京奈和自動車道を通る方々に、「五條というところはなんと素晴らしいきれいなところだ、一度インターで降りてみたい。」と思っていただけるような、地域活性化のために、花いっぱい運動をしていただき、花の楽園になっていただくようお願いをします。

関係部長さんにお尋ねいたします。

議長(益田吉博)

 櫻井生活産業部長。

生活産業部長(櫻井敬三)

 4番堀川議員の質問にお答えを申し上げます。

平成21年度にバイオマスタウン構想を策定し、昨年度五條市バイオマスタウン利活用推進協議会を設置し、その具体的な取組としてアクションプランに取り組んでいるところであります。

今年度はそのプランに基づいた取組の一つとして「ひまわりプロジェクト」を実施しております。

この取組は、水田活用の所得補償交付金などの活用により、遊休農地などにひまわりの栽培を実施し、農地の再生や農地の保全、また、ひまわりから搾油により良質な食用油を食料用等に利用し、その後、廃食油を回収し、燃料に利用しようというもので、資源循環型社会推進のシンボルとして位置付けています。

平成23年度には、ひまわり栽培の推進をするに当たり農家の方に協力をいただき、遊休農地でひまわり栽培の実証を行いました。

24年度は農業委員会と連携を図り、京奈和自動車道沿線の農家、農協、農事実行組合等に協力をいただきながら、京奈和自動車道沿線から見える農地も含め景観作物として、ひまわりの植栽を推進し、観光資源として活用しながら資源循環型社会の推進に努めてまいりたいと考えております。

以上で答弁とさせていただきます。(「4番」の声あり)

議長(益田吉博)

 4番堀川浩美議員。

4番(堀川浩美)

 ありがとうございました。

ひまわりだけにかかわらず、四季折々の花で飾っていただきたいと思います。

以上で、地域活性化については終わらせていただきます。

次は、ごみの分別についてお尋ねいたします。

五條市のごみの分別は燃えるごみ、缶・小型金属類・リサイクルごみ・粗大ごみと大まかに5分別しておりますが、橋本市では可燃ごみ、ペットボトル・その他プラスチック製品・埋立てごみ、コンテナで缶とか瓶・破砕選別ごみ・有害危険ごみとそれとは別に廃食用油・アルミ缶・古紙類と細かくリサイクルできるものは分別し、生ごみを肥料にするコンポストにも補助金を出して、ごみの減量作戦を行っております。そしてそのできた肥料で花を育てて市内花いっぱい運動を盛んにしております。

御所市は可燃ごみ・資源ごみ・缶・瓶・ペットボトル・古紙・新聞・折込みチラシ・雑誌・ダンボール・金属・瀬戸物・蛍光灯とごみの出し方を細かく分別しております。

橿原市では、一般家庭用ごみは指定ごみ袋で不燃物・粗大ごみ・ペットボトル・プラスチックボトルは月1回、空き缶、空き瓶は専用のコンテナを各家庭に置いて2週間に1度収集しております。新聞・雑誌・ダンボールも月1回収集しております。

五條市の古紙の取扱いは地域によってまちまちで、自治会で年に何回か資源ごみを集めているところもあれば、ないところもあります。業者が回収しているところもあります。瓶類は割れるとリサイクルができない。回収方法をコンテナに替えた方が良いと思います。燃えるごみの収集は週1回にすれば、燃えるごみと資源ごみの分別に協力していただけると思います。

混ぜればごみ、分ければ資源となります。五條市もごみの減量作戦を始めていただけませんか。

私も先日、みどり園の「みどり園だより」を見て、生ごみ処理剤EMぼかしの作り方の講習会に参加いたしました。大勢の参加者は熱心に実習され、ごみ減量化に関心のあることがわかりました。生ごみ処理専用バケツが、あすなろ園で2,100円。そのうちの半分を市で負担していただきたいと参加者全員の御意見がございましたが、ごみ減量化の意識を全市民に持っていこうと思えば、全額市で負担して希望者に配っていただければ、かなり生ごみの減量化になります。

是非とも実現していただけますよう、前向きな答弁を関係部長さんにお願いいたします。

議長(益田吉博)

櫻井生活産業部長。

生活産業部長(櫻井敬三)

 4番堀川議員の御質問にお答えを申し上げます。

ごみの分別、収集方法につきましては各市町村において決められております。五條市においては平成6年に指定ごみ袋による収集を始めて以来、市民の皆様の間に定着をしております。

御指摘をいただきましたリサイクルごみの瓶類の収集につきましては、市民の皆様や自治会の方々からの御意見を伺い、他市の状況も参考にしながら調査研究してまいりたいと考えております。

次に、ごみの減量化につきましては、分別収集による資源化や自治会による資源集団回収を行ってまいっております。今年度新たに白銀南地区が資源集団回収に参加をされ、現在、18地区自治連合会、217自治会に参加をしていただいております。

今後、未実施の自治会に参加を呼び掛け、ごみの減量化に努めてまいります。

また、生ごみの処理専用バケツの補助についてでありますが、先日2月26日にみどり園において、ごみの減量化の一環として生ごみの堆肥化講習会を開催し、多数の御参加をいただきました。

今回紹介いたしましたEMぼかしによる堆肥化以外にも堆肥化する方法もあり、手軽で有効な方法を検証しているところであります。

ただ、生ごみの堆肥化につきましては、従来よりコンポストを使った方法などがございますが、余り普及していないのも現状であり、出来上がった堆肥の利用方法の検証や他市の取組状況、費用対効果も含め、今後総合的に判断をしてまいりたいと考えております。

御理解を賜りますようお願いを申し上げ、以上、答弁とさせていただきます。(「4番」の声あり)

議長(益田吉博)

 4番堀川浩美議員。

4番(堀川浩美)

 ありがとうございました。

是非ともあすなろ園で売っている2,100円のバケツを無料で皆さんに配っていただいたら、かなり生ごみの減量になると思いますので、それがかえって五條市の財政を楽にすると思います。バケツを無料にすることによってすごく減ると思います。どうかひとつよろしくお願いいたします。

 では最後になりました、結婚相談室の開設についてお尋ねいたします。

私たち清志会グループの議員の協力をいただき、県の奈良結婚応援団の御指導を基に、少子化対策といたしまして婚活活動を星のくにや夢乃湯をお借りいたしまして、「あなたも素敵な出会いを見つけませんか」のイベントを4回開催いたしました。

1回目は2組のカップルが誕生し、2回目は3組、3回目は6組、4回目は5組ができました。

次は、4月8日に市立五條文化博物館において予定しておりますが、できましたら五條市内で結婚相談室を是非開設していただけないでしょうか。多くの今まで出会いの機会が少なかった若者たちに幸せな結婚生活を送っていただきたいので、よろしくお願いします。

山口県萩市では、市職員のOBの方が常勤して結婚相談所を親切に取り組んでおります。五條市もこのままでは人口がどんどん減る一方です。五條市に元気がなくなります。五條市役所とかまたイオン店内の南和情報センターなどに結婚相談室を開設していただけないでしょうか。

関係部長さんにお尋ねいたします。

議長(益田吉博)

 森本健康福祉部長。

健康福祉部長(森本敏弘)

 4番堀川議員の質問、結婚相談室開設につきまして自席より失礼してお答えさせていただきます。

少子化傾向の最大の要因は非婚化、晩婚化の進行であると言われております。こうした状況が進行する中、平成17年4月、県の事業として「なら出会いセンター」が開設され、独身男女の出会いの場となるイベント情報を登録会員に提供し、結婚活動を応援いたしております。

イベントは本年2月末までに1,702回開催され、6,700組以上のカップルが誕生し、198組の結婚報告並びに37人の出産報告が寄せられているとのことであります。

御承知のとおり五條市におきましても、多分に漏れず少子化の一途を歩んでおり、この10年間に人口約4,000人減少し、平成12年度に314人であった出生数も平成22年度は162人と半数近くまで激減いたしております。やはりこの一因として非婚化、晩婚化が挙げられることは申すまでもございません。

なお、五條市には年に4、5名の結婚に関する相談者が訪れますが、現在は児童福祉課を窓口として対応させていただいております。

これらの状況を鑑み、五條市におきましても独身男女の結婚活動を応援し、市内で子供を産み育てていただけるような施策を実施するよう、また県の事業である「なら出会いセンター」を引き続いて支援すべく従前のとおり児童福祉課が中心となって実践してまいりたいと、このように考えております。

以上で答弁とさせていただきます。(「4番」の声あり)

議長(益田吉博)

 4番堀川浩美議員。

4番(堀川浩美)

 どうもありがとうございました。

これで私の質問は全て終わります。

本当に市長さん、部長さんにお願いいたします。五條市に住んで良かったというまちに是非ともよろしくお願いいたします。

失礼します。

議長(益田吉博)

 以上で、4番堀川浩美議員の質問を終わります。

次に、8番池上輝雄議員の質問を許します。8番池上輝雄議員。

 

池上輝雄

 

 〔8番 池上輝雄質問席へ〕

8番(池上輝雄)

 おはようございます。

ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、通告どおり質問させていただきます。

五條市消防団の組織づくりについて。1、田園地区消防団の設立について。委員会でも聞かせてもらったんですけれども、地元のことですので、もう一度質問させていただきます。

御存じのとおり田園というところはサラリーマンの多い町でございます。昼間は男性ならず女性の方もパートでほとんどおられません。その中で消防団として成り立っていくのか。

そして、消防団員が田園の中で数名いると聞いておりますが、この団員の方が田園地区の消防団に入ってくれるのか、また手伝っていただけるのか、ちょっと聞かせていただけますか。

議長(益田吉博)

 窪消防長。

消防長(窪佳秀)

 8番池上輝雄議員の御質問にお答え申し上げます。

田園地区はもとより、五條市の消防団員、今現在519名団員がおるわけですけれども、その中におきまして268名がサラリーマンというような現状でございます。

率にして、約51パーセントでございます。昼間の出動には、議員仰せのとおり万全ではございません。

消防団員の任命につきましては、五條市消防団条例に基づきまして、団長が市長の承認を得て任命することとなっております。

消防団員の任命には資格を有する者の制限といたしまして、1つ目は年齢の制限がございます。年齢は満18歳以上45歳未満であります。ただし、内規によりまして自治会の事情でやむを得ない場合は、自治会長の推薦によりこの限りでないということになっております。

2つ目には、6か月以上の長期にわたり居住地を離れて生活を常とする者、こういう形の中で定められております。また禁固以上の刑に処せられ、その執行が終わるまでの者及びその執行を受けることがなくなるまでの者、こういう者が資格条件として定められております。

したがいまして、団員募集の結果、サラリーマンであっても居住地が市内であれば、団員として任用とする資格要件に該当いたすわけでございます。

消防団員の手薄な時期に災害が発生した場合を考え、組織を7つのブロックに分けております。方面隊組織としての出動体制を確保しているわけでございます。

仮に、田園地区がサラリーマン団員が多数を占めましても、前もって把握することができますので、災害初期の段階から方面隊組織での対応をいたしたいと考えております。

次に、消防団員で田園地区に居住している人が、他の分団に入団しているというような形のお話があったかと思います。そのことにつきましては、消防団は五條市消防団員の一員であることから、災害が発生した場合には、当然として消防団精神に基づきまして御協力していただけると考えております。

 また、双方の分団長が了解とすれば、分団内の異動も可能と考えております。

以上で答弁とさせていただきます。よろしくお願いいたします。(「8番」の声あり)

議長(益田吉博)

 8番池上輝雄議員。

8番(池上輝雄)

 私の心配するところは、団員ができたと、数がそろったと、ところが実際火事となったときにその人がいるのか、手伝ってくれるのか、もう既に大阪に行っていない、住んでいる人がいないと、一人しか二人しか消防団がいないと、そんなことにならないかなという心配があるのですけれども、どう考えていますか。

議長(益田吉博)

 窪消防長。

消防長(窪佳秀)

 今の池上議員さんの御質問でございます。

当然として、まず分団員の募集を行います。そうしますと、先ほどの資格要件、この中に該当しておれば消防団員として任用していくわけでございます。その中におきまして、分団長ももちろんのことですけれども、中心に大阪だけじゃなしに五條市内に勤めている方、こういう方も中にはおるかと思います。その中におきまして、とにかく団員の勤務先というか働き先を調査いたしまして、そして、それを責任者である分団長が把握いたしておるわけでございます。その中におきまして、田園地区には今現在、昼間であれば3名だったら3名、5名だったら5名というような形の中で分団長が把握しておると、そういうことを消防本部の方に連絡あるわけでございまして、それによりまして昼間の場合は田園だけじゃなしに隣接する消防団、または先ほど言いました方面隊の方で出動初期の段階からかけていくというような体制で昼間の方はカバーしたいなと考えております。

 このことにつきましては、先ほどお話させてもらったとおり、どこの地区でもございまして、約51パーセントというような、今現在、サラリーマンの方々が消防団員であることから、どこの地区にでもそういうような形の中で出動体制を考えているところでございます。

御理解賜りますようお願いいたします。(「8番」の声あり)

議長(益田吉博)

 8番池上輝雄議員。

8番(池上輝雄)

 ほかの地区の方は地元に勤めている方も相当いると思うのですけれども、田園というところはほとんど地元に勤めている人がおりません。そういうことで、もしということを先ほど言わせてもらいましたけれども、そういうようなことで火事となったときにいてないということを私は心配しております。

そして田園の中で、ほかの消防団に入ってくれている人が、田園の消防団に入っていただけるように勧めていただくなり、無理でしたら手伝うということの条件の下で勧めていただけたらなと思っております。

それと、今現在は岡地区の消防団にお世話になっております、岡地区の方が田園の消防団ができたら、もう我々は手伝わなくていいんじゃないかなと、放っておかれてしまうようなことにならないかなと。実際火事になったら誰もいてないと、岡は来てくれないと、田園の消防団誰も居てないと、そういうような心配も私はしているところでございますんや。その方はどうでございますか。

議長(益田吉博)

 窪消防長。

消防長(窪佳秀)

 8番池上輝雄議員の御質問にお答え申し上げます。

 議員御存じのとおり、現在は田園地区にありましては岡地区の消防団、そしてまたあづみ台、そしてなつみ台の地区にありましては、牧野地区の消防分団が管轄をするというような区域になっております。

 災害が発生すれば、災害の規模によりまして当然として隣接する分団はもちろんのこと、方面隊そしてまた五條市消防全体の組織で対応してまいりたいなと考えております。

以上で答弁とさせていただきます。(「8番」の声あり)

議長(益田吉博)

 8番池上輝雄議員。

8番(池上輝雄)

 団員数、大体30名と聞いておりますけれども、田園で30名、できると思いますか。

議長(益田吉博)

 窪消防長。

消防長(窪佳秀)

 8番池上輝雄議員の御質問にお答え申し上げます。

団員30名ということでございますけれども、分団の団員数の算出基準につきましては、まず、五條市消防団はそれぞれ地区別に分団が構成されております。もちろん管轄面積、そして集落規模、そして世帯数に応じて部を設置しておるわけでございます。

五條市には今21分団と56というような部があるわけでございますけれども、その平均団員数が約30名となっております。このことから、あづみ台地区、そして田園地区を併せて約30名程度の団員が入団していただけることを希望しているような形でございます。

 以上で答弁とさせていただきます。(「8番」の声あり)

議長(益田吉博)

 8番池上輝雄議員。

8番(池上輝雄)

 相当私は難しいのではないかなと思っておりますけれども、それは消防の方で努力していただいて、できたとして、格納庫の位置はどのように考えておりますか。

議長(益田吉博)

 窪消防長。

消防長(窪佳秀)

 8番池上輝雄議員の御質問にお答えさせていただきます。

 消防格納庫設置場所うんぬんのことかと思います。

 現在のところでございますけれども、市の所有地として3か所程度の候補地のある中で検討をしておるような状況でございます。

今後、格納庫建設場所に当たりましては、地元関係者及び住民と協議を重ねながら進めてまいりたいと思いますので、御協力賜りますようお願い申し上げまして、以上で答弁とさせていただきます。(「8番」の声あり)

議長(益田吉博)

 8番池上輝雄議員。

8番(池上輝雄)

 そしたら現在はまだどこということは決めていないわけですか。

 そしたら、消防団員の報酬、金額、そしてもし分団ができましたら運営費はどれくらい出るのか、内訳をお願いします。

議長(益田吉博)

 窪消防長。

消防長(窪佳秀)

 8番池上輝雄議員の御質問にお答え申し上げます。

まず、消防団員の報酬のことですが、五條市消防団員の報酬につきましては、五條市消防団員の報酬、そしてまた、費用弁償に関する条例に基づきまして、消防団員は給与を受けて生活の資とする職務ではありませんが、ボランティア活動と比較して、消防団の仕事は危険性が高く、その労に報した額の報酬と、そしてまた、水火災訓練等の職務に従事した場合に費用弁償が支給されることとなっております。

市の条例であるため、各市町村によりまして支給額が異なっております。五條市におきまして、まず報酬として、団員は年に3万円でございます。そしてまた職名により支給額が異なりまして、分団長は年に7万円でございます。

 そしてまた、費用弁償といたしましては、出動及び訓練1回につき2,000円となっておりますが、昨年発生した台風12号など大規模災害等により長期にわたり活動を行った場合には、別途協議を行い、支給させていただいているところであります。

 そしてまた次、分団運営費の内訳についてということがあったかと思います。分団運営につきましては、分団ごとに支給額が異なっております。運営費の内訳といたしましては、消防ポンプ管理費、まずこれがございます。主に燃料代、そしてオイル代、そして簡易な修繕、そして車検のある年は車検費用でございます。

 そしてまた、次には消防の格納庫の管理費というのがございます。これは電気代、上下水道料金、そういうものでございます。

 そしてまた、その他といたしまして、備品購入費、そして消耗品費などがありまして、約30名でしたら、分団の平均額は年に約40万円となっております。

 以上で答弁とさせていただきます。(「8番」の声あり)

議長(益田吉博)

 8番池上輝雄議員。

8番(池上輝雄)

 報酬なんですけれども、3万円と聞いていますけれども、これは保険とかも皆、別に掛かるのですか。保険は掛けてくれないのか。どないですか。

議長(益田吉博)

 窪消防長。

消防長(窪佳秀)

 保険につきましては、まず建物の保険というのがあるわけでございます。要は屯所の保険というのがございます。これにつきましては、消防団の運営委託料の方から火災保険は掛けていただいております。

 そしてまた、もちろん団員につきましては、非常勤の公務員というような形の性格上、公務災害、出動していただいた場合は公務災害というような形の中の取扱いというような形になっておるのが現状でございます。

 以上で答弁とさせていただきます。(「8番」の声あり)

議長(益田吉博)

 8番池上輝雄議員。

8番(池上輝雄)

 ありがとうございます。

 そしたら田園地区一部と二部に分けると聞いておりますけれども、一部と二部と分けたら一部で15名、二部の方で15名ということで了解していいですね。

 それと分けるとしたら、双方の地区でトラブルの発生というのはないかなと、そういう心配があるのですけれども、どうですか。

議長(益田吉博)

 窪消防長。

消防長(窪佳秀)

 まず、田園地区を一つの部と考えた場合ということと、そして今お尋ねございました30名を15名、15名に分けるという中で、もろもろのトラブルがないかというような御質問だったかと思います。

 まず、人員の話ですけれども、30名につきましては、一部、二部を設置した場合は、均等で15名、15名というような形のことを示しておるわけでございます。けれども、分団としては一つの分団になっておりますので、結果的に田園地区が20名になって、そしてあづみ台、なつみ台地区の中で10名ということも可能かなと思います。要は分団内で30名というような形の中で、希望は15名、15名が希望でございます。

 そしてまた、一つの部になった場合という話があったかと思うんですけれども、もし今一つの部というような形になりますと、消防団は自分たちの地域は自分たちの力で守るという郷土愛護の精神に基づきまして、社会に奉仕する団体であるというような形のことから、田園の市街地は田園地区、あづみ台、なつみ台の地区につきましては、その地区というような形の中で、もし心配されておられる一部だけとなりますと、格納庫の設置問題も含めまして、地区間であるとか住民間の中で意見が異なることができてくるかなと思っております。

 市といたしましては、昨年11月16日付けで田園地区、そしてあづみ台地区の各自治連合会長様から市長に対しまして、消防団設立の要望書が提出されたことも思慮いたしましたら、それぞれに各部を設置し、一部は田園地区を管轄、二部はあづみ台、そしてなつみ台地区を管轄というような形の中で、2年間で整備を行うことが安心と安全にとって最適の方法であると考えております。

 以上で答弁とさせていただきます。(「8番」の声あり)

議長(益田吉博)

 8番池上輝雄議員。

8番(池上輝雄)

 ありがとうございます。

 田園地区は消防団がございません。それで作っていただけるのは有り難いことでございます。

 今住民の中で、防災協会というのを作って、1年に1回くらいですけれども、消防の訓練をしております。そういうことで、それは本当の初期なことでございますけれども、消防団ができましたら本当に私らは安心できるかなと思っております。

 作っていただける限りは、立派な消防団を作っていただきたいと思います。

 終わります。ありがとうございました。

議長(益田吉博)

 以上で、8番池上輝雄議員の質問を終わります。

 昼食のため、13時まで休憩いたします。

 11時45分休憩に入る

 13時00分再開

議長(益田吉博)

 休憩前に引き続き会議を再開いたします。

ただいまの出席議員数は定足数に達しておりますので、会議が成立いたします。

この際申し上げます。議員各位の質問並びに理事者側の答弁は明瞭、的確にお願いいたします。

一般質問を続けます。

11番峯林宏政議員の質問を許します。11番峯林宏政議員。

 

峯林宏政

 

 〔11番 峯林宏政質問席へ〕

11番(峯林宏政)

 議長より発言の許可を得ましたので、通告どおり質問いたします。

最初に、開会当日に監査委員の方から監査報告を聞かせていただきまして、その内容の精査をさせていただきました。それに基づいての一般質問としたいと思います。

初めに、都市計画についてでありますが、駅前開発と五條駅南北道の実施計画等進捗状況についてお聞きしたいと思います。

監査委員さんの報告によりますと、「五條駅周辺整備計画などの事業は停滞しており、将来のまちづくりのビジョンを示されたい。」という監査結果でございました。それにつきまして、計画時から今までに投入してきた費用の総額について、お聞きしたいと思います。

担当部長の方よろしく、誠意を持った答弁をお願いしたいと思います。

議長(益田吉博)

 森本都市整備部長。

都市整備部長(森本元三)

 ただいまの11番峯林宏政議員のア、今まで投入してきた費用の総額についての御質問にお答えいたします。

駅前開発と五條駅南北道の実施計画における経費といたしまして、平成6年度から平成20年度にかけまして4,267万円を執行しております。

その主な内訳といたしましては、南北連絡道整備の基本構想や地質調査・計画ルート比較検討等の業務委託料として2,078万円。そして五條駅の現況測量や基本設計、五條駅前広場等の周辺の整備基本構想策定等の業務委託として2,189万円を執行しております。

以上でございます。(「11番」の声あり)

議長(益田吉博)

 11番峯林宏政議員。

11番(峯林宏政)

 ただいまの部長の報告によりますと、4,267万の金額を投入しているということでございますけれども、この間、既に10数年たっているんじゃないかなと思われますし、遅々として何も結果が現れてきていない、なぜそのような間をおいてあったのかと申しますと、吉野市長時代に地籍調査を行って、その結果を踏まえてからやっていくんだというふうな、いろんな答弁があったように記憶しておるんですけれども、それで地籍調査の方に移りたいと思います。

地籍調査の進捗状況はどのようになっておるか、そのようなことをお願いしたいと思います。

議長(益田吉博)

 森本都市整備部長。

都市整備部長(森本元三)

 ただいまの峯林議員のイ、国土調査法に基づく地籍調査の進捗状況について質問にお答え申し上げます。

五條駅周辺地域の地籍調査につきましては、岡口1、2丁目、須恵1、2、3丁目、今井1丁目、岡町、今井町を早期に調査完成するため、駅周辺約0.3平方キロメートルの範囲を3つの調査地域に分割して、平成23年度に同時着手をし、現地調査及び一筆地測量を実施いたしております。

平成24年度に測量図の整理、県との認証と国の承認を受けて法務局へ成果の送付を予定しております。

以上でございます。(「11番」の声あり)

議長(益田吉博)

 11番峯林宏政議員。

11番(峯林宏政)

 地籍調査のことにつきましては、恐らくや南北連絡道の関連ではないかなと、私は理解しておるわけですけれども、では駅舎の問題については、なぜその間、何も着手できなかったか。あのときには、確かコンサルを入れて図面もでき、また構想図もでき、いろんな青写真も出来上がっていたのではないか。地籍調査が遅れておる分だけが、南北道路が遅れていることはよく理解できますけれど、駅舎の問題、そしてまた駅前広場の問題、その辺のことについて、なぜそのくらい長い間置いてあったのかを説明願えますか。

議長(益田吉博)

 森本都市整備部長。

都市整備部長(森本元三)

 ただいまの峯林議員の質問にお答え申し上げます。

平成20年の5月の段階で五條市の駅前整備の構想の中に駅舎、駅前広場、自由通路、南北連絡道、この四つがございました。そのときにJRと協議した中で、五條市としてまず最初に進めるのが南北連絡道ということを五條市の方針としております。それを受けまして、地籍調査を先行する中で、南北連絡道というものについて駅と協議しておりますので、基本の中には駅舎もございましたけれども、今手掛けていきたいのは南北連絡道ということでございます。

以上でございます。(「11番」の声あり)

議長(益田吉博)

 11番峯林宏政議員。

11番(峯林宏政)

 開会日の午後から、私、駅前の商店街の方々とお会いし、また駅前の食堂関係の方々にもお会いして、いろんなお話を聞かせていただいて、「なんか五條市の事業については、手ぬるいなあ。」というふうな話もありました。しかし、それについては、「財政状況の問題、また合併の特例債の利用方法と合併の期限が幸いにも延長されたので、これから逐一努力していってくれるんではないですかな、もうしばらくの御辛抱お願いします。」というふうな形で別れて帰ったんですけれども。

それでは、進捗状況はもう説明していただきました。では地籍調査終了後の計画について、この辺のことを一遍、どういうふうな計画に、何年度には何をやっていく、何年度にはこういうふうな形で進めていくというようなことを説明できたらしていただけますか。

議長(益田吉博)

 森本都市整備部長。

都市整備部長(森本元三)

 ただいまの峯林議員のウ、地籍調査終了後の計画につきまして、御質問にお答えさせていただきます。

駅前開発と五條駅南北道の実施につきましては、平成24年度には地籍調査が終了することから、今までの計画案について、現状におきまして見直すべきところはないか等を、地域活性化及び五條駅南北道建設促進特別委員会にお諮りしたいと考えております。

そして、市としての最終的な計画を持って、関係機関との協議をしてまいります。

25年度からは実施設計、地元説明を経て、早ければ25年度後半か26年度当初から用地買収に掛かりたいと考えております。

工事につきましては、用地の取得状況を見ながら実施する予定でございます。

またそれに係る財源といたしましては、現在のところ合併特例債又は過疎債を充てたいと考えております。

以上でございます。(「11番」の声あり)

議長(益田吉博)

 11番峯林宏政議員。

11番(峯林宏政)

 ただいま部長の方から明確な計画を聞かせていただきました。

市長、その辺について間違いございませんか。市長の方からも明確なお答えをいただきたいと思います。

議長(益田吉博)

 太田市長。

市長(太田好紀)

 11峯林議員の質問にお答え申し上げます。

今部長の方からも答弁ありましたとおり、この事業に関しましては合併特例債という位置付けで、30億からの予算が計上されておったと思います。しかしながら、前市長のときに、この南北道も地籍調査だということで進んでいない。それが終了後に進めていくというような答弁もありました。そういうことで今地籍調査がどんどん進んでいるわけでありますけれども、ちょうど合併特例債が延長という、閣議決定ということで当然これは通ると思いますけれども、そういう状況になりましたので、3年プラスアルファ5年が延長されるということで、これを充てられるんじゃないかなと、そういうふうに思っています。

当時の計画を遂行していく中で、やっぱり議員の皆さん、また地域活性化及び五條駅南北道建設促進特別委員会、また地域の皆さんにも再度御協議をいただいて、再度その方向性をきちっと示して、そして25年ぐらいから用地買収に掛かりたいというような部長の答弁ありましたけれども、なるべく早くスムーズにいけるように、そしてこれだけの投資をしますので、皆さんが喜んでいただけるような、理解をしていただけるような、そういう形で進めていきたい、そういうふうに思っているので、議員の皆さんの御協力も得ながら、また地元の皆さんの同意も得ながら進めていきたい、そういうふうに思っております。

以上でございます。(「11番」の声あり)

議長(益田吉博)

 11番峯林宏政議員。

11番(峯林宏政)

 今市長の方から明確なお答えということで、しかと聞き及んでおきます。

それともう一つ、努力していただきたいのは、この3月議会の予算にも挙がってきているんですけれども、駅前の駅の構内に入るために2段か3段の段差をスロープにするんだということで240万ぐらいですか、計上されていると思うんですけれども、果たしてそれがスロープにしたところで改札口を通って1番ホームから2番、3番ホームに移るときに地下道になっているわけですね、そこの階段をスロープにしてもらえるのかどうか。それについてのいろんな行政としてのJR西日本に対する要望なり、また実施してもらうための努力、また最悪だめであれば国になり、なんなりに陳情してやっていただけるような動きを見せるのかどうか、近くの福神駅、南海橋本駅、林間田園都市駅、全て弱者向けのエスカレーター、エレベーター等の対応もしておりますので、まあなんと言っても五條駅は、国で定められた遺産の玄関口でありますし、その辺のことの努力をしてもらえるのかどうか、再度お聞かせいただき、これについての一般質問を終わりたいと思いますので、その辺のことをお答え願います。

議長(益田吉博)

 都市整備部長。

都市整備部長(森本元三)

 ただいまの峯林議員の御質問にお答えさせていただきます。

24年で計画しております事業の中に駅前の3段の階段の改修がございます。それをするにつきまして、JRと協議しておる中で、駅前の階段だけじゃなしに、改札口もしくはホーム間の地下道、全ての階段とかにつきまして、改善の要望を加えておるわけなんですけれども、今合意に至っておるのは正面の階段に対する一部スロープ化でございます。

今後、中の、特に障害者の方々に対するスムーズな移動ができますように、行政はもちろん、いろんな方々の力を借りながら、再度駅の方にも協議してまいりたいと考えております。

以上でございます。(「11番」の声あり)

議長(益田吉博)

 11番峯林宏政議員。

11番(峯林宏政)

 まあなかなかJRとの交渉は難航すると思いますけれども、特に公共機関でありますので努力していただき、なんとか市民サービスに努め、弱者のために協力をよろしくお願いいたしまして、この質問は終わらせていただきます。

次に、学校教育についてお聞かせ願いたいと思います。

教育長は昨年12月議会に同意され、着任以来早2か月がたち、校園長会や教育委員会等で会合され、五條市の教育方針等を話されたと思いますが、堀内教育長の持っておられる教育方針をお聞かせ願いたいと思います。

議長(益田吉博)

 堀内教育長。

教育長(堀内伸起)

 11番峯林議員の御質問にお答え申し上げます。

昨年12月に教育長に就任させていただいてから、早くも2か月が経過いたしました。それとともに改めて職の重さを認識し、その重さを痛感しているところでございます。

その間まだまだ一部ではありますが、本市の教育に接し、学校教育においては学校での取組、また地域の方々の協力もあり、おおむね良好に教育活動が進められていると捉えています。

しかしながら、それぞれの学校におきましては、解決すべき個別の課題も存在しており、決して楽観視できるものではないというように認識をしております。

市長の施政方針にもありましたが、平成24年度は挨拶の徹底、並びに危機管理の充実を教育委員会の年間目標として掲げました。災害に強い学校を目指して、また充実した学校を目指して進めてまいりたいと思っております。

次に、学校教育における今後の学校運営について次の観点から点検を図ってまいりたいと思っています。そして、保護者や市民の信託に応えられる教育の推進に努めてまいりたいと考えております。

その一つは、方向性を持った学校運営を進めることだと思います。これまでの取組のマンネリ化に陥ることなく、常にプランを持って取り組む、そして常に点検をしつつ、更に進めるアクションを起こすというPDCAを重視した学校づくりを進めたいと考えます。

二つ目は、学校は力をつけるところだという教育本来の目標を改めて確認を行い、学校の目標を、「確かな学力の育成、豊かな心の育成、健やかな体の育成」と掲げて、学力・体力・規範意識などをどう高めていくのか、実態把握に努めながら具体的な取組を展開してまいりたいと考えます。

三つ目は、それぞれの学校が、これまで積み上げてきた経緯と実績を生かしながら、学校の特色をもっと前に出すべきだと考えます。

私は就任前、県のアドバイザリーチームとして多くの学校を訪問してきました。そこで見た元気の良い学校には、教育活動や部活動、更には地域とつながった活動などを特色として展開している学校が多くを占めておりました。今後、特色を生かした学校づくりを支援してまいりたいと考えます。

以上の点につきましては、挨拶運動の推進、防災教育の充実という目標とともに、定例の校園長会のほかに、臨時の校長会を開催しまして、既に全学校、園に提起させていただいたところです。

五條市は歴史と自然に恵まれた素晴らしい環境にあります。その中で子供たちが大きな夢と目標を持って自立的に生きる基礎を培い、健全に成長することができるよう私たちに課せられた責務を精一杯果たしてまいりたいと考えています。

以上、答弁とさせていただきます。(「11番」の声あり)

議長(益田吉博)

 11番峯林宏政議員。

11番(峯林宏政)

 今、教育長の素晴らしい抱負を聞かせていただきました中では、県の下で、各学校訪問をされた中で、学校教育というのは特色を持った学校計画の方が伸びていくのだというふうなことではなかったかと思います。

それでは、教育長が持っておられます五條市の特色というのは、どういうようなものか、お聞かせ願いたいと思います。

議長(益田吉博)

 堀内教育長。

教育長(堀内伸起)

 11番峯林議員の御質問にお答え申し上げます。

私が今考えております五條市の教育の、また学校の特色は何点かあろうかと思います。その一点は、この間もいろんな子供たちの活動に参加させてもらったんですけれども、例えば体育の活動でありますとか、それから地域の活動でありますとか、子供たちがいろんな場でものすごく元気良く活動している例にたくさん出会いました。スポーツに関わって、また地域の文化や芸能に関わって、いろんな活動が進められているというのが一つの大きな特徴ではないかなというように思っております。

また、本市には歴史的な、また自然といった大変素晴らしいものがたくさんございます。このあたりを学校教育の中に取り入れながら、地域の人たちとつながりながら教育を展開するということができるのではないかと考えているところです。

以上、答弁とさせていただきます。(「11番」の声あり)

議長(益田吉博)

 11番峯林宏政議員。

11番(峯林宏政)

 どうもありがとうございます。

 素晴らしい発想でもって、いろいろ特色のある学校教育に力を出していただきますことを御期待いたしまして、この件は終わらせていただきます。

続きまして、五條市の教育長と申しますのは、なかなか人選するのが難しい時期がございまして、昨年12月に同意するに至りましても約9か月掛かったわけでございます。

そして、その前は2年ほど掛かった経緯がございます。その点、いかにその教育長の難しさ、また学校教育の難しさ、また地域との関連性の難しさが表れた結果ではないかなと思っております。

次に、校区補導会等の学校教育関係関連団体についての教育長の考えについて質問いたします。

その前に、先ほどの答弁の中で私、ちょっと漏れておったんですけれども、不登校児童及び健常者児童・生徒の中で、通常の授業が落ち着いて受けられない児童等の対応についてのお考えはいかがでしょうか。

後からになって申し訳ないですけれども、その辺のことをちょっとお聞かせ願いたいと思います。

議長(益田吉博)

 堀内教育長。

教育長(堀内伸起)

 11番峯林議員の御質問にお答え申し上げます。

今、御指摘ありました不登校児童・生徒は病気欠席を除く年間30日以上の欠席をした児童・生徒であります。

その実態をつかむため、市内全ての小・中学校で毎年4月、9月、1月に調査を実施し、教育委員会と学校が連携して不登校児童・生徒の対応に当たっております。

不登校児童・生徒の出現率は全国で1.13パーセント、奈良県は1.31パーセント、五條市は1.12パーセントとなっております。

この不登校の児童・生徒の対応におきましては、学校は頻繁に家庭訪問を行うなど、保護者との連絡を密にして登校に向けた取組や研修を進めていただいています。

また、教育委員会としては、人的支援として県のスクールカウンセラーや、市の青少年センターのカウンセラー等を学校に派遣して、学校との連携を密にしながら対応を行っております。

その具体的な取組として、本人や保護者のカウンセリングのほか、担任と青少年センターの訪問指導員が共に家庭訪問を行っています。

また、学校に行けない児童・生徒の対応として、適応指導教室である「くすのき教室」で勉学等を行い、適切な時期に学校に戻れるよう支援を行っているところであります。

次に、御指摘の、落ち着いて授業を受けられない児童・生徒の対応については、各学校において授業の空いている教員が対応し、教室に入ることのできない児童・生徒については個別の指導や、家庭訪問による保護者との連携の強化を図っている現状にあります。

また、人的支援として、県からの学校サポーターやスクールカウンセラーの派遣、市からのスクールサポーター等の配置を行い、悩みの相談や集団への適応の支援、問題行動の未然防止、個別の学習支援に当たるなど、学校の状況、子供たちの状況に応じた支援を行っております。

子供たちは、地域の宝であります。日本の将来の宝であります。この宝であります子供たちの将来のために、更に個人に応じた指導が進められるよう検討してまいりたいと存じます。

以上、答弁とさせていただきます。(「11番」の声あり)

議長(益田吉博)

 11番峯林宏政議員。

11番(峯林宏政)

 ただいま教育長の答弁を聞かせていただきますと、本当に学校教育というのは難しいもので家庭教育が大事であり、また学校に登校した生徒・児童に対する先生方の熱い気持ち、また教育の熱心さを伺えるわけでございますけれども、何と言っても先ほどの全国平均よりやや、ほんの微量ですけれど上回っていると、県の平均よりは下回っているというふうなことでございますけれども、是非先生方におかれましては、再度健闘していただきまして全国の平均がもっと下がるように、また県からもかけ離れたぐらいに下がるような鋭意努力をしていただきたいと、こういうことを切にお願いいたしまして、次の質問に入らせていただきます。

先ほど申し上げましたように、校区補導会の学校教育関連団体及び青少年センター、青少年センターのことは今、回答の中に入っておりましたので、簡単で結構でございます。教育長のお考えをお聞かせ願いたいと思います。

議長(益田吉博)

 堀内教育長。

教育長(堀内伸起)

 11番峯林議員の御質問にお答え申し上げます。

五條市校区補導会は、五條中学校を中心とした五條校区など5校区にあります。各校区補導会の青少年補導委員は、PTA等の協力の下に、平成23年度は248名の方に教育委員会から委嘱して活動をしていただいております。

活動につきましては、幼児・児童・生徒の健全育成活動の推進を図るため、青少年育成事業、街頭活動としての吉野川祭りなどにおける夜間巡視への協力、各地域の子供たちの健全育成、早朝の登校指導など登下校の安全確保にボランティア精神を持って御尽力いただいております。

今後も子供たちが安全に安心して学校生活が送れるために、各校区の地域における協力団体としての認識と関係を持って、青少年健全育成に共に取り組んでまいる所存であります。

以上、答弁とさせていただきます。(「11番」の声あり)

議長(益田吉博)

 11番峯林宏政議員。

11番(峯林宏政)

 教育長のきぜんたる態度で校区補導会等々関係団体には接していただけると思うんですけれども、過去には、教育長、本当に頭を痛め、教育行政にまで介入していた経緯がございます。その点特に教育長の力でもって、そういう一般ボランティア精神を持って協力をしてくれるのは有り難いんですけれども、学校教育行政にまで関わってくるという、その辺の策だけはきっちりとしておいてあげていただきたい、と申しますのは現場の先生方にも本当に不安を与え、心配を掛けることもあろうかと思いますので、その点特にお願いしておきたいと思います。

続きまして、次の質問に入らせていただきます。

市長の政治姿勢についてでございます。

若さと行動力のある太田市政に市民が期待を掛け、信任を得て早1年たつわけでございますけれども、この間につきまして監査報告書を私は熟読させていただきました。市長はこの監査報告書を熟読されましたでしょうか。まずその辺のことを先にお聞かせ願います。

議長(益田吉博)

 太田市長。

市長(太田好紀)

 11番峯林議員の御質問にお答えいたします。

定期監査報告、私は議員のときから、特にこのことを重んじていました。特に総括においては、これを見ることによって五條市の行政全般のことが理解できるということで、特に全て読ませていただきました。

以上であります。(「11番」の声あり)

議長(益田吉博)

 11番峯林宏政議員。

11番(峯林宏政)

 前市長と違いまして、確か前市長には私も決算審査の総括のときに質問させてもらいました。「私は目を通しておりません。」というふうな答えが、私の記憶にあるわけですけれども、太田市長は、そうして全てのことに目を通して、次なる行政の反映に努めたいという御意見でしたけれども。いろいろ監査報告書を見ますと、各課、各部について、いろんな形で法的な措置に取り組んでもらいたいとか、また進捗率の向上に努めていただきたいとか、いろんな建設的な意見を述べられております。

この総括を読んでいただいた市長に対して、総括的にどのように24年度、また25年度は反映させていくのか、どのような方法で対策計画を立てていくのか、その辺のことをお聞かせ願いたいと思います。

議長(益田吉博)

 太田市長。

市長(太田好紀)

 11番峯林議員の質問にお答え申し上げます。

今般の定期監査の結果報告の総括にも触れられておりましたが、私は市長就任以来、「五條市に住んで良かった、これからも住み続けたい。」と思える五條市の実現を目標とし、その基盤となる職員の意識改革や、事務事業の見直しなどに取り組んでまいりました。

今後、こうした改革を更にスピード感を持って進めていくためには、独立した視点から市政に対するチェックが必要であり、その役割を担うのが、現行の監査委員制度であると思慮するところであります。

このことを踏まえ、本市監査委員にあっては、平素より市政全般にわたって適切かつ厳格な監査を実施していただいており、その御指摘や御意見は市政運営の大きな指針となっているところでありまして、本年度の定期監査報告を始め、監査委員からの指摘事項に対しては速やかに改善処置を講ずるように関係部長に対し強く指示をしたところであります。

今後とも、こうした監査委員の指摘事項を順守するとともに、議員各位を始め市民の皆さんとの対話と議論を重んじながら、自主財源の確保や経費の節減、更には既存の事務事業の見直しなど、魅力あるまちづくりのため行財政改革にまい進してまいる所存でございます。

監査委員に対して私、市長にならせていただいて、監査委員の皆さんにお願いしたことがあります。というのは、先ほども申し上げましたけれども、私らが本当に見られない部分を監査委員の方がやはり精査していただく、本当に有り難いと、それを今度私が見て、職員にまた徹底するということで、今以上に厳しくしていただきたいと、それが今後の五條市を変える、また一つの形になっていくんじゃないかということで、もっと厳しくしてほしいということもお願いをしたところであります。

今後ともこのことを踏まえ、精一杯努力していきたいと思っておりますので、どうかよろしくお願い申し上げます。

以上で答弁を終わらせていただきます。(「11番」の声あり)

議長(益田吉博)

 11番峯林宏政議員。

11番(峯林宏政)

 今市長の方からもっと厳しく監査をしていただきたい。そして行政側から見て、わからないところをどんどん指摘していただきたい。それについて市長を始め部課長が鋭意努力していくというふうな強い決意を持っておられるという答弁でございました。

私も全くそのとおりでございまして、とにかく行政の最高のお目付け役は監査委員さんではないかなと、このようにも思っておりますし、またその監査報告を見させていただいて、それをなおかつチェックさせていただくのが我々議員の職務ではないかなと、このように思っておりますので、これから市長を始め職員の部課長、また一般の職員の方々にもそういうことを期待して、エールを送って、私の質問を終わらせていただきます。

ありがとうございました。

議長(益田吉博)

 以上で、11番峯林宏政議員の質問を終わります。

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更新日:2019年01月07日