平成23年第2回6月定例会会議録(第4号)

議事日程(第4号)

              平成23年6月27日 10時開議

  • 第1
    • 議第40号 五條市滞在体験型観光施設条例の一部改正について
    • 議第41号 五條市簡易水道設置条例の一部改正について
    • 議第42号 市道路線の認定について
    • 議第43号 市道路線の認定について
    • 議第44号 市道路線の認定について
    • 議第45号 市道路線の変更について
  • 第2
    • 議第46号 財産の取得について
    • 議第47号 平成23年度五條市一般会計補正予算(第2号)議定について
  • 第3 発議第7号 東日本大震災の復興支援と総合的な復興ビジョン策定を求める意見書について
  • 第4 発議第8号 的確な予算説明と適切な予算執行を求める決議について

本日の会議に付した事件
議事日程のとおり

出席議員(14名)

  • 1番 福塚 実
  • 2番 山口 耕司
  • 3番 吉田 雅範
  • 4番 堀川 浩美
  • 6番 川村 家廣
  • 7番 藤冨 美恵子
  • 8番 池上 輝雄
  • 9番 益田 吉博
  • 10番 山田 澄雄
  • 11番 峯林 宏政
  • 12番 花谷 昭典
  • 13番 土井 康嗣
  • 14番 大谷 龍雄
  • 15番 田原 清孝

欠席議員

なし

説明のための出席者

  • 市長 太田 好紀
  • 教育長職務代行者 樫内 成吉
  • 市長公室長 吉田 辰雄
  • 総務部長 下村 洋次
  • 都市整備部長 森本 元三
  • 生活産業部長 櫻井 敬三
  • 健康福祉部長 森本 敏弘
  • 上下水道部長 辻本 衡司
  • 消防長 窪 佳秀
  • 会計管理者 町口 正治
  • 西吉野支所長 小窪 美貴男
  • 大塔支所長 山田 善久
  • 監理管財課長 新井 健夫
  • 企画財政課長 福塚 勝彦
  • 秘書課長 菊谷 眞宜
  • 庶務課長 上 孝男


事務局職員出席者

  • 事務局長 乾 旬
  • 事務局次長 藤谷 光一
  • 事務局係長 笹谷 豊
  • 事務局主任 馬場 由美子
  • 速記者 柳ヶ瀬 五美

10時00分再開

議長(川村家廣)

ただいまから、去る20日の散会前に引き続き本会議を再開いたします。
ただいまの出席議員数は定足数に達しておりますので、会議が成立いたします。
本日の日程につきましては、お手元に配布済みのとおりであります。
配布漏れはございませんか。──。
これより日程に入ります。

日程第1

議長(川村家廣)

日程第1、議第40号から議第45号までの6議案を一括して議題といたします。
本案につきましては、厚生建設常任委員会に付託し御審査をいただいておりますので、委員長に報告を求めます。厚生建設常任委員会益田吉博委員長。

〔厚生建設常任委員長 益田吉博登壇〕

厚生建設常任委員長(益田吉博)

おはようございます。
議長から発言の許可をいただきましたので、ただいま議題となりました議第40号から議第45号の6議案につきまして、厚生建設常任委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。
本案は、去る、6月20日の本会議において当委員会に付託され、21日、20時から開会いたしました委員会において、それぞれ提案者の説明を受け、質疑に入り、討論を省略して採決をいたしたものであります。
初めに、議第40号 五條市滞在体験型観光施設条例の一部改正につきましては、当該施設の改修が完了したことにより、所在地を五條市本町2丁目7番3号に改め、及び旅館業法の適用施設になったことに伴い利用料金等の変更を行うため、別表を、A棟(蔵)1人5,000円で4名まで、1名のみ利用の場合は1,000円増しとなっていたものを、改正後は、蔵1名2万5,000円、3名5万円に改め、B棟(離)については、1人5,500円で10名まで、ただし、3名のみの利用については1人1,000円増しとなっていたものを、改正後は、離2名5万円、3名6万円、4名7万円、5名8万円に改め、また、宿泊客のない11時から14時までの昼間利用については2名から10名まで1回につき2万円とするもので、いずれの料金についても、あくまでも利用料金の上限を定めるものであるとの当局の説明がありましたが、委員からは、利用料金の上限であっても、現在の景気動向からして余りにも金額が高すぎる。また、地元同業者と金額的に競合しないように最低金額についても定めることについてただしたのに対し、「商家町として発展してきた新町通りにおいて、町屋の良さと都会では体験できない、ゆとりとくつろぎの空間を体験していただきたい。指定管理者にも設備投資などで頑張っていただくために、この金額を設定した。」等の答弁があり、本案につきましては、慎重審査を経て起立による採決の結果、賛成多数により可決すべきものと決定いたしました。
次に、議第41号 五條市簡易水道設置条例の一部改正につきましては、西吉野町の白銀北地区の統合整備事業の完成により、第2条関係の第7給水区域及び第15給水区域を第28給水区域に統合するため関係条文を削除し、並びに第28給水区域に牧町を新たに加えようとするもので、当局の説明により了承した次第で、本案につきましては、慎重審査を経て採決を行い、全員一致をもって可決すべきものと決定いたしました。
次に、議第42号から議第44号の3議案、市道路線の認定について及び議第45号 市道路線の変更につきましては、一括して当局から説明を受け、審査を行いました。
最初に、議第42号につきましては、市道三在11号線の道路延長398メートル、幅員4.0か12.0メートルについては、国道370号から市道三在4号線までを結ぶ農道新設工事として計画され、市道認定の諸条件を全て網羅した整備が完了したことにより市道として認定するものであるとの説明がありました。
次に、議第43号につきましては、市道新町9号線の道路延長300メートル、幅員2.6から4.0メートルについては、国土交通省直轄で実施されております国道24号歩道整備事業について、高架橋の撤去及び架け替え工事の条件として、道路法の適用を受けている施設であること、また、利用目的が明確にあることを国土交通省に示すため、市道として認定するものであるとの説明がありました。
次に、議第44号につきましては、市道新町10号線の道路延長103メートル、幅員6.0から12.0メートルについては、市道新町1号線の改良等が困難で狭あい箇所の解消に必要なため、地域住民及び一般車両が現に通行しており、市道の認定に関する諸条件を全て満たしている五條市土地開発公社の所有地を市道として認定するものであるとの説明がありました。
最後に、議第45号につきましては、市道路線の変更で、国道24号の拡幅工事により、市道本町10号線の起点位置を本町1丁目292の2番地先から本町2丁目304番地先に変更し、道路延長243.7メートルから233メートルに変更するもので、当局の詳細な説明により了承した次第であり、本4議案につきましては、慎重審査を経て一括して採決を行い、全員一致をもって可決すべきものと決定いたしました。
なお、委員会終了後、理事者から、水道水不正使用疑惑への対応とその後の経過について報告を受けました。
以上、御報告申し上げます。
ありがとうございました。

議長(川村家廣)

この際、議員各位に申し上げます。
委員長報告に対する質疑は、審査の経過及び結果についてであり、議案についての質疑は去る20日に行いました議案審議において既に終了いたしております。
ただいまの厚生建設常任委員会委員長の報告に対する質疑に入ります。──。
質疑を終わります。
お諮りいたします。本案につきましては、討論を省略いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕

議長(川村家廣)

御異議なしと認めます。よって本案は討論を省略することに決しました。
これより本案を採決いたします。
初めに、議第40号を採決いたします。
なお、この採決は起立により行います。
本案に対する厚生建設常任委員会委員長の報告は、可決であります。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕

議長(川村家廣)

起立多数であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。

議長(川村家廣)

次に、議第41号から議第45号までの5議案を一括して採決いたします。
本5議案に対する厚生建設常任委員会委員長の報告は、可決であります。
お諮りいたします。本5議案は原案のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕

議長(川村家廣)

御異議なしと認めます。よって、本5議案は原案のとおり可決されました。

日程第2

議長(川村家廣)

次に日程第2、議第46号及び議第47号の2議案を一括して議題といたします。
本案につきましては、予算審査特別委員会に付託し、御審査をいただいておりますので、委員長に報告を求めます。予算審査特別委員会山田澄雄委員長。

〔予算審査特別委員長 山田澄雄登壇〕

予算審査特別委員長(山田澄雄)

おはようございます。
議長から発言の許可をいただきましたので、ただいま議題となりました議第46号及び議第47号の2議案につきまして、予算審査特別委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。
本特別委員会は、6月20日の本会議におきまして慎重審議を期するため設置され、本2議案が付託されました。委員には田原清孝議員、大谷龍雄議員、峯林宏政議員、池上輝雄議員、藤冨美恵子議員、吉田雅範議員と私、山田澄雄の7名が選任され、本会議終了後の委員会におきまして、委員長に私、山田澄雄が、副委員長に田原清孝委員がそれぞれ互選され、審査に入り、審査日程については22日の1日間とすること並びに審査方法及び順序について協議いたしました。
以下、22日に開会いたしました審査の概要を報告いたします。
予算関連議案の議第46号は、土木費で審査を行いました。
初めに、総括質問を行いました。
総括質問の概要につきましては、次のとおりであります。

  1. 当初予算に計上されている塵芥収集業務委託料1億1,900万円については、3月の予算審査特別委員会において一昨年及び昨年より2,000万円増額になっている理由をただした際、昨年まで直営で行っていた阪合部、西吉野、阿太地区のごみ収集業務を業務委託するためとの説明に承認したところであるが、先の一般質問において直営地区がいまだに業務委託されていないが、2,000万円の一部が既に支払われているとの答弁があったことから、西吉野、阪合部、阿太地区について業務委託をしないのであれば、予算を9,900万円に減額すべきであるとただしたのに対し、「2,000万円のうち年間535万9,500円を支出することになるが、そのうち89万3,000円余りが支出済みとなっている。ただ、過去に委託料を2パーセントずつ削減したこと、燃料費の高騰及び過去から何の問題もなく円滑に収集業務をしていること並びに財政好転の兆しが見えてきたことから前市長の判断で増額をした。契約が締結されているので変更はできないが、今後については相談をしながら減額をしていきたい。また、このようなことがないよう入札制度を導入していきたいが、廃掃法という法律もあるので、それらを踏まえ適正に対応してまいりたい。」との答弁がありました。
  2. 市役所庁舎建設問題について、現在の庁舎には、昭和56年改正の建築基準法による新耐震基準の以前と以後の建物があり、緊急性の高いものから耐震補強をするか、あるいは建て替え等いろいろな方法が考えられ、予算上でも合併特例債充当の期限が迫っていることなどについてただしたのに対し、「合併特例債の利用を踏まえて考えている。市民の意見を聴く外部委員会を設置し、多くの意見を聴きながら進めてまいりたい。」との答弁がありました。
  3. 水道水不正使用疑惑については、疑惑発覚後いち早く調査されたが、まだ明らかになっていない部分については、告発された方に協力を依頼する方法等もあるとの意見があり、「この問題の難しいところは、当事者はいつの時代の誰であったのか。被害額は幾らなのかという具体的な事実の確認、証明ができないところにあり、現在の使用者がその状態を知らずに使用してきたとなれば違法行為とはいえなくなる。しかし、免れてきた料金を回収していきたいと考えているので、一つずつ解明してまいりたい。」との答弁がありました。
  4. 印刷物の発注体制についてただしたのに対し、「以前は会計課で一括して発注していたが、パソコンの普及により印刷の発注が減少している。現在市内に6社の登録業者があり、各課には全業者に通知を送るよう指導する。しかし、入札基準に基づき発注しているので問題はないと考えている。」との答弁がありました。
  5. 五條市社会福祉施設等施設整備費交付金交付要綱を5月31日で廃止したことについてただしたのに対し、「本年、市長も替わり、ゼロベースからのスタートということで再度検討した結果、財政状況等総合的に検討して廃止したが、条例は残っているので、今後財政状況に鑑み市長とも協議してまいりたい。」との答弁がありました。
  6. デマンドタクシー及びコミュニティバスについては、市民へのアンケート調査及び聴き取り調査を早急に実施して、沿線住民や交通弱者の利便性向上を図ること。また、五條市市民会館前に障害者用の駐車スペースを設けることなどの提言がありました。
  7. 消防庁舎建設に当たり、五條東中学校の騒音問題及び校長室の耐震対策についてただしたのに対し、「平成19年8月20日五條東中学校でサイレン音の体感調査をしているが、サイレンは緊急自動車の要件として90から120デシベルと決められており、騒音ではないと考えている。同日行われた生徒・教師に対するアンケート調査でも、生徒・教師98名中80名がやかましくなかったと回答している。また、同校の耐震補強は既に完了している。」との答弁がありました。
  8. 市道中之今井線の拡幅を含め、歩道の整備についてただしたのに対し、「国道24号から市道岡中線交差点までの1,400メートルについては、地元の要望もあり現在拡幅を計画しており、併せて歩道も考えている。距離が長く、民家も多く地元の了解も必要であるので時間は掛かるが進めてまいりたい。」との答弁がありました。
  9. みどり園の操業期間の再延長とごみ処理施設建設の広域化についてただしたのに対し、「市長に就任してすぐに地元3地区の方と出会ったが、再延長はできないとのことであり、協定書を順守するための広域化であると説明し、一定の形ができれば再延長も考えると言っていただいた。広域化についても今後どうなるかわからないので、地元3地区とは交渉を続けてまいりたい。」との答弁がありました。
  10. 御所・田原本環境衛生事務組合に加入依頼したことについてただしたのに対し、「協定書を無視することもできないし、延長をあきらめているわけでもないが、公約でもあった広域化を考えて御所市長にお願いに上がった。また、御所市と田原本町との関係を損なわないよう公表しなかった。」との答弁がありました。

昼食のため、12時1分に休憩をし、13時から総括質問を再開しました。

  1. 流域下水道の進捗状況と運用開始時期についてただしたのに対し、「野原地区の公共下水の処理としては、吉野川の川床を横断して二見にある吉野川浄化センターまで流す奈良県による工事が平成22年度に完成し、4月から供用開始という形である。市の方でも、それに接続すべく野原西4丁目の南都銀行周辺の整備を進めている。これまで国道168号沿い、大川橋南詰めから奈良県立五條病院までの間及び大川町の整備が終了している。昨年から病院、公共施設、スーパーマーケットなどには説明を行ってきたが、現在きめ細かく自治会を通じて接続可能な世帯に説明する準備を進めている。」との答弁がありました。
  2. 野原地区消防団が約30名から現在6、7名になっている状況についてただしたのに対し、「4月30日付けで野原の消防団員が退団届を消防団長に提出し、それを消防団長が受理したところであるが、市長が保留し、残りの消防団員と消防団幹部とで慰留に努めたが意志が固く、5月31日付けで退団届を市長が承認した。現在分団長代理を決め、野原地区消防団の立て直しに努め、新入団員を募集していると聞いている。また、万一災害等が発生した場合は、第2方面隊の南宇智及び阪合部の分団が第1出動で野原地区に駆け付ける態勢となっている。」との答弁がありました。
  3. 五條市社会福祉施設等施設整備費交付金の廃止については、市長の公約に補助金をゼロベースから検討すると掲げていたが、老人や障害者、少子化問題などの福祉切捨てとならないように再度検討を求める意見がありました。

以上で総括質問が終了し、引き続いて、歳出の審査を行いました。
歳出予算の質疑の概要を申し上げます。
初めに、議会費、総務費及び民生費についてであります。

  1. 1 自治振興費の集会所改築工事費についてただしたのに対し、「工事請負費600万円は、二見川端集会所の改修工事330万円及び二見南之町集会所の改修工事270万円である。」との答弁がありました。
    次に、衛生費、農林業費及び商工費についてであります。
  2. し尿処理施設建設事業費のし尿処理施設発注支援業務委託料、基本設計等の進捗状況及び覚書についてただしたのに対し、「新し尿処理施設の建設は水処理設備、環境保全設備等の特殊な設備を含む施設であり、発注の方式が性能発注方式になるため環境省が示している廃棄物処理施設建設工事等の入札・契約の手引に基づき行っているところである。基本設計については6月末、9月末には生活環境影響調査が終わる。覚書については、本体工事は自治連合会と交わしているので基本的にそれに基づくが、周辺環境整備については、地元自治会役員と出会い、再度地元に要望の確認を求めたところである。」との答弁がありました。
  3. 漁業協同組合補助金についてただしたのに対し、「本年も5回、10か所1,400キログラムのアユを放流した。組合が毎年赤字決算なのは理解しているが、平成17年の市村合併まで漁業協同組合に対し、五條市は補助金がなく、旧西吉野村、旧大塔村は補助金があったので、平成19年度に漁業協同組合が合併した年から補助金を支出しているが、赤字の補填となっており、今年度は100万円とした。」との答弁がありました。
  4. 吉野川祭り補助金についてただしたのに対し、「今年吉野川祭りは40周年の節目となるため、五條市のイメージキャラクター3体の着ぐるみを製作し、イメージソングも作成したので吉野川祭りで披露していきたい。また、車椅子でも花火が見られる場所を設け、トイレ、警備体制も強化するため昨年より200万円を増額した。」との答弁がありました。
    次に土木費についてであります。
    土木費の冒頭に議第46号 財産の取得についてを審査しました。理事者から、行財政改革及び五條市土地開発公社健全化計画の推進を主な目的として、現状の山林を可能な限り残しながら、自然を生かした自然観察の場として(仮称)金剛山麓野鳥の森を整備するため、五條市小和町1092番地ほか19筆の山林57,164.66平方メートルを2億6,214万3,561円で土地開発公社から取得するものであるとの説明がありました。
    次に、消防費、教育費についてであります。
  5. 五條小学校屋内運動場等整備事業費の工事請負費についてただしたのに対し、「屋内運動場の施設本体工事が3億7,000万円、電気設備工事が1億2,700万円、機械設備工事が4,100万円で合計5億3,800万円の工事となる。見直した部分は耐震性の向上、太陽光発電、自家発電設備、エコ照明を導入したいと考えている。それらを含めて約1億8,000万円の増額となっている。」との答弁がありました。
  6. 消防庁舎建設工事設計業務委託料についてただしたのに対し、「平成19年に建築確認申請検査済証が交付されており、それを基に現在の建築基準法等の改正に鑑みて設計の変更となっているが、当初から緊急自動車にあっては国道24号に面した車庫になっている。屋上についてもエコ対策等これから協議を進めてまいりたい。」との答弁がありました。

歳入予算についての質疑はありませんでした。
以上、当委員会に付託されました議第46号及び議第47号の2議案につきましては慎重審査を経て、一括して採決を行い、全員一致をもって可決すべきものと決定いたしました。
以上、御報告申し上げます。
ありがとうございました。

議長(川村家廣)

ただいまの予算審査特別委員会委員長の報告に対する質疑に入ります。──。
質疑を終わります。
お諮りいたします。本案につきましては討論を省略いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕

議長(川村家廣)

御異議なしと認めます。よって本案は討論を省略することに決しました。
これより本案を一括して採決いたします。
お諮りいたします。ただいま予算審査特別委員会委員長から報告がありましたとおり、本案は原案のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕

議長(川村家廣)

御異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。

日程第3

議長(川村家廣)

次に日程第3、発議第7号を議題といたします。
事務局長に朗読させます。

事務局長(乾 旬)

発議第7号 東日本大震災の復興支援と総合的な復興ビジョン策定を求める意見書について。
標記のことについて、五條市議会会議規則第14条第1項の規定により、別紙のとおり提出します。
平成23年6月27日提出

提出者

  • 五條市議会議員 山口 耕司

賛成者

  • 五條市議会議員 山田 澄雄
  • 五條市議会議員 池上 輝雄
  • 五條市議会議員 堀川 浩美
  • 五條市議会議員 吉田 雅範
  • 五條市議会議員 福塚 実

議長(川村家廣)

提案の趣旨説明を求めます。2番山口耕司議員。

〔2番 山口耕司登壇〕

2番(山口耕司)

ただいま議長から発言の許可をいただきましたので、発議第7号 東日本大震災の復興支援と総合的な復興ビジョン策定を求める意見書につきまして、案を朗読して提案の趣旨説明に代えさせていただきます。
東日本大震災の復興支援と総合的な復興ビジョン策定を求める意見書(案)
本年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震は、日本の観測史上最大のマグニチュード9.0を記録した。
この地震により引き起こされた巨大津波は、東北地方や関東地方、北海道に至る広い地域に甚大な被害をもたらし、尊い人命が数多く失われ、いまだ7,000人以上が行方不明となっている。
被災された方々は、今なお不自由な避難生活を余儀なくされており、一日も早い生活再建と被災地の復旧・復興が強く求められている。
併せて、港湾や農地が破壊された農林水産業や、交通インフラ分断の影響により生産活動の縮小した経済状況からは、激甚災害指定や被災者生活支援制度の拡充はもとより、新たな法制度による措置等、従来の災害復旧支援を超えた対策が求められる。
さらに、高濃度の放射能汚染が生じた「東京電力福島第1原子力発電所」の事故対応では、国の責任の下、最終的な収束まで徹底した対策を講ずべきである。
よって政府においては、以上のような被災地への復興支援策の実施とともに、震災によるこの国家的危機に当たり、国民の生命と財産を守る防災対策を始めとする新たな安全確保事業を国家プロジェクトとして実施することを要望する。
また、今回の大震災は、歴史上類例を見ないほど、広域かつ複合的な災害であり、さらに、震災に対する海外の反応は、日本の経済・安全に懸念を示しており、海外からの投資・輸出入に影響を与えている。
こうしたことから、日本全体に影響を及ぼす経済的打撃の克服、既存原発の安全確保、新たな地震・津波対策等、政府が具体的に総合的な復興ビジョンを策定することは、国民への重要なメッセージとなり、更には国際的信頼を取り戻す必須の第一歩と考える。
よって政府においては、震災復興に向けた総合的な復興ビジョンを速やかに策定することを強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成23年6月27日
五條市議会
議員各位には何とぞ御賛同賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
ありがとうございました。

議長(川村家廣)

提案の趣旨説明が終わりました。
これより質疑に入ります。──。
質疑を終わります。
お諮りいたします。本件につきましては、討論並びに委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕

議長(川村家廣)

御異議なしと認めます。よって、本件は討論並びに委員会付託を省略することに決しました。
これより本件を採決いたします。
なお、この採決は起立により行います。
お諮りいたします。本件は原案のとおり可決し意見書を提出することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕

議長(川村家廣)

起立全員であります。
よって、本件は原案のとおり可決し、意見書を提出することに決しました。
なお、意見書の取扱いにつきましては、議長に御一任願います。

日程第4

議長(川村家廣)

次に日程第4、発議第8号を議題といたします。
事務局長に朗読させます。

事務局長(乾 旬)

発議第8号 的確な予算説明と適正な予算執行を求める決議について。
標記のことについて、五條市議会会議規則第14条第2項の規定により、別紙のとおり提出するので決議を求める。
平成23年6月27日提出
提出者  五條市議会議会運営委員会委員長 峯林 宏政

議長(川村家廣)

提案の趣旨説明を求めます。11番議会運営委員会峯林宏政委員長。

〔議会運営委員長 峯林宏政登壇〕

議会運営委員長(峯林宏政)

ただいま議長から発言の許可をいただきましたので、発議第8号 的確な予算説明と適正な予算執行を求める決議につきまして、案を朗読して提案の趣旨説明に代えさせていただきます。
的確な予算説明と適正な予算執行を求める決議(案)
平成23年第2回6月定例会における一般質問の中で、市当局の適正とは考えられない予算執行がなされていることが判明した。
平成23年度当初予算を審査する予算審査特別委員会において、昨年度と比較して増額されているごみ収集業務委託料についてただしたところ、市当局から、市が直営でごみ収集をしているものを民間に業務委託するため2,000万円の予算措置をしていると説明があったところである。
議会は、平成23年度当初予算について慎重審議を重ね、原案のとおり了承したところであるが、市当局は平成23年4月1日に、例年締結しているじんかい収集業務委託について、正当性を欠くと思われる約500万円を増額して業務委託契約を締結しており、その増額分については、市の直営から民間に業務委託するためと説明していた予算を充当している。
このような予算審査特別委員会における説明と異なる予算執行は、予算を慎重審議し、議決した議会の意思を無視するものであり、チェック機関でもある議会としては、到底看過できるものではない。
よって、市当局に対して、予算編成については事務事業に基づいた適切な予算措置を講じるとともに、的確な予算説明と適正な予算執行を強く求めるものである。
以上、決議する。
平成23年6月27日
五條市議会
議員各位には何とぞ御賛同賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
ありがとうございました。

議長(川村家廣)

提案の趣旨説明が終わりました。
これより質疑に入ります。──。
質疑を終わります。
お諮りいたします。本件につきましては、討論並びに委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕

議長(川村家廣)

御異議なしと認めます。よって、本件は討論並びに委員会付託を省略することに決しました。
これより本件を採決いたします。
お諮りいたします。本件は決議案のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕

議長(川村家廣)

御異議なしと認めます。よって、本件は決議案のとおり可決されました。

議長(川村家廣)

この際、お諮りいたします。
各常任委員会委員長及び議会運営委員会委員長から、会議規則第98条の規定により、お手元に配布いたしております閉会中継続調査申出一覧表のとおり、閉会中の継続調査申出書が提出されております。
各委員会委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査とすることに、御異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕

議長(川村家廣)

御異議なしと認めます。よって申出どおり、閉会中の継続調査とすることに決しました。

議長(川村家廣)

以上で、本日の日程は全部終了いたしました。
  お諮りいたします。本定例会の会期は28日までとなっておりますが、議事が全部終了いたしましたので、本日これをもって閉会いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕

議長(川村家廣)

御異議なしと認めます。よって、本定例会は本日をもって閉会することに決しました。

議長(川村家廣)

閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。
議員各位には、平成23年度五條市一般会計補正予算を始め多数の重要案件の審議に終始御熱心に御精励賜り、また円滑なる運営に御尽力、御協力いただき厚くお礼申し上げます。
理事者各位には事務事業の執行に際しましては、本会議並びに常任委員会における議員各位の御意見、御提言を十分尊重され、市政の一層の向上を目指して、御精励くださいますようお願い申し上げまして、閉会の挨拶といたします。
ありがとうございました。
市長から御挨拶があります。太田市長。

〔市長 太田好紀登壇〕

市長(太田好紀)

平成23年第2回定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
今回は、市長として臨んだ初めての議会でもあり、不慣れな点もあったとは存じますが、議員各位の御理解と御協力により、提出を申し上げました議案につきましては、慎重審議の上、いずれも原案どおり可決、承認をいただきましたことに、まずこの場をお借りいたしまして、厚くお礼を申し上げます。
本定例会の冒頭、私の所信表明において、「行財政改革」、「住んで良かったまちづくり」、さらに「元気な五條市に向けての取組」という三つの決意を柱として今後の市政に取り組むことを述べさせていただきました。
これらの決意を実現するため、議員として培ったこれまでの経験を土台とし、市民が主役であること、公平公正であること、更に市政の責任は、全て自らが負うことを「常」とし、「まじめに、おごらず、そしてひたむき」に取り組んでまいる所存でありますので、今後とも御支援、御協力をいただきますようお願い申し上げ、誠に簡単粗辞ではございますが、閉会の御挨拶とさせていただきます。
どうかよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。

議長(川村家廣)これをもちまして平成23年五條市議会第2回6月定例会を閉会いたします。

10時47分閉会

本会議録の正当なることを証明するためにここに署名する。

  • 議会議長 川村 家廣
  • 署名議員 藤冨 美恵子
  • 署名議員 池上 輝雄
  • 署名議員 益田 吉博

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更新日:2019年01月07日